愛して、キスして、繋がって(BL短編まとめ)

ゆめゆき

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田舎物語

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 ぼくの中で、誠二くんのペニスが吐精した。挿入から五分とたっていないのに。
 誠二くんは気持ちよさそうにうめき、ぼくをぎゅっと抱きしめながら、せわしない呼吸を繰り返す。

「ハア…ンッ…!気持ちい…ごめん…ハア…俺、早くて…でも、まだ出来るから…」
「ん…」

 誠二くんに見つめられて、ぼくはこくんと頷いた。

「ハア、みっちゃんかわいい…ほんとにかわいいよ…すごく…色っぽくなった…」
「そう…かな…」
「うん…たまらないよ…ハア…動くよ…今度はもっと…」

 誠二くんは腰を動かして、ピストン運動を再開した。

「あっ…あっ……」

 ぼくはそれに合わせて自分のペニスを扱き、嬌声を上げる。まだ、昼間だ。控えめに。
 締め切った寝室の窓から、ご近所さんの世間話をする声が、とぎれとぎれに聞こえてくる。

「あっ…ああ…はあ…ん…んっ…誠二くん…気持ちいいよ…」
「俺も気持ちいい…っ…ハア…みっちゃん…すごくエッチな体になっちゃったんだね…」
「ン…ン…うん……っ!男の人…好き……!」
「ああ…みっちゃん……ハア…ああ…」


 ぼくの締め付けに抗うように、力強くゆっくりと誠二くんは動いた。ゆっくりと出来るだけ奥まで進み、ゆっくり半分まで引き抜いて、また奥へ。
 誠二くんは、父の腹違いの弟だ。ぼくとは五歳しか離れていないけど、叔父と甥の関係に当たる。これって、近親相姦なのかも。
 夏休みに東京から実家に帰って来て、お土産を渡しに隣の誠二くんのうちに来て、なんとなくなんとなくぼくたちはセックスする流れになった。
 誠二くんの建てた新居は豪華でモダンだけど、誠二くんは一人で住んでいる。婚約者に逃げられたのだ。
 ぼくは「さびしくないの?」などとは聞いたかもしれない。でも、だからってこうして体を繋げてしまうことになるなんて。

「ン…ン…誠二くん……!気持ちいいよう…誠二くんのっ…おちんぽ…」
「俺もいい…アナルってこんなに…みっちゃんの体がこんなにいいなんて…ああ……!」

 抜き差しが、だんだんと早く、一定の間隔になっていき、動きがお腹の方へえぐるようになった。前立腺を刺激されてすごく気持ちがいい。快感が高まっていく。必死にペニスを扱く。押し殺そうとしても、切ない喘ぎが漏れてしまう。

「あっ…うっ…うん…っ!いいっ…!あう…ン…ン…ン…ッ」
「ああ、みっちゃんっ!ああ…く……あ、い、いきそ……」
「んんっ…ぼくも…ぼくも頑張っていくから…っ…いいよ…出して…っ」
「おおっ…!おおっ……!」

 誠二くんの腰の動きがせわしくなる。ぼくは快感に集中する。今までになく激しくぼくを突きあげ、うーっと呻くと腰を止めて痙攣しながら誠二くんはぼくの中に射精した。うれしい。とぼくは思った。
 男の人がぼくの体で気持ちよくなってくれるのが、ぼくはうれしい。
 誠二くんの射精を受け止めながら、ぼくはペニスを握りしめて激しく擦って腰をはねさせながら、自分も射精した。

「はあ…あ…!ああ……!」

 長く長く続く快感をぼくは全身で楽しんだ。全身でイっている。そんな感じがする。

「はあ…はあ…はあ……」

 快感に浸るぼくに、誠二くんの体が重なってきて、抱きしめてキスをした。ぼくも、誠二くんの背中に手を回してぎゅうっとする。舌を絡め合うエッチなキス、充足感が得られてぼくは夢見心地になる。こんなの一週間ぶりだ。
 二人で余韻を惜しんでしばらく抱き合い、おもむろに誠二くんが体を離す。ペニスが引き抜かれる感覚に、はう…とぼくは軽く喘いだ。

「見て、誠二くん…」

 ぼくは言うと、足を広げて誠二くんに広がったアナルを見せつけた。

「あ…」
「は…んん…」

 ひくつくアナルから、誠二くんの出した精液がトロリ、トロリと溢れ、尻を流れ落ちるのを感じる。

「ん…いっぱい、出したね…」
「あっ…ああ…」

 誠二くんは顔を赤らめて気まずそうな顔をした。

「お願い。また、しようね」
「あ…うん…」
「じゃあ、ぼく帰らなきゃ…」

 お土産を置きに来ただけのはずが、ずいぶん時間を過ごしてしまった。
 衣服を身に着けて、去ろうとするぼくに、誠二くんは言った。

「ほんと、変わったね。みっちゃん…」
「そうかな」

 ぼくはとぼけた。
 自覚はある。
 こっちにいた時から、好きなのは男だった。だけど、誰かとつきあったことはなくて。それが東京に行って、大学に通い始めてから一週間もしないうちにぼくに告白してきた男がいた。そいつが曲者だった。
 告白にOKすると、その日から毎晩抱かれ、行為はその度にエスカレートし、どぎつい玩具を使ったり、縛られたり首を締められたりするようになった。
 更に他の男とのセックスを強要されて、それを撮影され、また3P、4Pや乱交にも参加させられた。
 そいつとはもう別れたが、時すでに遅く、誰とでも寝るという評判がたってしまい、その頃にはぼくもすっかり色狂いになってしまっていたので、ほんとにたくさんの男とやりまくった。
 変わって当然だ。

 自宅に帰ると、父がリビングでテレビを見ていた。

「ただいま」
「おかえり。ずいぶん話し込んだな」
「まあね」

 誠二くんの精液を処理するために、トイレへ向かおうとするぼくに父がぼんやりと呟きのように言った。

「なあ、瑞希。お前ほんとに垢抜けたな」
「そうかな」
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