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第121話・明かされる悪魔の国2
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今日も一日を終え、猿マンションに帰ってきた。
ご飯とかいつものルーティンをこなして、悪魔の事を聞こうとアシュレイ様へ話しかけようとした時、リリィから声を掛けられる。
「ゼロ、ひとつ話したいことがある。ベランダで二人っきりで話せないか」
「分かった」
他のfortuneメンバーがどうしたの?という顔で見る。
「みんな、ごめん。リリィと二人だけで話しをさせてほしい。俺とリリィが出会った時に困った事があったら助けてほしいと言われてたんだ。それが今だと思うから頼む」
俺が頭を下げて、みんなから了承を得る。
リリィと一緒にベランダへ出ると心地いい風を感じる。
「まさか、私がこんな場所に住むとは思いもしなかった」
「だろうな、この場所はちょっとした楽園だしな」
現実にある建物のため、昔の時代に出現すれば楽園と呼ぶにふさわしい場所だろう。
「楽園か、確かにそうだな。私も故郷である悪魔の国、こちらではタルタロス国と呼ばれていたか。そここそが楽園だと思っていた」
リリィはぼんやりと遠くを見ながら話す。
「悪魔の国というのは七大悪魔という7人の悪魔が支配している。その中でも頂点に君臨しているのがルシファー様だ、この国の王みたいなものだと思ってくれ。側近にベルゼブブとアスモデウスという2人、そして4人の悪魔が仕えるといった構図だ」
アニメやゲームとかで聞いたことのある名前が出てきたな、ルシファーやベルゼブブがいるのか。要は王1人、側近2人、配下4人で国を回しているのか。
ゼロはリリィに頷くことで相槌を打つ。
「ルシファー様は悪魔の国を良くすることだけに全てを注げられる偉大な御方で、悪魔全員がルシファー様を慕うことで一致団結し強大な国へと成長してきたのだ。そんなルシファー様は今の国の状況を嘆いていた。人間との交流を閉ざしていることこそが、悪魔の国の成長を妨げると。悪魔は人間と共存の道を選び、お互いが発展していく道を模索すべきと」
ルシファーはめちゃくちゃすごいやつらしいな。
悪魔全員が慕っていることもすごいけど、悪魔の中で人間と交流をすることで国が成長するなんて考えができるのは、ルシファーだけじゃないのか?
「そして人間と共存の道を選ぶという思想を側近含む6人の悪魔へ話したのだ。ところが、側近2人のベルゼブブとアスモデウスが猛反発した。この国が成長できないのは人間がいるからだと、自分達に歯向かう人間を全て殺せば悪魔が全世界を制服できると。ベルゼブブとアスモデウスは配下4人を仲間に引き入れてルシファー様を監禁した。今、悪魔の国は側近2人を頂点とする国となってしまったのだ。私はかねてより、ルシファー様から自分の身になにかあればイーリス王国にいる選ばれた人間、ゼロへ相談しろと命じられていた。その人間を頼れば、必ず悪魔と人間はよりよい方向に進むはずだと言われてきたんだ」
「ちょっと待ってほしい、一つ質問なんだが何故俺が選ばれた人間となる?」
「すまない、その事については教えてくれなかった。ただ、この話をしたときの表情は真剣そのものだったから、冗談で言っていたのではないと思う」
ところどころで俺が特別だと言われるような事を耳にするが、まさか女神と俺の関係がバレているってことなのか?俺は知らない間に女神から特別な力をもらえてたりするとか?狩りの時間を増やしてもらっている以外もらってないと思うんだが、どうだろうか・・・
「そして、ベルゼブブとアスモデウスが悪魔の頂点になったことで全悪魔へ通達を行った。現在、ルシファー様は生死を彷徨う重症で療養している。その原因は、人間と手を取り合おうとしたルシファー様がイーリス王国の罠にハメられたためだと。それも、娘まで誘拐されてしまったと。国民に問う、悪逆非道のイーリス王国を許していいのか?いや、断じて否だ。イーリス王国は悪魔の国最大の敵と宣言し、全面戦争を仕掛ける。と」
そういうことだったのか、ルシファーが頂点だった時はイーリス王国との共存を模索していたから平和だった。それを良しとしない側近2人が頂点をぶんどって、悪魔の国からイーリス王国に戦争を仕掛けたってのが顛末か。だから黒龍は、7大悪魔の内2人を倒せば戦争は止めれるって言ったんだな。
「リリィ、娘というのはリリィということでいいのか?」
「ああ、私がルシファーの娘だ。ベルゼブブとアスモデウスは、ルシファー様が私の身を案じイーリス王国へ逃がしたと思ったのだろうな。だから誘拐されたという話にしたのだろう」
そうか。リリィにシルが仕えているような気がしていたが、まさか悪魔の国の王女様だったとは。これはまた一段と大事になった・・・俺のギルドに王女二人って責任が重大すぎないか。すると、今日の暗殺者はリリィを救うために俺を殺しにきたってとこか?
「ゼロ、私の願いは人間を滅ぼす事しか考えていないベルゼブブとアスモデウスを倒し、ルシファー様を解放することだ。そして悪魔と人間の共存する未来を切り開いてもらいたい。私の願いを叶えてくれるなら、私のすべてを差し出そう」
リリィの願いは分かった、これは強制イベントだろう。イーリス王国が滅べばギルドもギルドメンバーも終わりだろうしな。という事はルシファーを頂点に返り咲かせて、イーリス王国と悪魔の国の友好関係を作るしか道はない。
「分かった、任せろ。俺がなんとかしてみせる」
「ありがとう、本当にありがとう」
リリィは頭を下げる。
「リリィには先に告げておく、俺はリリィの願いを叶えられるように全力を尽くす。だが、戦争である以上悪魔側に甚大な被害をもたらす事になると思うから、その覚悟はしてくれ」
「ああ、犠牲なく手に入るものなどありえない。悪魔はそのことを一番よく知っている」
ゼロとリリィは握手する。
ご飯とかいつものルーティンをこなして、悪魔の事を聞こうとアシュレイ様へ話しかけようとした時、リリィから声を掛けられる。
「ゼロ、ひとつ話したいことがある。ベランダで二人っきりで話せないか」
「分かった」
他のfortuneメンバーがどうしたの?という顔で見る。
「みんな、ごめん。リリィと二人だけで話しをさせてほしい。俺とリリィが出会った時に困った事があったら助けてほしいと言われてたんだ。それが今だと思うから頼む」
俺が頭を下げて、みんなから了承を得る。
リリィと一緒にベランダへ出ると心地いい風を感じる。
「まさか、私がこんな場所に住むとは思いもしなかった」
「だろうな、この場所はちょっとした楽園だしな」
現実にある建物のため、昔の時代に出現すれば楽園と呼ぶにふさわしい場所だろう。
「楽園か、確かにそうだな。私も故郷である悪魔の国、こちらではタルタロス国と呼ばれていたか。そここそが楽園だと思っていた」
リリィはぼんやりと遠くを見ながら話す。
「悪魔の国というのは七大悪魔という7人の悪魔が支配している。その中でも頂点に君臨しているのがルシファー様だ、この国の王みたいなものだと思ってくれ。側近にベルゼブブとアスモデウスという2人、そして4人の悪魔が仕えるといった構図だ」
アニメやゲームとかで聞いたことのある名前が出てきたな、ルシファーやベルゼブブがいるのか。要は王1人、側近2人、配下4人で国を回しているのか。
ゼロはリリィに頷くことで相槌を打つ。
「ルシファー様は悪魔の国を良くすることだけに全てを注げられる偉大な御方で、悪魔全員がルシファー様を慕うことで一致団結し強大な国へと成長してきたのだ。そんなルシファー様は今の国の状況を嘆いていた。人間との交流を閉ざしていることこそが、悪魔の国の成長を妨げると。悪魔は人間と共存の道を選び、お互いが発展していく道を模索すべきと」
ルシファーはめちゃくちゃすごいやつらしいな。
悪魔全員が慕っていることもすごいけど、悪魔の中で人間と交流をすることで国が成長するなんて考えができるのは、ルシファーだけじゃないのか?
「そして人間と共存の道を選ぶという思想を側近含む6人の悪魔へ話したのだ。ところが、側近2人のベルゼブブとアスモデウスが猛反発した。この国が成長できないのは人間がいるからだと、自分達に歯向かう人間を全て殺せば悪魔が全世界を制服できると。ベルゼブブとアスモデウスは配下4人を仲間に引き入れてルシファー様を監禁した。今、悪魔の国は側近2人を頂点とする国となってしまったのだ。私はかねてより、ルシファー様から自分の身になにかあればイーリス王国にいる選ばれた人間、ゼロへ相談しろと命じられていた。その人間を頼れば、必ず悪魔と人間はよりよい方向に進むはずだと言われてきたんだ」
「ちょっと待ってほしい、一つ質問なんだが何故俺が選ばれた人間となる?」
「すまない、その事については教えてくれなかった。ただ、この話をしたときの表情は真剣そのものだったから、冗談で言っていたのではないと思う」
ところどころで俺が特別だと言われるような事を耳にするが、まさか女神と俺の関係がバレているってことなのか?俺は知らない間に女神から特別な力をもらえてたりするとか?狩りの時間を増やしてもらっている以外もらってないと思うんだが、どうだろうか・・・
「そして、ベルゼブブとアスモデウスが悪魔の頂点になったことで全悪魔へ通達を行った。現在、ルシファー様は生死を彷徨う重症で療養している。その原因は、人間と手を取り合おうとしたルシファー様がイーリス王国の罠にハメられたためだと。それも、娘まで誘拐されてしまったと。国民に問う、悪逆非道のイーリス王国を許していいのか?いや、断じて否だ。イーリス王国は悪魔の国最大の敵と宣言し、全面戦争を仕掛ける。と」
そういうことだったのか、ルシファーが頂点だった時はイーリス王国との共存を模索していたから平和だった。それを良しとしない側近2人が頂点をぶんどって、悪魔の国からイーリス王国に戦争を仕掛けたってのが顛末か。だから黒龍は、7大悪魔の内2人を倒せば戦争は止めれるって言ったんだな。
「リリィ、娘というのはリリィということでいいのか?」
「ああ、私がルシファーの娘だ。ベルゼブブとアスモデウスは、ルシファー様が私の身を案じイーリス王国へ逃がしたと思ったのだろうな。だから誘拐されたという話にしたのだろう」
そうか。リリィにシルが仕えているような気がしていたが、まさか悪魔の国の王女様だったとは。これはまた一段と大事になった・・・俺のギルドに王女二人って責任が重大すぎないか。すると、今日の暗殺者はリリィを救うために俺を殺しにきたってとこか?
「ゼロ、私の願いは人間を滅ぼす事しか考えていないベルゼブブとアスモデウスを倒し、ルシファー様を解放することだ。そして悪魔と人間の共存する未来を切り開いてもらいたい。私の願いを叶えてくれるなら、私のすべてを差し出そう」
リリィの願いは分かった、これは強制イベントだろう。イーリス王国が滅べばギルドもギルドメンバーも終わりだろうしな。という事はルシファーを頂点に返り咲かせて、イーリス王国と悪魔の国の友好関係を作るしか道はない。
「分かった、任せろ。俺がなんとかしてみせる」
「ありがとう、本当にありがとう」
リリィは頭を下げる。
「リリィには先に告げておく、俺はリリィの願いを叶えられるように全力を尽くす。だが、戦争である以上悪魔側に甚大な被害をもたらす事になると思うから、その覚悟はしてくれ」
「ああ、犠牲なく手に入るものなどありえない。悪魔はそのことを一番よく知っている」
ゼロとリリィは握手する。
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