勇者がログインしました ~異世界に転生したら、周りからNPCだと勘違いされてしまうお話~

ぐうたら怪人Z

文字の大きさ
27 / 53
第11話 マイルームって、なぁに?(期待の眼差し)

【3】

しおりを挟む
 なんやかんやあって。

「おおおおおおっ!!?」

『どうだ、オレの住む街――東京は』

 からかうような顔でミナトが笑っている。しかしそんなこと気にならない程、アスヴェルの目の前には弩級の景色が広がっていた。

「君、スカートも履くんだな!!」

『そこに驚いてたんかい!!?』

 いい具合にツッコミを入れて貰った。半分くらいジョークである。とはいえ、いつも短パン姿の少女がスカート(しかも丈がとても短い)を履いていると、実に新鮮味を感じさせてくれるのは確かだ。
 まあ、それはそれとして。改めてアスヴェルは“窓”から“東京”の街並みを覗く。

「……とんでもないな。道は全て綺麗に舗装されていて、建物も見上げる程高い。
 しかし、道も建物も何で造られているんだ? 石でも土でも無いようだが」

『道はアスファルトで、ビルはコンクリートっていう材料で造られてるんだぜ』

「ほうほう。そのアスファルトとコンクリートとは、いったいどういう代物なのだろうか?」

『……さぁ?』

「おや?」

『仕方ないだろ!? オレが造ったんじゃないんだから知ってる訳無いじゃないか!! アレだよ、たぶん砂利とか水とか色々混ぜたヤツだ、きっと!!』

「ら、乱暴な説明だな……」

 専門外の知識なんて、大抵そんなものかもしれないが。ぱっと見ただけでも、単純な物質では無いのはよく分かるのだから。アスファルトは――どうも、油の一種のようだ。コンクリートはミナトの言ったように砂利や水、他にも樹脂や石灰等も使われているかもしれない。

(いやしかし、返す返すも凄い……!)

 ついつい息を飲んでしまう。ベイリアも発達した街だと思っていたが、この“東京”と比べてしまうと貧相にすら感じてしまう。“元の世界”の町など、田舎未満だ。
 いったいどうやって計量したのか不思議に思う程、区画が整っている。道は平らでなだらか、そして広い! 馬車が何台も通れるだろう。だが大きさで言えば建物の方だ。いったい何階建てなのか、数えるのも大変な程巨大な建造物が幾つもそびえて居る。

「それと、あの道の上を動いているのは一体なんだ?」

『アレは自動車。アレに乗ってオレ達は移動するんだ。馬車が滅茶苦茶進化するとああなる』

「いったい何を原動力にしているのだろうか。魔法で動いている、という訳ではない?」

『電気で走ってんだよ。どう使ってるのかとかは聞くな』

「ふむふむ」

 とすると、雷で発生する熱を運動エネルギーに変換しているのだろうか? しかし単純な熱から運動を作り出すのは容易ではないので――

(――電力と磁力の相互作用でも利用しているのか?)

 そんな予想を立ててみる。いずれ、詳しい人に聞いてみたいところだ。

「ところでミナト」

『なんだ? まだ質問か?』

「ああ。さっきから気になっていることがあるんだが――何故、人が歩いていないんだ・・・・・・・・・?」

『…………』

 ミナトが、険しい顔をして押し黙った。
 ずっと不思議に思っていたのだ。“デート(誰が何と言うと、断じてこれはデートである)”に出かけてからこちら、ミナトはそれなりの時間歩き回っているのだが、他に歩行者をほとんど見かけない。ベイリアには、大勢の人々が住んでいるというのに、だ。

「何か、理由があるのか?」

『皆、ゲームが大好きなんだよ。『Divine Cradle』に没頭してるんだ。東京じゃ、娯楽も多くないしな・・・・・・・・・

「むぅ……確かに、ベイリアの方が活気はあるな」

 素晴らしい街並みではあるのだが、少々――いや、かなり無機質・・・にも見える。確かに、ベイリアの方が気分の良く散策できるだろう。

『……昔はさ』

「ん?」

『昔は、大勢の人が行き交ってたらしいんだ。オレが産まれる前とかには、通りに人が溢れかえってたんだってさ。今じゃ、ほとんどのヤツが部屋に引きこもってる』

「……健康的では無いな」

 その割に、ベイリアの住人達はやたらアグレッシブだが。聞いたところによれば、昨日起こった戦争はあの街に限っても月に数回は起きているらしい。

「他にも疑問に思っていることがあるんだが」

『おう、いいぜ。どんどん来い』

「それは有難い。では聞かせてもらうが――空が見えない・・・・・・のは何でだろうか?」

 不思議に思っていたこと、その2。この街では、空を巨大な“屋根”が覆っている。天井には無数の光が灯っているので暗くは無いのだが、異様なことに変わりはない。

『……さあな。オレも分からないんだ。もう数十年前からあの“屋根”はあるらしいぜ』

「ふむ」

 空自体はロードリア大陸に行けば見れるのだから、不便は無いのだろうが――かなり閉塞感がある。
 しかし、ここまで巨大な“屋根”を造れてしまう辺り、東京の技術力とはどれ程のものだというのか。その高さは5,600mは下らない。広さに至っては見当もつかない程だ。ラグセレス大陸で再現することは100%不可能だろう。

「最後に、もう一つ」

『よしきた』

「あの、巨大な塔・・・・は何だろう?」

『……アレか』

 遠くに見える、“塔”。この街なら、どこからでも眺めることができるだろう。何せ、頂上が“天井”にまで達している――というか、天井と一体化している。この街の天と地を結ぶ塔だ。

『“マザーツリー”とか名付けられてる。司政官サマが住む、無駄に豪華でハイソなタワーだよ』

「司政官?」

『東京で一番エラい人』

 そういう割に、ミナトの顔は嫌悪感で塗り固められていた。権力が好きなタイプではないと思っていたが、それにしてもコレは嫌い過ぎではないだろうか。

「その司政官とやらに親でも殺されたような勢いだな」

『似たようなもんさ』

「……なに?」

『オレに限った話じゃない。この街で生まれた子供は皆、親から引き離されちまうんだ。政府主導でな。だから、オレは親の顔を知らない』

「待ってくれ。確か、サイゴウは君の父の友人だと――」

『ああ、ソレは“育ての親”って意味での親父さ。血が繋がってる訳じゃないんだよ』

 予想していた以上に、深刻な話だった。

「この国は、なんだって子を奪い取るような真似を?」

『子供に“最適な環境”で“最適な教育”を受けさせるため、だってよ。赤ん坊の内から適性を診断されて、そいつに合った教育プログラムを“施設”で受けさせられるんだ。一通り教育が終わったら、そのまま職まで斡旋して貰える』

「悪いシステム……では無いが」

 無機質だ。余りにも、無機質だ。ただひたすらに効率を追求したシステム。
 実のところアスヴェルは、こういう効率重視の考えが嫌いではないが――これは付き抜け過ぎている。

『いやー、分かってる。この教育システムのおかげで就職率は100%だ。落ちこぼれも出てこない。
 治安も凄いんだぜ。徹底的に住人を管理した結果、ここ数年は犯罪発生件数0だってさ! 
 飯だって、栄養だけはやたら豊富な無味の完全食が配給される・・・・・から、腹を減らす心配もなし! ハハ、サイコーだね! 良い街だろー、東京ここはっ!!』

 欠片もそうは思っていない口振りである。

『……ごめん。オマエに言ったって仕方ないよな。一応はデート中だってのに』

「いや、気にするな。愚痴を聞くのも恋人の役目だ」

『本当にごめん。恋人でも何でもないただの知り合いなオマエに愚痴なんて吐いて』

「その謝り方、ちょっとおかしくない?」

 もっと素直に甘えてくれればいいのに。まあ、彼女なりの照れ隠しだろう、きっと。

「しかし、犯罪0、か」

『そこ、気になったのか?』

 呟きにミナトが反応した。

「ああ、“死を克服した人間”が犯す罪とは、いったいどんなものなのかと思ってね」

『死? 克服? オレ達が?』

「違うのか? 事実、サイゴウや“暁の鷹”の面々は、ああも容易く復活したじゃないか」

『あー。そうかそうか、なるほどなるほど! ハハハ、そうだな、うん。オレ達は死を克服しているのだ、凄いだろ! 存分に崇め奉れ!』

「そう開き直られてしまうと、素直に感心しにくいような……」

 とはいえ、元気になったのは良いことだ。何が彼女の琴線にふれたのかは分からないが。



 そのまましばし、散歩を続けていると、

「む? 向こうにまた“窓”があるな。あれも、ロードリア大陸との通信映像なのか?」

『違う違う。アレはビルに設置された大型モニターで今はテレビを――って、なんだよ。嫌な奴が映ってんな』

 露骨に顔を顰めるミナト。どうも、あの“窓”に映る人物がお気に召さない様子。

「誰なんだ?」

稲垣悠いながき はるか。司政官サマの愛娘さ』

「なんというか――余り、好きではないようだな」

『だって超お嬢様だぜ? 絶対、優雅な暮らしとかしてオレ達みたいな下々の者を見下してんだ。顔だけは良いからマスコミもアイドルみたいに扱ってるし。それに――アイツみたいな特権階級のヤツラはさ、親から子が取り上げられないんだよ。普通に家族で暮らせるのさ』

「……ふむ」

 偏見が多分に入っているものの、妬んでしまう理由は理解できる。しかし――

「君は、分かっていないのか?」

『何が?』

「……いや、何でもない」

 伝えていない・・・・・・というのなら、何か意味があるのだろう。少なくとも自分がアレコレ口を出すこともあるまい。

「しかし、そう悪く言うモノでも無いさ。話してみれば案外気が合うかもしれないぞ。すぐ打ち解けて、親友になれたりも」

『はぁ? オレとあの女が? ハハ、有り得ない有り得ない』

「それはどうかな」

 アスヴェルは改めて件の“窓”を見る。そこには、いつか見た・・・・・黒髪の少女が静かに微笑んでいた。



 そんな一幕もありつつ。
 時刻は夕方。太陽の見えない街だが、律儀なことに天井の照明が夕映えのような色合いと変化している。

『ところで、さ』

「うん?」

 何とはなしに、ミナトが話しかけてくる。

『半日周ってみたけどどうよ、東京の感想は?』

「うーむ、まだまだほんの一角を見ただけではあるが――」

 東京はおそろしく広大であった。今日見れた場所など、全体の果たして何千分の一なのか。下手したらそれよりも小さいかもしれない。

「――素晴らしい街だと思う。建築技術の高さや街並みの整い方、治安の良さは私がこれまで見聞きしたどの街とも比べ物にならない。神々の住む街と言われても、信じてしまうかもしれない程だ」

『うん』

「だが……遠慮会釈なしに言うなら、私は嫌いだ」

『えっ』

 少女が目を見開いた。

「具体的にどこが、とは良いにくいが――この街には、“人間味”が無さすぎる気がする。まるで……そう、人間以外の存在に・・・・・・・・管理されている・・・・・・・ような感覚。これがどうにも気に入らない」

『…………』

 ミナトは黙ってこちらの話を聞いている。

「まあ、単に私が君達の文化へ慣れていないというだけなのかもしれないが。気を悪くしたなら謝ろう」

『……いや』

 そこで、彼女が笑みを浮かべていることに気付く。

『ハハハ、やっぱオマエ、変なヤツだな。NPCの癖にこの街へ文句垂れるなんてさっ』

 どうしてか、ミナトはとても嬉しそうだ。

『なあ、アスヴェル』

「なんだろうか」

『また、しようぜ、デート。今度はちょっと遠出して、色々見せてやるよ。昔観光地だった場所とか』

「それは魅力的な提案だ」

『だろう?』

 そう言って、少女はにこやかに笑った。橙色の光に照らされるその顔は――控えめに言って、神々しかった。





◆勇者一言メモ
 その後は、何事も無く解散しました――――え、嘘だろ?

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。

お小遣い月3万
ファンタジー
 異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。  夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。  妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。  勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。  ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。  夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。  夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。  その子を大切に育てる。  女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。  2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。  だけど子どもはどんどんと強くなって行く。    大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜

くまみ
ファンタジー
 前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?  「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。  仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。  病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。  「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!  「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」  魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。  だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。  「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」  これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。    伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!    

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...