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第68話・鳥アパート201号室1
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レイナと俺のやり取りをみて、ルリさんとアシュレイ様が暖かい目で見つめてくる。
失態ではあったが、みんなの結束が固まったように思える。結果オーライか。
などとゼロは思っていたが、レイナが泣いていたのはゼロへの恩返しができたことに対してだ。
その意図に気づかないのはゼロだけであった。
「ゼロ、今回は上手くアサシン相手に立ち回れましたが、今後もできるかは分かりませんわ。というのも、アサシンが私達を狙っているという情報があったからこそ対処できただけで、狙われているか分からない状態で狙われたら咄嗟には対処できないと思いますわ」
「分かった、アサシン対策はきちんと考えないとな。俺が近くにいない時に狙われたら厳しいだろうしな」
「お願いしますわ」
アシュレイとレイナは前衛だから、アサシンも簡単には暗殺できないと思う。
それでも、前衛を一瞬で殺せるほどのアサシンが出てくる可能性だってあるしな。しっかりと注意していこう。
ギルドバトル終了後、少し時間が経つと強制的に冒険者協会へ戻される。
泣いていたレイナも、取り乱してごめんなさいと言って元通りだ。
そして、レイナはファンになった冒険者たちに囲まれる。
「おいおい、なんだあの大剣捌き!」「めちゃくちゃ綺麗ですね!好きになりました!」
「あのスキル俺にも教えてくれ!」「すげーカッコよかったぜ!」
ちなみに、ルリさんも囲まれている。
こうやって冒険者のアイドルは作られていくのだろうか。
「ゼロ、よかったですわね」
「ですね、これでレイナも気持ちよくギルドバトルができると思います」
アシュレイと笑い合う。
ああ、本当にいい仲間達に巡り会えたものだ。
「ゼロさーん!」
マリさんの声が聞こえた。
「はい?」
「ギルドバトルお疲れ様でした。今回もすごく盛り上がったようで」
「そうですね、レイナが大活躍してくれたおかげで盛り上がりました」
「ゼロさんのギルドは、すぐにEランクに上がれそうですね。応援していますよ」
「やらないか?」
はいー、いつもの訳の分からない展開いただきましたー。
さすがに耐性ついたんで、パニックはおこしませんよ。
「協会長、ご無沙汰しております」
「おう、それにしてもゼロも俺とやってくれる気になったという意味でいいか?」
なにをやるんだ、なにを。
「いえ、なにをやるかは分かりませんが遠慮しておきます」
「まあ、気が変わったら連絡くれ。新しい扉が開けるぞ」
「気が変わることはありませんが、なにか御用ですか?」
「うむ。マリ、fortuneをEランクに上げてやれ。」
マリさんが驚きの表情で協会長を見る。
「協会長!fortuneは2回しかギルドバトルを行ってないんですよ!過去の前例をみても、そんなに早くランクを上げたことなんてないです!」
「そうだな、だから今回が史上初最速のランクアップだな。あっはっは」
「ほ、本当にそんな簡単に決めていいんですか?」
「マリ~、よく考えてみろ。初戦、fortuneはアーチャー1人だけで相手ギルド5人を倒し勝利。2戦目は、Eランク昇格に近いギルドだった飛び掛かるイケメンだぞ?あいつらはアサシン4人で隠蔽スキルを利用する戦術によって、Fランク帯では負けなしだったが、Eランクに昇格させていいかどうかという点で昇格は保留としていたのだ。そんなギルドを大剣持ち1人だけで全滅させたわけだ。それも王女様とゼロの強さは未知数だろ?なんも問題ないだろ」
協会長は俺に向かってウインクしてくる。
うげぇ。
いや、ギルド昇格についてはめちゃくちゃありがたいのですが、ウインクは気持ち悪いので今後2度としないようにしてもらえますか。
「分かりました、分かりましたよ!どうせ協会長命令ですしね!では、fortuneはEランクに昇格とします。Eランクに昇格したことで、特典としてエンリルの居住区にある鳥アパートの201号室がfortuneギルドに貸し出されます。但し、ギルドがEランク以上になったためランクダウンした場合は、特典剥奪やダウングレードする場合がございます。ご注意ください。こうなってくると、いよいよ私の家に連れ込むしか・・・」
私の家に連れ込むとかは、聞かなかったことにする。
マリさんは鳥アパート201と書かれた鍵を渡してくれる。
おお、これがEランクギルドになったことによる貸し出されるアパート1室か!
よし、よし、よーし!これで、fortuneのみんなと楽しめそうだな~。
ゼロは、色々な妄想で夢が膨んでいた。
「ゼロ、ギルドランクが上がれば強いギルドと戦うことになる。これまで以上に精進しろよ」
「はい、ありがとうございました」
協会長にお礼を言いつつ頭を下げる。
いい人なんだか、変な人なんだか本当に分からないよな。
「ゼ、ゼロ、まさか、Eランクに上がったことで1室を手に入れたのですの?」
アシュレイがワナワナとした声で聞いてくる。
どうしたんだろうか?
「はい、無事Eランクに昇格したことで手にいれました」
鍵を見せる。
「やったー!」
アシュレイの豊満な胸にゼロの顔が抱かれる。
「ゼロ、やりましたわ!私、友達と一緒に生活するの夢でしたの!自立ですわ!共同生活ですわ!最高ですわ!」
こ、これは顔がすごく柔らかい・・・が!い、息ができん!
もがもが!と引き離そうと柔らかいものに手を振れて突き放す。
「きゃ!人前では恥ずかしいですわ・・・」
「ぷは!た、助かったぁ・・・!?」
ゼロは九死に一生を得たが、すぐに重く暗い空気が襲ってきた。
失態ではあったが、みんなの結束が固まったように思える。結果オーライか。
などとゼロは思っていたが、レイナが泣いていたのはゼロへの恩返しができたことに対してだ。
その意図に気づかないのはゼロだけであった。
「ゼロ、今回は上手くアサシン相手に立ち回れましたが、今後もできるかは分かりませんわ。というのも、アサシンが私達を狙っているという情報があったからこそ対処できただけで、狙われているか分からない状態で狙われたら咄嗟には対処できないと思いますわ」
「分かった、アサシン対策はきちんと考えないとな。俺が近くにいない時に狙われたら厳しいだろうしな」
「お願いしますわ」
アシュレイとレイナは前衛だから、アサシンも簡単には暗殺できないと思う。
それでも、前衛を一瞬で殺せるほどのアサシンが出てくる可能性だってあるしな。しっかりと注意していこう。
ギルドバトル終了後、少し時間が経つと強制的に冒険者協会へ戻される。
泣いていたレイナも、取り乱してごめんなさいと言って元通りだ。
そして、レイナはファンになった冒険者たちに囲まれる。
「おいおい、なんだあの大剣捌き!」「めちゃくちゃ綺麗ですね!好きになりました!」
「あのスキル俺にも教えてくれ!」「すげーカッコよかったぜ!」
ちなみに、ルリさんも囲まれている。
こうやって冒険者のアイドルは作られていくのだろうか。
「ゼロ、よかったですわね」
「ですね、これでレイナも気持ちよくギルドバトルができると思います」
アシュレイと笑い合う。
ああ、本当にいい仲間達に巡り会えたものだ。
「ゼロさーん!」
マリさんの声が聞こえた。
「はい?」
「ギルドバトルお疲れ様でした。今回もすごく盛り上がったようで」
「そうですね、レイナが大活躍してくれたおかげで盛り上がりました」
「ゼロさんのギルドは、すぐにEランクに上がれそうですね。応援していますよ」
「やらないか?」
はいー、いつもの訳の分からない展開いただきましたー。
さすがに耐性ついたんで、パニックはおこしませんよ。
「協会長、ご無沙汰しております」
「おう、それにしてもゼロも俺とやってくれる気になったという意味でいいか?」
なにをやるんだ、なにを。
「いえ、なにをやるかは分かりませんが遠慮しておきます」
「まあ、気が変わったら連絡くれ。新しい扉が開けるぞ」
「気が変わることはありませんが、なにか御用ですか?」
「うむ。マリ、fortuneをEランクに上げてやれ。」
マリさんが驚きの表情で協会長を見る。
「協会長!fortuneは2回しかギルドバトルを行ってないんですよ!過去の前例をみても、そんなに早くランクを上げたことなんてないです!」
「そうだな、だから今回が史上初最速のランクアップだな。あっはっは」
「ほ、本当にそんな簡単に決めていいんですか?」
「マリ~、よく考えてみろ。初戦、fortuneはアーチャー1人だけで相手ギルド5人を倒し勝利。2戦目は、Eランク昇格に近いギルドだった飛び掛かるイケメンだぞ?あいつらはアサシン4人で隠蔽スキルを利用する戦術によって、Fランク帯では負けなしだったが、Eランクに昇格させていいかどうかという点で昇格は保留としていたのだ。そんなギルドを大剣持ち1人だけで全滅させたわけだ。それも王女様とゼロの強さは未知数だろ?なんも問題ないだろ」
協会長は俺に向かってウインクしてくる。
うげぇ。
いや、ギルド昇格についてはめちゃくちゃありがたいのですが、ウインクは気持ち悪いので今後2度としないようにしてもらえますか。
「分かりました、分かりましたよ!どうせ協会長命令ですしね!では、fortuneはEランクに昇格とします。Eランクに昇格したことで、特典としてエンリルの居住区にある鳥アパートの201号室がfortuneギルドに貸し出されます。但し、ギルドがEランク以上になったためランクダウンした場合は、特典剥奪やダウングレードする場合がございます。ご注意ください。こうなってくると、いよいよ私の家に連れ込むしか・・・」
私の家に連れ込むとかは、聞かなかったことにする。
マリさんは鳥アパート201と書かれた鍵を渡してくれる。
おお、これがEランクギルドになったことによる貸し出されるアパート1室か!
よし、よし、よーし!これで、fortuneのみんなと楽しめそうだな~。
ゼロは、色々な妄想で夢が膨んでいた。
「ゼロ、ギルドランクが上がれば強いギルドと戦うことになる。これまで以上に精進しろよ」
「はい、ありがとうございました」
協会長にお礼を言いつつ頭を下げる。
いい人なんだか、変な人なんだか本当に分からないよな。
「ゼ、ゼロ、まさか、Eランクに上がったことで1室を手に入れたのですの?」
アシュレイがワナワナとした声で聞いてくる。
どうしたんだろうか?
「はい、無事Eランクに昇格したことで手にいれました」
鍵を見せる。
「やったー!」
アシュレイの豊満な胸にゼロの顔が抱かれる。
「ゼロ、やりましたわ!私、友達と一緒に生活するの夢でしたの!自立ですわ!共同生活ですわ!最高ですわ!」
こ、これは顔がすごく柔らかい・・・が!い、息ができん!
もがもが!と引き離そうと柔らかいものに手を振れて突き放す。
「きゃ!人前では恥ずかしいですわ・・・」
「ぷは!た、助かったぁ・・・!?」
ゼロは九死に一生を得たが、すぐに重く暗い空気が襲ってきた。
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