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第一章
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新婚。
その言葉が今の自分に、もしくは彼と自分に当てはまるのか、セリーナは悶々と考えながら、厚手のコットン生地に針を通す。
窓からは長閑な昼下がりの陽光が降り注ぎ、針仕事の手元を明るく照らしてくれているが、反対にセリーナの胸中にはもやもやとした雲がかかっている。若い夫との今朝のやり取りを思い出す度に、自己嫌悪が少しずつ降り積もるのだ。
あの簡素な結婚式から一週間経った今朝、レオンのシャツのボタンが一つ、今にも取れそうになっているのを見つけた。「直しましょう」と申し出ると、彼は一瞬ポカンとした後に慌てて首を振って、そのシャツを渡すまいと握りしめた。
「貴女にそんなことさせられません。女中のリサに頼みます」
この返事で、彼が自分のことをどう扱おうとしているのか、セリーナは確信を持った。
セリーナは未だに、この年下の夫と同衾もしていない。こじんまりとしながらも居心地のいい寝室はセリーナしか使っておらず、レオンは書斎のカウチで眠っているようだ。ベッドの中でいつレオンがやってくるかと息を凝らし、待ち疲れていつの間にか眠ってしまう。そんな夜が、結婚式の日からずっと続いている。
では嫌われているのかといえば、彼にそんな態度は微塵もなかった。むしろ戸惑ってしまうほど、大切にされている。
彼は女中を一人雇った。リサという中年でセリーナよりも年上の彼女は、軍の食堂で働いていたところをレオンに引き抜かれたらしい。困ったことに、レオンは彼女に「妻にはあまり力仕事はさせないでほしい」と、給金を多めに約束して頼んだようなのだ。
ベテランのリサは、大方の家事を手際よくこなしてしまう。セリーナはせいぜい料理の手伝いと称して鍋をかき混ぜたり、洗濯物を干す彼女の側で洗濯バサミを渡したりする役割しかさせてもらえない。
一応、自分にも家事の心得くらいはある。娘時代も、前夫との生活の中でも、セリーナは決して一日中鏡台の前に座っているような女ではなかったからだ。だから今、兵士の妻となったからには、夫が帰ってくる家を居心地の良いものにしようという心づもりがあった。
つまるところを言えば、この若い兵士の妻になったのだと、確信の持てることがしたかった。なのに彼は、小憎らしいほど若々しく健康的な頬を少し赤らめて、いつも顔を背けるばかりなのだ。
「レオン。あなた、私を針も持てない無能だと思っているの?」
僅かな苛立ちをわざと声に込めた。彼のがっしりとした身体が強張った。
「……決して、そんなことは思っていません」
「なら、そのシャツを渡して。それから今晩、軍からお帰りになったらお話ししたいことがあります」
レオンの喉の奥から、息が潰れたような奇妙な音が漏れた。
ボタンをしっかり付け終わり、裁縫ばさみで糸を切る。
セリーナはため息をつきたいのをぐっと堪えた。新婚という言葉がしっくりこないのと同じように、自分は可愛らしい幼妻ではない。
できるだけ親しい感じになりたいとか、どうしたってこっちが年上なのだからと考えた末に、レオンにあまり堅苦しい敬語は使わないことにした。それなのに彼は頑なな態度を崩さない。
家を守る妻の役目だって、あまり期待されていないようだ。
亡き前夫のフランクと住んでいた屋敷は、確かに今の住まいより規模が大きかった。それは裁判官という夫の立場故で、給金で召使いを数名養うことが社会的役割でもあったからだ。そしてセリーナの役目は、裁判官の妻として、教養と機知を働かせ夫を支えることだった。
軍人の妻となった今、自分に求められるのは何だろうと、セリーナはもう何度も自問した。役人と違い、軍人は身体を酷使する仕事だ。街の警邏では治安の悪い場所にも足を踏み込み、街を取り囲む壁の外では南から来る騎馬族を追い散らしている。
ならばレオンに家で必要なものは、清潔な環境であり、温かい食事であり、閨での妻と安息ではないのか。
そのどれもが、自分には期待されていない。
やはり、今夜しっかり話し合わなくてはならないと、セリーナは心を決めた。
国防において、この地方都市の軍事駐屯地は重要な要だ。
南の広い荒野は境界線がはっきりせず、絶えず隣国の遊牧民との緊張関係にあり、東の山々は身元がはっきりしない野党のねぐらとなりやすく、北に行くとこれ以上の規模の軍の施設はないので、ここから山岳国境の要塞に兵が派遣される。
つい最近与えられた個室の執務室で、レオンは壁にある地図を眺めながら、来週からの荒野の警邏任務について考えていた。いや、考えようとしていた。けれど、思考は散らばって、意思とは関係なく過去や現在を行き来する。
北の要塞で功績を挙げ、レオン・フェアクロフは晴れて一個隊を任せられる隊長となった。長年切望していた地位を手に入れ、そして、長年切望していた女性も手に入れた。
前者は、たゆまない努力で勝ち得たものだった。地方豪族の甥といえど、レオンに正式な特権を示す身分は無い。軍では実力主義が貫き通されていて、レオンは入隊時、各種公共の施設の警備兵に過ぎなかった。
しかし、彼女への恋がレオンを一変させた。厳しい北の要塞への任務に志願し、こうして高い階級までのぼる野心を燃え上がらせたのは、他でもないセリーナ・ブランソンだった。
しかし、長年切望していた女性を娶ることができたのは、ただの幸運でしかない。
——彼女は今朝、何か怒っていた。
レオンは暗澹となる気分で、荒野の地図から夕暮れの窓の外に視線をずらした。
何か至らなかっただろうかと、朝から何度こうして考えただろう。
至らない、といえば、全てがそうなのだろう。
隊長という身とはいえ、任された隊は新しく、若い兵士を集めたものだ。年々悪化するこの街の治安に対処しようと、自治体と軍が隊を増設することを決定したのだが、首都の軍本部からの評価はまだ定まっていない。
亡き彼女の夫、フランク・ブランソンが脳裏に浮かんだ。
彼は高潔な裁判官で、その地位にふさわしい屋敷を街の中心地に構えていた。そこに美しい妻を住まわせ、女中と馬番と従者と侍女を雇って、役人の中でも司法にたずさわる者として、格式のある生活を送っていたのだ。
自分の給金では、とてもあんな屋敷は買えない。せいぜい街中でも静かな環境を選び、そう古くないしっかりした小さな家を手に入れるのが妥当だった。なんとか教養のある侍女をセリーナにつけようと思ったのだが、家事をする通いの女中を雇うだけでも月々の支払いがある。どんなに計算しても、一介の軍人の給金では、それが常識的な生活だ。
自分の妻になったことが、本当にセリーナの幸せだったのだろうか。それを自問するたびに、レオンは背筋が強張る。
なぜなら、この結婚は自分のエゴでしかないからだ。
浅ましい、長年の片恋。もしかしたら、この胸に秘めるだけの恋を成就させることができるかもしれないと、そう希望を抱いたのは、フランク・ブランソンが突如事故によって死亡した時だった。
嫌な音が脳内で響いた。一拍置いて、それが自分の奥歯が噛み締められる音だと気がつく。
その時突然、執務室のドアが乱暴にノックされた。何の遠慮もなくそのドアが勝手に開かれ、同時に声がかけられる。
「おい、レオン。やっぱり馬の蹄鉄の質が悪い。加冶屋を替えないとダメだ」
歪んだ蹄鉄を掲げながら入ってきたのは、部下のジャンだった。思考を断ち切れたレオンは深々と息を吐き出して、その蹄鉄を受け取った。見ると確かに、鉄に不純物が混じっているように見える。
「つうか、なんだよ。新婚のくせにむっつりした顔して。ああ、分かった。夜、寝てないんだろ?」
ジャンの軽々しい物言いはいつものことだが、今はそれが耐えられない。レオンは鋭く同い年の部下を睨み、ジャンはかろうじて空気を読むということは成し遂げた。
「仕上がりは遅いかもしれないが、やはり西町の親方の方が仕事はいい。蹄鉄は明日そっちに発注しろ」
「了解」
レオンの指示にジャンは踵を返し、戸口に立ったところでまだこちらに振り向く。
「なあ。先週の結婚式、よかったぜ。長年の恋って、実るんだなぁって、俺でも思わず感動したし」
レオンは一瞬、「違う」と全てを否定したくなった。しかし信頼する部下であり、気の置けない友人には、一つ頷いて「ありがとう」とだけ返す。
レオンはまた執務室に一人になり、窓から夕闇にすっかり染まろうとしている空を見上げた。
自分が願うのは何だろうと、もう一度心を覗き込む。
彼女の幸福。平穏。己の勝手な欲。抑えきれない憧憬。全てが判別もつかないくらい混ざり合い、何をどうすればいいか分からない。
家路につく時、レオンの足取りは重かった。
その言葉が今の自分に、もしくは彼と自分に当てはまるのか、セリーナは悶々と考えながら、厚手のコットン生地に針を通す。
窓からは長閑な昼下がりの陽光が降り注ぎ、針仕事の手元を明るく照らしてくれているが、反対にセリーナの胸中にはもやもやとした雲がかかっている。若い夫との今朝のやり取りを思い出す度に、自己嫌悪が少しずつ降り積もるのだ。
あの簡素な結婚式から一週間経った今朝、レオンのシャツのボタンが一つ、今にも取れそうになっているのを見つけた。「直しましょう」と申し出ると、彼は一瞬ポカンとした後に慌てて首を振って、そのシャツを渡すまいと握りしめた。
「貴女にそんなことさせられません。女中のリサに頼みます」
この返事で、彼が自分のことをどう扱おうとしているのか、セリーナは確信を持った。
セリーナは未だに、この年下の夫と同衾もしていない。こじんまりとしながらも居心地のいい寝室はセリーナしか使っておらず、レオンは書斎のカウチで眠っているようだ。ベッドの中でいつレオンがやってくるかと息を凝らし、待ち疲れていつの間にか眠ってしまう。そんな夜が、結婚式の日からずっと続いている。
では嫌われているのかといえば、彼にそんな態度は微塵もなかった。むしろ戸惑ってしまうほど、大切にされている。
彼は女中を一人雇った。リサという中年でセリーナよりも年上の彼女は、軍の食堂で働いていたところをレオンに引き抜かれたらしい。困ったことに、レオンは彼女に「妻にはあまり力仕事はさせないでほしい」と、給金を多めに約束して頼んだようなのだ。
ベテランのリサは、大方の家事を手際よくこなしてしまう。セリーナはせいぜい料理の手伝いと称して鍋をかき混ぜたり、洗濯物を干す彼女の側で洗濯バサミを渡したりする役割しかさせてもらえない。
一応、自分にも家事の心得くらいはある。娘時代も、前夫との生活の中でも、セリーナは決して一日中鏡台の前に座っているような女ではなかったからだ。だから今、兵士の妻となったからには、夫が帰ってくる家を居心地の良いものにしようという心づもりがあった。
つまるところを言えば、この若い兵士の妻になったのだと、確信の持てることがしたかった。なのに彼は、小憎らしいほど若々しく健康的な頬を少し赤らめて、いつも顔を背けるばかりなのだ。
「レオン。あなた、私を針も持てない無能だと思っているの?」
僅かな苛立ちをわざと声に込めた。彼のがっしりとした身体が強張った。
「……決して、そんなことは思っていません」
「なら、そのシャツを渡して。それから今晩、軍からお帰りになったらお話ししたいことがあります」
レオンの喉の奥から、息が潰れたような奇妙な音が漏れた。
ボタンをしっかり付け終わり、裁縫ばさみで糸を切る。
セリーナはため息をつきたいのをぐっと堪えた。新婚という言葉がしっくりこないのと同じように、自分は可愛らしい幼妻ではない。
できるだけ親しい感じになりたいとか、どうしたってこっちが年上なのだからと考えた末に、レオンにあまり堅苦しい敬語は使わないことにした。それなのに彼は頑なな態度を崩さない。
家を守る妻の役目だって、あまり期待されていないようだ。
亡き前夫のフランクと住んでいた屋敷は、確かに今の住まいより規模が大きかった。それは裁判官という夫の立場故で、給金で召使いを数名養うことが社会的役割でもあったからだ。そしてセリーナの役目は、裁判官の妻として、教養と機知を働かせ夫を支えることだった。
軍人の妻となった今、自分に求められるのは何だろうと、セリーナはもう何度も自問した。役人と違い、軍人は身体を酷使する仕事だ。街の警邏では治安の悪い場所にも足を踏み込み、街を取り囲む壁の外では南から来る騎馬族を追い散らしている。
ならばレオンに家で必要なものは、清潔な環境であり、温かい食事であり、閨での妻と安息ではないのか。
そのどれもが、自分には期待されていない。
やはり、今夜しっかり話し合わなくてはならないと、セリーナは心を決めた。
国防において、この地方都市の軍事駐屯地は重要な要だ。
南の広い荒野は境界線がはっきりせず、絶えず隣国の遊牧民との緊張関係にあり、東の山々は身元がはっきりしない野党のねぐらとなりやすく、北に行くとこれ以上の規模の軍の施設はないので、ここから山岳国境の要塞に兵が派遣される。
つい最近与えられた個室の執務室で、レオンは壁にある地図を眺めながら、来週からの荒野の警邏任務について考えていた。いや、考えようとしていた。けれど、思考は散らばって、意思とは関係なく過去や現在を行き来する。
北の要塞で功績を挙げ、レオン・フェアクロフは晴れて一個隊を任せられる隊長となった。長年切望していた地位を手に入れ、そして、長年切望していた女性も手に入れた。
前者は、たゆまない努力で勝ち得たものだった。地方豪族の甥といえど、レオンに正式な特権を示す身分は無い。軍では実力主義が貫き通されていて、レオンは入隊時、各種公共の施設の警備兵に過ぎなかった。
しかし、彼女への恋がレオンを一変させた。厳しい北の要塞への任務に志願し、こうして高い階級までのぼる野心を燃え上がらせたのは、他でもないセリーナ・ブランソンだった。
しかし、長年切望していた女性を娶ることができたのは、ただの幸運でしかない。
——彼女は今朝、何か怒っていた。
レオンは暗澹となる気分で、荒野の地図から夕暮れの窓の外に視線をずらした。
何か至らなかっただろうかと、朝から何度こうして考えただろう。
至らない、といえば、全てがそうなのだろう。
隊長という身とはいえ、任された隊は新しく、若い兵士を集めたものだ。年々悪化するこの街の治安に対処しようと、自治体と軍が隊を増設することを決定したのだが、首都の軍本部からの評価はまだ定まっていない。
亡き彼女の夫、フランク・ブランソンが脳裏に浮かんだ。
彼は高潔な裁判官で、その地位にふさわしい屋敷を街の中心地に構えていた。そこに美しい妻を住まわせ、女中と馬番と従者と侍女を雇って、役人の中でも司法にたずさわる者として、格式のある生活を送っていたのだ。
自分の給金では、とてもあんな屋敷は買えない。せいぜい街中でも静かな環境を選び、そう古くないしっかりした小さな家を手に入れるのが妥当だった。なんとか教養のある侍女をセリーナにつけようと思ったのだが、家事をする通いの女中を雇うだけでも月々の支払いがある。どんなに計算しても、一介の軍人の給金では、それが常識的な生活だ。
自分の妻になったことが、本当にセリーナの幸せだったのだろうか。それを自問するたびに、レオンは背筋が強張る。
なぜなら、この結婚は自分のエゴでしかないからだ。
浅ましい、長年の片恋。もしかしたら、この胸に秘めるだけの恋を成就させることができるかもしれないと、そう希望を抱いたのは、フランク・ブランソンが突如事故によって死亡した時だった。
嫌な音が脳内で響いた。一拍置いて、それが自分の奥歯が噛み締められる音だと気がつく。
その時突然、執務室のドアが乱暴にノックされた。何の遠慮もなくそのドアが勝手に開かれ、同時に声がかけられる。
「おい、レオン。やっぱり馬の蹄鉄の質が悪い。加冶屋を替えないとダメだ」
歪んだ蹄鉄を掲げながら入ってきたのは、部下のジャンだった。思考を断ち切れたレオンは深々と息を吐き出して、その蹄鉄を受け取った。見ると確かに、鉄に不純物が混じっているように見える。
「つうか、なんだよ。新婚のくせにむっつりした顔して。ああ、分かった。夜、寝てないんだろ?」
ジャンの軽々しい物言いはいつものことだが、今はそれが耐えられない。レオンは鋭く同い年の部下を睨み、ジャンはかろうじて空気を読むということは成し遂げた。
「仕上がりは遅いかもしれないが、やはり西町の親方の方が仕事はいい。蹄鉄は明日そっちに発注しろ」
「了解」
レオンの指示にジャンは踵を返し、戸口に立ったところでまだこちらに振り向く。
「なあ。先週の結婚式、よかったぜ。長年の恋って、実るんだなぁって、俺でも思わず感動したし」
レオンは一瞬、「違う」と全てを否定したくなった。しかし信頼する部下であり、気の置けない友人には、一つ頷いて「ありがとう」とだけ返す。
レオンはまた執務室に一人になり、窓から夕闇にすっかり染まろうとしている空を見上げた。
自分が願うのは何だろうと、もう一度心を覗き込む。
彼女の幸福。平穏。己の勝手な欲。抑えきれない憧憬。全てが判別もつかないくらい混ざり合い、何をどうすればいいか分からない。
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