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お月見の夜
しおりを挟む遠くに見える山々の頭には、二つの月が輝いていた。
赤と青。寄り添う彼らの光量は、時間によって移り変わる。
今は赤みが強く、世界に薄紅の光を届けていた。
月光で瞳を満たして、目線を下向ける。
食堂から持ち出した机に乗るのは、お鍋と、器に盛られたたくさんのお団子だ。
ぐつぐつと煮立つ鉄鍋には、サージュをはじめとした色々な具材が入っており、おいしい匂いを湯気にのせて吹いている。
「……コリー、それは生煮え。火が通ってない」
「え、そうなのか? おじいちゃんはもう食べてたけど」
孤児院の前庭にて、机を囲むのはいつもの六人。ここに暮らすみんなである。
いつもよりも遅い時間に外でお鍋を食べていることに、なんだか私はわくわくしていた。
こういった雰囲気を楽しむのも、お月見のだいごみなのだろう。
二日目となるラピスとの特訓が終わったあと。
私はおじいちゃんに、コリーと話したお月見のことを伝えたのだ。
おとといの夜、無断で庭に出てしまったことも含めて。
そんな私をおじいちゃんは軽く叱ると、すぐに準備を始めてくれた。
魔術で補助をしていたのだろうけど、彼が重い机を易々持ちあげたときは、思わず声をあげて驚いてしまった。
その後は騒ぎを聞きつけて集まってきたみんなの手伝いもあって、無事お月見の席は出来上がったのだった。
「……はい、エイミー」
ぼーっとしていた私に、ルシルがお椀を差し出してくれた。
渡されたお椀には全ての具材が少しづつ楽しめるようによそわれている。
けれど、サージュだけが多めに入っているのは、私の好物だから気を遣ってくれたのかもしれない。
お礼を言って受け取ると、今度は喉が渇いてないか。あっちのお団子を取ってこようか。
そんなふうに世話を焼こうとしてくれた。
「ありがとう。今は大丈夫だよ」
優しい少女に笑いかけてから、お鍋をひとくち。
ふくよかな出汁の味が頬を刺激して、思わず幸せのため息がこぼれた。
木製のお椀は熱の伝わりがやわらかい。
体の内と外を、お鍋は同時に温めてくれるのだ。
――ズズッ
おいしいお鍋にしたつづみを打っていると、ルシルが椅子を近づけてきた。
どうしたんだろう。
不思議に思って問いかけると、
「……迷惑?」
変わらない表情の代わりに首をかしげて問い返してきた。
月の色と同じ、赤の瞳いっぱいに私を映して。
「ううん。あ、もしかして寒かったかな」
なんなら毛布を持ってこようか?
訊ねるも、彼女は首を振るだけで言葉は継げなかった。
ひざに掛けるだけでもだいぶ違うから、寒いのなら持ってこようと思ったのだけど。
「エイミー、お団子にはこれをつけるとおいしいわよ」
「せんせ……ラピス、ありがとう!」
お昼の癖でラピスを先生と呼びそうになってしまった。
あぶないあぶない。魔術のことは秘密なんだから、先生なんて呼んでバレたら大変だ。
もっとも、外でドンパチやっているのだから、もうバレているのかもしれないけど。
ラピスが持ってきてくれたのは、コールの実を使ったソースとお団子だった。
コールは匂いがしないのに、すっごく酸っぱい特性を持つ不思議な木の実。
それを甘い樹液と練り合わせて薬味を追加したのが、たった今差し出されたソースだ。
たしか前にコロッケを作ったとき、コリーが気に入って使っていたソースもこれだったかな。
「――えっと、ルシルも食べる?」
さっそく口に運ぼうかと思ったとき、すぐ隣にいたルシルと視線が絡み合った。
コリーと同じでこのソースが好きなのかもしれない。
問いかけてみると、彼女は少し迷ったあと、こくんと頷いた。
赤いソースをべったりつけたお団子を手渡して、私もひとくち。
歯ではさんで引っ張ると みょーんって伸びるこれは、まるでお餅だ。
舌にソースが触れると涙目になっちゃうくらい酸っぱいけれど、あとから薬味のコクと、樹液の甘さが追いかけてゆく。
噛み進めると もちもちしたお団子が、それらを優しく包みこんでくれた。
そして最後にお鍋のしるで流し込むと、色んなおいしい味が駆け巡る。
「はああぁ……」
飲み込んだあとに思わず、二回目となるため息がこぼれてしまった。
ため息を吐くと幸せが逃げると聞いたことがあるけれど、こぼしてしまうほど幸せなのだから仕方ない。
酸っぱさですっきりした口の中にはどんどん唾液が満ちてきて、次へ次へと口に料理を運ぶよう急かしてくる。
お行儀悪く両手に料理を持って口に運んでいると、おじいちゃんがこちらを見てにっこりと笑っていることに気がついた。
その彼の両手にも、ソースがべったりついたお団子がにぎられている。
「おじいちゃんもコールが好きなの?」
「……うむ。そうかもしれんな」
おじいちゃんにしては珍しい煮え切らない回答だ。
きっと、両手にお団子を持っている状態が恥ずかしかったのだろう。
彼はそれをゆっくりと噛みしめては、ときおり月を見上げていた。
「しっかしこんな美味いもんを食べらんないとは、ルシルも残念だなぁ」
私と同じようにお団子をみょーんってしてたコリーが、思い出したかのようにつぶやいた。
よく意味がわからなくて問い直すと、お鍋に口をつけ始めた彼に代わってデンテルが口を開く。
「ルシルは酸っぱいのが苦手なんだよ。なんでも、あごがピリピリするのが嫌らしくてね」
お月見を楽しんでくれているのだろう。
コリーもデンテルも、いつもよりも声が弾んでいる。
あれ? でも、さっきルシルは手渡したお団子を食べてたような。
ちらと見やると、口を米印みたいにすぼめたルシルがそこにいた。
「……慣れたの。人の好みは、変わるもの」
すぼまった口を器用に動かして彼女は喋る。
ラピスじゃなくても一目で嘘だと見抜けた。
「ダメだったら言ってくれればよかったのに。紅茶を淹れてくるから、少し待っててね」
本当、何で言ってくれなかったんだろう。
まあ食べてしまったものは仕方ないか。
とっても甘い紅茶で口なおしをしてもらおう。
席を立とうとした私は、服の裾を掴まれることによって動きを止めた。
「……私も手伝う」
白い髪の切れ間からのぞく赤い瞳は、力強い視線を私に注いでいる。
今日のルシルはやけに積極的だ。
友達の家で子犬に懐かれたときも、こんなかんじだったかもしれない。
「ありがとう。じゃあ、いこっか!」
見えないしっぽを揺らす彼女の手を取って、二人で食堂へと紅茶を淹れに向かった。
枯葉が敷かれた土をふみ鳴らして正面玄関へ。
ちょっぴり寒い礼拝堂を抜けて、倉庫やみんなの部屋を通り過ぎる。
板張りの廊下を真っすぐに進めば、目的の場所に到着だ。
誰もいない孤児院の食堂に明かりは灯っていない。
いつもはみんながいて、光があふれているそこが静かなのは寂しいもので。
おととい一人でお茶を飲んだときは、前の世界を思い出して微妙な気持ちになってしまったものだ。
けれど、今日は違う。
つないだ手の温かさに意識をかたむけていると、幸せだなあってしみじみ思う。
私が力を入れると彼女も握り返してくれる。
そんな何気ないやり取りが、今はとても愛おしかった。
◆
「……水浴びのために、お湯も沸かしておこう」
「今日はいつもよりも遅いから、後片付けが終わったらすぐにしないとね」
紅茶の準備をしながら話すのはとりとめもない話。
大きめのお鍋にお湯を沸かしておこうとか、魔石がない家は冷たい水で体を洗うから大変だとか、そんな話だ。
「えっと、ルシルが無理してお団子を食べてくれたのって、どうして?」
それに織り交ぜて、気になっていたことを訊いてみた。
沸騰した手鍋に茶葉を入れて揺らしていると、うつむいた彼女から回答が告げられる。
「……なんとなく」
あんまり答えたくないことなのかもしれない。
短い言葉からはルシルの想いを拾うことはできなかったけど、きっとそうなのだろう。
私はどういう言葉を返そうか迷いながら、とりあえず手を動かし続けた。
紅茶の匂いで心が落ち着いたからだろうか。
やがて火を止めてフタをかぶせるころ。
すっかり静かになった手鍋の横で、私はようやく言葉を見つけることができた。
「我慢するのはよくないことだよ。それが小さなことでも、何かあったら教えてね」
今回のことは、そんな大それた話じゃないことはわかってる。
ただ苦手なものを食べちゃっただけ。
断りにくかったからとか、久々にチャレンジしてみたかったとか、そんな理由かもしれない。
「――いつかそうしてもらったように、今度は私が助けるから」
それでも私は言葉を継げた。
あの日の夜、ルシルに傷つけられた手の甲を見やる。
傷跡ひとつ残ってないそこから思い起こされるのは、爪が肉と皮をかきわけて進む痛みと、悪夢に苦しむ彼女の姿。
眉間に寄ったしわ。くぐもったうめき声。汗で張り付いた白い髪。
気にしないでと言ったのに、翌日からルシルは私と眠ってくれなくなった。
悪夢が去ったわけでないことは知っている。
今日の早朝も、おじいちゃんの部屋へと消えてゆく彼女の姿を目にしたから。
手の傷なんてどうでもいい。
たとえ治らなかったとしても、一生傷跡が残ったとしても。
私の知らないところで苦しまれるよりよっぽどマシだ。
そういくら強く想っても、私に想いがあるように、ルシルにもまた想いがある。
それを否定することはできないけれど、手を差しのべることくらいは許されるはずだ。
「…………」
ルシルは顔をうつむけたまま押し黙っていた。
ただただ窓から差し込む赤みが強い月光が、彼女の真っ白な髪を薄く染め上げるばかりだ。
言葉に籠めた想いが伝わったから……かもしれない。
ここで頷くことは再び私を傷つけることになる。
そんなふうに思ってくれていることが、なんとなくわかった。
やがて私が手鍋のなかみを注いでいると、ルシルはさっきみたいに裾をつまんで、
「……いい、匂いだね」
短い言葉をつぶやいた。
それはなんてことはない、ただの感想。
だけど、私はそれでも嬉しかった。
同じ感想を持っていることで、私と彼女の世界が重なったように思えて。
私を頼ってくれなくても、いまの一瞬を共にできていることが嬉しかったのだ。
――本当だね
そう伝えようとして やっぱりやめた。
代わりに裾につながっていた手をにぎって、目をつむって呼吸をした。
湯気に乗った紅茶の香りと、それに交じってルシルの匂いが肺を満たす。
にぎった手に ぎゅって力を籠めると、彼女もまた強くにぎり返してくる。
わからないことがたくさんあっても、譲れないものがお互いにあっても。
つないだ手に感じた想いは、きっと同じだった。
◆
「――エイミー、ありがとな!」
お盆に乗せたカップを配って回っていると、コリーの大きな声が耳を震わせた。
満面の笑みのひとつ上。
頭で犬耳をパタパタとはためかせる彼からは、喜びの感情がほとばしっている。
紅茶のことかと一瞬思ったのだけど、その表情からお月見を開いたことに対するものだと気がついた。
だけど、それは誤解というものだ。
私はおじいちゃんに伝えただけで何もしてないよ。
そう伝えるのだけど、コリーはかぶりを振って「エイミーのおかげだ」と連呼し続ける。
ほめられることは嬉しいことだけど、本当に何もしてないのにほめられるのは困ってしまう。
興奮ぎみの彼をしずめるため、私の頭は話題を変える材料を探して回った。
「……そうだ! コリーが前にうたってた歌。あれを私にも教えてほしいな」
そして思いついたのは、おとといの夜に聞こえてきた歌だった。
ほがらかな曲調の、童謡というか民謡というか。
とにかく楽しげな歌だったことは覚えている。
あれをみんなで歌えたなら、間違いなく楽しいだろう。
私は社会科の教科書を思い出した。
荒野のような土地で、褐色の肌の民族と白っぽい肌の観光客が一緒に歌ってる写真が思い浮かぶ。
『歌は国境を超えて、世界をつなぐ』
小さく書かれていた言葉は、私の心に深く刻まれていた。
期待に胸をふくらませる私に対し、コリーの反応はしぶいものだった。
頭上の耳はしおれて、眉間にはうっすらとしわが寄っていた。
「いや、えっと。俺は音痴だからさ」
そう言って後ずさる彼の表情は見覚えがある。
あれはクラス合唱で口パクをする男子の顔だ。
忘れがちだけど、みんなの年齢は前の世界での小中学生くらいなのだ。
自分が苦手なことを恥ずかしがるのも、不思議なことではないのかもしれない。
「でも、私はコリーの歌が好きだよ?」
ちょっとしか聞けてないけど。
そう付け加え、私は彼の瞳をじっと見つめた。
コリーは自分の歌が恥ずかしいのかもしれないけど、私はそう思わないから。
けれど、彼は私から顔を背けてしまう。
ううむ。手ごわい。
――あ、そうだ。
「じゃあ、私の歌を聞いてもらうのはどうかな?」
「エイミーの?」
顔を背けたまま問い返してきたコリーに、大きく頷いて返事をする。
自分から歌うのが恥ずかしいなら、私が先に歌っちゃえばいいんだ。
実は、歌にはちょっとだけ自信があるのだ。
きっと通じない単語もあるけれど、それでも歌の楽しさを伝えたくて。
コリーが自分から声を重ねたくなるような歌をうたおうと、私は目を閉じておなかに力を入れた。
みんなの話し声も、お鍋が煮える音も、紅茶の香りも。
五感が感じるすべてが遠ざかる。
下のあごよりも上のあごに強く力を入れて、口はかぎり大きく開ける。
肺が空気で満たされるのを合図に、私はおなかの底から声を出した。
「 ゆうやけ こやけえの あかとんぼ 」
力強い音がおなかから喉を震わせて、全身へと広がる。
空気を伝って肌にビリビリくるこの音は、魔法や魔術に似ていると思う。
世界が歌に塗りかえられてゆくのだから。
心を満たすのは、この世界で初めて見た夕焼け。
空が、どこまでもどこまでも続いている感動を歌に乗せて送り出す。
「 おわれて見たのは いつの日か 」
お父さんにおんぶされたときの感情は消えてしまったけど。
代わりにおじいちゃんに抱きしめられた温かさは覚えている。
ゆったりとしたローブから香るおこうの匂いも、恐怖で凍り付いた身体が熱を取り戻してゆく感覚も。
「 やあまの はたけの くわのみを こかごにつんだ は まぼろしか 」
コロッケを作るときの、サージュの収穫は楽しかった。
胸にもやもやを抱えたままだったけど、デンテルに教わってスプーンで皮むきをしたことは思い出深い。
私を料理にさそってくれたラピスとルシルのこと。
励ましてくれたコリーのことも、もちろん忘れることはないだろう。
「 じゅうごで ねえやは よめにゆき おさとのたよりも たえはてた」
ラピスの魔法は手紙に想いを乗せて届けるものだった。
それは自分の感じる世界への招待状を渡す、すてきな魔法だ。
ラピスもいつか、そう思えるようになればいいな。
いつかみんなの中の誰かが結婚して、私のそばから離れても。
遠くへ行ってしまって、もう会えなくなったとしても。
……私は、この思い出をずっと忘れない。
「 ゆうやけ こやけえの あかとんぼ とまぁっているよ さおのさき 」
――この孤児院での思い出は、私の全てだから。
「ふぅ……」
思わず夢中になって歌ってしまった。
強く感情を籠めて歌ったせいか、顔が熱い。
紅茶を飲んでひとやすみしよう。
そう思って閉じていたまぶたを開けると、
「…………」
しんみりとした表情で目を閉じているみんながいた。
もしかしなくても、私の歌に聞き入ってくれていたらしい。
大好きな歌を真剣に聞いてくれたことが嬉しくて。
私の想いを、耳で感じてくれたことが嬉しくて。
泣きそうになるのをこらえるため、私も一緒になって目をつむった。
「――ゆうやけ こやけえの」
やがて誰からともなく歌声が生まれる。
さえぎるものは何もない、自然のコンサートホールで。
私たちはひとつの歌を、六つの歌声で奏ではじめた。
みんなが歌に乗せた想いは心の世界を駆け抜ける。
そして私の歌声もまた、みんなの心の世界へと。
深い、深い、心の奥は……あたたかい音であふれていた。
0
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