恋降る物語-月喰-

まぽわぽん

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君と羊とアオ

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肉まんにしようかな?
あんまんにしようかな?
あ。たまにはカレーまん?

僕は優柔不断。
コンビニで迷っていると、隣で一緒に選んでいた同級生の蒼が
「あんまん2つ」
あっさりと僕の分も頼んだ。

部活帰りの帰路
「なんで、あんまんにしたの?」
訊いてみると、蒼は
「甘い気分だったから」
サラッと応えた。

僕は優柔不断。
男が男に“好きだな”という気持ちを秘めているのは、相手にとって、どう思われるのかな。

秘めた想いを打ち明ける勇気は
あるの?
ないの?
迷いはエンドレス。

ギュッ

頬に痛みを感じてハッとすると、蒼がニヤニヤしながら僕の両頬をつねっていた。

「はん、油断大敵!エッチなこと考えてんだろ。盛ってんなー」
「はぁ?何言ってんのさ」

でも、遠からず近からず?
少し顔に熱がこもった気がしたけれど、両頬が既に赤かったから誤魔化せた。

「俺はいつもエッチなこと考えてるぜ?健全な男だし、しゃーないだろ」

サラッと言いながら半歩前を歩く蒼を見て、どうして“これが良い”と思ってしまうのだろう。
“これが良い”と考えることだけは、迷わないし即決。

苦笑したところで、振り返った蒼が両手を広げた。僕に視線を刺す。


「なぁ、正直になろうぜ!」


どういう意味?
空は夕闇を越えて『群青』…。

-fin-
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