灰色の人生は異世界(MMORPG仕様)への転移で、虹色の人生に

ぎたー

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第52話・王女様とのデート?を達成後の話1

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蟹の身と亀に生えるキノコは数もないし提出はやめておこう。

「悪魔の心臓235個と骨71本、赤蟹の爪22本、赤亀の甲羅23個ですね。赤蟹の爪と赤亀の甲羅はどちらも、銀貨1枚で買い取りいたします。サティさんとダンさんへの支払いで金貨3枚の支払いが発生しますので、金貨26枚と銀貨4枚と銅貨2枚になります。あ、アシュレイ様!ゼロさんへの報酬はどうするのですか?」

マリさんが、アシュレイに声を掛ける。

「ああ、金貨500枚支払っておいてくださいまし」

アシュレイ様がさらっと金貨500枚とか言った気がするが・・・

「ア、アシュレイ様・・・金貨500枚って本当にいいのですか?」

マリさんが、動揺したような声で伺う。

「いいんですわ。ゼロは私のわがままで、本当に死ぬか生きるかの戦いを繰り広げたのです。妥当ですわ」

「アシュレイ様が言うのでしたら・・・ゼロさん、クエスト報酬も追加しまして金貨526枚と銀貨4枚と銅貨2枚になります」

俺もさすがに指名依頼とはいえ、ボスを倒しただけで金貨500枚を頂いていいものかと、不安になりながら報酬を受ける。

「あ、ありがとうございます」

アシュレイにもお礼を言いに行く。

「アシュレイ様、ありがとうございました」

「いえ、正直に言えば金貨500枚でも足りないと思ってますわ。あのボスはそれほどの強敵でした、これは足りない分のお礼です」

アシュレイ様は俺に近寄ってきて、ほっぺにキスをしてきた。
俺はキスされた頬を手でさわる。

「あー!!!!!!!!」

マリさんの声が冒険者協会中に響き渡る。

「やば!アシュレイ様、ここは撤退しましょう!」

マリさんから追撃の声が聞こえてきたが、アシュレイの手を引き、冒険者協会が見えなくなるくらいまで走る。

「はぁはぁ、ここまでくれば大丈夫か、な?」

「ふふ、ゼロはこんなに楽しい毎日を送っているんですの?」

「俺はマリさんに説教されて、謝ってただけですけどね」

「それが楽しいんじゃありませんこと?」

「かもしれませんね」

ゼロは、確かにと笑ってしまう。

アシュレイ様と別れてMPポーションを買いに行く。100本はすぐに溶けるから、200本だな!
金貨14枚の出費だが安いと思ってしまう。
この頃、稼ぎが良すぎて金銭感覚がずれてきてしまったな。



-アシュレイside-
王の間にて

「今帰りましたわ、お父様」

「おおーアシュレイ、よくぞ戻った。怪我はしておらぬか?大丈夫だったか?」

「はい、大丈夫でしたわ」

「そうかそうか、それはよかった。して、どうだった?」

「はい。茜色のダンジョンにて、適正LV以下のもの1名と私を含め2名のみで、キングレッドクラブ、キングレッドタートルを倒し2名共生き残るという王家の試練を達成いたしましたわ」

「うむ。よくやった。わしの見込みは間違いじゃなかったようだな」

「はい、ゼロは間違いなく世界最強の一人になると思いますわ。カオス帝国冒険者「極炎」にも劣らぬものになるはずですわ」

「ああ、「極炎」はいずれ我が国に攻め込んでくるだろう。だが、対抗する手段である「虹」は我が国の軍隊だ。国同士の戦争でなければ使用できん。それを狙って、カオス帝国は冒険者の「極炎」を利用して攻め込んでくるはず。それに対抗するためにも、我が国も冒険者が必要になる。そういった英雄達を支えることこそが王家の役割なのだから」

「はい。ゼロには英雄となってもらいます」

「うむ。ではゼロとアシュレイのボス戦について聞かせておくれ」

「はい。私とゼロは・・・・・・・・・キングレッドクラブの巨大な水の弾丸が発射準備に入った時点で、カバーを使用してゼロの前に立ちましたわ。その際に、城壁、鉄壁、シールド強化を利用して最大の防御スキルを展開しましたわ。私は、死んでもゼロを守ると誓っていましたの」

「いい子だー。とてつもなくいい子だー。こんないい子は、ゼロにはもったいなすぎるぞー」

マルス王は、泣きながら娘を褒める。
アシュレイはそれを見て、くすりと笑う。

「そして、巨大な水の弾丸が城壁を突破した瞬間に、私はゼロに抱えられましたの。私は最大の防御スキルを利用し、盾で耐えつつゼロを逃がすことしか考えていなかったので、抱えられた時は頭が真っ白でしたわ」

「ぬあに~、ゼロめ!もうアシュレイに触れたのか!許さんぞ!早すぎる!まだ触れるのは早いぞー!」

マルス王は憤慨する。
他の側近達はまたか、とマルス王を白い目で見る。

「その後、巨大な水の弾丸は鉄壁を突破し、ゼロの用意したウインドシールドも突破されましたわ。そのまま防御に徹していれば死ぬところでしたが、ゼロのおかげで助かりましたの」

「ゼロ!よくやった褒めてつかわす!触ったことは万死に値するが、命を救った事で今回だけは帳消しにしてやるぞ!」

側近達はマルス王を白い目で見る。

「そして、ゼロはキングレッドクラブを倒しました。残ったキングレッドタートルを倒す作戦としては、私が前衛で時間を稼ぎつつ、ゼロが攻撃をするというのが一番理に叶った戦法でしたわ。ただ、ゼロは私がジャッジメントで一矢報いたいと思っていることを分かってくれていましたの。ゼロはあえてキングレッドタートルの隙を作り、ジャッジメントを打てるような作戦を考案して実行してくれました。結果、ジャッジメントを放ち、ゼロが魔法でとどめをさしたというのが顛末です」
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