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62 人脈の作り方
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メンバーで話し合って、オリハルコンと神獣の脱け殻の装備が完成するまでセリアの街を拠点にすることにした。その方がガンテスさんの製作上も都合が良かったので、工房のそばに宿を取った。
「おまえって、本当に面白いよな」
晩飯時、リョウさんにしみじみ言われた。
「そうですか?」
「縁の繋がりかたが、常人では想像できないレベルだよな」
「それは言える」
カズサさんが話に加わってきた。
「自覚がないみたいだけど、コータローの人脈ってとんでもないわよ」
「そうかな?」
「王様の知己を得ている冒険者なんて普通いないから」
「それはほら、召喚された理由があれだったから」
「それにしてもよ。ガンテスさんだってそうよ。あの人、伝説の鍛冶師なのよ」
「それはまあたまたま……」
「最近すごい勢いで伸びてきてるオランド商会の若旦那とも仲いいし」
「あいつはいいやつだからな」
「ついには『人脈』ですらなくなってるし」
「神獣から脱け殻もらい受けるようなのが普通だとは言わないでしょ」
「どこまで広げていくつもり?」
「別に広げようと思ってるわけじゃないぞ。縁があれば繋がるし、縁がなければ繋がらないーーそれだけのことだろ」
「…こういうヤツだからいろんな縁が繋がってくるのかもな」
苦笑混じりに言われた。まあ、褒められたと思っておこう。
まとめなのか何なのか、グダグダな結論が出た時だった。
突然、鐘が激しく打ち鳴らされた。急き立てるような音が不吉な事態を想像させた。
「何だっ!?」
「魔族が出たぞっ」
「魔族!?」
話には聞いたことあったけど、目撃情報は初めてだ。ってか、ヤバいじゃん!?
「行くわよっ!」
カズサさんが一番に立ち上がり、俺たちも後に続いた。
「ねえ、魔族って……」
シルヴィアの表情は不安そうに揺れている。
「そう聞くだけでヤバそうだよな」
安心させてやらなきゃいけないんだろうけど、なかなか上手い言葉が出てこなかった。
「できるだけ下がって支援に徹しててくれ。絶対無茶すんなよ」
「それはコータローにこそ言いたいよ。すぐに無茶するのはコータローの方じゃない。こっちは心配なんだからね」
「わかってるよ。無茶はしないよ」
シルヴィアは疑わしげな目を向けてきたが、余計なことは言わなかった。
わかってるよ。俺だって無茶するつもりはこれっぽっちもないんだよ。ただ、自分でも自分をコントロールできなくなっちゃうことがあるんだよ。
無茶はしない、無茶はしないと自分に言い聞かせながら、戦場を目指した。
「おまえって、本当に面白いよな」
晩飯時、リョウさんにしみじみ言われた。
「そうですか?」
「縁の繋がりかたが、常人では想像できないレベルだよな」
「それは言える」
カズサさんが話に加わってきた。
「自覚がないみたいだけど、コータローの人脈ってとんでもないわよ」
「そうかな?」
「王様の知己を得ている冒険者なんて普通いないから」
「それはほら、召喚された理由があれだったから」
「それにしてもよ。ガンテスさんだってそうよ。あの人、伝説の鍛冶師なのよ」
「それはまあたまたま……」
「最近すごい勢いで伸びてきてるオランド商会の若旦那とも仲いいし」
「あいつはいいやつだからな」
「ついには『人脈』ですらなくなってるし」
「神獣から脱け殻もらい受けるようなのが普通だとは言わないでしょ」
「どこまで広げていくつもり?」
「別に広げようと思ってるわけじゃないぞ。縁があれば繋がるし、縁がなければ繋がらないーーそれだけのことだろ」
「…こういうヤツだからいろんな縁が繋がってくるのかもな」
苦笑混じりに言われた。まあ、褒められたと思っておこう。
まとめなのか何なのか、グダグダな結論が出た時だった。
突然、鐘が激しく打ち鳴らされた。急き立てるような音が不吉な事態を想像させた。
「何だっ!?」
「魔族が出たぞっ」
「魔族!?」
話には聞いたことあったけど、目撃情報は初めてだ。ってか、ヤバいじゃん!?
「行くわよっ!」
カズサさんが一番に立ち上がり、俺たちも後に続いた。
「ねえ、魔族って……」
シルヴィアの表情は不安そうに揺れている。
「そう聞くだけでヤバそうだよな」
安心させてやらなきゃいけないんだろうけど、なかなか上手い言葉が出てこなかった。
「できるだけ下がって支援に徹しててくれ。絶対無茶すんなよ」
「それはコータローにこそ言いたいよ。すぐに無茶するのはコータローの方じゃない。こっちは心配なんだからね」
「わかってるよ。無茶はしないよ」
シルヴィアは疑わしげな目を向けてきたが、余計なことは言わなかった。
わかってるよ。俺だって無茶するつもりはこれっぽっちもないんだよ。ただ、自分でも自分をコントロールできなくなっちゃうことがあるんだよ。
無茶はしない、無茶はしないと自分に言い聞かせながら、戦場を目指した。
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○○○
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