117 / 127
117
しおりを挟む
リリアン視点
抱きしめられてもどこか以前とは違う感じがする。
レイモンド様はこんなに逞しかったかしら?
胸も腕も力強く引き締まった筋肉が硬い。
いつも一方的に犯されるように抱かれていたからか、この人の身体をこんなふうに感じた事は無かった。
薄い布を一枚隔てての愛撫は何故かとてもエロチックで小さく声が漏れる。
カーテンを下からめくり、くぐり抜けてこちらがわに来たレイモンド様は私を抱き抱えてベッドへ。
覆い被さると前髪が私の額にかかる。
なんでこんなにドキドキするんだろう?
久しぶりだから?
こんなにセクシーな顔する人だった?
「何を見ているのだ。」
「レイモンド様がステキでときめいています。」
「っ!…からかうな。」
「ほんとうよ。」
頬に手をあてて引き寄せキスをする。
ゆっくりと彼の舌が入ってくる。
ゆっくりと優しく。
ああそうか、私達はいつも余裕が無かったんだ。お互いを見つめる事も無く貪るように犯され否応なしに快感を与えられ、いかされていた。
今日の彼は優しい。
約束したからかな。
律儀な人だから。
「うふふっ。」
「何がおかしい?」
「嬉しいの。愛してるわ。」
「…私も愛してる。」
ナイトドレスを脱がせ身体中にキスをする。
乳房を掴み焦らすように乳首を軽く舐める。
「や…あ、あ…もっとして。」
「駄目だよ…今日までおあずけにされた仕返しだ。」
ひどい。
優しくされると少し物足りなくてもっと欲しくなる。
ゆっくりと手を滑らせ下腹部へ指を差し入れられ、濡れているのを確かめるようにぬるぬると動かす。
「もうこんなに?いやらしい娘だな。」
「はあ…ん、いやらしいの…だからもっと強くしてぇ。」
「信じられないな、自分からねだるなんて…。」
指がゆっくりと中に入って来る。
「あああぁっ。」
「相変わらず一本でもキツイな。」
中を探るように出し入れされる。
「ひぃんっ…。」
「ここか?」
一番いい所をみつけ、擦る。
「やっ…やんっ…そこ、だめ…。」
いくっ、いかされる。
身体がのけ反り痙攣する。
指を締め付けているのがわかる。
なのにそこにもう一本指を加え、同じように擦る。
「やっ…やだ…まだいってるからっ…やっ、そんなにされたら…。」
「まだいけるだろう?ほら。」
すっかり濡れたそこはくちゃくちゃといやらしい音をたてて二本の指を締め付け二度めの絶頂を迎えた。
「も…やだ…抜いて。」
ずるりと引き抜くとベッドの脇の引き出しから小さな瓶を取り出し蓋を開ける。
「何?」
「…痛さを和らげるものだ。」
指に取りふたたび私の中に差し込む。
ぬるりとして気持ち悪い。
ずっと奥までぐちゅぐちゅと、
「あっ…あああっ…だめっ…これ、なんか変…。」
抱きしめられてもどこか以前とは違う感じがする。
レイモンド様はこんなに逞しかったかしら?
胸も腕も力強く引き締まった筋肉が硬い。
いつも一方的に犯されるように抱かれていたからか、この人の身体をこんなふうに感じた事は無かった。
薄い布を一枚隔てての愛撫は何故かとてもエロチックで小さく声が漏れる。
カーテンを下からめくり、くぐり抜けてこちらがわに来たレイモンド様は私を抱き抱えてベッドへ。
覆い被さると前髪が私の額にかかる。
なんでこんなにドキドキするんだろう?
久しぶりだから?
こんなにセクシーな顔する人だった?
「何を見ているのだ。」
「レイモンド様がステキでときめいています。」
「っ!…からかうな。」
「ほんとうよ。」
頬に手をあてて引き寄せキスをする。
ゆっくりと彼の舌が入ってくる。
ゆっくりと優しく。
ああそうか、私達はいつも余裕が無かったんだ。お互いを見つめる事も無く貪るように犯され否応なしに快感を与えられ、いかされていた。
今日の彼は優しい。
約束したからかな。
律儀な人だから。
「うふふっ。」
「何がおかしい?」
「嬉しいの。愛してるわ。」
「…私も愛してる。」
ナイトドレスを脱がせ身体中にキスをする。
乳房を掴み焦らすように乳首を軽く舐める。
「や…あ、あ…もっとして。」
「駄目だよ…今日までおあずけにされた仕返しだ。」
ひどい。
優しくされると少し物足りなくてもっと欲しくなる。
ゆっくりと手を滑らせ下腹部へ指を差し入れられ、濡れているのを確かめるようにぬるぬると動かす。
「もうこんなに?いやらしい娘だな。」
「はあ…ん、いやらしいの…だからもっと強くしてぇ。」
「信じられないな、自分からねだるなんて…。」
指がゆっくりと中に入って来る。
「あああぁっ。」
「相変わらず一本でもキツイな。」
中を探るように出し入れされる。
「ひぃんっ…。」
「ここか?」
一番いい所をみつけ、擦る。
「やっ…やんっ…そこ、だめ…。」
いくっ、いかされる。
身体がのけ反り痙攣する。
指を締め付けているのがわかる。
なのにそこにもう一本指を加え、同じように擦る。
「やっ…やだ…まだいってるからっ…やっ、そんなにされたら…。」
「まだいけるだろう?ほら。」
すっかり濡れたそこはくちゃくちゃといやらしい音をたてて二本の指を締め付け二度めの絶頂を迎えた。
「も…やだ…抜いて。」
ずるりと引き抜くとベッドの脇の引き出しから小さな瓶を取り出し蓋を開ける。
「何?」
「…痛さを和らげるものだ。」
指に取りふたたび私の中に差し込む。
ぬるりとして気持ち悪い。
ずっと奥までぐちゅぐちゅと、
「あっ…あああっ…だめっ…これ、なんか変…。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,226
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる