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第四章 傀儡師と緑瞳の王
※29 最後の、愛の囁き
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俺の指が、舌が、彼の皮膚を這う。彼の味を覚えようと滲む彼の体液を啜る。
優しく丁寧に彼の体を拓きたいのに、早く彼を感じたくって急性に愛撫をしてしまう。乱れた息に唇が開く。舌を差し込み、何度も彼の全てを取り入れるかのように息を奪う。彼の筋肉が震え、体が痙攣をする。
「……んっ、……ぁあ、ジーク! あっ! ……ぁあ!」
彼は泣きながら喘ぎ、俺の名を呼ぶ。そしてまだ解れきっていない孔に少し強引に押し込んでいく。彼は広げた足を俺の腰に巻き付け、背を反らす。
パチュパチュッ パチュパチュ
強く下半身を打ち付けながら、反らされた彼の首に吸い付いて赤い痕を散らしていく。両手で掴んだ尻に指先を食い込ませる。
跳ね回る彼の陰茎からずっと体液が飛び散っている。それが二人の汗と混じり合い、お互いの体を銀の糸で結んでは切れる。
何度も激しく、俺の愛を全部込めるかのように彼の尻に下半身を打ち付ける。奥をえぐる肉棒を熱い肉襞がきつく締め付け、揉み廻す。彼の爪先が真っ直ぐ伸び、シーツが絡み付く。
心臓が、互いの胸を通して響き合う。
「ジーク……気持ち……いいっ! ぁあっ、……ジーク!
ゼノの体が強張り、彼の精液が俺の腹を濡らす。腰を止めずに奥まで突き入れる。濡れた卑猥な音が部屋に響く。
プチュッ ヌチャ ヌチャ グヂュッ
俺は動きながら彼の耳元で囁く。
「ずっと、お前を愛する」
「……私も……ずっと、君のものだ。愛しているっ」
彼の胸の奥で、嗚咽のような音がする。
涙か、息か、判別できない。その言葉に、俺は全てを注ぎ込むように抱いた。
獣のように、恋人として。
ゼノは何度も絶頂を超えた。
涙も、汗も、精液も、境界を失って混ざり合い、俺達の体を濡らす。俺は奥歯を強く噛み締め、彼の一番奥で熱い精液を放つ。
ドクン ドクッ ゴプゴプッ
「ぁあああっ!」
ゼノはその熱い感覚に背中を反らし、激しく痙攣をする。水っぽい精液が彼の陰茎から漏れるように先端から溢れる。その間も俺は彼をずっと強く抱き締める。
自分の頬が濡れている。
彼の首筋に顔を埋めていると、ゼノの小さな囁きが聞こえてくる。
「……国を、全部を捨てて……君と逃げたくなる」
「……それ以上言葉にしたら、俺はお前を手放せねぇよ」
「……私も……離れたくない、ジーク」
その短い答えに、すべてが詰まっていた。
彼の指が俺の頬を伝い、涙を拭う。
その軌跡を鏡に映すかのように、俺は彼の濡れた頬に口付ける。そっと首筋に唇を移し、筋肉の下に鼓動を感じる。それでゼノは確かに今は生きていて俺の前にいると告げている。俺の愛おしい恋人。
暫くの間、俺達は静寂に包まれる。お互いの体温と鼓動、そして分け合った体液と涙の感覚を覚えようとするかのように。
絡めた腕の中で俺は朝の気配を感じ取り、深く息を吐く。
「……夜明けだ」
「……行こう」
彼は立ち上がる。裸のまま、背筋を伸ばして。綺麗な体は物凄く輝いて見える。
その姿はもう王子ではない。彼は、王だ。
――――俺の、王
「ゼノ、派手に全てを終わらせるぞ。城を血で塗り上げろ」
王都の空が白む。
夜明けの鐘が鳴り、俺達のクーデターが、始まる。
優しく丁寧に彼の体を拓きたいのに、早く彼を感じたくって急性に愛撫をしてしまう。乱れた息に唇が開く。舌を差し込み、何度も彼の全てを取り入れるかのように息を奪う。彼の筋肉が震え、体が痙攣をする。
「……んっ、……ぁあ、ジーク! あっ! ……ぁあ!」
彼は泣きながら喘ぎ、俺の名を呼ぶ。そしてまだ解れきっていない孔に少し強引に押し込んでいく。彼は広げた足を俺の腰に巻き付け、背を反らす。
パチュパチュッ パチュパチュ
強く下半身を打ち付けながら、反らされた彼の首に吸い付いて赤い痕を散らしていく。両手で掴んだ尻に指先を食い込ませる。
跳ね回る彼の陰茎からずっと体液が飛び散っている。それが二人の汗と混じり合い、お互いの体を銀の糸で結んでは切れる。
何度も激しく、俺の愛を全部込めるかのように彼の尻に下半身を打ち付ける。奥をえぐる肉棒を熱い肉襞がきつく締め付け、揉み廻す。彼の爪先が真っ直ぐ伸び、シーツが絡み付く。
心臓が、互いの胸を通して響き合う。
「ジーク……気持ち……いいっ! ぁあっ、……ジーク!
ゼノの体が強張り、彼の精液が俺の腹を濡らす。腰を止めずに奥まで突き入れる。濡れた卑猥な音が部屋に響く。
プチュッ ヌチャ ヌチャ グヂュッ
俺は動きながら彼の耳元で囁く。
「ずっと、お前を愛する」
「……私も……ずっと、君のものだ。愛しているっ」
彼の胸の奥で、嗚咽のような音がする。
涙か、息か、判別できない。その言葉に、俺は全てを注ぎ込むように抱いた。
獣のように、恋人として。
ゼノは何度も絶頂を超えた。
涙も、汗も、精液も、境界を失って混ざり合い、俺達の体を濡らす。俺は奥歯を強く噛み締め、彼の一番奥で熱い精液を放つ。
ドクン ドクッ ゴプゴプッ
「ぁあああっ!」
ゼノはその熱い感覚に背中を反らし、激しく痙攣をする。水っぽい精液が彼の陰茎から漏れるように先端から溢れる。その間も俺は彼をずっと強く抱き締める。
自分の頬が濡れている。
彼の首筋に顔を埋めていると、ゼノの小さな囁きが聞こえてくる。
「……国を、全部を捨てて……君と逃げたくなる」
「……それ以上言葉にしたら、俺はお前を手放せねぇよ」
「……私も……離れたくない、ジーク」
その短い答えに、すべてが詰まっていた。
彼の指が俺の頬を伝い、涙を拭う。
その軌跡を鏡に映すかのように、俺は彼の濡れた頬に口付ける。そっと首筋に唇を移し、筋肉の下に鼓動を感じる。それでゼノは確かに今は生きていて俺の前にいると告げている。俺の愛おしい恋人。
暫くの間、俺達は静寂に包まれる。お互いの体温と鼓動、そして分け合った体液と涙の感覚を覚えようとするかのように。
絡めた腕の中で俺は朝の気配を感じ取り、深く息を吐く。
「……夜明けだ」
「……行こう」
彼は立ち上がる。裸のまま、背筋を伸ばして。綺麗な体は物凄く輝いて見える。
その姿はもう王子ではない。彼は、王だ。
――――俺の、王
「ゼノ、派手に全てを終わらせるぞ。城を血で塗り上げろ」
王都の空が白む。
夜明けの鐘が鳴り、俺達のクーデターが、始まる。
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