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第2章
嬉しくなんかない 1(sideリュカ)
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魔法学校編はいきなり懐かしの(笑)リュカくんからです!
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sideリュカ
全然納得いかない。
俺が首席入学じゃない?
俺ことリュカ・アザールは、ルーシュベルト魔法学校からの合格通知を受け取ったその日から新入生代表挨拶の言葉を考えていた。
入学試験は絶対満点、そう確信していたからだ。
きっとすぐに学校から連絡があるだろうと思っていたのに、入学式1日前になっても来ない。
おかしい。
ルーベルでは毎年入試トップが入学式で挨拶をするから、連絡が来ないということは、俺が首席じゃないということだ。
むしゃくしゃしてアレクに連絡した。
良き友であるアレクスィ・ダーリはすぐに家にやって来た。
「人でも殺しそうなくらいイラついてるような声してたから来たけど、なんか用事?」
アレクは、2メートル以上の長身を折り曲げて俺の顔を覗き込む。
くっそ、こいつまた身長伸びてやがる。
俺だって伸びているはずなのにこいつが隣にいるとチビに見えるんだ。
「俺が首席じゃないかもしれないんだよ!」
「ふーん、残念だね。名門校だから優秀な人いっぱいいるんだろうね」
アレクはそう言いながら俺が1日で片付けた入学前課題をせっせと写し始めた。
絶対これが目的で来たんだ。
明日から学校だってのに課題終わってないとか不良だろ!
「記念受験~」とか言ってた幼馴染みはしっかり合格、当たり前だけど俺も合格。
明日から2人で花のルーベル生だ。
「やっぱりルーベル生はモテんのかなぁ」
ペンを走らせながらアレクは言う。
「んー、俺はいつ何時でもモテっから知らん」
嫌味たっぷりに言ってやった。
でも、事実だからな。
「うーわ出たよ、ナルシスト。女子はこんなののどこが良いんだろうね~」
「はぁ?完璧だろ」
「でも、この前振られたんでしょ?」
「え、誰が誰に?」
「お前が……えーと、何とかちゃん。レイラちゃんだっけ?」
「レイラとは付き合ってねぇよ?」
「でもこの前家行ったんだろ」
「えーと、相性良かったんだけど性格が面倒臭いからもう連絡してない」
何の相性かは、想像にお任せする。
「うわっクズ発言!幼馴染みがこんなんって嫌だ」
「はぁ?お前も同じようなもんだろ」
「俺はちゃんと愛があるもんねー」
アレクとバカ話をしながら、明日の準備をする気力が起きず、テキトーに机の整頓をしていた。
時間があると片付けをしてしまうという素晴らしい特性を持つ俺は、机上のプリントや資料を棚に入れる。
このファイル随分昔のやつじゃん、捨てよー。
一応中身を確認する。
ひらり。
封筒が床に落ちた。
長い間このファイルに挟まったままだったらしい。
いや、どこにあるか分かってはいたが見ないようにしていたのかもしれない。
「ん、なんか落ちたよ」
「見んな」
一華からの、手紙だ。
昔この屋敷を出て行った使用人。
いなくなってからの1年間は、死にものぐるいで探した。
当時14歳だった俺ができることは少なかった。
でも、探した。
「…そう言えば、もう2年くらい経つね」
アレクはその封筒が一華からの手紙だと分かったらしく、そんなことを言ってきた。
「2年じゃない。1年と8ヶ月だ」
親父は一華は自分の意思で出て行ったからという理由で協力は一切してくれなかった。
もしかしたら親父の力を借りれば見つけられたのかもしれない。
しかし、今となってはどうでもいい。
あんな女を探そうと思った幼い自分は愚かだったんだ。
俺は手紙を半分に折った。
ゴミ箱に投げ入れようと、狙いを定める。
結構距離があり、外してしまった。
「捨てるのかよ」
「外したから後で捨てる、ゴミ箱の方行くのめんどい」
結局俺は手紙を捨てなかった。
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sideリュカ
全然納得いかない。
俺が首席入学じゃない?
俺ことリュカ・アザールは、ルーシュベルト魔法学校からの合格通知を受け取ったその日から新入生代表挨拶の言葉を考えていた。
入学試験は絶対満点、そう確信していたからだ。
きっとすぐに学校から連絡があるだろうと思っていたのに、入学式1日前になっても来ない。
おかしい。
ルーベルでは毎年入試トップが入学式で挨拶をするから、連絡が来ないということは、俺が首席じゃないということだ。
むしゃくしゃしてアレクに連絡した。
良き友であるアレクスィ・ダーリはすぐに家にやって来た。
「人でも殺しそうなくらいイラついてるような声してたから来たけど、なんか用事?」
アレクは、2メートル以上の長身を折り曲げて俺の顔を覗き込む。
くっそ、こいつまた身長伸びてやがる。
俺だって伸びているはずなのにこいつが隣にいるとチビに見えるんだ。
「俺が首席じゃないかもしれないんだよ!」
「ふーん、残念だね。名門校だから優秀な人いっぱいいるんだろうね」
アレクはそう言いながら俺が1日で片付けた入学前課題をせっせと写し始めた。
絶対これが目的で来たんだ。
明日から学校だってのに課題終わってないとか不良だろ!
「記念受験~」とか言ってた幼馴染みはしっかり合格、当たり前だけど俺も合格。
明日から2人で花のルーベル生だ。
「やっぱりルーベル生はモテんのかなぁ」
ペンを走らせながらアレクは言う。
「んー、俺はいつ何時でもモテっから知らん」
嫌味たっぷりに言ってやった。
でも、事実だからな。
「うーわ出たよ、ナルシスト。女子はこんなののどこが良いんだろうね~」
「はぁ?完璧だろ」
「でも、この前振られたんでしょ?」
「え、誰が誰に?」
「お前が……えーと、何とかちゃん。レイラちゃんだっけ?」
「レイラとは付き合ってねぇよ?」
「でもこの前家行ったんだろ」
「えーと、相性良かったんだけど性格が面倒臭いからもう連絡してない」
何の相性かは、想像にお任せする。
「うわっクズ発言!幼馴染みがこんなんって嫌だ」
「はぁ?お前も同じようなもんだろ」
「俺はちゃんと愛があるもんねー」
アレクとバカ話をしながら、明日の準備をする気力が起きず、テキトーに机の整頓をしていた。
時間があると片付けをしてしまうという素晴らしい特性を持つ俺は、机上のプリントや資料を棚に入れる。
このファイル随分昔のやつじゃん、捨てよー。
一応中身を確認する。
ひらり。
封筒が床に落ちた。
長い間このファイルに挟まったままだったらしい。
いや、どこにあるか分かってはいたが見ないようにしていたのかもしれない。
「ん、なんか落ちたよ」
「見んな」
一華からの、手紙だ。
昔この屋敷を出て行った使用人。
いなくなってからの1年間は、死にものぐるいで探した。
当時14歳だった俺ができることは少なかった。
でも、探した。
「…そう言えば、もう2年くらい経つね」
アレクはその封筒が一華からの手紙だと分かったらしく、そんなことを言ってきた。
「2年じゃない。1年と8ヶ月だ」
親父は一華は自分の意思で出て行ったからという理由で協力は一切してくれなかった。
もしかしたら親父の力を借りれば見つけられたのかもしれない。
しかし、今となってはどうでもいい。
あんな女を探そうと思った幼い自分は愚かだったんだ。
俺は手紙を半分に折った。
ゴミ箱に投げ入れようと、狙いを定める。
結構距離があり、外してしまった。
「捨てるのかよ」
「外したから後で捨てる、ゴミ箱の方行くのめんどい」
結局俺は手紙を捨てなかった。
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