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第28話・カオス帝国の侵略5
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-カオス帝国軍エア攻略本部-
「なぜだ!」
今回の作戦は完璧だったはずだ。
補給物資を断つ作戦も失敗する可能性などない状況だったのに、一人の魔法使いに崩された。そして、エアの町防衛戦の大将は王国軍最強部隊「虹」の一人、赤のバーサーカーだったからこそ攻め入ったのだ。
赤のバーサーカーは、本気を出せば手に負えない化け物だが、強者がいなければ王国軍が負けようとどうでもいいなどと言って戦わない奴だ。
その性格を利用し、今回の作戦はカオス帝国軍の中将以上の存在は戦場に送り出さず、兵の練度の高さで王国軍を削り続ける作戦だった。
全てが完璧だった。途中までは・・・あの魔法使いが、赤のバーサーカーを本気にさせてしまった事で我が軍の損失は計り知れない!
なんなんだ!あの魔法使いは・・・
「中将、撤退指示を出さなくてよろしいのですか?」
主戦場を監視していたテイマーが中将に伺う。
「すぐに撤退だ。このままでは全滅だ、速やかに撤退しろ」
「了解です」
大将にも、あの魔法使いのことを報告せねば。
なんだ、あの化け物じみた強さ。
虹の赤のバーサーカー?王国軍の切り札か?
赤いオーラみたいなのを纏ってる、俺も欲しい。カッコよすぎ。
まだまだこの国のことや職業、スキル等分からないことだらけだ。
今回の戦争は、王国軍は劣勢だったがバーサーカーが暴れだした時点で風向きが変わり、勝利を治める形となっている。カオス帝国軍は徐々に撤退しだしており、王国軍は追撃の構えだ。
俺も追撃部隊に参戦しようっと、まだまだ楽しまないと!
ディレイスペルとしてダブルキラーウインドを待機させようとした時、見覚えある顔が見えた。
レイナだ。
現在、カオス帝国軍は撤退をはじめたところで、王国軍は追撃しようというタイミングのため混戦状態必須なのだがレイナがよく見えた。
レイナの後方から突然アサシンが飛び掛かり、2本の黒い霧を纏ったダガーを振り下ろす。
ダガーに切り裂かれたレイナは崩れ落ちた。
アサシンの口の動きからこう読み取れた。
「雑魚の女を殺すのは最高だな」
「・・・」
おい、レイナになにしてくれてんだ。
レイナを暗殺したアサシンは人込みに紛れつつ逃げようとしている。
身近な人がやられたことに怒りが込み上げてくるのだが、何故か極端に落ちついている自分がいる。それに伴い、視界さえ広がったような錯覚が起こる。
あのダガーからみて、手練れだろう。それほどの使い手なら、キラーウインドを打ち込んでも避けられると判断した。
自分だけでアサシンを倒す事をすぐに放棄し、行動を起こす。
「ヘイスト」
自分にヘイストをかけて走る。
赤のバーサーカーをヘイストがかけれる射程に収めて、
「ヘイスト」
「おお??」
ヘイストをバーサーカーにかけた。
バーサーカーがびっくりした様子で振り返る。
「さっきのバカじゃ・・・ハッ!おもしれえ!まかせとけって!」
バンッ!!!っという音と共にバーサーカーがアサシンに向けて走り出す。
その後について俺も走る。
ひひ!戦場にいる自分は強いと勘違いした雑魚女を、1撃で殺すのは癖になるな。
今日も楽しい戦争だったといやらしい顔をしているアサシンにバーサーカーが迫る。
「運が悪かったな!俺を熱くしてくれた奴の頼みだからよ!爆心地!」
バーサーカーは圧倒的スピードでアサシンの元に辿り着くと、赤く輝く大剣を振り下ろす。
大剣が地面に刺さると周囲5mほどの爆発が起こる。
アサシンは回避スキルが発動し、バーサーカーの爆心地から一瞬で逃れる。
「いきなりなんだぁ?げぇ!赤のバーサーッ・・・」
「キラーウインド」
ゼロの放った風がアサシンの首を斬り飛ばす。
全くの感情なく放ったキラーウインドは、簡単にアサシンの首を斬り飛ばした。
レイナの仇は俺がとった。
現実で親しい人が死んだことがなく実感が湧かなかったが、身近な人が死ぬというのはこんな気持ちになるんだな。
レイナが死んだという事、その事実を受け止めきれない。
感情がなくなって、心にぽっかりと穴が開いたみたいだ。
性格が良くて、努力家で、美人で、俺を慕ってくれたレイナが死んだ。
死んだ人間は戻ってこない。
俺がレイナの横で守っていればなど、言い出したらきりがない後悔も全て無意味だ。
なにもかもがどうでもよくなり、俯いて立ち尽くす。
「・・・・・・」
「おうおう!バカが!良いとこだけちゃんと持っていきやがって!」
俺の肩に腕を回してくる。
「ああ?辛気臭せえ顔しやがって、あの死んだ女の事だろ?」
「・・・」
「ハッ!んなもん、まだ間に合うだろ」
ゼロはバッと振り向く。
こいつ!なんて言った!?
「なに!!!おい!本当か!」
バーサーカーにくってかかる。
「おうおう、元気になったか?とりあえず、このままにしたら本当に死ぬけどな。ハルカー、ちょっとそこの女生き返してくれ」
上位プリーストらしき女性が歩いてくる。
「レッド、大暴れしといてそれ?私がなんで知らない人を復活させなきゃいけないの?」
俺の爆風の杖に激しく風が纏いだす。
「待てよ、バカ」
バーサーカーは、俺を制止してくる。
「ハルカ、善人のくせに悪ぶるのはやめろ。素直になりゃあ可愛いのによ」
「な!レッドのバカ!死んじゃえ!リザレクション!」
ハルカがリザレクションを唱えると、倒れているレイナが発光し、生気が戻ってきた気がする。
・・・こ、こんなことで本当に生き返ったのか?と、半信半疑で駆け寄りレイナを起こそうとする。
「なぜだ!」
今回の作戦は完璧だったはずだ。
補給物資を断つ作戦も失敗する可能性などない状況だったのに、一人の魔法使いに崩された。そして、エアの町防衛戦の大将は王国軍最強部隊「虹」の一人、赤のバーサーカーだったからこそ攻め入ったのだ。
赤のバーサーカーは、本気を出せば手に負えない化け物だが、強者がいなければ王国軍が負けようとどうでもいいなどと言って戦わない奴だ。
その性格を利用し、今回の作戦はカオス帝国軍の中将以上の存在は戦場に送り出さず、兵の練度の高さで王国軍を削り続ける作戦だった。
全てが完璧だった。途中までは・・・あの魔法使いが、赤のバーサーカーを本気にさせてしまった事で我が軍の損失は計り知れない!
なんなんだ!あの魔法使いは・・・
「中将、撤退指示を出さなくてよろしいのですか?」
主戦場を監視していたテイマーが中将に伺う。
「すぐに撤退だ。このままでは全滅だ、速やかに撤退しろ」
「了解です」
大将にも、あの魔法使いのことを報告せねば。
なんだ、あの化け物じみた強さ。
虹の赤のバーサーカー?王国軍の切り札か?
赤いオーラみたいなのを纏ってる、俺も欲しい。カッコよすぎ。
まだまだこの国のことや職業、スキル等分からないことだらけだ。
今回の戦争は、王国軍は劣勢だったがバーサーカーが暴れだした時点で風向きが変わり、勝利を治める形となっている。カオス帝国軍は徐々に撤退しだしており、王国軍は追撃の構えだ。
俺も追撃部隊に参戦しようっと、まだまだ楽しまないと!
ディレイスペルとしてダブルキラーウインドを待機させようとした時、見覚えある顔が見えた。
レイナだ。
現在、カオス帝国軍は撤退をはじめたところで、王国軍は追撃しようというタイミングのため混戦状態必須なのだがレイナがよく見えた。
レイナの後方から突然アサシンが飛び掛かり、2本の黒い霧を纏ったダガーを振り下ろす。
ダガーに切り裂かれたレイナは崩れ落ちた。
アサシンの口の動きからこう読み取れた。
「雑魚の女を殺すのは最高だな」
「・・・」
おい、レイナになにしてくれてんだ。
レイナを暗殺したアサシンは人込みに紛れつつ逃げようとしている。
身近な人がやられたことに怒りが込み上げてくるのだが、何故か極端に落ちついている自分がいる。それに伴い、視界さえ広がったような錯覚が起こる。
あのダガーからみて、手練れだろう。それほどの使い手なら、キラーウインドを打ち込んでも避けられると判断した。
自分だけでアサシンを倒す事をすぐに放棄し、行動を起こす。
「ヘイスト」
自分にヘイストをかけて走る。
赤のバーサーカーをヘイストがかけれる射程に収めて、
「ヘイスト」
「おお??」
ヘイストをバーサーカーにかけた。
バーサーカーがびっくりした様子で振り返る。
「さっきのバカじゃ・・・ハッ!おもしれえ!まかせとけって!」
バンッ!!!っという音と共にバーサーカーがアサシンに向けて走り出す。
その後について俺も走る。
ひひ!戦場にいる自分は強いと勘違いした雑魚女を、1撃で殺すのは癖になるな。
今日も楽しい戦争だったといやらしい顔をしているアサシンにバーサーカーが迫る。
「運が悪かったな!俺を熱くしてくれた奴の頼みだからよ!爆心地!」
バーサーカーは圧倒的スピードでアサシンの元に辿り着くと、赤く輝く大剣を振り下ろす。
大剣が地面に刺さると周囲5mほどの爆発が起こる。
アサシンは回避スキルが発動し、バーサーカーの爆心地から一瞬で逃れる。
「いきなりなんだぁ?げぇ!赤のバーサーッ・・・」
「キラーウインド」
ゼロの放った風がアサシンの首を斬り飛ばす。
全くの感情なく放ったキラーウインドは、簡単にアサシンの首を斬り飛ばした。
レイナの仇は俺がとった。
現実で親しい人が死んだことがなく実感が湧かなかったが、身近な人が死ぬというのはこんな気持ちになるんだな。
レイナが死んだという事、その事実を受け止めきれない。
感情がなくなって、心にぽっかりと穴が開いたみたいだ。
性格が良くて、努力家で、美人で、俺を慕ってくれたレイナが死んだ。
死んだ人間は戻ってこない。
俺がレイナの横で守っていればなど、言い出したらきりがない後悔も全て無意味だ。
なにもかもがどうでもよくなり、俯いて立ち尽くす。
「・・・・・・」
「おうおう!バカが!良いとこだけちゃんと持っていきやがって!」
俺の肩に腕を回してくる。
「ああ?辛気臭せえ顔しやがって、あの死んだ女の事だろ?」
「・・・」
「ハッ!んなもん、まだ間に合うだろ」
ゼロはバッと振り向く。
こいつ!なんて言った!?
「なに!!!おい!本当か!」
バーサーカーにくってかかる。
「おうおう、元気になったか?とりあえず、このままにしたら本当に死ぬけどな。ハルカー、ちょっとそこの女生き返してくれ」
上位プリーストらしき女性が歩いてくる。
「レッド、大暴れしといてそれ?私がなんで知らない人を復活させなきゃいけないの?」
俺の爆風の杖に激しく風が纏いだす。
「待てよ、バカ」
バーサーカーは、俺を制止してくる。
「ハルカ、善人のくせに悪ぶるのはやめろ。素直になりゃあ可愛いのによ」
「な!レッドのバカ!死んじゃえ!リザレクション!」
ハルカがリザレクションを唱えると、倒れているレイナが発光し、生気が戻ってきた気がする。
・・・こ、こんなことで本当に生き返ったのか?と、半信半疑で駆け寄りレイナを起こそうとする。
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