灰色の人生は異世界(MMORPG仕様)への転移で、虹色の人生に

ぎたー

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第50話・王女様とのデート?5

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「カバー!」

アシュレイの声が聞こえると、俺の目の前にはアシュレイが立っていた。

「ッ!アシュレイ、大丈夫なのか!」

「集中するのですわ!あれは適正LVで受ければ即死と言われていますの!全力で守りますので、ゼロは自分が生き残ることだけを考えなさい!」

やっぱり即死か!
俺はアシュレイの行動パターンを何通りも予測する。
・・・切り札的な防御スキルで守りを固めて耐えるだろう。ならば、それに合わせて俺がウインドシールドを重ねて・・・よし!やってやるぜ!

「城壁!鉄壁!シールド強化!」

アシュレイの前方に城壁がそびえ立ち、アシュレイより一回り大きい盾がアシュレイの前に出現する。
そして、その城壁と盾が光る。盾強化スキルによって城壁と鉄壁スキルの防御力が上がったのだろう。

「ダブルウインドシールド!」

鉄壁スキルの盾と、アシュレイの間に爆風の盾を用意する。

「ありがとうですわ、ゼロ!早く逃げてくださいまし!」

ドォッン!!!と、ひと際大きい音がした。
城壁に水の弾丸が当たったのだろう。
パラパラと城壁が剥がれ落ちているような音がし、なんとか耐えたか?と思っていると、ものすごい音と共に城壁が吹っ飛ぶ。

「アシュレイ様~、脱出の時間ですよー?」

「え?ゼロ?」

アシュレイを抱えて全力で走り出す。

ドォン!という音と共に、巨大な水の弾丸は鉄壁の盾に当たり止まったように見えたが、すぐに鉄壁の盾を吹き飛ばしてしまう。最後の砦である爆風の盾は、爆風の名に恥じない風の力で水の弾丸と拮抗したようにみえたが、水の質量のほうが上回り爆風の盾を突破してくる。
防御スキルや魔法を信じて見守っていれば、二人とも確実に死んでいただろう。
だが、もう俺達はそこにはいない。

この頃、規格外の攻撃を放つボスばかりで困る。
アシュレイの城壁は切り札的な防御スキルだろうし、俺のダブルウインドシールドだって負けてないと思っている。
その全てを上回ってくる火力とかありえんぞ!

安全を確認できたうえでアシュレイをおろす。
お返しだ蟹野郎!

「ダブルキラーウインド!」

とどめだ!!!

「ダブルウインドカッター!」

メキメキメキ!
満身創痍のキングレッドクラブのすぐ上に、突如発生した爆風の斬撃が襲い掛かり斬り裂く。
キングレッドクラブは大きく体を抉られ、身動きがとれないところにダブルウインドカッターが当たり、白目を剥いて倒れる。

キングレッドタートルは、バフ後一定時間動けないのかまだ動いていない。

「アシュレイ様!」

「はっ!ごめんなさいゼロ。ありがとうですわ。最後の仕上げにキングレッドタートルを倒しますわ!」

アシュレイはここで死ぬつもりだったのか、生き延びたことで放心状態だった。
声を掛けると頭を振り正気に戻る。
まあ、盾持ちの職業は盾で受けることしか考えないよな。

設置型の防御スキルや防御魔法なら、そこで受け止めておいて自分は逃げるという戦法も非常に有効だと思うので、是非取り入れてほしい。
逃げるためには、ヘイストという移動速度がないと厳しいかもしれないが。


キングレッドタートルが回復したのか動きだした。
今のところ攻撃方法は、接近して衝撃波のみ。
衝撃波は防御を貫通するというところまでは、分かっている。

「ゼロ、私のジャッジメントは巨大すぎるぐらいのダメージを与えられますわ。ですが、ジャッジメントを放とうと接近すると衝撃破がくるので近寄れないですわ」

戦法としてはアシュレイになんとか耐えてもらいつつ、俺が風魔法で攻撃しまくれば倒せそうだけど、アシュレイはジャッジメントで仕留めたいようだ。その意思をくみたい。

「アシュレイ様、俺の合図でキングレッドタートルに飛び込んでもらっていいですか?隙を作りますので。その瞬間に、ジャッジメントを放ってください」

「分かりましたわ!ゼロにお任せします」

クールタイムも全魔法戻ってきたし、2戦目いきますか。
キングレッドタートルは接近してくる。

まずは、ダメージを稼ぐ。
爆風の杖が風を纏う。

「ダブルウインドブレイド!」

大型の爆風の刃が地面を削りながらキングレッドタートルを襲う。
キングレッドタートルは口を大きく開け、衝撃波を放ち爆風の刃を消し去る。

こいつっ!!!ダブルウインドブレイドを相殺しやがった!
だが、この行動パターンが弱点なはずだ。
魔法攻撃は衝撃波で相殺するというパターンが存在するなら、それを逆手にとる!

「ダブルウインドカッター!」

爆風の刃はキングレッドタートルの頭を切り裂く。
切られてお怒りのキングレッドタートルは、俺の方へ走ってくる。

「アシュレイ様!右から回り込んで接近してください!」

「分かりましたわ!」

「ダブルウインドランス!」

キングレッドタートルは口を開きだす。
爆風の槍が飛んでいくが、口から衝撃波を放つと爆風の槍は消え去る。

さあ、いくぜ!目くらまし兼ダメージ蓄積狙い!

「ダブルサドゥンウインド!」

ゴーゴーと爆風が吹き荒れてキングレッドタートルは、頭を振って嫌がる。
俺も、ダブルサドゥンウインドを放った瞬間に左から山のような甲羅に向かって走り込む。
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