『濁』なる俺は『清』なる幼馴染と決別する

はにわ

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ゴウキ・ファミリー

モテ期?

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「そ、それは本当ですかぁ!?」


ゴウキからスライムジェルの販路を確保したことを聞いたスラリーは、目を見開いて驚愕した。
フォースギルドに報告に行った後にゴウキ達は一旦解散し、ゴウキはその足でそのままスラリーのところへと報告に来たのだった。


「えぇ、これでもうスライム達を処分しないで済みます」


ゴウキがそう言うと、スラリーは目に涙を浮かべ、そして


「えっ!?」


ぎゅっと強くゴウキに抱き着いてきたのであった。
歳もそれほど変わらぬ美人に抱き着かれてゴウキは顔を真っ赤にしてたじたじになる。


「あ、ありがとうございますぅ・・・!」


スラリーは胸に顔を埋めているので表情こそは見えなかったが、涙声だったので泣いていることにゴウキは気付く。


「もう、もう私はスライム達とお別れしなければならないとばかり思って・・・思ってぇ~・・・」


そう言って嗚咽するスラリーの背中を、ゴウキは優しく撫でた。
ずっと大切に育ててきたスライム達を、意味もなく処分しなければならないのかという理不尽にずっとスラリーは心を苛まれてきたのだろうと、ゴウキは胸を貸してあげることにする。


「お別れするくらいなら、もういっそのことスライム達を一斉に解放して、この王都をスライム達に飲みつくさせてやろうかとちょっと思ったくらいなんですぅ~ こんなスライム達を受け入れてくれない王都なんて滅びてしまえば良いと、ほんのちょっと考えたりもしたんです~」


スラリーの背を撫でるゴウキの手が止まる。
そんな危ないことを考えていたなんて・・・と、ゴウキは顔を青くしていた。


「そりゃ間に合って良かった。本当に・・・」


自分達が間に合わなければ、スラリーはきっと自暴自棄になって本当に言った通りのことをやったのではないか・・・すぐに販路が確保できて本当に良かったと胸を撫でおろす。


「ゴウキさん、本当にありがとうございます・・・」


潤んだ瞳で、スラリーは顔を見上げた。
思わずゴウキはドキッとする。


「ゴウキさん、私、こんなに頼れる男の人初めて出会いましたの・・・」


頬を染め、熱のこもった視線を正面から受け止めたゴウキはたじろいだ。


「そ、そうすか・・・?」


(なんだ?最近やけにモテるな・・・?)

満更でもないゴウキだが、どうしようかなぁと内心嬉しい悲鳴を上げる。


だが


「ゴウキさん、素敵です。お顔もどこかスライムに似ていますしぃ・・・」


スラリーのその言葉に、ゴウキは一気に微妙な気持ちになった。
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