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第5話「デート」
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遊園地で先輩たちを待っていたら、なぜか怒られた。
「心当たりは?」
「な、ないです。」
「よく考えろ。」
「は、はい。」
……俺、何した?本当に心当たりがない。
「俺はだね、桜木くん。てっきり、一緒に行くもんだと思っていたんだよ。」
「……え?」
「え?じゃない!そう思うよ、普通!」
「そ、それならそうと言ってくださいよ!」
「言うのはなんか、恥ずかしい。」
「えぇ……それで、もしかして待ってたんですか?」
「家に伺った。」
「……!?」
「優真くんはいますか?まだ寝てますか?と、君に似た美人なお姉さんに聞いてみた。」
ゆ、優真くん。君に似た美人な。
「そしたら……もう行ったわよ~って!ニコッて!なんなんだ!」
「ご、ごめんなさい……。」
「いや、桜木くんは悪くない。しかし、俺は怒っている。昨日の自分に怒っている。はぁ~、昨日の夜LINEしとけばよかったな~。」
「そ、そんなにですか……?」
「そんなにだ!」
「なんでです?」
「うーん……なんとなく?」
「な、なんとなく。」
「うん。」
「そ、そうですか。」
プルルルルルルル
先輩の携帯が鳴った。
「あ、内田くんだ。」
内田くんというのは、部長だ。
「もしもし。……はい?あの、何を言っているんですか?……あ!ちょ、切るな!」
「ど、どうしました?」
「来られなくなったらしい。」
「え!!」
「しかも、理由が酷い。『ごめ~ん。今日カノジョとデートだったわ~!じゃ、そんなわけで~。』」
「な、なんたる!」
「なんて奴!人間として最悪だ!こうなったら、2人だけで楽しんでやろうぜ、桜木くん!」
「えっ、ちょ!」
先輩は、俺の手を引っ張って受付の方に歩き出した。このままでは、デートになってしまう!心の準備をしないまま!
「ほ、本当に2人だけで遊ぶんですか?」
「そうだよ。悪いか!」
「悪くないですけど。」
「けど?」
「……周りをよく見てください。カップルがいっぱいです。」
「俺たちもそういうことにしておこう。桜木くん、女装して!」
「まだ言いますかそれ!」
「とにかく、せっかく持ってきた金が僕を使えと言っているから!使ってあげるんだよ!はい!高校生2人です!」
先輩は、受付のお姉さんに勢いよくお金を差し出した。俺も急いで財布から入園料を取り出す。
「閉園は18時となっておりまーす。」
お姉さんにチケットを貰い、先輩は俺の手を握りしめたまま、ずんずんと歩き出した。ひぃ……心臓が持たん。
「あ。」
To be continued…
「心当たりは?」
「な、ないです。」
「よく考えろ。」
「は、はい。」
……俺、何した?本当に心当たりがない。
「俺はだね、桜木くん。てっきり、一緒に行くもんだと思っていたんだよ。」
「……え?」
「え?じゃない!そう思うよ、普通!」
「そ、それならそうと言ってくださいよ!」
「言うのはなんか、恥ずかしい。」
「えぇ……それで、もしかして待ってたんですか?」
「家に伺った。」
「……!?」
「優真くんはいますか?まだ寝てますか?と、君に似た美人なお姉さんに聞いてみた。」
ゆ、優真くん。君に似た美人な。
「そしたら……もう行ったわよ~って!ニコッて!なんなんだ!」
「ご、ごめんなさい……。」
「いや、桜木くんは悪くない。しかし、俺は怒っている。昨日の自分に怒っている。はぁ~、昨日の夜LINEしとけばよかったな~。」
「そ、そんなにですか……?」
「そんなにだ!」
「なんでです?」
「うーん……なんとなく?」
「な、なんとなく。」
「うん。」
「そ、そうですか。」
プルルルルルルル
先輩の携帯が鳴った。
「あ、内田くんだ。」
内田くんというのは、部長だ。
「もしもし。……はい?あの、何を言っているんですか?……あ!ちょ、切るな!」
「ど、どうしました?」
「来られなくなったらしい。」
「え!!」
「しかも、理由が酷い。『ごめ~ん。今日カノジョとデートだったわ~!じゃ、そんなわけで~。』」
「な、なんたる!」
「なんて奴!人間として最悪だ!こうなったら、2人だけで楽しんでやろうぜ、桜木くん!」
「えっ、ちょ!」
先輩は、俺の手を引っ張って受付の方に歩き出した。このままでは、デートになってしまう!心の準備をしないまま!
「ほ、本当に2人だけで遊ぶんですか?」
「そうだよ。悪いか!」
「悪くないですけど。」
「けど?」
「……周りをよく見てください。カップルがいっぱいです。」
「俺たちもそういうことにしておこう。桜木くん、女装して!」
「まだ言いますかそれ!」
「とにかく、せっかく持ってきた金が僕を使えと言っているから!使ってあげるんだよ!はい!高校生2人です!」
先輩は、受付のお姉さんに勢いよくお金を差し出した。俺も急いで財布から入園料を取り出す。
「閉園は18時となっておりまーす。」
お姉さんにチケットを貰い、先輩は俺の手を握りしめたまま、ずんずんと歩き出した。ひぃ……心臓が持たん。
「あ。」
To be continued…
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