恋降る物語-月喰-

まぽわぽん

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不協和音

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『君のことが好きだ』

想いを言葉にするとシンプルなのに、想いを行動に移そうとすると胸が騒つく。

潮鳴りをずっと聴いていたい
でも、耳を塞いでいたい

まるで、寄せては返す“波”

『君のことが嫌いだよ』

真逆の想いを言葉にすると複雑なのに、想いを抱いただけで胸が落ち着く。

潮騒は雑音
でも、合間の無音が…耐えられない

まるで、寄せては返す“波”

* * *

~♪
優しい曲を君は口遊む。
それは夏によく聴くラブソングだ。

波風を立てない君は、いつも無邪気に笑う癖がある。

「腹減ったー!飯でも食いに行こうぜ?」
「あぁいいよ」

波風を立てたくない俺も、同時に笑顔を繕ろう癖が身に付いた。


-fin-



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