THE LAST WOLF

凪子

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【6日目】

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真っ先に除外したいのは、③の桜庭・麻生コンビだ。

麻生雪妃は桜庭のんの騎士を前提とした話の進め方に疑問を呈していたし、桜庭のんも麻生雪妃をはっきりと人狼だと言っていた。

⑥の戸上・桜庭コンビも同様だ。

二人が人狼だとして、ここまで真っ向から対立するというのは考えにくい。

となると残りは①、②、④、⑤だが――可能性として高いのはどの組み合わせだろう。

①は今のところ最も有力で、戸上明典が麻生雪妃に白を出しているので、はっきりと協力関係がある。

②は片岡啓作が戸上明典を疑う発言をしているが、この程度であれば人狼同士でもしそうな会話だった。

④は明らかに協力関係があるコンビで、お互いの意見に賛同しあっている。

⑤については今まであまり会話の接点がなく、片岡啓作は麻生雪妃を人狼だと発言していたが、麻生雪妃の側は片岡啓作をそこまで疑っていないようだった。

制限時間が十秒を切っているのを見て、俺は急いでボタンをタップした。

【戸上明典】

桜庭のんの発言は大きな材料だったが、決め手となったのは、六日目の朝を迎えたときの彼の表情だった。

もし自分が村人側だったら、あそこであんな無表情はあり得ない。

驚き、喜び、衝撃、興奮――何かしらの反応が見られるはずだ。

それがないということが、俺の判断を後押しした。

最後はもう、自分の感覚を信じるしかない。

これで人狼を処刑さえできれば、勝利が見えてくる。

『投票が終了しました。投票結果を発表します』

俺は両手を組み合わせて目を閉じ、祈る思いでゲームマスターの声を待った。
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