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いやん・あはん・うふん♡月に一度のラブパーティー

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「あ…っ♡あん…♡」

 むきだしのお尻をいやらしい手つきでなでられて、思わず感じてしまう。
 うっかり運んでいるお皿を落すところだった。
 ぼくは気を取り直してお客さまをたしなめる。

「いけません。ぼくたちをお召し上がりになられるのはお食事のあとですよ!」
「いいじゃん。ホラもう、あっちじゃ盛り上がってる」

 お客さまの指し示した先では、別のお客さまが膝の上に給仕係を乗せて、あやしい動きで体を揺らしている。
 ああ、もう仕事を放棄して…!
 揺さぶられている給仕係は伏せた目元を朱色に染めて、すっかり快感に身をゆだねている。

「せっかくの昼食会なのです。こちらも一流の食材と、一流のシェフを準備しております。ゆっくり味わっていただかなければ」
「ああ、わかったよ」

 ぼくは次の料理を運ぶために厨房へ向かう。
 …まあ、仕方ないのかもしれない。広間にはすでに催淫効果のあるお香がたかれていて、流れる音楽は下腹に響くような淫靡な雰囲気のもの。
 食材も精力を旺盛にするものばかりだ。
 そして、ぼくたち給仕係の格好ときたら、ひらひらのついた、短い白いエプロンと、ヘッドドレスだけ。それもエプロンは胸が大きく開いたデザインだから、ピンク色の乳首は丸見えだし、もちろん小さくひきしまった白いお尻も無防備だ。
 すでにメインディッシュの肉料理はおおかたのお客さま方は食べ終え、あとはくだものとケーキ、コーヒーを提供するだけ。
 その後は、給仕係を含んだ少年たちが、屋敷のいろいろな場所でお客さまの相手をすることになっている。
 この広間や、プールつきの庭、一応のプライバシーを重視するお客さまはいくつもある客間でしっぽりと。
 コーヒーを運んでいると、この月に一度のパーティの主催であるご主人様が立ち上がり、パン!パン!と、手を叩いた。

「皆さん。そろそろ、ようございますよ」

 ざわざわと広間が楽しげに色めきたつ。そして、あちらこちらでキャアキャアと、無邪気な嬌声が聞こえだした。
 接待専門の美少年たちも広間にあらわれて、お客さまたちを甘美なむつみ合いに誘う。
 コーヒーを最後まで味わっている、余裕のあるお客さまもいる。
 ぼくも、一人の紳士に手をとられ、庭に出て、プールサイドに並んだサンベッドの空いている一つの上で、メイクラブに励もうとしていた。

「ん……♡はぁ…ん…♡」

 お尻をなでられ、ぼくは思いきり媚びた甘い声をあげる。
 右隣のベッドでも、左隣のベッドでもお客さまたちと少年たちが、すでに繋がり、気持ちよさそうに呼吸を荒くして、喘いでいる。

「ふぅ…ん♡んん…っ♡」

「ああ…っ♡とっても…いいです…♡」

「あ…ふ…♡大きい…♡お尻が…熱いです…♡」

「あぁ♡あ……っ♡気持ち…いぃ…ん…♡」

 サンベッドのほとんどが埋まり、ギシギシと揺れて、その上でお客様たちと少年たちが様々な体位で性交に励んでいる。
 ぼくも早く…お客さまの脈打つ硬いペニスでお尻を貫かれたい…!
 でも、まずは口でのご奉仕から。

「はむ…♡んむ…♡んちゅ…ん…♡」

 ペロ、ペロ、と亀頭を舐め、全体を口に納めながら、舌で裏筋をなめなめする。唇で扱くように、頭を何度も上下させ、吸って、しゃぶって、たっぷりとおちんちんをかわいがる。
 お客さまが気持ちよさそうに呻いてくれる。

「ぼく、欲しいです…♡」
「ああ…っ!ああ、おいで…」

 ぼくはお客さまの腰の上にまたがると、どくどくと脈打つペニスを手でささえ、ゆっくりと腰を下ろし、それをアナルに挿入させていった。

「ああー…っ♡」
「ああ、いいよ…熱い…ね…」
「ああ…♡ああ…♡お客さまの…とても…とてもたくましくて素敵です…♡ぼく…溶けてしまいそう…♡」
「私も…私もとても気持ちいいよ…!」
「はう…あぅ…ん♡がんばってご奉仕しますから…たくさん、気持ちよくなってください…っ♡」

 ぼくはお客さまのペニスにお尻でご奉仕を始めた。ゆっくりと腰を上下させ、だんだんとスピードを速めていく。お尻で感じて、ぼくのペニスもビンビンに立ちあがって、エプロンの布を押し上げている。
 お客さまの手がのびてきて、それをつかみ、弄り始めた。

「あ…♡はあん…っ♡あ…♡あ…♡ありがとうございます……♡」
「はあ…っ!かわいいね…」
「あっ♡気持ちいい…♡あっ…あっ…あっ…♡あ……っ♡」
「ああ…っ!とてもいいよ…!いい…っ!」

 お客さまに気持ちよくなってもらうため、いっぱい腰を振って、ぼくも気持ちよくなる。

「ああ♡ああ、ああ、ああ……っ♡」
「ああっ!イク…イクよっ!ああー……っ!」
「あん♡来て…っ♡出して…出してー……っ♡」

 お客さまの力強いペニスがぼくのお尻の中で精液を放つ。

「あ…♡ああ……♡」
「ああ、よかった……」

 しばらく、舌を絡ませながら口づけあい、ぼくはお尻でお客さまのものを感じながら自分のものを扱いて、自身の手の中で射精した。

「はん…♡んんんん……っ♡ああん……っ♡ああ…っ♡ああ…っ♡」
「はあっ…すごいね…いっぱい出たね」
「あ…♡あ…♡とても…とても気持ちよかったからです…♡素敵でした…♡」

 最高のメイクラブだった。
 絶頂のせいで、くったりしているぼくの手を、また別のお客さまがひいた。よろよろとついていく。ふと振り返ると、さっきのお客さまの上にベビードール姿の少年がまたがって気持ちよさそうに腰を振っていた。

「ふあ…あん…♡すごく…すごく硬くて…♡ひゃぁん…♡へんに…なりそ…あぁん…♡」

 ぼくは植え込みの影に連れ込まれた。
 柔らかな芝生の上に寝かされ、足を広げられる。昼下がりの空はまだ明るく高く青い。サンベッドにはパラソルが立てかけられて日陰になってたけど…。

「あ…こんな明るい場所で……んあ…っ♡」

 お客さまの精液がたっぷり注ぎ込まれたアナルに、また別の硬いペニスが押し付けられる。なめらかに挿入ってくる。

「あん♡気持ちいぃっ♡ああ……ん♡」
「ああー…いい具合だ…。ほかの子とセックスしながら見ていたよ。君はとてもかわいくて、エッチだね」
「はあ…あぁ…ん…♡」
「いっぱい、突いてあげるね…」
「はい…!あ…♡あ…♡うれしいです。いっぱい、突いて…♡ひあぁん…っ♡」

 激しいピストン運動に、ぼくは揺さぶられ、容赦なく快感を与えられる。それと同時に亀頭を強く扱かれた。あ。これ…。

「あっ、あっ、あっ、あっ♡あっ、あっ…♡あっ♡気持ちぃっ♡気持ち、いい…っ♡あん…っ♡」
「はあっ、はあっ、あー…っ、あー…っああ…っ!君と最高のセックスがしたい…!いいよ…すごくいい…っ!」
「あっ、あっ、あんっ、あんっ…♡ああー…♡んん…っ♡」

 あまりの気持ちよさに腰が浮く。ぼくはお客さまに導かれてドライオーガズムに達しようとしていた。何度か経験したことがあるが、あの底知れない快感は射精とは比べ物にならない。

「あっ、あっ…♡あっ…♡ああ……っ♡」
「ああ、イキそうだ……っ!君も……!」
「あっ♡あぁ…っ♡あぁ…っ♡イクッ…イクッ……♡」

 射精なしのエクスタシー。ぼくは強く深いそれを全身で味わい、お尻にお客さまの精を受け入れながら、永く続く快感をびくんびくんと痙攣しながら楽しんだ。
 そうしていると、傍らをご主人様がぼくの様子を満足したように眺めながら、ゆっくり通り過ぎた。
 ご主人様はセックスに参加なさらない。ご病気で不能であるのだ。
 その代わりに、若い少年たちを囲い、月に一度、美形で精力旺盛な若者たちを集めて正装させ、このパーティを開いて、客として扱い、見物されるのだ。
 客間も鍵がかけられるようになっているが、わかるようにカメラが設置されていて、モニターできるようになっている。
 今日のお客さまたちは十五人。対して少年たちは二十五人もいて、そのため、そこかしこで少年どうしで愛しあっている様子も見られる。
 3P、4Pにいそしんでいるお客さまや少年たちもいる。
 ぼくがいまだ体にくすぶる快感に身悶えていると、ぼくたちの激しいセックスを盗み見ていた少年たちがお客さまの手をひっぱった。

「ボクたちも、気持ちよくして下さい…っ♡」
「たっぷりご奉仕します…!」
「あ、ああ。いいよ…じゃあ、行こうか」

 お客さまのペニスが引き抜かれ、ぼくはそれに感じて小さく喘ぐ。

「あ…っ♡ん……っ♡」

 ああ、もっとセックスしたい…。肉体にくすぶる熱に悶えていると、アッシュブルーに染めた髪をなでつけたお客さまがぼくの腕をひいた。

「あ……」
「俺と部屋でしない?」
「……はい…!」

 ぼくは、お客さまと屋敷の二階に向かった。部屋は空いているだろうか。
 運よく一部屋空いていた。ああ、早く早く愛されたい。
 二人でもつれるように部屋のベッドへなだれこむ。
 横になり熱っぽいキスをして、お客様の手がぼくの乳首をつまんで軽くひっぱったり、こすったり、こりこりと押したりする。

「ふぅ……ん♡」
「気持ちよさそうだね。とても敏感だ」
「あ…うぅん…♡はぁ…ん♡」
「もう、三人とセックスしたよ…。みんなとてもエッチだね…。でも…君がいっとうきれいだ…」
「そ…んな……んっ♡あぁん…♡」
「感じてる声がすごくかわいくていやらしい…セックス自体もいいけど、こうして相手を喘がせるのがたまらないんだ…!」
「は……あぁん…っ♡あぁっ…ん♡あぅ…ん♡」
「じゃあ、セックス…しようか…」

 お客さまは仰向けになり、スラックスと下着を下ろして勃起したペニスをむき出しにした。

「あぁ…♡素敵です……♡」

 ぼくはためらいなくその上にまたがり、充分にほぐれているアナルにその逸物を受け入れた。

「ん…♡あぁ……ん♡いい……っ♡はぁ…ん…♡」
「ああ……君の中……とても、いいよ……溶けそうだ…」
「あ…ん…♡あ…っ♡感じる……っ♡はぁ…ん♡」

 僕は腰をいやらしく振り始める。

「はあ…っ♡あん…っ♡あぁ……っ♡気持ち…いい…っ♡」
「はあっ!いいっ…!いいっ…!いいぞ…!乱れて…君がいやらしく乱れるところを見せて…!」
「あん…っ♡はぁ…っ♡乱れ…ちゃいます…っ♡あぁん♡ぼく…いやらしい子…だから…ああん…♡」
「はあ…っ!ああ…っ!本当にとてもいいんだね……俺も…最高だ…ああ…っ!」
「んん…っ♡あん…っ♡あん…っ♡うれしい…っ♡あぁん…当たる…っ♡いい…っ♡」
「はあ…!ほら…カメラにも、君のお尻にちんこが出たり入ったりするところが、しっかり映ってる…!ご主人も…喜ぶよ…!」
「あ…、あ…♡うれし…ぃっ♡ぼくの…エッチなところ…見て欲しい…っ♡ああん…♡」

 お客さまが片肘で上半身を起こして、もう片方の手で、ぼくのペニスを五本の指で覆うようにつかみ、下から上へぎゅ、ぎゅ、と扱く。竿と亀頭への強い愛撫。

「あん♡うれし…気持ち…いぃっ♡あっ、あっ、あっ…♡だ…め…っ♡あん♡イ…ク…ッ♡出ちゃ…う…っ♡」
「出していいよ…!ほら…!俺の胸に…君の精液を浴びたい…っ!」
「あん♡あん♡や……っ♡ほんとに出ちゃう…っ♡ああ…っ♡」

 ぼくは自分でペニスを握って、角度を調節し、いつの間にかはだけていたお客さまの胸とお腹に濃い精液をたっぷり出した。

「はあーっ…♡はあーっ♡いいぃ……っ♡いぃ……っ♡すごいぃ……っ♡」
「ああ…君の…すごく濃くて……こんなに…たっぷり…ああ……!」

 ぼくはオーガズムに支配されながらも、一生懸命にお尻は振り続けた。

「ああ…っ♡うん…っ、うん…っ♡んん…っ♡」
「ああ…いいよ…いい……!」

 お客さまは上半身を完全に起こして、両手をぼくのお尻に回してつかみ、激しく揺さぶる。

「あっ、あっ、あっ…♡あうっ♡ああ…っ♡」
「ああ…イク…!イクイク……ッ!出すよ…!ああー…っ!出る……っ!」
「ああん♡出して…っ♡出してえ……っ♡」
「うう…っ!くう…っ!」

 お客さまの手がぼくのお尻の肉を痛いほど強く握り、ぼくの中で射精する。

「あ…!く……っ!」
「あ…♡ああ……♡」

 射精が済むと、お客さまはぼくのお尻を見たがったので、カメラにお尻を向けて、よつんばいになった。

「ああ、すごい…こんなに広がって…あふれてるよ……」
「ああ…♡」

 指を差し入れられて、抜き差しされる。クチュ、クチュと音がなった。

「今日は、何人とアナルでしたの…?」
「は…っ♡う……♡お客さまを含めて、さ、三人…っ!あんっ…♡」
「そうか…君の中で三人分の精液がまじりあってるんだね」
「ああ…ん…♡」

 その時、ガチャ、とドアが開けられた。鍵はかけていなかった。

「あ、ごめん」
「いや、済んだところだよ」

 ぼくとお客さまは部屋を出て、階下へ降りた。途中でお互い別の相手に手をひかれ、離れ離れになる。
 それからぼくは、そのお客さまに裏庭の林で立ちバックで突かれ、あぶれていた接待専門の少年に誘われて、サンベッドでその子を正常位で犯してあげて、また別のお客さまに騎乗位でご奉仕して、何度もオーガズムを経験する。
 そして、皆がそろそろ疲れ果てて休み始めるころ、ぼくは広間の椅子に座ったお客様の膝の上に背を預けて座り、ずっぽりとアナルでペニスを咥えこんで、揺さぶられてまたセックスの喜びを味わっていた。

「あん♡はぁん…♡気持ち…いい…っ♡あっ♡あっ♡」

 お尻の穴を突かれながら、胸をさすられ、乳首をつままれたりこすられたりといじられる。

「はう…っ♡あ…♡あ…♡いい…っ♡いい…っ♡もっと…あぁん…♡」
「かわいい…ああ…僕もいいよ…すごく…!ああ、イキそう…だ…!君も…!」

 お客さまの手がエプロンをめくって、ぼくのペニスにのびる。扱かれて、亀頭を優しくなでられて、ぼくはいっそうたかまっていく。

「あぁん…♡すごく、いい…っ♡よすぎて…もう…っ♡あ…っ♡あ…っ♡あぁ…っ♡」
「ああ…っ!イクッ…イクイク……ッ!あ…ああ……っ!」
「あ…あ…っ♡ああ…っ♡気持ちいい…っ♡イク…ッ♡で、出ちゃ…う……っ♡あ……♡」

 ぼくは背筋をぞくっと震わせ、ビクッと、体を痙攣させて、ぴゅっ、ぴゅっ…と射精した。
 
「ああ…っ♡ああぁ…あ…っ♡」

 それからぼくを突きまくり、限界に達したお客さまも、ぼくの中で存分に射精した。

「ああ…いい……!はあ…はあ…」
「んん……っ♡」

 旦那様が見ている。
 パーティーは終わろうとしていた。
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