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ある秘密結社の手先視点
昨晩より皇太子殿下の執務室で不穏な動きがある。
私はとある方の命で皇太子の動向を監視しているメイドである。
アレクシオン様が呼び出しに応じられ入室されてからほどなくして執務室に立ち入ることを禁じられた。
皇太子自らタオルや着替えを用意している。
いったい中で何が?
夜が明けアレクシオン様がお帰りになる際、
「心配するな、我が城の使用人は何事も他言しない。」
などと言っていたが、甘いわっ!
我々の目はどこにでもある。
すぐにあのお方に報告せねば!
我々のリーダーであるアビゲイル・ヴィオラ・ヴァイオレット侯爵夫人に!
「アビゲイル様に取り急ぎご報告がございます!」
侯爵邸のメイドも我々の同志だ、事態を把握し、すぐにアビゲイル様にお目通りできた。
お部屋にはお客様もいらしたが、彼女らも見知った仲間だ。
「大変でございます!マティアス皇太子殿下とアレクシオン様が同衾なさいました!」
「「「キャーーーーーッ!」」」
「なんですって!」
「どっちがアレなの?」
「皆様落ち着きになって!話を聞きましょう。」
侯爵夫人の言葉で一同深呼吸。
そう、我々は美しい男達を腐った目で愛でる秘密結社「紅く染まる白薔薇の会」だ。
スーハー…報告を続けます。
「事の顛末はさすがに確認はできかねますが、人払いをなされてお二人で仮眠室でお休みになられました。
執務室は極秘なお話もなさるため仮眠室を含めて防音魔法が施されております。
皇太子殿下は自らタオルや着替えを用意なされました。
翌朝、アレクシオン様は熱っぽい潤んだ瞳をしておられました。」
一同生唾を飲み込む。
「ああっ…ステキ。とうとう想いを遂げられましたのね。」
ついこの間皇太子攻め派に転向したご令嬢はうっとりと妄想を膨らませておられる様子。
「はぁ~…なんということでしょう。状況から察しましてアレクシオン様が受けという事でございましょうね。」
アレクシオン様攻め派のアビゲイル様はショックを隠せないご様子。
「少々ショックではございますが、こうなってはもうあの計画を実行しなくてはなりませんわね。」
こうして我々はこれからも暗躍してゆくのである。
昨晩より皇太子殿下の執務室で不穏な動きがある。
私はとある方の命で皇太子の動向を監視しているメイドである。
アレクシオン様が呼び出しに応じられ入室されてからほどなくして執務室に立ち入ることを禁じられた。
皇太子自らタオルや着替えを用意している。
いったい中で何が?
夜が明けアレクシオン様がお帰りになる際、
「心配するな、我が城の使用人は何事も他言しない。」
などと言っていたが、甘いわっ!
我々の目はどこにでもある。
すぐにあのお方に報告せねば!
我々のリーダーであるアビゲイル・ヴィオラ・ヴァイオレット侯爵夫人に!
「アビゲイル様に取り急ぎご報告がございます!」
侯爵邸のメイドも我々の同志だ、事態を把握し、すぐにアビゲイル様にお目通りできた。
お部屋にはお客様もいらしたが、彼女らも見知った仲間だ。
「大変でございます!マティアス皇太子殿下とアレクシオン様が同衾なさいました!」
「「「キャーーーーーッ!」」」
「なんですって!」
「どっちがアレなの?」
「皆様落ち着きになって!話を聞きましょう。」
侯爵夫人の言葉で一同深呼吸。
そう、我々は美しい男達を腐った目で愛でる秘密結社「紅く染まる白薔薇の会」だ。
スーハー…報告を続けます。
「事の顛末はさすがに確認はできかねますが、人払いをなされてお二人で仮眠室でお休みになられました。
執務室は極秘なお話もなさるため仮眠室を含めて防音魔法が施されております。
皇太子殿下は自らタオルや着替えを用意なされました。
翌朝、アレクシオン様は熱っぽい潤んだ瞳をしておられました。」
一同生唾を飲み込む。
「ああっ…ステキ。とうとう想いを遂げられましたのね。」
ついこの間皇太子攻め派に転向したご令嬢はうっとりと妄想を膨らませておられる様子。
「はぁ~…なんということでしょう。状況から察しましてアレクシオン様が受けという事でございましょうね。」
アレクシオン様攻め派のアビゲイル様はショックを隠せないご様子。
「少々ショックではございますが、こうなってはもうあの計画を実行しなくてはなりませんわね。」
こうして我々はこれからも暗躍してゆくのである。
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