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第六章 試練の迷宮
115.追放投獄、全部乗り越えて復讐を
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「あーねっむ。駄目だな……やっぱ体力とかその他諸々失っちゃってるや。」
背中から飛び降り、力無く項垂れるユン。その足取りはいつも以上にふらつき、小さな顔を歪めてあくびを重ねていく。
そのあまりの緊張感の無さに、つい先ほどまで一触即発の雰囲気だった一同は唖然としていた。
「ちょっとちょっと。そんな化け物を見るような目で見ないでよ。ここにいるのは正真正銘ユンちゃんだよ?色々と失いまくった、ボロボロのね。」
「お前が、お前がワールドなのか。答えろ、答えなければ斬り捨てる。」
「ついさっき共闘したばかりなのに物騒だなぁ。まぁいいよ、そこに座りな。僕が知ってることの全てを教えてあげよう。ユンちゃんは恐らくこの世で唯一、世界の理を知る者だからね。」
ユンはそう言って先ほどガジュが正座していた場所に寝転がる。自分が追い詰められている立場にも関わらず、平然と寛ぐ。それがユンという人間であり、この異常なまでの落ち着きにガジュは安心感すら覚えていた。
「えーと何から話すかな。まぁ取り敢えずハクアの質問に答えよう。僕の名前はユン。始祖の魔族ワールドの依代で第……何代目なんだろ。まぁ知らないけど、とにかくそんな感じの存在。」
「依代……?契約とは違うんですか。」
「ワールドは始祖の魔族だからね。始祖ってのは往々にして未熟なもので、それこそ生まれたて魔族のジュノと同じく実体を持てないんだよ。で、仕方ないから僕みたいな作り物の体を作り、その体に入って生活してる。大体数百年ぐらい前からね!」
淡々と語られるユンの素性。その全てが脅威的で、意味不明。ガジュ達はただ口をあんぐりと開き、ユンの話を必死に咀嚼する。
「ワールドの能力を敢えてスキルっぽく言うなら、【創造】。僕みたいな超高性能人間の肉体を作ったり、なんなら魔族が自然発生するという現象を作ったのもワールドだよ。物質的な物から概念的な物までほぼほぼ作れるはず。」
「お前……人造人間だったのかよ。」
「うん。ワールドはいい意味でも悪い意味でも意思がなくてね。ずっと前から僕みたいな人格を有した人造人間を依代として作り、その意志に任せて行動してる。僕が生まれたのは……いつか覚えてないけどとにかくずっと前。先代の依代が快楽殺人鬼か何かだったらしくてね。アルカトラ投獄中に体が壊れて、僕が作られた。」
ずっと檻に閉じ込められていた割に、アルカトラ内部の構造に詳しく、戦闘能力が高い。ユンの語る全てがユンのこれまでの行動と合致し、ガジュ達の頭はようやく冴え渡り始める。
「な、何でその話をずっと黙ってたんだよ。というか……ハクアを操ったのはお前なのか?」
「う~んそこらの説明が難しくてねぇ。僕とワールドの関係はとにかく複雑なんだよ。ワールドは意志を持たない、とは言ったけど正確には意志を持てていなかった、って感じでね。数百年の時を経て、依代達の自由奔放な行動から人の感情を学習し始めたんだ。その結果、自分も自由に活動したいと思うようになったみたい。」
横向きで寝転がっていたユンが仰向けになり、だらだらと言葉を紡ぐ。平気な顔をして喋っているが、相当体に負担があるのだろう。単に気まずいから、というだけでなく横向きに寝転がるのすら体力的に辛いようだ。
「で、それに呼応してか知らないけど、ワールドを信奉する魔族達が勝手な行動に出始めてね。シャルちゃん!アルカトラの囚人達はここ数年でどれぐらい増えましたか!?」
「獣人亜人の方々を含めると、数百人でしょうか。シャルは自分の階層のことしか詳しくありませんが、脱獄の時に見た資料によればそれぐらいでした。」
「うん正解。そしてそれはほぼ全部魔族の仕業。そもそもアルカトラなんてのは重要犯罪者しか入らないわけで、大量殺人鬼たる先代が六十階とかいう中途半端な所に収容されてるぐらいにはスカスカな状態がデフォルトなんだよ。けどそのデフォルトは魔族による『ワールド救出作戦』によって崩壊した。適当な人間を檻に叩き込み、囚われたワールド即ち僕を連れて脱獄させるっていうね。そう、ガジュ・アザットっていう適当な人間をね。」
その言葉を聞き、一同の顔が一斉に曇る。ジャスティスも言っていたが、魔族は平然と人の世に紛れ込んでいる。例え人の手によって収監されたように見えても、その人間が魔族の干渉を受けていないとは限らない。
「魔族の考えてることはワールドを通じて僕にも何となく分かるからね。その作戦には同調してガジュに無理やり付いていったけど、その前のガジュ追放事件は僕の関する所じゃないよ。何度も言うけど、僕はあくまで依代であって何の権限もないから。多分その件の犯人はどっかの魔族。」
「さっきの質問に答えていない。何故、黙っていた。」
「怖いなぁハクアは。言えなかったんだよ。僕は代替可能な依代、ワールドの居場所や魔族の情報などを迂闊に話せば切り捨てられる危険性があった。そうなった時、僕の人生は高確率で終わりを迎える。意思があるのはこっちも同じだからね、迂闊に喋って死ぬなんて御免だよ。」
「けどお前これまでに数匹魔族をボコってるよな。あれはいいのかよ。」
「ワールドの考えてる事はよく分からないけど、どうやら奴に他の魔族に対する愛着は一切無さそうだからね。自分の自由を奪われることや秘密を暴かれることは許さないけど、他の魔族が死のうがどうしようが特に気にしてないみたい。そこら辺は正直賭けだったよ。僕とワールドの意思疎通は、ほぼ僕の空気読みに依存してるからね。」
語り口からして、ユンとワールドの関係は横柄な上司と野心的な部下のような関係なのだろう。ワールドから開示される情報は酷く一方的で、依代たるユンを厳しく管理する。
だがユンも黙っている訳ではない。ワールドに管理されながらも、ガジュ達を仲間と認め魔族達を粉砕。独自に魔族の情報を集めて対抗策を練り続けていたのだろう。
秘密と暗躍。
それこそがユンの本質である。
「で、今のお前はどういう状況なんだ。ここまでペラペラ話すってことは、もう依代じゃないんだろ。」
「うん。ガジュ達がワールドの存在を認識した辺りから、ワールドは僕からの脱出を図り始めてね。ついさっきの戦闘で完全に逃げられた。今の僕は、魔族の力どころか魔力も筋力も失った正真正銘の無能。多分クルちゃんより弱いよ。」
「俺に助けを求めたのも、そういうことか。」
「そういうこと。多分今頃ワールドは新しい依代に宿ってる。その体に慣れたら、間違いなく僕を殺しに来るはずなんだ。奴は完全無欠の象徴。あいつの世界に、僕みたいな抜け殻は必要ないからね。」
最強とも言えるユンが助けを求めるぐらいだ。相当な事は覚悟していたが、まさかここまでとは。
相手は最強の魔族であり、ユン自身は依代としての機能を失ったことで大幅に弱体化。確かに、助けを求めるしかない状況だ。
ここまでの話を聞き、ガジュは勿論ハクアもシャル達も、ユンへの疑念は消えている。この少女はずっと世界という檻に囚われ、挙句今日その依代としての役割から追放された。大量の真実を抱え込み、ヘラヘラと笑い続けていた彼女を責める者など誰もいない。
あるのはただ、ワールドへの洗練された復讐心だけである。
「と、いうことでガジュ、僕を助けてくれる?」
「勿論だ。追放も投獄も、全部乗り越えて復讐するのが俺達だろ。好き勝手にお前を支配して、挙句殺そうとしてくる奴なんか……この俺が完膚なきまでに叩きのめしてやる。」
試練の迷宮第一層。かつて居たアルカトラと同じように暗く沈んだその場所で、ガジュ達は復讐を誓い拳を上げる。
背中から飛び降り、力無く項垂れるユン。その足取りはいつも以上にふらつき、小さな顔を歪めてあくびを重ねていく。
そのあまりの緊張感の無さに、つい先ほどまで一触即発の雰囲気だった一同は唖然としていた。
「ちょっとちょっと。そんな化け物を見るような目で見ないでよ。ここにいるのは正真正銘ユンちゃんだよ?色々と失いまくった、ボロボロのね。」
「お前が、お前がワールドなのか。答えろ、答えなければ斬り捨てる。」
「ついさっき共闘したばかりなのに物騒だなぁ。まぁいいよ、そこに座りな。僕が知ってることの全てを教えてあげよう。ユンちゃんは恐らくこの世で唯一、世界の理を知る者だからね。」
ユンはそう言って先ほどガジュが正座していた場所に寝転がる。自分が追い詰められている立場にも関わらず、平然と寛ぐ。それがユンという人間であり、この異常なまでの落ち着きにガジュは安心感すら覚えていた。
「えーと何から話すかな。まぁ取り敢えずハクアの質問に答えよう。僕の名前はユン。始祖の魔族ワールドの依代で第……何代目なんだろ。まぁ知らないけど、とにかくそんな感じの存在。」
「依代……?契約とは違うんですか。」
「ワールドは始祖の魔族だからね。始祖ってのは往々にして未熟なもので、それこそ生まれたて魔族のジュノと同じく実体を持てないんだよ。で、仕方ないから僕みたいな作り物の体を作り、その体に入って生活してる。大体数百年ぐらい前からね!」
淡々と語られるユンの素性。その全てが脅威的で、意味不明。ガジュ達はただ口をあんぐりと開き、ユンの話を必死に咀嚼する。
「ワールドの能力を敢えてスキルっぽく言うなら、【創造】。僕みたいな超高性能人間の肉体を作ったり、なんなら魔族が自然発生するという現象を作ったのもワールドだよ。物質的な物から概念的な物までほぼほぼ作れるはず。」
「お前……人造人間だったのかよ。」
「うん。ワールドはいい意味でも悪い意味でも意思がなくてね。ずっと前から僕みたいな人格を有した人造人間を依代として作り、その意志に任せて行動してる。僕が生まれたのは……いつか覚えてないけどとにかくずっと前。先代の依代が快楽殺人鬼か何かだったらしくてね。アルカトラ投獄中に体が壊れて、僕が作られた。」
ずっと檻に閉じ込められていた割に、アルカトラ内部の構造に詳しく、戦闘能力が高い。ユンの語る全てがユンのこれまでの行動と合致し、ガジュ達の頭はようやく冴え渡り始める。
「な、何でその話をずっと黙ってたんだよ。というか……ハクアを操ったのはお前なのか?」
「う~んそこらの説明が難しくてねぇ。僕とワールドの関係はとにかく複雑なんだよ。ワールドは意志を持たない、とは言ったけど正確には意志を持てていなかった、って感じでね。数百年の時を経て、依代達の自由奔放な行動から人の感情を学習し始めたんだ。その結果、自分も自由に活動したいと思うようになったみたい。」
横向きで寝転がっていたユンが仰向けになり、だらだらと言葉を紡ぐ。平気な顔をして喋っているが、相当体に負担があるのだろう。単に気まずいから、というだけでなく横向きに寝転がるのすら体力的に辛いようだ。
「で、それに呼応してか知らないけど、ワールドを信奉する魔族達が勝手な行動に出始めてね。シャルちゃん!アルカトラの囚人達はここ数年でどれぐらい増えましたか!?」
「獣人亜人の方々を含めると、数百人でしょうか。シャルは自分の階層のことしか詳しくありませんが、脱獄の時に見た資料によればそれぐらいでした。」
「うん正解。そしてそれはほぼ全部魔族の仕業。そもそもアルカトラなんてのは重要犯罪者しか入らないわけで、大量殺人鬼たる先代が六十階とかいう中途半端な所に収容されてるぐらいにはスカスカな状態がデフォルトなんだよ。けどそのデフォルトは魔族による『ワールド救出作戦』によって崩壊した。適当な人間を檻に叩き込み、囚われたワールド即ち僕を連れて脱獄させるっていうね。そう、ガジュ・アザットっていう適当な人間をね。」
その言葉を聞き、一同の顔が一斉に曇る。ジャスティスも言っていたが、魔族は平然と人の世に紛れ込んでいる。例え人の手によって収監されたように見えても、その人間が魔族の干渉を受けていないとは限らない。
「魔族の考えてることはワールドを通じて僕にも何となく分かるからね。その作戦には同調してガジュに無理やり付いていったけど、その前のガジュ追放事件は僕の関する所じゃないよ。何度も言うけど、僕はあくまで依代であって何の権限もないから。多分その件の犯人はどっかの魔族。」
「さっきの質問に答えていない。何故、黙っていた。」
「怖いなぁハクアは。言えなかったんだよ。僕は代替可能な依代、ワールドの居場所や魔族の情報などを迂闊に話せば切り捨てられる危険性があった。そうなった時、僕の人生は高確率で終わりを迎える。意思があるのはこっちも同じだからね、迂闊に喋って死ぬなんて御免だよ。」
「けどお前これまでに数匹魔族をボコってるよな。あれはいいのかよ。」
「ワールドの考えてる事はよく分からないけど、どうやら奴に他の魔族に対する愛着は一切無さそうだからね。自分の自由を奪われることや秘密を暴かれることは許さないけど、他の魔族が死のうがどうしようが特に気にしてないみたい。そこら辺は正直賭けだったよ。僕とワールドの意思疎通は、ほぼ僕の空気読みに依存してるからね。」
語り口からして、ユンとワールドの関係は横柄な上司と野心的な部下のような関係なのだろう。ワールドから開示される情報は酷く一方的で、依代たるユンを厳しく管理する。
だがユンも黙っている訳ではない。ワールドに管理されながらも、ガジュ達を仲間と認め魔族達を粉砕。独自に魔族の情報を集めて対抗策を練り続けていたのだろう。
秘密と暗躍。
それこそがユンの本質である。
「で、今のお前はどういう状況なんだ。ここまでペラペラ話すってことは、もう依代じゃないんだろ。」
「うん。ガジュ達がワールドの存在を認識した辺りから、ワールドは僕からの脱出を図り始めてね。ついさっきの戦闘で完全に逃げられた。今の僕は、魔族の力どころか魔力も筋力も失った正真正銘の無能。多分クルちゃんより弱いよ。」
「俺に助けを求めたのも、そういうことか。」
「そういうこと。多分今頃ワールドは新しい依代に宿ってる。その体に慣れたら、間違いなく僕を殺しに来るはずなんだ。奴は完全無欠の象徴。あいつの世界に、僕みたいな抜け殻は必要ないからね。」
最強とも言えるユンが助けを求めるぐらいだ。相当な事は覚悟していたが、まさかここまでとは。
相手は最強の魔族であり、ユン自身は依代としての機能を失ったことで大幅に弱体化。確かに、助けを求めるしかない状況だ。
ここまでの話を聞き、ガジュは勿論ハクアもシャル達も、ユンへの疑念は消えている。この少女はずっと世界という檻に囚われ、挙句今日その依代としての役割から追放された。大量の真実を抱え込み、ヘラヘラと笑い続けていた彼女を責める者など誰もいない。
あるのはただ、ワールドへの洗練された復讐心だけである。
「と、いうことでガジュ、僕を助けてくれる?」
「勿論だ。追放も投獄も、全部乗り越えて復讐するのが俺達だろ。好き勝手にお前を支配して、挙句殺そうとしてくる奴なんか……この俺が完膚なきまでに叩きのめしてやる。」
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