学園の聖女様と俺の彼女が修羅場ってる。

味のないお茶

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第1章

第三話 ⑤ ~新学期・仲良し四人組と聖女様が同じクラスでした~

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 第三話  ⑤





 張り出された新クラスの紙を確認すると、二年一組に俺たち四人の名前が書かれていた。

「よし!!今年もまた助けてくれ悠斗!!」
「おい.....」

 新学期初日に言うことじゃないぞそれ?

「やったね、悠斗くん!!また一年間一緒にいられるね!!」

 嬉しそうにそう言う朱里さん。
 そんな彼女をもう少し喜ばせてあげよう。

「朱里さん。実はね.....
「朱里!!二年と三年はクラスが変わらないから卒業まで一緒に居られるよ!!」

 俺が言おうと思ってた事を佐藤さんに言われた.....

「そうなの、ゆーこちゃん!!やったね!!私、凄く嬉しい!!」
「私も嬉しいよ朱里!!一生ラブラブだ!!結婚しよう!!」
「待て、佐藤さん。朱里さんと結婚するのはこの俺だ」

 聞き捨てならない台詞に咄嗟に反応してしまう。

「私の朱里が欲しくば放課後の戦いに勝ってからにしてもらおうか?」
「ほぅ?面白い。ボコボコにしてやんよ!!」

 と、そんな会話を繰り広げていると、

「あうぅ.....」

 と後ろで恥ずかしそうに顔を赤くしている朱里さんがいた。

「いーんちょー、一時休戦」
「おーけー佐藤さん」

 俺たちはお互いに頷き合うと、

「「今は朱里、朱里さんを愛でよう」」

「もー!!やめてよね、二人とも!!」

 そんな会話をしてると、健が言う。

「おいおい、見ろよ悠斗?」
「ん?なんだ」

 健が指した指の先に書かれた名前を読む。

『黒瀬詩織(くろせ しおり)』

「聖女様だ」
「また今年も同じクラスなんだな」

 そんな会話をしていると、

「わー!!やったぁ!!今年も聖女様と一緒のクラスだ!!」

 と嬉しそうな朱里さんの声が。

 そうだ、確か大好きだって言っていたよな。

「聖女様は私の憧れなんだぁ.....あぁいう人になりたいなぁっていつも思ってて」

 そう言う彼女に俺が言う

「俺は今のままの朱里さんが大好きだよ」
「え?」
「そりゃあ聖女様も美少女だとは思うけど、俺にとってはいつも明るくて元気で笑顔が可愛い朱里さんの方が魅力的だと思ってる」
 と、断言する。

「漢(おとこ)だ.....漢がいる」
「やべぇいーんちょーまじかっけぇ」

 後ろからそんな声が聞こえてくるが気にしない。

「.........」

 無言で俯く朱里さんの耳は真っ赤だ。

 あぁ可愛い
 そういう所がほんと可愛い

「じゃ、じゃあそろそろ教室に行こうか!!」

 俺はそう言うと朱里さんの手を握り、教室へと歩き出した。
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