灰色の人生は異世界(MMORPG仕様)への転移で、虹色の人生に

ぎたー

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第53話・王女様とのデート?を達成後の話2

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「おお!なんと素晴らしい!我が娘は盾職でありながら、勇猛でもある!そして、娘の願いを叶えつつ支えたゼロ!わしは感動したぞ!」

側近達は、えーっていう顔でマルス王を見る。

「最後に、今回のボス戦はゼロでなければ私は死んでいましたわ。私がボスに挑みたいと言って死ぬのだからゼロに責任はないのですが、名誉は酷く傷ついてしまいます。ゼロは私のわがままを聞き、命を救い、願いを叶えてくれた、私の英雄ですわ。ご清聴ありがとうございました」

アシュレイが優雅にお辞儀をする。

「ごっほん。アシュレイよ、よくがんばった。王家の使命とは別にお前の想いでゼロを支えよ。そして、イーリス王国のために尽力せよ」

「かしこまりましたわ。お父様」

アシュレイはゼロを支え、イーリス王国を守ってみせると胸に誓う。




ゼロは宿に着く。

「ゼロさん、色々と大丈夫でしたか?」

ルリさんから心配そうな顔で尋ねられる。

「はい、おかげさまで大丈夫でした」

「なにもなかったんですよね?」

「そうですね。あったといえばあったのですが、なんとかなりました」

「なにがあったんですか!」

ルリさんは気迫のある顔で俺に迫ってくる。

「あ、いや」

あー、話してもいいか。
アシュレイ様から口止めされてないしな。

「アシュレイ様と茜色のダンジョンのボスをペアで倒しに行ったんですよ。それが物凄く過酷だったんですけど、なんとかなりましたという話です」

「・・・」

「ゼロさん、それはいけないと思います。デートなのにダンジョンに行ったのですか。それもペアでボスを倒すなんて、アシュレイ様は王女様なんですよ!ダメですよ、色々と!ゼロさんが強いのは知っていますが、王女様には・・・ですから・・・そういう時は・・・」

・・・し、しまった、ルリさんのスイッチを入れてしまった。
この話を他の人に話すのはよそう、説教ルートに入ってしまう。
ゼロは項垂れながら一言。

「申し訳ございませんでした」



----20日目裏世界----
チュンチュン。

なにか分からんが、燃え尽き症候群的な感じがする。
アシュレイと生死をかけた戦いが強烈すぎて、通常の狩りをするのが億劫だ。

本当は茜色のダンジョンで狩りがいいかなと思ったんだけど、あそこの敵はHPが高いからこのモチベーションではな・・・経験値は劣っても1確で、お金の稼ぎもいい悪魔の森にしとくか。
それに悪魔の森は35LVがギリギリ適正のような事もいってたし問題ないだろ。

その日は狩りをしだして早々は、やる気がおきなかった。
だが、エネミーサーチを使用しモンスターを倒し続けているとスイッチが入りだす。

「お前らー!!!まとめてかかってこいやー!!!」

結果的には、悪魔の森で一人大声を出し、大盛り上がりしながら狩りを続けた。
今日の成果は悪魔の心臓202個、骨64本。



----21日目表世界----
チュンチュン。

はぁ~朝か。
ちょっと疲れが残っているかな?
悪魔の森でモチベーションを整えたとはいえ、疲れはとれていないようだ。

コンコンとノックが聞こえた。

「ゼロさん、おはようございます。朝食の準備ができましたよ」

「今行きます」

裏世界のドロップ品を持ってと、今日も一日がんばろう。
食堂で、朝ご飯をルリさんと一緒に食べる。

「ゼロさん、わたくし昨日ソロで狩りをして17LVに上げておきました!」

「おお、ルリさんやりますね!それは助かります。こうなったら食い逃げ犯に突撃してみましょうか」

そう、こうなったらなのだ。
俺はギルドが早く作りたい!食い逃げ犯はHPが大きいため、経験値も多い。
適正LVには少し早いし、パワーレベリングになってしまうが問題ないだろう!
その後で、ゴブリンの巣窟でソロ狩りを覚えせれば全て問題ない、問題ないはずだと信じたい!

「食い逃げ犯ですか?」

「そうです。エンリルの東門から出て道沿いに真っすぐ行くと池があるんですけど、そこには下々のダンジョンという場所があってHPが多くて経験値が多い、食い逃げ犯が出現します。そこで狩ります」

「ゼロさん、パワーレベリングですね?」

ルリさんが小声で俺に聞いてくる。

「そうです。今回は見逃してください。次の機会にソロ狩場で経験を積ませてあげますので」

俺も小声でルリさんに言う。
お互いに笑い合う。

さ、今日はすぐにでも行きましょう!
と意気込んで宿の外へ出るとレイナがいる。

「あれ?レイナなにかあったか?」

「いえ、ゼロと一緒にまた狩りできたらいいなぁと思って待ってたの」

レイナってこんなに可愛かったか?

「レイナさん、お久ぶりです」

「ルリさん、久しぶり」

なにか冷たい風が吹いたような気がするが、気のせいだろう。
そうだ!それなら食い逃げ犯がぴったりじゃないか!

「レイナ、今日ルリさんと一緒に食い逃げ犯を狩りに行くんだけど、レイナもいかないか?ギリ適正LVか適正LV超えてるぐらいだと思うんだけど」

「そうね、食い逃げ犯ならLVも上げれそうね」

「ね!ルリさん、今日は3人で狩りましょう!」

「ええ、ゼロさんの思うようにしていただければ」

ルリさんは一礼する。

「よし、じゃあ俺が先頭を走るからついてきてください。ヘイスト!」

俺、ルリさん、レイナにヘイストをかける。
下々のダンジョンなんてヘイストをかければ一瞬だぜ。
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