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第1章
神様のいたずら(sideノア)
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sideノア
ルークにアイを任せて、俺はさっき見かけた友人の所へ向かった。
多分ここら辺にいたと思うんだけど…。
「ノア!」
「アレク、久しぶり」
呼ばれた方を向くとアレクが手を振っていた。
ピャーチ国が世界に誇るゲームメーカーの息子、アレクスィ・ダーリだ。
はっとする程長身美形のアレクはとても目を引く。
2年前ピャーチ国で開かれた「春の会」というパーティで初めて知り合った。
かれこれずっと仲が良い。
「また背が伸びたな」
「んー勝手に伸びるんだよ」
「なんだそれ」
仲が良いと言っても住んでいる国が違うのであまり会えない。
今日は約半年ぶりに会った。
近状を話しながら食事を楽しんだ。
「へぇ、そんな事が。ルークは見かけによらず結構やるね」
数日前に起こった事を話すとアレクは感心したように言った。
アレクからも注意してもらおうと思って言ったんだけど…。
俺の周りの人は全員ルークにぞっこんだからなぁ。
甘やかせてるからそうなるんだ。
俺が納得いかない顔をするとアレクはけたけたと笑った。
「でもすごいね。体を張って赤の他人を守ろうとする人が居るなんてこの世の中も捨てたもんじゃないね」
「ははっ、なんだよその言い方!…でも確かにね。なんか不思議な雰囲気の子なんだ」
「今日は来てるの?」
「ああ、後で紹介するよ。アレクこそ、この前言ってた友達って来てるのか?」
「あー、ごめん。そいつ最近色々あって来れなくなったんだよ」
この前連絡した時、「僕の親友を連れて来るよ」と言ってたからすごく楽しみにしていたんだが、残念。
「そうか…じゃあ、また今度会わせてよ」
「うん。あいつもノアの話したら会ってみたいって。……実は、超お気に入りだった使用人の女の子が勝手に移されちゃったみたいで。立ち直るのに時間かかりそうなんだよな」
「使用人にお気に入りとかあるのか?変わってるな、そいつ」
「変わってる…っていうか結構クズなんだけど」
穏やかなアレクからそんなワードが出てくると思わなくて聞き間違えかと思ったけど、言ったよな?
「そんな奴が初めて楽しそうに喋ってる子だったんだよね」
アレクはため息をついた。
アレクも大変なんだなあ。
でも、親友との仲の良さが伝わって来る。
「早く戻って来ると良いな、その子」
「そう願っとく」
アレクは目を細めて笑った。
٭❀*
アレクにアイを紹介しようと思い戻ると、2人が居ない。
ルークめ…。
俺がいなくなったからってアイを独り占めしようとしてんな、アイツ。
俺の弟、ルーク・マクファーソンは天使のように可愛らしい顔と7歳には見えない小さな体、人懐こい笑顔で誰からでも愛されている。
でも俺は知っている。
アイツは分かってるぞ、自分が可愛いこと…。
魔力が高くて頭も良い。
我が弟ながら、将来が恐ろしすぎる。
アイのことをかなり気に入ってるみたいで、最近は俺がアイと仲良くしすぎると敵意を向けてくる。
だから俺がいなくなったのはルークにとって好都合だったのだ。
俺が離れた瞬間連れ出すとか手ぇ早すぎだろ。
辺りを見回しているとアレクが不思議そうな顔をした。
「ルークいないな」
「どこ行ったんだろ。……あ、あそこに母さんがいるから聞いてみるわ」
「早めに帰った??」
「そぉよ。アイちゃんの具合が悪くなっちゃったのよ~」
母さんは残念そうに言った。
「ごめんアレク、そういう事だ」
「大丈夫だよ。また今度会わせてね」
アイ、体調が悪かったのか…。
全然気が付かなかった。
無理をさせて申し訳ないな。
「そういう事だから、今日はいつもより早く帰りましょうね」
母さんが話終わるよりも前に、間に誰かが滑り込んで来た。
「ルークはもう帰っちゃったんですか?」
「お、凛太郎!久しぶりだな」
俺は突然出てきた凛に驚きながらも挨拶をした。
「皆さんお久しぶりです。で、ルークは?」
「ごめん、帰ったみたいだ」
「『アイ』というのはどなたですか?」
この少年は、主催者の息子の柊凛太郎だ。
ルークの同級生で、世界的に有名な衣料品メーカーLITの御曹司。
仲良い人は皆凛って呼んでる。
凛もルーク大好き隊の1人。
「んーなんかルークの恩人らしいよ」
アレクがゆるゆる~っとした口調で言った。
「 !? 恩人ってルークに何か危険が…!?」
凛はサラサラ揺れる黒髪を振り回した。
ルークのこと好きすぎだろ。
一体俺の弟はどんな手口を使って色んな人を引き寄せてるんだ?
俺はアレクに話した事を1から話すことになった。
ルークにアイを任せて、俺はさっき見かけた友人の所へ向かった。
多分ここら辺にいたと思うんだけど…。
「ノア!」
「アレク、久しぶり」
呼ばれた方を向くとアレクが手を振っていた。
ピャーチ国が世界に誇るゲームメーカーの息子、アレクスィ・ダーリだ。
はっとする程長身美形のアレクはとても目を引く。
2年前ピャーチ国で開かれた「春の会」というパーティで初めて知り合った。
かれこれずっと仲が良い。
「また背が伸びたな」
「んー勝手に伸びるんだよ」
「なんだそれ」
仲が良いと言っても住んでいる国が違うのであまり会えない。
今日は約半年ぶりに会った。
近状を話しながら食事を楽しんだ。
「へぇ、そんな事が。ルークは見かけによらず結構やるね」
数日前に起こった事を話すとアレクは感心したように言った。
アレクからも注意してもらおうと思って言ったんだけど…。
俺の周りの人は全員ルークにぞっこんだからなぁ。
甘やかせてるからそうなるんだ。
俺が納得いかない顔をするとアレクはけたけたと笑った。
「でもすごいね。体を張って赤の他人を守ろうとする人が居るなんてこの世の中も捨てたもんじゃないね」
「ははっ、なんだよその言い方!…でも確かにね。なんか不思議な雰囲気の子なんだ」
「今日は来てるの?」
「ああ、後で紹介するよ。アレクこそ、この前言ってた友達って来てるのか?」
「あー、ごめん。そいつ最近色々あって来れなくなったんだよ」
この前連絡した時、「僕の親友を連れて来るよ」と言ってたからすごく楽しみにしていたんだが、残念。
「そうか…じゃあ、また今度会わせてよ」
「うん。あいつもノアの話したら会ってみたいって。……実は、超お気に入りだった使用人の女の子が勝手に移されちゃったみたいで。立ち直るのに時間かかりそうなんだよな」
「使用人にお気に入りとかあるのか?変わってるな、そいつ」
「変わってる…っていうか結構クズなんだけど」
穏やかなアレクからそんなワードが出てくると思わなくて聞き間違えかと思ったけど、言ったよな?
「そんな奴が初めて楽しそうに喋ってる子だったんだよね」
アレクはため息をついた。
アレクも大変なんだなあ。
でも、親友との仲の良さが伝わって来る。
「早く戻って来ると良いな、その子」
「そう願っとく」
アレクは目を細めて笑った。
٭❀*
アレクにアイを紹介しようと思い戻ると、2人が居ない。
ルークめ…。
俺がいなくなったからってアイを独り占めしようとしてんな、アイツ。
俺の弟、ルーク・マクファーソンは天使のように可愛らしい顔と7歳には見えない小さな体、人懐こい笑顔で誰からでも愛されている。
でも俺は知っている。
アイツは分かってるぞ、自分が可愛いこと…。
魔力が高くて頭も良い。
我が弟ながら、将来が恐ろしすぎる。
アイのことをかなり気に入ってるみたいで、最近は俺がアイと仲良くしすぎると敵意を向けてくる。
だから俺がいなくなったのはルークにとって好都合だったのだ。
俺が離れた瞬間連れ出すとか手ぇ早すぎだろ。
辺りを見回しているとアレクが不思議そうな顔をした。
「ルークいないな」
「どこ行ったんだろ。……あ、あそこに母さんがいるから聞いてみるわ」
「早めに帰った??」
「そぉよ。アイちゃんの具合が悪くなっちゃったのよ~」
母さんは残念そうに言った。
「ごめんアレク、そういう事だ」
「大丈夫だよ。また今度会わせてね」
アイ、体調が悪かったのか…。
全然気が付かなかった。
無理をさせて申し訳ないな。
「そういう事だから、今日はいつもより早く帰りましょうね」
母さんが話終わるよりも前に、間に誰かが滑り込んで来た。
「ルークはもう帰っちゃったんですか?」
「お、凛太郎!久しぶりだな」
俺は突然出てきた凛に驚きながらも挨拶をした。
「皆さんお久しぶりです。で、ルークは?」
「ごめん、帰ったみたいだ」
「『アイ』というのはどなたですか?」
この少年は、主催者の息子の柊凛太郎だ。
ルークの同級生で、世界的に有名な衣料品メーカーLITの御曹司。
仲良い人は皆凛って呼んでる。
凛もルーク大好き隊の1人。
「んーなんかルークの恩人らしいよ」
アレクがゆるゆる~っとした口調で言った。
「 !? 恩人ってルークに何か危険が…!?」
凛はサラサラ揺れる黒髪を振り回した。
ルークのこと好きすぎだろ。
一体俺の弟はどんな手口を使って色んな人を引き寄せてるんだ?
俺はアレクに話した事を1から話すことになった。
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