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第2章
ストロベリーブロンド 3
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sideアイ
生物部の部室兼研究室は校舎から少し離れたプレハブにある。
中庭の噴水を通り、もっと先。
ああ、ここの噴水でルークくんとアイス食べたなーとか、思い出に浸っていた。
すると、噴水近くにストロベリーブロンドの女の子の姿があった。
後ろ姿だけで紅花ちゃんだと分かる。
背の高い男の子と一緒にいる。
もしかして彼氏とか?
紅花ちゃん可愛いし、モテるだろうな~。
呑気にそんな事を考えている時だった。
バシャン!!
まだ寒い、4月の噴水。
紅花ちゃんが一緒にいる男の子に突き飛ばされて入ってしまった音だった。
噴水付近にいた人、もちろん私も含めて一瞬時が止まったように動かなくなった。
そのくらいの衝撃だった。
「ほ……紅花ちゃん!」
私はダッシュで紅花ちゃんに駆け寄り、救出した。
ポケットからハンカチを引っ張り出して、取り敢えず顔を拭いた。
今日1日使ったやつだけど許して欲しい。
「大丈夫?」
「……別に」
紅花ちゃんは低い声で言った。
「別にって、そんなはず……」
「お前が悪いんだからな!!!!!」
私の言葉を遮ったのは紅花ちゃんを突き落とした男子生徒。
切れ長の目をもっと細めて紅花ちゃんを睨んでいるように見える。
何があったかは知らないが、女の子に乱暴するなんて許せない。
「あの、何があったかは存じませんがこんな事するなんて酷いです!」
「はぁ?お前、誰だよ」
「紅花ちゃんのクラスメイトです」
「どけよ、俺はこの女にまだ話があるんだよ」
男の子は苛立ったような顔をして私の肩を掴もうとした……………掴もうとして、やめた。
怯えた目をして私を見ている。
あれ、私じゃない。
私の後ろだ。
振り返るとにっこり微笑むノアがいた。
「話って?」
ノアは穏やかな口調で言った。
圧を感じるのは何故だろう。
男の子は小さく舌打ちをしてして、去って行った。
嫌な感じの人だなとか、色々と感想はあったけど今はそれどころでは無い。
座り込んでいる紅花ちゃんの手を取り、保健室に向かって歩いた。
紅花ちゃんは黙って下を向いている。
「紅花ちゃん、私同じクラスのアイって言うの。隣の席なんだけど知ってる?」
「助けてくれなくて良かったのに」
「え?」
質問をガン無視されてちょっとびっくりする。
「だから、あの男とまだ話があったからほっといてくれて良かった」
そう言って、腕を振りほどかれた。
えっ。
えええ?
「いや、濡れてるし、早く拭かなきゃ風邪引くよ?」
「良いよ、むしろ引きたいし」
「ダメだよ。明日テストだし」
「受けたくない、サボるよ」
「えー、私紅花ちゃんに用事があるから休んじゃうと困るなぁ」
話が脱線しかけたところにノアが困惑気味で言った。
「ん?もしかして、2人って仲良いの?」
「今初めて話したよ」
「「え?」」
ノアと紅花ちゃんがハモった。
えっ……?
٭❀*
不思議な空気のまま保健室にやって来た。
先生がいなかったので勝手にタオルを拝借する。
紅花ちゃんは髪の毛を拭きながら上目遣いで私を見た。
「ねぇ、あたしの事知らないの?」
「同じクラスだからもちろん知ってるよ」
「そうじゃなくて、あなたもサシャさんの所に来てたでしょ?」
サシャさん???
予想外の人物が登場した。
紅花ちゃんの口からその名前が出てくるとは思わなかった。
サシャさんとは、私の知り合いの現役守護者。
去年の冬に偶然知り合って、今も連絡を取っているし、サシャさんの研究が成功したお祝いパーティにも招待してもらったことがあるくらい親しい友人だ。
「サシャさんに付きまとってるって噂のコでしょ」
紅花ちゃんは私を睨んでそう言った。
一体全体なんの話しだろうか。
私は心当たりが全くなかったので困り果てた。
生物部の部室兼研究室は校舎から少し離れたプレハブにある。
中庭の噴水を通り、もっと先。
ああ、ここの噴水でルークくんとアイス食べたなーとか、思い出に浸っていた。
すると、噴水近くにストロベリーブロンドの女の子の姿があった。
後ろ姿だけで紅花ちゃんだと分かる。
背の高い男の子と一緒にいる。
もしかして彼氏とか?
紅花ちゃん可愛いし、モテるだろうな~。
呑気にそんな事を考えている時だった。
バシャン!!
まだ寒い、4月の噴水。
紅花ちゃんが一緒にいる男の子に突き飛ばされて入ってしまった音だった。
噴水付近にいた人、もちろん私も含めて一瞬時が止まったように動かなくなった。
そのくらいの衝撃だった。
「ほ……紅花ちゃん!」
私はダッシュで紅花ちゃんに駆け寄り、救出した。
ポケットからハンカチを引っ張り出して、取り敢えず顔を拭いた。
今日1日使ったやつだけど許して欲しい。
「大丈夫?」
「……別に」
紅花ちゃんは低い声で言った。
「別にって、そんなはず……」
「お前が悪いんだからな!!!!!」
私の言葉を遮ったのは紅花ちゃんを突き落とした男子生徒。
切れ長の目をもっと細めて紅花ちゃんを睨んでいるように見える。
何があったかは知らないが、女の子に乱暴するなんて許せない。
「あの、何があったかは存じませんがこんな事するなんて酷いです!」
「はぁ?お前、誰だよ」
「紅花ちゃんのクラスメイトです」
「どけよ、俺はこの女にまだ話があるんだよ」
男の子は苛立ったような顔をして私の肩を掴もうとした……………掴もうとして、やめた。
怯えた目をして私を見ている。
あれ、私じゃない。
私の後ろだ。
振り返るとにっこり微笑むノアがいた。
「話って?」
ノアは穏やかな口調で言った。
圧を感じるのは何故だろう。
男の子は小さく舌打ちをしてして、去って行った。
嫌な感じの人だなとか、色々と感想はあったけど今はそれどころでは無い。
座り込んでいる紅花ちゃんの手を取り、保健室に向かって歩いた。
紅花ちゃんは黙って下を向いている。
「紅花ちゃん、私同じクラスのアイって言うの。隣の席なんだけど知ってる?」
「助けてくれなくて良かったのに」
「え?」
質問をガン無視されてちょっとびっくりする。
「だから、あの男とまだ話があったからほっといてくれて良かった」
そう言って、腕を振りほどかれた。
えっ。
えええ?
「いや、濡れてるし、早く拭かなきゃ風邪引くよ?」
「良いよ、むしろ引きたいし」
「ダメだよ。明日テストだし」
「受けたくない、サボるよ」
「えー、私紅花ちゃんに用事があるから休んじゃうと困るなぁ」
話が脱線しかけたところにノアが困惑気味で言った。
「ん?もしかして、2人って仲良いの?」
「今初めて話したよ」
「「え?」」
ノアと紅花ちゃんがハモった。
えっ……?
٭❀*
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先生がいなかったので勝手にタオルを拝借する。
紅花ちゃんは髪の毛を拭きながら上目遣いで私を見た。
「ねぇ、あたしの事知らないの?」
「同じクラスだからもちろん知ってるよ」
「そうじゃなくて、あなたもサシャさんの所に来てたでしょ?」
サシャさん???
予想外の人物が登場した。
紅花ちゃんの口からその名前が出てくるとは思わなかった。
サシャさんとは、私の知り合いの現役守護者。
去年の冬に偶然知り合って、今も連絡を取っているし、サシャさんの研究が成功したお祝いパーティにも招待してもらったことがあるくらい親しい友人だ。
「サシャさんに付きまとってるって噂のコでしょ」
紅花ちゃんは私を睨んでそう言った。
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私は心当たりが全くなかったので困り果てた。
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