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第4話「俺は怒ってるぞ」
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先輩は、真剣な面持ちで俺の顔をまじまじと見つめた。
「な、なんでしょう……?」
「顔が可愛いよな!」
「は、はい!?」
俺の体が熱くなる。ば、馬鹿野郎!体は正直だぜ!
「女装したら絶対可愛い!うん!絶対!」
「な、何言ってるんですか!」
「いつも思ってたことを言ったまでだけど。」
ひ、開き直った。
「恥ずかしいです。」
「たしかに、顔が赤い。」
「えっ。」
「そうなると、更に可愛い!」
「やめてください!」
「よし、今度俺ん家で女装大会しよう。」
「大会ということは、樹さんもするんですね?」
「いや、俺はしないよ。見とくだけ。桜木くんを着せ替えるだけ。」
「……良いですね。」
「いや、良くないよ!冗談だわ!」
「分かってます!」
「可愛いというのは冗談じゃないぜ!」
「そんなに勢いよく言われましても。男として喜んで良いんですかね、それ。」
「良いんだよ。あ、桜木くんは犬っぽい可愛さだね。」
「それは、樹さんもです。」
「それは桜木くんに常日頃言われてます。」
「言ってますからね。」
「あ、じゃあ俺も定期的に言う。可愛いね!」
「やめましょう!?」
帰宅。
「ただいまー。」
「おかえ……何。」
姉さんが虫でも見るような目で俺を見た。
「え、何が?」
「走って帰ってきたの?」
「え!なんで?」
「いや、真っ赤だから。」
「は……走って帰ってきたよ!はは!」
「あぁ、そ。すごいね。運動部でもないのに。じゃ、早くお風呂入ってね。」
「はーい。」
あ、危ない危ない。……俺そんな赤いのか。やばいな。やばいやばい。そんなに照れることじゃないだろ。いや、照れることだ。恥ずかしすぎる。俺は嬉しいのか?喜んでいるのか?いや……嬉しいな。嬉しいよなぁ、そりゃ。うん。……お風呂入ろ……。
そして、数日が過ぎ、吹奏楽部みんなで遊ぼう会の当日になった。俺は、集合時間の30分も前に遊園地に到着してしまい(楽しみすぎて、とかそんなんじゃないからな、断じて!バスの時間を間違っただけだからな!)1人切なくベンチでパズルゲームをしていた。ふと、俺の携帯の画面が暗くなった。見上げると、樹さんがす……ぐ近くに……!
「う、うわぁ!びっくりしたぁ。お、おはようございます。」
「……俺は怒ってるぞ。」
「な、なんでですか!?俺、何かしました!?」
「した。」
そう言うと、先輩は俺の横にどかっと座り、ぶーっと頬を膨らませてふてくされた。かわいい。
「何しました?」
「心当たりは?」
「な、ないです。」
「よく考えろ。」
To be continued…
「な、なんでしょう……?」
「顔が可愛いよな!」
「は、はい!?」
俺の体が熱くなる。ば、馬鹿野郎!体は正直だぜ!
「女装したら絶対可愛い!うん!絶対!」
「な、何言ってるんですか!」
「いつも思ってたことを言ったまでだけど。」
ひ、開き直った。
「恥ずかしいです。」
「たしかに、顔が赤い。」
「えっ。」
「そうなると、更に可愛い!」
「やめてください!」
「よし、今度俺ん家で女装大会しよう。」
「大会ということは、樹さんもするんですね?」
「いや、俺はしないよ。見とくだけ。桜木くんを着せ替えるだけ。」
「……良いですね。」
「いや、良くないよ!冗談だわ!」
「分かってます!」
「可愛いというのは冗談じゃないぜ!」
「そんなに勢いよく言われましても。男として喜んで良いんですかね、それ。」
「良いんだよ。あ、桜木くんは犬っぽい可愛さだね。」
「それは、樹さんもです。」
「それは桜木くんに常日頃言われてます。」
「言ってますからね。」
「あ、じゃあ俺も定期的に言う。可愛いね!」
「やめましょう!?」
帰宅。
「ただいまー。」
「おかえ……何。」
姉さんが虫でも見るような目で俺を見た。
「え、何が?」
「走って帰ってきたの?」
「え!なんで?」
「いや、真っ赤だから。」
「は……走って帰ってきたよ!はは!」
「あぁ、そ。すごいね。運動部でもないのに。じゃ、早くお風呂入ってね。」
「はーい。」
あ、危ない危ない。……俺そんな赤いのか。やばいな。やばいやばい。そんなに照れることじゃないだろ。いや、照れることだ。恥ずかしすぎる。俺は嬉しいのか?喜んでいるのか?いや……嬉しいな。嬉しいよなぁ、そりゃ。うん。……お風呂入ろ……。
そして、数日が過ぎ、吹奏楽部みんなで遊ぼう会の当日になった。俺は、集合時間の30分も前に遊園地に到着してしまい(楽しみすぎて、とかそんなんじゃないからな、断じて!バスの時間を間違っただけだからな!)1人切なくベンチでパズルゲームをしていた。ふと、俺の携帯の画面が暗くなった。見上げると、樹さんがす……ぐ近くに……!
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「な、なんでですか!?俺、何かしました!?」
「した。」
そう言うと、先輩は俺の横にどかっと座り、ぶーっと頬を膨らませてふてくされた。かわいい。
「何しました?」
「心当たりは?」
「な、ないです。」
「よく考えろ。」
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