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    クラウディア視点

「んっ!んんっっ。」
 身体中びくびくする。
 恥ずかしい。
「いっぱい濡れたみたい、ほら。」
 ゆっくりと指を入れる。
「あぁぁぁ…だめ。」
 くちゅくちゅといやらしい音を立てて出し入れされる。
「やっ…もう、許して。」
「そうだね。」
 止めてくれるのかとほっとしたのに、着ていたものをすべて脱いだ。
 美しい肢体の下腹部にはその美しさとは不釣り合いな大きなモノがそそり立っていた。
 まさかそれ入れるの?
「ちょっと待って!無理、そんなの入らないから!」
「ごめん、待てないよ。」
 覆い被さり強く押し当てるとゆっくりと中に入ってくる。
「あああぁ!」
 太いもので内側から押し広げられる。
 少し痛むけど、それよりこの快楽は何?
 首筋にはカイルの熱い吐息と切なく漏れる甘い声。
「クラウディア…すっ…ごく気持ちいい!あああっ、出る…出ちゃう。」
「カイル…カイル…いいっ、いいっ、イクッ!」
 …。
 信じられない。
 初めてって痛いって話じゃないか?
 とろけるように気持ち良かったんだけど?
「ほらね、問題無かっただろう?」
 そうか?
 けだるい余韻に浸っていると抱き寄せられキスをされる。
 もう抵抗する気もなくなった。
 キスもすごく上手い。
 そういえばリリアンが言ってたっけ、カイルに抱き寄せられるとすべてを許してしまいそうになるって…。
 …?何してんの?
「ちょ、ちょっと待て!またするの?」
 てゆうかもう回復してんの?
「うん…もう入っちゃったよ。」
「うんっ…ん…はあんっ。」
 初めてなのに。
 初めてなのにっ!
 何回する気?
 その後何度もいかされて、中で出されてわけがわからなくなった。
 翌朝、朝日を背に立つカイルの眩しいこと。
 こいつ…絶倫だ。
「おはよう、クラウディア。
 いい朝だね。」
 なんて爽やか。
 俺は疲れはてて腰が立たん。
「昨晩は暗くてよくわからなかったけど、クラウディアは化粧を落とすとレイモンド殿そっくりだね。
 目覚めると隣にレイモンド殿がいてびっくりしたよ。」
「くっ…言ってはならん事を!」
 枕を投げてやった。
「あははははっ。」
「それが初夜を終えた新妻に一番に言う言葉か!」
「ごめん、あまりにインパクト強すぎて、あはははっ。」
 確かに問題は無かった…というか忘れていた。
 そうだ、私達はもうとっくの昔に家族だった。
 お互いの悪い所嫌な所、それを知っていても離れて行きはしない。
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