灰色の人生は異世界(MMORPG仕様)への転移で、虹色の人生に

ぎたー

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第114話・不穏な動き1

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裏世界での狩りも終わり、猿マンションに帰る間も訓練のためとバーニアを使用してみたが、この魔法有用すぎる。
今の俺ならバーニアを利用した瞬動並のスピードとそれを利用した斬撃が行えるので、並の剣士では相手にならないだろう。だが、達人クラスに勝つことは厳しいと思うな。
飛燕に剣術指南を頼んでみるか?あいつは刀だから剣は教えられないよ、的なオチがあるかも?
そんなことを考えながら、自宅に帰ってきて布団に入る。

まだまだやれること、勉強しなければいけないことが山ほどあるなと思いながら寝る。
今日の成果、半魚人の鱗2枚、銀貨1枚。



----33日目表世界----
チュンチュン。

「はぁ~、朝か~」

布団から起き上がると、シルがメイド姿で朝ごはんを作っている。
シルのメイド姿は本当に綺麗で見ていて飽きないし、朝ご飯まで用意してくれる言う事なしの完璧なメイドさん。
シルが振り返る。

「ゼロ様、おはようございます」

「あぁ、お、おはよう」

昨日のお風呂事件の展開がチラついて、どもってしまった。
普通に恥ずかしいのだが・・・

「ゼロさん、おはようございます」

背後からルリの暗闇状態の声が聞こえてくる。い、いつの間に背後へ。
完全にホラーな展開なため、背筋がゾゾゾとなり振り返るのさえためらわれる。

「ル、ルリ、お、おはようございます」

「ゼロさん、シルさんへの挨拶も普通じゃなさそうでしたがどうかしたのですか?」

「ど、どうもしていないのですが、顔を洗ったり布団を片付けてもよろしいでしょうか?」

「・・・」

無言!
ちょっとちょっとどういう状況?
俺、ルリになにかしたか?
全く身に覚えがないんだけども・・・

「ゼロさん、シルさん、昨日はのぼせてしまってご迷惑をお掛けしました。申し訳ございませんでした。」

ああ~、昨日の失態を謝罪するのが億劫でテンションが下がってたってこと?
そんなこと気にしなくていいのに。初めてのお風呂なんてテンション上がりすぎて困ってしまうことも容易に想像できるって!
と気軽に考えているとすぐにルリが言葉を発する。

「で、ゼロさん。昨日の夜お風呂に入りましたよね?」

「うん、入ったけど」

「その時にシルさんも一緒に入りましたよね?」

「・・・」

ルリの言葉にゼロは頭の中が真っ白になり、固まる。

「ええ、お背中をお流しいたしましたよ」

俺が返答する前にシルが当然のように発言する。

なっ!どうしてそう、シルはぽんぽんとしゃべりますか!
ルリはどこからか弓を取り出し、そして俺へ弓が向けられる。

「ルリ、冷静になってほしい。よく聞いてくれ、俺は風呂場で目隠しをされていたし触れようとなんてしていない。このことから無実としかいいようがない!」

「私が全て洗って差し上げました」

ゼロはバッとシルを振り向く。
おい!その一言いらんだろ!

ドス!っという音の後、ゼロは倒れた。意識が途絶える寸前に聞こえてきたのはシルの一言だった。

「あ、大事な場所は洗いませんでしたよ」

シルは、なにを、言ってるんだ・・・



気が付くと、布団で寝かせられていた。
fortuneのみんなは朝ごはんを食べ終わり、くつろいでいるようだった。

「ゼロ、起きたのね。LVがすぐに上がると思うから狩りに行きたいのだけど、今日中に転職できそうなの」

レイナの発言にゼロの目がくわっと開く。
転職できそう!?という事は40LVか!
こうしてはおれんぞ!俺のご飯はちゃんと残しておいてくれてあるからさっさと食べて狩りに行こう!
ルリも俺の意識を刈り取ったんだから、許してくれてるはずだ。

「よし、みんな!今日は各自LV上げとする。茜色の砂浜で狩りをしたい人はレイナとルリだけでいいよな?俺は手伝いにいく!転職だ!」

「起きて早々、テンションが高いですわね。茜色の砂浜で狩る人は多分、レイナさんとルリさんだけですわ」

アシュレイ様が補足してくれる。

「ルリ、ちなみに転職まで何日かかる?」

「あと二日あればいけると思います」

おし!じゃあギルドバトルは三日後だ!

「みんな、ギルドバトルは三日後に行う予定だ!全員参加で頼む!」

みんなが了解してくれる。
ご飯をガツガツと一気に食べて、レイナとルリと茜色の砂浜へ走りこむ。
茜色の砂浜を狩りをしていると、レイナからLVが上がったことの報告を受けた。

「レイナ、今から転職しにいくんだろ?」

「ええ、行ってくるわ」

「なんの職業にするんだ?」

「転職してからのお楽しみよ」

うわー!すっごい楽しみだ!
大剣の上位職ってなんだろなー、まさか虹のレッドと同じバーサーカーじゃないよな?なにがあるんだろうなー。

「じゃあ行ってくるわ」

「今日の夜は転職祝いをできるように祈ってるぜ!」

「ええ」

ゼロはレイナを見送る。

「ルリもがんばるぞ!転職まであともう一歩だからな。次のギルドバトルで盛大にいいところを見せつけてやろうぜ!」

「はい!がんばります!」

その後はいつも通り、キング2種をブラストカノンで倒して、木箱2つで金貨20枚手に入れた。
ルリにヘイストをかけつつ、半魚人相手にバーニアの訓練をする。
半魚人と戦っていて思うがバーニアは本当にやべえ、強すぎだろ!
次のギルドバトルでお披露目して会場のみんなに自慢してー!自慢気に使用したら風魔法使いが爆発的に増えちゃったりするんだろうなー!なんてウキウキしながらバーニアの訓練に励む。



「ルリー、そろそろ帰ろう」

「はい!ゼロさんも訓練は捗りましたか?」

「ばっちしだ!後はレイナがどうなったかだな、転職試験があるだろうから100%転職できるかは、分からないんだけどな」

「そうなんですね、レイナさんなら大丈夫なはずです。帰りにお祝い用のご馳走を買って帰りましょう」

俺もレイナなら転職できていると思う。
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