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第2章 前編
第三話 ~昼休みは用事があると言った凛音を除いた四人で食べることになりました~
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第三話
四時間目が終わるチャイムが鳴り響く。
朝のSHRでは、波乱が巻き起こったが、それ以外では特に問題が起きることも無く、平和に過ごすことが出来た。
「あぁー疲れたな。それに腹も減ったし」
俺はグッと背中を伸ばしながら、そう呟く。
「はい。私もお腹が空きました。ふふふ。早く焼肉セットが食べたいです」
「永久ちゃんほんとにお肉大好きだよね!!そういう所も詩織さんにそっくりだよ。てか……やはりおおきなおっぱいの秘訣はおにくぱわー……」
なんて会話を小耳にしていると、流が俺のところにやってくる。
「なぁ、霧都。良かったら一緒に食事をとっても良いかな?」
「あはは。流から言われなかったら俺から誘ってたよ。これからは一緒に食事をしようぜ」
俺がそう言うと、彼はニコリと笑った。
「ありがとう。さすがに毎日スマホを片手に一人で食べるのもなんか寂しくてね」
あとは。個人的な理由も少しあるかな……
「個人的な理由?」
「あはは。こっちの話だよ」
何となく、彼の『個人的な理由』に関しては察しがつきそうな気もするけど、深くは聞かないでおくかな。
「ねぇ、霧都。ちょっと話があるわ」
「凛音?どうしたんだよ」
少し離れたところにいた凛音が、俺を呼んできた。
椅子から立ち上がり、そっちに向かうと
「ちょっと悪いけど、今日はあんたたちとご飯を食べられないわ」
と言ってきた。
「え……何かあったのか?」
朝の永久さんとのやり取りが原因……って感じじゃない気がする。
「ちょっと用事があるのよ。会いたい人が居る。と言った方が良いかしらね」
「……ふーん。そうか。まぁ、いいよ」
俺がそう言うと、凛音は笑った。
「別に北島永久と仲違いした。とかそんなんじゃないわよ。まぁ私にとってのあいつは敵みたいなものだけど、嫌いでは無いわ」
「……そうなのか」
「そうよ。私にあそこまで食ってかかる女は今まで居なかったわ。ふん。まぁけちょんけちょんにしてやるわよ」
凛音はそういうと、手をひらひらと振って教室を出て行った。
そんな凛音を見送り、俺はみんなのところに戻る。
「どうかしましたか?」
少しだけ目に昏さを込めて、永久さんが聞いてきた。
「あぁ、なんか用事があるから昼飯は別で食うって話だったよ。なんでも、会いたい人が居る。って話だった」
「……そうですか、会いたい人」
「まぁ、バスケ部関連の先輩とかかもしれないな。朝のこととは関係ないみたいだから、永久さんは気にしなくても良いと思うよ」
「はい。南野さんは私のライバルですが、嫌いではありませんからね」
「あはは。凛音も似たようなことを言ってたよ」
「もう少し、時と場所を選んでやり合って欲しいとは、私は思うよ?」
と桐崎さんがやれやれと手を広げながらそう言った。
「さて、長話は食堂ですることにしようよ。俺も腹が減ってきたよ」
流が少しだけ苦笑いをしながらそう言った。
「悪ぃな流。確かに腹減ったよな」
俺たちは会話を打ち切って、食堂へと向かった。
『食堂』
俺たち四人は教室を出ると、食堂へと向かった。
ここの食堂はそれなりに人が集まっているが、椅子に座れない。という事は無かった。
桐崎先輩がいつも使ってる『丸テーブル』はやはりみんな避けてるようで、ポツンと空いていた。
「あはは。あそこを使う勇気は確かに出ないね」
と、流れが苦笑いをしながら丸テーブルを見ている。
「そうだな。まぁ他のも空いてるし、座る場所に困るってことは無いだろ?」
「あはは。じゃあ私たちはこの間座ったあの長テーブルにしようか」
と、桐崎さんは以前使った長テーブルを指さす。
「そうだね。じゃあ桐崎さん。また席取りをお願いしてもいいかな?」
「了解だよー」
桐崎さんはそう言うと、お弁当を持って長テーブルへと歩いて行った。
「じゃあ俺たちはご飯買ってこようか」
「はい。私はもちろん、肉増しの焼肉セットです!!」
「あはは。俺もちょっと焼肉の気分だからそれにしようかな」
「君たちが焼肉を頼むなら、俺もそれにしようかな。明兄さんから聞いた話だと、かなり美味しいと言ってたからね」
そうして俺たち三人は、焼肉セットを頼んで桐崎さんの待つ長テーブルへと向かった。
『おい、一年前と同じような光景があそこにあるぞ……』
『や、焼肉セットをみんなで頼んでるぞ……』
『やはりなにかの儀式かも知れないな……』
『いや、生徒会長の妹様だけはお弁当だ……』
『あの長テーブルは近寄らないでおくか……』
「ねぇ、みんな。それは私に対しての当てつけかな?」
俺たち三人の焼肉セット祭りを見た桐崎さんは、ニコリと笑ってそう言った。
「い、いや……当てつけとかではなくてね。永久さんが頼んでるのを見て食べたくなったから……と言うか」
「ふふふ。少しだけ注目を浴びてるのはわかりますね」
「ごめんね。明兄さんから聞いてたから食べたくなってたのは事実なんだ。もし良かったら桐崎さんにも少し分けてあげるよ?」
「あはは。じゃあ星くんとおかず交換をすることで手を打ってあげるよ」
なんて会話をしながら、俺たちは「いただきます」と声を揃えて食べ始めた。
「焼肉セット……美味いな……」
「はい!!味付けも濃いめで、玉ねぎにもしっかりと火が通っています。シャキシャキの玉ねぎはあまり好きでは無いのですが、ここまでしっかりと火が通ってると、私は大好きです!!」
「あはは。そういう所も詩織さんにそっくり。ねぇ星くん。卵焼きを上げるから、焼肉ちょうだい」
「いいよ。君の玉子焼きを食べられるのは光栄だね」
流がそんなことを言っていたので聞いてみた。
「桐崎さんの玉子焼きってなにか特別なのか?」
「あはは。明兄さんから聞いてるけど、桐崎生徒会長のお弁当に入ってる玉子焼きは絶対に誰にも食べさせないらしいよ」
「そんな大したものじゃないよ?普通のだし巻き玉子だよ」
なんて言いながら、桐崎さんは卵焼きを一つ箸でつまんで流の皿に置いた。
「ありがとう。じゃあ俺も……」
お返しに焼肉と玉ねぎを桐崎さんのお弁当に流が置いていた。
「ありがとう。どれどれ……どんな味かなぁ」
なんて言いながら桐崎さんが焼肉を食べると、
「こ、これはかなり美味しいね!!どんな調味料を使ってこのタレは作られてるのかな!!市販のタレじゃないな、これは!!」
かなりテンションが上がっていた。
「あはは。俺も君の玉子焼きを食べたけど、美味しいね。これは生徒会長が一人占めする気持ちがわかるよ」
「ありがとう。焼肉の対価としては安すぎるかなぁとは思ったけど、そこまで喜んでくれるなら嬉しいかな」
なんてやり取りを見ていると、
「よう、桜井霧都。ちょっといいか?」
「……え。武藤先輩?」
武藤健先輩が、俺たちのテーブルに来ていた。
「どうしたんですか?なにか御用でも」
俺がそう聞くと、武藤先輩は二カリと笑った。
「悠斗から聞いてるが、今日は生徒会が無い日だろ?だったら野球部に顔を出せ」
「……え!?」
放課後は永久さんの自宅でライジンのインストールの手伝いをする予定がある。
ちょっと申し訳ないけど、断らせてもらおうかな……
「す、すみません……その、放課後は」
「良いですよ、霧都くん」
「……え?」
断ろうとした俺に、永久さんが笑いかける。
「武藤先輩。霧都くんには何をしてもらう予定でしょうか?」
「ん?あぁ、桜井は貴重な速球派のサウスポーだからな。準備体操をしたらバッティングピッチャーをしてもらいたいと思っていた。ちょうど次の試合の相手のエースがサウスポーだからな」
そ、そうだったのか……
「霧都くん。野球部に行ってください。ゲームのことなら気にしなくても良いですよ?その代わりに、お願いがあります」
「お、お願い?」
俺が首を傾げると、永久さんはフワリと笑う。
「また私に、あなたのカッコいい姿を見せてください」
「あはは……わかったよ。ちなみにバッティングピッチャーは打たれるのが仕事だから、かっこ悪いかも知れないけど……」
「何言ってんだよ、桜井。本気で投げないと練習にならないだろ?お前は本気で投げろ。俺たちはそれを本気で打ちに行く。それでこそ意味がある。わかるだろ?」
「わ、わかりました……」
俺がそう言うと、武藤先輩は満足そうに笑った。
「じゃあな、桜井。飯の邪魔をして悪かった!!放課後は待ってるぜ!!」
先輩はそう言うと、手を振って去っていった。
「あはは。桜井くんも大変な人に好かれちゃったね」
桐崎さんが苦笑いをしながらそう言ってきた。
「まぁでも光栄かな。あの人がプロになった時に、高校時代の思い出のひとつとしてでも話してくれたら嬉しいよ」
「ふふふ。私は今から楽しみです。またかっこいいあなたを見せて貰えるんですから」
「あはは。武藤先輩以外にも打者としては有望な人は多く居るチームだからね……滅多打ちにならないようにだけは頑張るよ……」
このチームの弱点は、二番手投手が居ないってだけだからな。
俺はそう話しながら、残りの焼肉を食べていった。
四時間目が終わるチャイムが鳴り響く。
朝のSHRでは、波乱が巻き起こったが、それ以外では特に問題が起きることも無く、平和に過ごすことが出来た。
「あぁー疲れたな。それに腹も減ったし」
俺はグッと背中を伸ばしながら、そう呟く。
「はい。私もお腹が空きました。ふふふ。早く焼肉セットが食べたいです」
「永久ちゃんほんとにお肉大好きだよね!!そういう所も詩織さんにそっくりだよ。てか……やはりおおきなおっぱいの秘訣はおにくぱわー……」
なんて会話を小耳にしていると、流が俺のところにやってくる。
「なぁ、霧都。良かったら一緒に食事をとっても良いかな?」
「あはは。流から言われなかったら俺から誘ってたよ。これからは一緒に食事をしようぜ」
俺がそう言うと、彼はニコリと笑った。
「ありがとう。さすがに毎日スマホを片手に一人で食べるのもなんか寂しくてね」
あとは。個人的な理由も少しあるかな……
「個人的な理由?」
「あはは。こっちの話だよ」
何となく、彼の『個人的な理由』に関しては察しがつきそうな気もするけど、深くは聞かないでおくかな。
「ねぇ、霧都。ちょっと話があるわ」
「凛音?どうしたんだよ」
少し離れたところにいた凛音が、俺を呼んできた。
椅子から立ち上がり、そっちに向かうと
「ちょっと悪いけど、今日はあんたたちとご飯を食べられないわ」
と言ってきた。
「え……何かあったのか?」
朝の永久さんとのやり取りが原因……って感じじゃない気がする。
「ちょっと用事があるのよ。会いたい人が居る。と言った方が良いかしらね」
「……ふーん。そうか。まぁ、いいよ」
俺がそう言うと、凛音は笑った。
「別に北島永久と仲違いした。とかそんなんじゃないわよ。まぁ私にとってのあいつは敵みたいなものだけど、嫌いでは無いわ」
「……そうなのか」
「そうよ。私にあそこまで食ってかかる女は今まで居なかったわ。ふん。まぁけちょんけちょんにしてやるわよ」
凛音はそういうと、手をひらひらと振って教室を出て行った。
そんな凛音を見送り、俺はみんなのところに戻る。
「どうかしましたか?」
少しだけ目に昏さを込めて、永久さんが聞いてきた。
「あぁ、なんか用事があるから昼飯は別で食うって話だったよ。なんでも、会いたい人が居る。って話だった」
「……そうですか、会いたい人」
「まぁ、バスケ部関連の先輩とかかもしれないな。朝のこととは関係ないみたいだから、永久さんは気にしなくても良いと思うよ」
「はい。南野さんは私のライバルですが、嫌いではありませんからね」
「あはは。凛音も似たようなことを言ってたよ」
「もう少し、時と場所を選んでやり合って欲しいとは、私は思うよ?」
と桐崎さんがやれやれと手を広げながらそう言った。
「さて、長話は食堂ですることにしようよ。俺も腹が減ってきたよ」
流が少しだけ苦笑いをしながらそう言った。
「悪ぃな流。確かに腹減ったよな」
俺たちは会話を打ち切って、食堂へと向かった。
『食堂』
俺たち四人は教室を出ると、食堂へと向かった。
ここの食堂はそれなりに人が集まっているが、椅子に座れない。という事は無かった。
桐崎先輩がいつも使ってる『丸テーブル』はやはりみんな避けてるようで、ポツンと空いていた。
「あはは。あそこを使う勇気は確かに出ないね」
と、流れが苦笑いをしながら丸テーブルを見ている。
「そうだな。まぁ他のも空いてるし、座る場所に困るってことは無いだろ?」
「あはは。じゃあ私たちはこの間座ったあの長テーブルにしようか」
と、桐崎さんは以前使った長テーブルを指さす。
「そうだね。じゃあ桐崎さん。また席取りをお願いしてもいいかな?」
「了解だよー」
桐崎さんはそう言うと、お弁当を持って長テーブルへと歩いて行った。
「じゃあ俺たちはご飯買ってこようか」
「はい。私はもちろん、肉増しの焼肉セットです!!」
「あはは。俺もちょっと焼肉の気分だからそれにしようかな」
「君たちが焼肉を頼むなら、俺もそれにしようかな。明兄さんから聞いた話だと、かなり美味しいと言ってたからね」
そうして俺たち三人は、焼肉セットを頼んで桐崎さんの待つ長テーブルへと向かった。
『おい、一年前と同じような光景があそこにあるぞ……』
『や、焼肉セットをみんなで頼んでるぞ……』
『やはりなにかの儀式かも知れないな……』
『いや、生徒会長の妹様だけはお弁当だ……』
『あの長テーブルは近寄らないでおくか……』
「ねぇ、みんな。それは私に対しての当てつけかな?」
俺たち三人の焼肉セット祭りを見た桐崎さんは、ニコリと笑ってそう言った。
「い、いや……当てつけとかではなくてね。永久さんが頼んでるのを見て食べたくなったから……と言うか」
「ふふふ。少しだけ注目を浴びてるのはわかりますね」
「ごめんね。明兄さんから聞いてたから食べたくなってたのは事実なんだ。もし良かったら桐崎さんにも少し分けてあげるよ?」
「あはは。じゃあ星くんとおかず交換をすることで手を打ってあげるよ」
なんて会話をしながら、俺たちは「いただきます」と声を揃えて食べ始めた。
「焼肉セット……美味いな……」
「はい!!味付けも濃いめで、玉ねぎにもしっかりと火が通っています。シャキシャキの玉ねぎはあまり好きでは無いのですが、ここまでしっかりと火が通ってると、私は大好きです!!」
「あはは。そういう所も詩織さんにそっくり。ねぇ星くん。卵焼きを上げるから、焼肉ちょうだい」
「いいよ。君の玉子焼きを食べられるのは光栄だね」
流がそんなことを言っていたので聞いてみた。
「桐崎さんの玉子焼きってなにか特別なのか?」
「あはは。明兄さんから聞いてるけど、桐崎生徒会長のお弁当に入ってる玉子焼きは絶対に誰にも食べさせないらしいよ」
「そんな大したものじゃないよ?普通のだし巻き玉子だよ」
なんて言いながら、桐崎さんは卵焼きを一つ箸でつまんで流の皿に置いた。
「ありがとう。じゃあ俺も……」
お返しに焼肉と玉ねぎを桐崎さんのお弁当に流が置いていた。
「ありがとう。どれどれ……どんな味かなぁ」
なんて言いながら桐崎さんが焼肉を食べると、
「こ、これはかなり美味しいね!!どんな調味料を使ってこのタレは作られてるのかな!!市販のタレじゃないな、これは!!」
かなりテンションが上がっていた。
「あはは。俺も君の玉子焼きを食べたけど、美味しいね。これは生徒会長が一人占めする気持ちがわかるよ」
「ありがとう。焼肉の対価としては安すぎるかなぁとは思ったけど、そこまで喜んでくれるなら嬉しいかな」
なんてやり取りを見ていると、
「よう、桜井霧都。ちょっといいか?」
「……え。武藤先輩?」
武藤健先輩が、俺たちのテーブルに来ていた。
「どうしたんですか?なにか御用でも」
俺がそう聞くと、武藤先輩は二カリと笑った。
「悠斗から聞いてるが、今日は生徒会が無い日だろ?だったら野球部に顔を出せ」
「……え!?」
放課後は永久さんの自宅でライジンのインストールの手伝いをする予定がある。
ちょっと申し訳ないけど、断らせてもらおうかな……
「す、すみません……その、放課後は」
「良いですよ、霧都くん」
「……え?」
断ろうとした俺に、永久さんが笑いかける。
「武藤先輩。霧都くんには何をしてもらう予定でしょうか?」
「ん?あぁ、桜井は貴重な速球派のサウスポーだからな。準備体操をしたらバッティングピッチャーをしてもらいたいと思っていた。ちょうど次の試合の相手のエースがサウスポーだからな」
そ、そうだったのか……
「霧都くん。野球部に行ってください。ゲームのことなら気にしなくても良いですよ?その代わりに、お願いがあります」
「お、お願い?」
俺が首を傾げると、永久さんはフワリと笑う。
「また私に、あなたのカッコいい姿を見せてください」
「あはは……わかったよ。ちなみにバッティングピッチャーは打たれるのが仕事だから、かっこ悪いかも知れないけど……」
「何言ってんだよ、桜井。本気で投げないと練習にならないだろ?お前は本気で投げろ。俺たちはそれを本気で打ちに行く。それでこそ意味がある。わかるだろ?」
「わ、わかりました……」
俺がそう言うと、武藤先輩は満足そうに笑った。
「じゃあな、桜井。飯の邪魔をして悪かった!!放課後は待ってるぜ!!」
先輩はそう言うと、手を振って去っていった。
「あはは。桜井くんも大変な人に好かれちゃったね」
桐崎さんが苦笑いをしながらそう言ってきた。
「まぁでも光栄かな。あの人がプロになった時に、高校時代の思い出のひとつとしてでも話してくれたら嬉しいよ」
「ふふふ。私は今から楽しみです。またかっこいいあなたを見せて貰えるんですから」
「あはは。武藤先輩以外にも打者としては有望な人は多く居るチームだからね……滅多打ちにならないようにだけは頑張るよ……」
このチームの弱点は、二番手投手が居ないってだけだからな。
俺はそう話しながら、残りの焼肉を食べていった。
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