5 / 127
5
しおりを挟む
転生したっぽい。
死んだ時の記憶は無いけど、たぶん寝ている間に何かあったのだと思う。
普通の会社員だった私は明日の仕事の事を考えながらベッドに横になったまでは覚えているから、夜中に地震か何かあったのかもしれない。
生まれ変わったわたくしは侯爵家の令嬢。
黒髪に赤い目。
成長するにつれ美しさには磨きがかかりスレンダーなクールビューティーになった。
幼い頃から皇太子の婚約者。
…ちょっと待って。
わたくしってもしかしたら悪役令嬢じゃない?
だとしたらいったい何の?小説?ゲーム?
わからない。
だって俺、前世男だもん!
そんなんやったことねーよ!
無料のマンガならたまに読んでたからなんとなくわかる。
転生モノなら俺絶対悪役令嬢キャラじゃね?
金持ちだし、美人だし、将来皇妃が約束されてんならまあこんな人生もいいかと楽しむ事にしてたけど悪役令嬢ってんなら話は別だ。
上手い事やんないと首切られるんじゃね?
うー…まずは主人公っぽい子をみつけたらなるべく親切にしよう。
皇太子がその子を好きになったら穏便に婚約解消してもらおう。
そうしよう。
こんだけ金持ちの家だ。
嫁に行けなくても俺一人くらい養ってもらえるだろう。
やったぜ、ニート確定。
はっ!ネット環境の無いこの世界でニート楽しめるか?
いやいや、男とセックスするよりかはましだ。
そんな事を悩みながら入学式。
見つけた!
きっとあの子だ。
ピンクがかったプラチナの髪に金の瞳。
なにより俺好みの小柄でロリ顔に、きょ…巨乳!
なにあれ、かわいい、かわいい、かわいい!
クソッ、せっかく仲良くなったのに!さっそく皇太子に目をつけられた。
パーティーに誘い、ダンスを申し込みやがった。申し込んだっつーより、逃げられないように手を離さなかったんだ。
卑劣な!
ひどい、俺のほうが先に仲良くなったのに!
俺が女なばっかりに。
やってられっか!うわぁぁーん!
バルコニーに向かって走った。
つか、走れん。ドレス重っ。
リリアンは慌ててバルコニーまで追いかけて来てくれた。
かわいい…思わず抱きしめてキスしてしまった。
どうしよう。
学園でどんな顔をして会えばいいんだ?
翌日、なかなか学園へ行く気になれなかったがリリアンに確認しなくちゃいけない事もあるから、遅刻だけど昼過ぎに向かった。
リリアンを探して校舎裏へ行けば複数の令嬢に囲まれていた。
なんという事だ!あの…あのおっぱいをグリグリしてやがる。
おいおい!扇子の先がめり込んでんじゃねーかっ!どんだけ弾力が…じゃねーよっ!助けなきゃ!
死んだ時の記憶は無いけど、たぶん寝ている間に何かあったのだと思う。
普通の会社員だった私は明日の仕事の事を考えながらベッドに横になったまでは覚えているから、夜中に地震か何かあったのかもしれない。
生まれ変わったわたくしは侯爵家の令嬢。
黒髪に赤い目。
成長するにつれ美しさには磨きがかかりスレンダーなクールビューティーになった。
幼い頃から皇太子の婚約者。
…ちょっと待って。
わたくしってもしかしたら悪役令嬢じゃない?
だとしたらいったい何の?小説?ゲーム?
わからない。
だって俺、前世男だもん!
そんなんやったことねーよ!
無料のマンガならたまに読んでたからなんとなくわかる。
転生モノなら俺絶対悪役令嬢キャラじゃね?
金持ちだし、美人だし、将来皇妃が約束されてんならまあこんな人生もいいかと楽しむ事にしてたけど悪役令嬢ってんなら話は別だ。
上手い事やんないと首切られるんじゃね?
うー…まずは主人公っぽい子をみつけたらなるべく親切にしよう。
皇太子がその子を好きになったら穏便に婚約解消してもらおう。
そうしよう。
こんだけ金持ちの家だ。
嫁に行けなくても俺一人くらい養ってもらえるだろう。
やったぜ、ニート確定。
はっ!ネット環境の無いこの世界でニート楽しめるか?
いやいや、男とセックスするよりかはましだ。
そんな事を悩みながら入学式。
見つけた!
きっとあの子だ。
ピンクがかったプラチナの髪に金の瞳。
なにより俺好みの小柄でロリ顔に、きょ…巨乳!
なにあれ、かわいい、かわいい、かわいい!
クソッ、せっかく仲良くなったのに!さっそく皇太子に目をつけられた。
パーティーに誘い、ダンスを申し込みやがった。申し込んだっつーより、逃げられないように手を離さなかったんだ。
卑劣な!
ひどい、俺のほうが先に仲良くなったのに!
俺が女なばっかりに。
やってられっか!うわぁぁーん!
バルコニーに向かって走った。
つか、走れん。ドレス重っ。
リリアンは慌ててバルコニーまで追いかけて来てくれた。
かわいい…思わず抱きしめてキスしてしまった。
どうしよう。
学園でどんな顔をして会えばいいんだ?
翌日、なかなか学園へ行く気になれなかったがリリアンに確認しなくちゃいけない事もあるから、遅刻だけど昼過ぎに向かった。
リリアンを探して校舎裏へ行けば複数の令嬢に囲まれていた。
なんという事だ!あの…あのおっぱいをグリグリしてやがる。
おいおい!扇子の先がめり込んでんじゃねーかっ!どんだけ弾力が…じゃねーよっ!助けなきゃ!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,226
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる