『濁』なる俺は『清』なる幼馴染と決別する

はにわ

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ゴウキ・ファミリー

パーティーねぇ・・・

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ムハンとともに謁見の間に行き、ゴウキ達はレジプス王と会った。
ゴウキはかつて勇者パーティーに属していたとき、何度かバルジ王国の国王とも謁見したことがある。
だが、レジプス王はそのバルジ王ですら貧乏貴族に見えてしまいそうなほどの、高価な宝石など装飾品に身を包んでいた。
道中見ていてゴウキは気づいたが、レジプスの王都はバルジ王国のそれよりはるかに建造物はしっかりしているし、インフラも金をかけてしっかり整備されている。
国としての規模はバルジと比較するまでもなく小さいが、経済的には随分と余裕があるのだなとまざまざと見せつけられた思いだった。


「バルジ王国の冒険者ゴウキであったな。このたびは我が王家の貴重な宝を取り戻してくれたようで、感謝の言葉もない」


レジプス王は謁見が始まるや早々に、ゴウキ達に礼を言い頭を下げた。
ゴウキ達はおろかレジプス王の側近たちも驚愕で固まったが、それだけレジプス王はゴウキ達に感謝をしていたのだ。奪われて時が経ったとはいえ、元は国宝だっただけのことはあるのである。
裕福でも、おごり高ぶっているわけではなさそうなレジプス王の人柄に、ゴウキは好意的な印象を抱いた。



それからムハンが間に立ち、ゴウキ達の当初の目的であったスライムジェルの取引についての話し合いをしたが、それは驚くほどすんなりまとまった。黄金の器のこと、そして盗賊団のことも考慮され、このスライムジェルの取引については関税はほぼタダとなり、今回は大成果と言って良かった。



「ゴウキ達よ。其方たちのことを知ってもらうためにも、三日後にパーティーを開きたいと思う。それまでの宿や衣装はこちらで用意するので、どうか是非とも参加してもらいたい」


「わ、わかりました」


気が進まなかったが、ゴウキはパーティーにおいて自分達の顔を知ってもらうということの意味をわかっていたので、快諾するしかなかった。
「レジプス王家と懇意にしているゴウキ」とレジプスの富豪達に顔を知ってもらうことによって、今度スライムジェルのみならず様々なビジネスにおいても優位に事が運ぶことが出来るように王が計らってくれているのだ。


「・・・パーティーか。パーティーね・・・」


それでもゴウキは決心がつかないのか、一人誰にも聞こえないほどの声で呟き、そしてそれを耳の良いスミレがしっかりと聞いていた。
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