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第三章 真実の刃
※17 重なる吐息
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◇◇
窓から差し込む淡い光の中で裸のままベッドに横たわり、少し怠い体を休めていた。腕を目の上に被せて明かりを遮る。
――――やはりあの人数の傀儡を同時に動かすのは少しきつい
グンギはもうすでに一時間前には起き上がって外の遺体を隠しに出た。
足音がしてドアが静かに開く。
「グンギ?」
「……違う」
ドアの方を見るとゼノはまだ入り口に立っている。
「あぁ、悪い、ゼノ。おはよう。腹減ったのか?」
横になったまま彼に微笑むと、ゼノは俺の真横まで来て躊躇するように立ち止まる。少し硬い表情をしている。
「……体調悪いのか?」
「いや、少し疲れただけだ。もう起きるとこだった」
――――マズイな。昨夜、少し煽り過ぎてしまったか
だが、俺の予測とは逆に。
彼はゆっくりと屈んで軽く唇を重ねる。すぐに唇が離れる。
彼の精一杯の歩み寄り。
俺は彼の腕を掴んで素早くベッドへと引きずり込む。上に圧し掛かって見下ろす俺と視線が合う。
恥ずかしそうに伏せられた視線に僅かに上気した目元。彼の喉から、熱い吐息が漏れる。彼の乱れた髪がシーツに散らばるように広がって色気が増す。
「……ジーク……私は……」
囁かれるのと同時に唇を重ねる。最初から激しく、彼の性欲を引きずり出すように。唇の隙間から呻き声が漏れる。
「……っ、……ジー……ク、やめ……っ」
拒絶の言葉を発しながら俺の肩を強く掴んで離さない。
俺の反応した下半身を押し付けるとゼノが小さく息を飲む。
「どうする? 止めたいか?」
そのまま股間を彼のにすり付けると、彼の唇が開いて熱い吐息が漏れる。彼は俺と視線を合わせると一瞬躊躇ってから頭を振る。
俺は捲ったシャツの中に手を滑り込ませる。
「……ん、ぁ……ぁあ……っ」
掠れた喘ぎ声に目を細めながら、首筋を舐める。
「気持ち良ければ素直に啼け。そうしたら思いっきり動いてやる」
首筋に舌を這わせながら彼の乳首に触れる。その小さな丸みを指の腹で優しく転がし、指の間に挟んで軽く引っ張るように刺激をする。
「……っふ、ぁ」
爪先で優しくカリカリと引っ掻くとゼノが身震いをする。
「ここが気持ちいいのか」
「……っ、……いい」
その小さな囁きを聞き逃さない。左乳首を指で弄りながら、右乳首を軽く唇で挟む。
唇で何度も小さな突起を扱くように唇を動かすとゼノの興奮した陰茎から漏れ出した体液が俺の胸に付く。
上半身を起こす。目元が潤んでいるゼノを見下ろすと激しい支配欲に駆られる。
「ゼノ、自分で両足を持ち上げて広げて」
彼が上気した顔で俺を軽く睨む。それにぞくぞくとして口角を上げる。
ゼノは俺から視線を外し、自分の膝裏に両手を掛けてゆっくりと俺の前で足を広げる。横に向けた顔は恥ずかしそうに唇をきつく結んでいる。
淡い朝の明かりに照らされた睫毛が透けて緑の瞳が俺に視線を流してくる。
――――母親似なのか。綺麗だな
俺は彼の首から優しく首、胸、お腹、下腹部へと指をなぞらせる。そして彼の硬く反応して下腹部に当たる真っ直ぐな竿。柔らかそうな陰嚢が恥ずかしそうにキュッとしている。俺はそれに少し口角を上げる。
「……素直だな。素直な奴には、ご褒美をやりたくなる」
彼の腿の裏を更に持ち上げ、きつそうな後孔へと視線を下げる。
竿の中央辺りを唇で柔らかく挟むように咥えると彼の唇から熱い吐息が出る。竿から睾丸、そのまま窄まった穴へと何度も舌で往復する。
「そ……んな、とこ、舐める……なっ」
グプン ヂュポ ヂュポ チュプ
彼の腰を更に押し上げ、口を彼の穴に密着させる。何度も舐め、力が抜けてくると舌先を少し強引に差し込む。
「っ……ふ、ぅ……、っ、……んっ」
抑えようとしていても漏れる喘ぎ声に気をよくして舌で彼の穴を犯し始める。
ヂュポ ヂュポ ヂュ クチュ
何度も舌の付け根まで挿しては中から肉壁を押し広げる。その間も指先で彼の亀頭をヌルヌルと撫で廻すように触れる。
ゼノの腿が強張り、痙攣し出す。入口が収縮をして舌をきつく締め付ける。
「ジーク……イき……そうっ! ……ぁっ」
亀頭を摘まむようにグリッとこねると小さな色っぽい喘ぎと共に彼の熱い精液が迸る。
脱力した腿を更に押し広げ、濡れた穴に指を滑り込ませる。
体の反応は正直だ。
背中を弓のように反らせ、熱い吐息を漏らす。指を深く押し入れて彼の敏感な場所をすぐに刺激する。奥が解れてゆっくりと中から広がっていく感触を楽しみながら、ゆっくり、何度も往復する。
「んぁあっ……っ! ……んっ、……んっ!」
気持ち良さそうに目を閉じて喘ぐゼノの表情を楽しみながら指を抜く。
「……気持ちいいか? 俺に突かれてイクお前を見せてくれよ」
「ジー……っ! ぁああっ」
柔らかくなった体にゆっくりと肉棒を挿していく。
律動する肉襞がまるで俺を奥へと誘い込むようにうごめく。中は程よく濡れて結合部から体液が滲む。
肉厚な快感を生み出す狭い肉道を激しく突き上げる。
彼の前立腺と肉棒を密着させて何度も強く擦り上げる。
「ん……ぁっ! ……あっ! ……あぁあ! あっ!」
俺の腰の激しさに合わせて彼の悲鳴のような喘ぎ声が上がる。
背筋が跳ね、腰が揺れる。
体液が体に掛かる。滴る。
ゼノは嗚咽混じりに絶頂を繰り返す。
次第に絶頂は射精から体内へと変化してくる。
激しく肉棒を締め付けるように収縮する肉襞が震え、彼が泣くように喘ぐ。
彼の見過ごしそうなほど小さな反応から激しく絶頂する反応まで、その一つ一つ全てを楽しむように抱きつくす。
グポグボグボクポ グポッ
涎やら汗やら精液やら腸液など、全身から体液が溢れ、飛び散る。止まらない腰の動きに強く、深く、彼の中を抉り続ける。
ゼノの見開かれて濡れたエメラルドの瞳を見つめながら腰を叩き付ける。その瞳が快楽で涙を流し、俺の顔を見つめ返す。
俺は抵抗と快楽の狭間で、泣き、喘ぎ、堕ちていく彼の姿を見て、心から満たされる感じがする。
「やっと……俺を、受け入れたな」
「……ジー……ク、……いいっ」
その瞬間、堪えていた射精欲に飲まれる。俺は彼の一番奥まで押し込むと全てを注ぎ込むように精液を放つ。
「……っ、俺も、いい……っ!」
彼の腹の中が俺一色になるように、ゆっくりとタラタラと出る体液を肉壁へと塗りつける。それに彼は気持ち良ささうに喘ぐ。
二人の荒い呼吸が部屋にする。
ゴプッ コプ……
ゆっくりと肉棒を抜くと、彼は小さな溜息を吐く。まるで体が離れた事に悲しむかのように。
俺は息を整えながらゼノを静かに抱き寄せ、仰向けに寝っ転がる。
「……随分と素直になったじゃないか」
愛おしい。完全に繋がってから感じる彼の心が物凄く愛おしくって俺は彼の額に何度も柔らかなキスをする。
「愛している」
「……君は……なんでここまで迷いなく私を……」
言葉には迷いがある。しかしそれはもう拒絶ではなく、少しずつ自分の中の変化を整理しようとしているのを感じる。
俺は彼の横で彼のその変化を楽しみながら彼の肩に回した腕に力を入れる。
「ゼノはゼノだからだ。ありのままのお前が最高に可愛い。ありのままのお前を愛している」
ゼノは一瞬目を見開き、とても恥ずかしそうに、だが小さな微笑みを浮かばせて、俺に寄り掛かる。
――――愛おしい。ゼノが、物凄く愛おしい
「……男相手に……変だ。私は……私が感じるこれは、絶対に、……普通じゃない」
「じゃあ、俺はもっと変で普通じゃない。だけど変でいい。ゼノを愛している。その事実は普通じゃなかろうがおかしかろうが、変わらない。以前と違うのはもうお前が独りじゃないって事だ。もう俺がいる」
「……独り……だったんだ。ずっと」
「……あぁ。だが、もう違う。これからもずっと、違う。俺がずっとお前の側にいる」
「私の側……」
「あぁ。隣にいない時はお前の上か下だな。ゼノのケツは最高だよ、マジで」
「……君は……本当に下品なクソ野郎……なのに……」
彼の言葉は途切れ、唇を噛む。だが腕が伸び上がって俺の腕に触れ、しがみ付くように指を絡ませる。
「ははは。だがそんな下品なクソ野郎に惚れるお前は、最高に、物凄く可愛い。そしてやっぱりそのケツは絶対に手放さねぇからな」
「相変わらずのゲスさだな」
俺は笑いながら彼の背中を優しく撫でる。
「……俺に本気で惚れろ、ゼノ。それ以上に、ずっと、お前を愛するから」
ゼノは小さな溜息を吐き、俺に寄り掛かったまま目を閉じる。
それは今までで聞いた中で一番満足したような彼の吐息だ。
俺達はその後濃厚で優しい時間を二人で刻んだ。
窓から差し込む淡い光の中で裸のままベッドに横たわり、少し怠い体を休めていた。腕を目の上に被せて明かりを遮る。
――――やはりあの人数の傀儡を同時に動かすのは少しきつい
グンギはもうすでに一時間前には起き上がって外の遺体を隠しに出た。
足音がしてドアが静かに開く。
「グンギ?」
「……違う」
ドアの方を見るとゼノはまだ入り口に立っている。
「あぁ、悪い、ゼノ。おはよう。腹減ったのか?」
横になったまま彼に微笑むと、ゼノは俺の真横まで来て躊躇するように立ち止まる。少し硬い表情をしている。
「……体調悪いのか?」
「いや、少し疲れただけだ。もう起きるとこだった」
――――マズイな。昨夜、少し煽り過ぎてしまったか
だが、俺の予測とは逆に。
彼はゆっくりと屈んで軽く唇を重ねる。すぐに唇が離れる。
彼の精一杯の歩み寄り。
俺は彼の腕を掴んで素早くベッドへと引きずり込む。上に圧し掛かって見下ろす俺と視線が合う。
恥ずかしそうに伏せられた視線に僅かに上気した目元。彼の喉から、熱い吐息が漏れる。彼の乱れた髪がシーツに散らばるように広がって色気が増す。
「……ジーク……私は……」
囁かれるのと同時に唇を重ねる。最初から激しく、彼の性欲を引きずり出すように。唇の隙間から呻き声が漏れる。
「……っ、……ジー……ク、やめ……っ」
拒絶の言葉を発しながら俺の肩を強く掴んで離さない。
俺の反応した下半身を押し付けるとゼノが小さく息を飲む。
「どうする? 止めたいか?」
そのまま股間を彼のにすり付けると、彼の唇が開いて熱い吐息が漏れる。彼は俺と視線を合わせると一瞬躊躇ってから頭を振る。
俺は捲ったシャツの中に手を滑り込ませる。
「……ん、ぁ……ぁあ……っ」
掠れた喘ぎ声に目を細めながら、首筋を舐める。
「気持ち良ければ素直に啼け。そうしたら思いっきり動いてやる」
首筋に舌を這わせながら彼の乳首に触れる。その小さな丸みを指の腹で優しく転がし、指の間に挟んで軽く引っ張るように刺激をする。
「……っふ、ぁ」
爪先で優しくカリカリと引っ掻くとゼノが身震いをする。
「ここが気持ちいいのか」
「……っ、……いい」
その小さな囁きを聞き逃さない。左乳首を指で弄りながら、右乳首を軽く唇で挟む。
唇で何度も小さな突起を扱くように唇を動かすとゼノの興奮した陰茎から漏れ出した体液が俺の胸に付く。
上半身を起こす。目元が潤んでいるゼノを見下ろすと激しい支配欲に駆られる。
「ゼノ、自分で両足を持ち上げて広げて」
彼が上気した顔で俺を軽く睨む。それにぞくぞくとして口角を上げる。
ゼノは俺から視線を外し、自分の膝裏に両手を掛けてゆっくりと俺の前で足を広げる。横に向けた顔は恥ずかしそうに唇をきつく結んでいる。
淡い朝の明かりに照らされた睫毛が透けて緑の瞳が俺に視線を流してくる。
――――母親似なのか。綺麗だな
俺は彼の首から優しく首、胸、お腹、下腹部へと指をなぞらせる。そして彼の硬く反応して下腹部に当たる真っ直ぐな竿。柔らかそうな陰嚢が恥ずかしそうにキュッとしている。俺はそれに少し口角を上げる。
「……素直だな。素直な奴には、ご褒美をやりたくなる」
彼の腿の裏を更に持ち上げ、きつそうな後孔へと視線を下げる。
竿の中央辺りを唇で柔らかく挟むように咥えると彼の唇から熱い吐息が出る。竿から睾丸、そのまま窄まった穴へと何度も舌で往復する。
「そ……んな、とこ、舐める……なっ」
グプン ヂュポ ヂュポ チュプ
彼の腰を更に押し上げ、口を彼の穴に密着させる。何度も舐め、力が抜けてくると舌先を少し強引に差し込む。
「っ……ふ、ぅ……、っ、……んっ」
抑えようとしていても漏れる喘ぎ声に気をよくして舌で彼の穴を犯し始める。
ヂュポ ヂュポ ヂュ クチュ
何度も舌の付け根まで挿しては中から肉壁を押し広げる。その間も指先で彼の亀頭をヌルヌルと撫で廻すように触れる。
ゼノの腿が強張り、痙攣し出す。入口が収縮をして舌をきつく締め付ける。
「ジーク……イき……そうっ! ……ぁっ」
亀頭を摘まむようにグリッとこねると小さな色っぽい喘ぎと共に彼の熱い精液が迸る。
脱力した腿を更に押し広げ、濡れた穴に指を滑り込ませる。
体の反応は正直だ。
背中を弓のように反らせ、熱い吐息を漏らす。指を深く押し入れて彼の敏感な場所をすぐに刺激する。奥が解れてゆっくりと中から広がっていく感触を楽しみながら、ゆっくり、何度も往復する。
「んぁあっ……っ! ……んっ、……んっ!」
気持ち良さそうに目を閉じて喘ぐゼノの表情を楽しみながら指を抜く。
「……気持ちいいか? 俺に突かれてイクお前を見せてくれよ」
「ジー……っ! ぁああっ」
柔らかくなった体にゆっくりと肉棒を挿していく。
律動する肉襞がまるで俺を奥へと誘い込むようにうごめく。中は程よく濡れて結合部から体液が滲む。
肉厚な快感を生み出す狭い肉道を激しく突き上げる。
彼の前立腺と肉棒を密着させて何度も強く擦り上げる。
「ん……ぁっ! ……あっ! ……あぁあ! あっ!」
俺の腰の激しさに合わせて彼の悲鳴のような喘ぎ声が上がる。
背筋が跳ね、腰が揺れる。
体液が体に掛かる。滴る。
ゼノは嗚咽混じりに絶頂を繰り返す。
次第に絶頂は射精から体内へと変化してくる。
激しく肉棒を締め付けるように収縮する肉襞が震え、彼が泣くように喘ぐ。
彼の見過ごしそうなほど小さな反応から激しく絶頂する反応まで、その一つ一つ全てを楽しむように抱きつくす。
グポグボグボクポ グポッ
涎やら汗やら精液やら腸液など、全身から体液が溢れ、飛び散る。止まらない腰の動きに強く、深く、彼の中を抉り続ける。
ゼノの見開かれて濡れたエメラルドの瞳を見つめながら腰を叩き付ける。その瞳が快楽で涙を流し、俺の顔を見つめ返す。
俺は抵抗と快楽の狭間で、泣き、喘ぎ、堕ちていく彼の姿を見て、心から満たされる感じがする。
「やっと……俺を、受け入れたな」
「……ジー……ク、……いいっ」
その瞬間、堪えていた射精欲に飲まれる。俺は彼の一番奥まで押し込むと全てを注ぎ込むように精液を放つ。
「……っ、俺も、いい……っ!」
彼の腹の中が俺一色になるように、ゆっくりとタラタラと出る体液を肉壁へと塗りつける。それに彼は気持ち良ささうに喘ぐ。
二人の荒い呼吸が部屋にする。
ゴプッ コプ……
ゆっくりと肉棒を抜くと、彼は小さな溜息を吐く。まるで体が離れた事に悲しむかのように。
俺は息を整えながらゼノを静かに抱き寄せ、仰向けに寝っ転がる。
「……随分と素直になったじゃないか」
愛おしい。完全に繋がってから感じる彼の心が物凄く愛おしくって俺は彼の額に何度も柔らかなキスをする。
「愛している」
「……君は……なんでここまで迷いなく私を……」
言葉には迷いがある。しかしそれはもう拒絶ではなく、少しずつ自分の中の変化を整理しようとしているのを感じる。
俺は彼の横で彼のその変化を楽しみながら彼の肩に回した腕に力を入れる。
「ゼノはゼノだからだ。ありのままのお前が最高に可愛い。ありのままのお前を愛している」
ゼノは一瞬目を見開き、とても恥ずかしそうに、だが小さな微笑みを浮かばせて、俺に寄り掛かる。
――――愛おしい。ゼノが、物凄く愛おしい
「……男相手に……変だ。私は……私が感じるこれは、絶対に、……普通じゃない」
「じゃあ、俺はもっと変で普通じゃない。だけど変でいい。ゼノを愛している。その事実は普通じゃなかろうがおかしかろうが、変わらない。以前と違うのはもうお前が独りじゃないって事だ。もう俺がいる」
「……独り……だったんだ。ずっと」
「……あぁ。だが、もう違う。これからもずっと、違う。俺がずっとお前の側にいる」
「私の側……」
「あぁ。隣にいない時はお前の上か下だな。ゼノのケツは最高だよ、マジで」
「……君は……本当に下品なクソ野郎……なのに……」
彼の言葉は途切れ、唇を噛む。だが腕が伸び上がって俺の腕に触れ、しがみ付くように指を絡ませる。
「ははは。だがそんな下品なクソ野郎に惚れるお前は、最高に、物凄く可愛い。そしてやっぱりそのケツは絶対に手放さねぇからな」
「相変わらずのゲスさだな」
俺は笑いながら彼の背中を優しく撫でる。
「……俺に本気で惚れろ、ゼノ。それ以上に、ずっと、お前を愛するから」
ゼノは小さな溜息を吐き、俺に寄り掛かったまま目を閉じる。
それは今までで聞いた中で一番満足したような彼の吐息だ。
俺達はその後濃厚で優しい時間を二人で刻んだ。
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