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第2章
嬉しくなんかない 2(sideリュカ)
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sideリュカ
「ルーシュベルト魔法学校入学式」
大きな文字で書かれていた。
周りは人、人、人!
人が多すぎる、これ全部新入生かよ。
どいつが首席だ?
この俺を差し置いてトップなんて良い度胸だよなぁ。
ガリ勉メガネに違いないだろう。
「リュカ、お前目立つんだから勝手なことしないでね」
2メートル越えの身長で明らかに目立ってアレクに言われたくないと思いながらもテキトーに返事をする。
実際、目立っているなーとは感じていた。
金髪碧眼にアレクと比べると低いけど平均的には高い身長だし。
まあ、イケメンだし?
魔法学校でも可愛い子捕まえよ~っと。
俺はウキウキして教室に入った。
٭❀*
教室では簡単な担任の自己紹介が行われ、直ぐに式典場に行くよう指示された。
入学式はさっそく長ったらしい学校長挨拶から始まった。
なっげぇ~。
どこの学校も、お偉いさんの話は長いんだな。
うとうとしていると、突然周りがざわめき始めた。
主に女子生徒がキャッキャウフフしている。
「え、すごいカッコイイ!」
「あれで首席って完璧じゃん」
「何組の人だろ~」
『新入生代表挨拶、ノア・マクファーソン』
司会がそう紹介した。
ちっ…。
あいつか、首席入学…。
カッコイイ?
俺の方がカッコイイだろ!!
ノア・マクファーソンとか言う男は、赤茶色の髪の毛に同じ色の瞳をしていた。
顔は、まあまあ。
上の下とか、まあそこら辺だ。
俺より頭が良い上に結構イケメンが出てきたからって焦っている訳では断じて、ない。
女の子がすげー騒いでるのが気に入らねぇ。
もう1回言うけど、俺の方がカッコイイからな!
ノア・マクファーソンの挨拶が終わるまで睨みつけておいた。
長い長い入学式が終わり、最初のHRが始まった。
「リュカ・アザール。よろしく」
自己紹介は爽やかな笑顔で女子生徒の心を掴んだ(はず)。
しかし、このクラスはなかなか当たりなんじゃね?
自己紹介していく中で、俺好みの子が何人かいた。
隣の席もそこそこ可愛いぞ。
休み時間になると、予想通り女の子が集まって来た。
「リュカくん呼んでも良い?」
「リュカくんてぇ、どこ出身?」
「部活はいるの~?」
お~良いねぇ。
やっぱグイグイ来てくれると分かりやすくて良いよ。
取り敢えず顔見て、胸見て、尻見て……。
またアレクにクズ扱いされるかもしれないけど、大抵の男はそういう生き物だ。
この、ミレーユちゃんめっちゃ可愛いな。
最初はこの子かな…。
何を考えているか分かりやすすぎるくらいの子が、俺は好きだ。
出来れば髪はボブくらいで明るめ。
背は小さい方が良い。
表情がコロコロ変わって、よく喋る。
一華とは正反対の、可愛い子が好きだ。
そう思っている自分にはっとする。
なんで今になってアイツのこと考えてんだ?
絶対昨日の手紙のせいだ。
やっぱ捨てときゃ良かったな。
一気にテンションが急降下する。
最悪な気分だ。
٭❀*
放課後になると、アレクが呼吸を乱して俺のクラスに来た。
アレクとはまさかの1番遠いクラスだったのだ。
「アレクどうしたんだ?」
「いいから来い!」
は?
せっかく女の子に囲まれて幸せな気分だったのに。
俺が呼び出されて残念そうな表情の乙女たちには、「またな」と言ってしっかり挨拶。
「やっぱり格好良い~」って聞こえる。
よし、俺の話題で持ち切りだな。
駆け寄ると、アレクは深刻な顔だった。
「何だよ?俺、忙しいんだけど」
「一華ちゃんを、見たんだ」
「……………………はぁ?」
「嘘じゃないぞ、しっかり見たんだ。まだ職員室にいると思う、行くぞ!」
アレクは俺の腕を掴んで引っ張った。
「ちょ、っと待てってアレク。見間違えじゃないのか?」
一華は2年前…正確に言うと1年8か月前、1人で出て行った。
14歳の少女1人で、何が出来ると言うんだ。
ルーシュベルト魔法学校は歴史ある名門校で、学費はかなり高い。
試験以外にも、家柄なんかも見られるはずだ。
一華1人の力で入学できる学校ではない。
「いや、絶対に一華ちゃんだよ。昔とちょっと雰囲気は違うけど一華ちゃんだ」
「ルーベルに通えるわけねぇだろ?」
「自分の目で確かめなよ、リュカなら見間違えるはずないだろ?」
そんな馬鹿な。
そんなのありえない。
そう思った。
でも、それと同時に。
一華に会いたい、ずっと探してた。
どこにいたんだ、何をしてたんだ。
会いたかった、ずっと会いたかった。
そう思っている自分に絶望した。
あいつを追い出したのは、俺なのに。
「ルーシュベルト魔法学校入学式」
大きな文字で書かれていた。
周りは人、人、人!
人が多すぎる、これ全部新入生かよ。
どいつが首席だ?
この俺を差し置いてトップなんて良い度胸だよなぁ。
ガリ勉メガネに違いないだろう。
「リュカ、お前目立つんだから勝手なことしないでね」
2メートル越えの身長で明らかに目立ってアレクに言われたくないと思いながらもテキトーに返事をする。
実際、目立っているなーとは感じていた。
金髪碧眼にアレクと比べると低いけど平均的には高い身長だし。
まあ、イケメンだし?
魔法学校でも可愛い子捕まえよ~っと。
俺はウキウキして教室に入った。
٭❀*
教室では簡単な担任の自己紹介が行われ、直ぐに式典場に行くよう指示された。
入学式はさっそく長ったらしい学校長挨拶から始まった。
なっげぇ~。
どこの学校も、お偉いさんの話は長いんだな。
うとうとしていると、突然周りがざわめき始めた。
主に女子生徒がキャッキャウフフしている。
「え、すごいカッコイイ!」
「あれで首席って完璧じゃん」
「何組の人だろ~」
『新入生代表挨拶、ノア・マクファーソン』
司会がそう紹介した。
ちっ…。
あいつか、首席入学…。
カッコイイ?
俺の方がカッコイイだろ!!
ノア・マクファーソンとか言う男は、赤茶色の髪の毛に同じ色の瞳をしていた。
顔は、まあまあ。
上の下とか、まあそこら辺だ。
俺より頭が良い上に結構イケメンが出てきたからって焦っている訳では断じて、ない。
女の子がすげー騒いでるのが気に入らねぇ。
もう1回言うけど、俺の方がカッコイイからな!
ノア・マクファーソンの挨拶が終わるまで睨みつけておいた。
長い長い入学式が終わり、最初のHRが始まった。
「リュカ・アザール。よろしく」
自己紹介は爽やかな笑顔で女子生徒の心を掴んだ(はず)。
しかし、このクラスはなかなか当たりなんじゃね?
自己紹介していく中で、俺好みの子が何人かいた。
隣の席もそこそこ可愛いぞ。
休み時間になると、予想通り女の子が集まって来た。
「リュカくん呼んでも良い?」
「リュカくんてぇ、どこ出身?」
「部活はいるの~?」
お~良いねぇ。
やっぱグイグイ来てくれると分かりやすくて良いよ。
取り敢えず顔見て、胸見て、尻見て……。
またアレクにクズ扱いされるかもしれないけど、大抵の男はそういう生き物だ。
この、ミレーユちゃんめっちゃ可愛いな。
最初はこの子かな…。
何を考えているか分かりやすすぎるくらいの子が、俺は好きだ。
出来れば髪はボブくらいで明るめ。
背は小さい方が良い。
表情がコロコロ変わって、よく喋る。
一華とは正反対の、可愛い子が好きだ。
そう思っている自分にはっとする。
なんで今になってアイツのこと考えてんだ?
絶対昨日の手紙のせいだ。
やっぱ捨てときゃ良かったな。
一気にテンションが急降下する。
最悪な気分だ。
٭❀*
放課後になると、アレクが呼吸を乱して俺のクラスに来た。
アレクとはまさかの1番遠いクラスだったのだ。
「アレクどうしたんだ?」
「いいから来い!」
は?
せっかく女の子に囲まれて幸せな気分だったのに。
俺が呼び出されて残念そうな表情の乙女たちには、「またな」と言ってしっかり挨拶。
「やっぱり格好良い~」って聞こえる。
よし、俺の話題で持ち切りだな。
駆け寄ると、アレクは深刻な顔だった。
「何だよ?俺、忙しいんだけど」
「一華ちゃんを、見たんだ」
「……………………はぁ?」
「嘘じゃないぞ、しっかり見たんだ。まだ職員室にいると思う、行くぞ!」
アレクは俺の腕を掴んで引っ張った。
「ちょ、っと待てってアレク。見間違えじゃないのか?」
一華は2年前…正確に言うと1年8か月前、1人で出て行った。
14歳の少女1人で、何が出来ると言うんだ。
ルーシュベルト魔法学校は歴史ある名門校で、学費はかなり高い。
試験以外にも、家柄なんかも見られるはずだ。
一華1人の力で入学できる学校ではない。
「いや、絶対に一華ちゃんだよ。昔とちょっと雰囲気は違うけど一華ちゃんだ」
「ルーベルに通えるわけねぇだろ?」
「自分の目で確かめなよ、リュカなら見間違えるはずないだろ?」
そんな馬鹿な。
そんなのありえない。
そう思った。
でも、それと同時に。
一華に会いたい、ずっと探してた。
どこにいたんだ、何をしてたんだ。
会いたかった、ずっと会いたかった。
そう思っている自分に絶望した。
あいつを追い出したのは、俺なのに。
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