絶望の中の小さな奇跡

seki

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西暦1517年

大史の隠れた才能

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第4話大史の隠れた才能
先日起きた食糧が現れる事件はあれから3,4回ほどおき、民達が満足した頃、収まった。この事件「天より与えられし食物」略して「天与食」事件となった。
キセキ「はー。お腹いっぱいだわ。もう食べられん。大史ー?何やってんの?それ。」
大史「弓の調節だよ。念入りにやっとかないといざというときに使えないと困るから。」
キセキ「え!大史って弓使いなの?」
大史「あれ?言ってなかった。まぁ、一応ね。」
キセキは近くに落ちてたリンゴを拾った。
キセキ「なぁ、大史試してみないか?これで」
大史「何を?リンゴ?」
キセキ「これを投げるから射抜くんだよ。」
大史「え!?別にいいけど近すぎて当てにくいと思うよ。せめて60m以上はないと」
キセキ「60mか。行くぞ。」
そういうとキセキは畑の方に向かって投げた。
キセキ「(ブンッ!)」
大史「!!」
大史は驚いたがすぐ切り替えて落ちてくるリンゴを狙って矢を放った。
「ザクっ。」
見事にど真ん中に的中した。キセキの力加減が狂い70mほど飛んだがそれでも真ん中をドンピシャに射抜いた。
キセキ「うおー。すげぇじゃん。大史!」
大史「おう。まぁね。・・・(リンゴを70mも飛ばす人間なんて存在するのか?)」
大史は一つ質問した。
大史「今投げたのは本気?」
キセキ「いーや、60mくらいって言ったから・・・あーそうだな。たまたま飛んだけど次は無理だろうな。」
大史「・・・」
キセキ「そういえば、真由はどこにいる?」
大史「・・・真由なら多分畑に行ってるんじゃないかな。」
キセキ「畑?いないときいつも行ってんのかな?」
大史「そうでもないけど、最近はやっと自分が育ててた作物が食べられる直前まで育ってきたらしくて熱心に育ててるよ。」
キセキ「あーだから、毎日畑でなんかやってんのか。」
大史「真由が育ててるの知ってたの?」
キセキ「いーや、遠くから見てるだけだから何してるのかは分からなかったけど、最近ご機嫌だし、朝早く家出て行くから何してるのかなーと思っただけ。」
大史「ふーん。真由が気になってるのか。」
キセキ「はー?そんなわけねぇーじゃん。なんで俺様があんな奴気にしなきゃなんねぇーだし。意味わかんねぇーし。」
大史「何急にいっぱいいっぱいになってんの?」
キセキ「いやなってねぇってばよ。」
大史「語尾変だし。」
キセキ「あ!思い出した。腹減ってたんだ。俺。」
スタスタ
大史「あいつ最初もう食えねぇみたいなこと言いながら入ってこなかったか?逃げたな完全に。」
キセキは大史から逃げた後畑に来たのであった。
キセキ「おーい。爺ーさん、婆ーさん。今何やってんの?」
爺さん「稲を植えておるのじゃ。」
キセキ「へー、俺もやってみようかな。」
真由「ちょっとキセキ何しに来たのよ?」
キセキ「暇だから遊びに来た。」
真由「なら、あの木材を倉庫に運んどいて、男なんだから、一人で一本運べるでしょ。」
キセキ「へいへい分かりやしたよ。」
しばらくして
キセキ「おっ!大史来た。真由ー」
真由「何ー?」
キセキ「これ半分に折れてる奴使ってもいい?」
真由「いいけど、全部運び終わってからね。」
キセキ「じゃあ、運び終わったから使うね。」
真由「へっ?」
木材は25本はあったはず、それを5分程度しか経っていないのに終わったという言葉を聞いて真由は驚いたのである。
大史「次はどこに当てたらいいの?」
キセキ「あれあれ。」
大史「え?あの棒に当てれば良いの?」
キセキ「違うよ。あれの後ろ。りんごがあるだろ。あれに当てるの。これはきついだろ。」
大史「あーそういうことね。分かった。」
キセキ「え!?」
そういうと大史は少し上気味に発射し、リンゴを上から突き刺した。
キセキ「えーーー!!!そんな簡単に?」
大史の恐るべき矢のコントロール。これの才は村1との噂もあるという、だが、大史もそうだがキセキの並外れた肩力これのせいで大史が少し霞んだじゃないか。キセキの謎はまだまだ深いようだ。
第5話に続く
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