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第8話 “借景“から隣へ、婚約破棄の噂
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「ねえ、聞いた? 婚約の話」
「どっちの?」
「もちろん、学院長代理様のほうよ」
昼休み、廊下の端にある小さなサロン。
花の刺繍が施されたクッションと、レースのカーテン。
そこは、貴族子女たちがよく集まる“お茶会スペース”だった。
普段は立ち入らない場所。
だけど偶然、頼まれごとで通りかかったところで。
(……あ、これ、聞いちゃいけないやつでは)
そう思ったときには、すでに遅かった。
「やっぱり、仮の婚約なんですって」
「やっぱり?」
「母が言ってたもの。父上の食卓で、“寄付者へのメッセージとしては良いけれど、いずれ相応しい方と正式にご結婚なさるでしょう”って話していたって」
「まあ……やっぱりそうよねぇ。奨学生がそのまま正妻なんて、現実的じゃないもの」
くすくすと笑う声。
「ほら、あの子、何て言ったかしら。家政学科の――」
「フェンネルさん?」
「そう、その子。婚約者っていうより、“しばらくのあいだの象徴”って感じじゃなくて?」
「仮の舞台装置、ってこと?」
「言い方!」
笑い声が弾む。
私はスカートをきゅっとつまむ。
(……象徴)
それは、最初にセドリック様から聞いた言葉と、確かにどこか重なっていた。
『学院の理念を示す“象徴”として、君の存在が必要なんです』
あのときは、まだうまく飲み込めなかったその言葉。
(本当に、そういうことなんだよね。きっと)
胸の奥が、じわりと痛くなる。
「でも、見た感じ、ずいぶん真剣そうだったって聞いたわよ」
「外向きには、そうするでしょう? 安定を演出しているのに“仮ですから”なんて言えないじゃない」
「そうねぇ。“本気です”って言っておけば、印象が良いでしょうし」
「そうしておいて、後から“やむを得ない事情で”って言えば、だいたいなんとかなるのよ」
「まあ、さすが伯爵家の情報網」
くすくすと笑いが重なる。
「でも、少し可哀想ね。その奨学生さん」
「そうかしら? 学院長代理様の婚約者って、一生自慢できるわよ?」
「たとえ“元”がついても?」
「……それはそれ。卒業してから、どんな話し方だってできるじゃない」
「たしかに、“一時期、学院長代理様と婚約してて”って言えたら、どんな社交界でも話題になるわね」
優雅な笑い声が響く。
それは、当人たちに悪意がない分だけ、余計にこたえた。
(――“元婚約者”)
言葉が、胸の内側をひっかいていく。
(……仮、だもんね)
元から、わかっていたことのはずだった。
でも。
一緒に条文を作ったり、保健室でそばにいてくれたり。
いつだって優しくて。ずるいけど、頼りになって。
傘の下で、コートの裾を握って歩いたのも。
思い出が、毎日が、少しずつ“慣れてきた”感触を育てて。
(でも、慣れたからって、本物になるわけじゃない)
自分で自分に言い聞かせる。
頼まれた用事をそっと済ませて、サロンを後にした。
外の風は、まるで遠くの世界のものみたい。
「……フェンネルさん?」
不意に名前を呼ばれ、肩がはねる。
振り向くと、家政学科の友人が、心配そうな顔でこちらを見ていた。
「あ、ごめん! ええっと」
「顔、ちょっと青い。大丈夫?」
「だ、だいじょうぶ……」
慌てて笑ってみせる。
「ちょっと、考え事してただけで」
「考え事?」
「うん。あの、書庫の整理のこととか……」
苦しい言い訳だったけれど、友人はそれ以上追及しなかった。
「無理しないでね。――何かあったら言ってよ」
「ありがとう」
その優しさが、また胸にじんと染みた。
◇
噂は、思った以上に早く広がった。
廊下ですれ違った貴族子女が、ふと笑みを貼り付けたまま距離を取る。
直接的な嫌がらせではない。
ただ、ごく自然に、“境界線”が引かれていく感じ。
(……わかりやすいなあ)
笑ってしまいそうだった。
婚約する前も、奨学生として矢印付きの境界線はあった。
今はそれに、“学院長代理の婚約者”という矢印が、別方向から追加されたようなものだ。
(私は、どっちの矢印にも、完全には属してないんだよね)
奨学生の仲間といるときの自分と。
学院長代理の隣にいるときの自分。
そのあいだで、足場を探している感覚。
「……借景、か」
ぽつりとこぼれた言葉に、自分で苦笑する。
自分で言うな、と何度も注意された言葉。
だけど今は、それが一番しっくりきてしまう。
(借りている景色に、欲張っちゃいけない)
胸ポケットの中で、小さな紙切れが擦れる。
『臨時追加条項
第○条 雨がひどい日は、リラ・フェンネルは、アーデン・セドリックに甘えてよい。
ただし、本人がびっくりしすぎない範囲で。』
(……この条文、しばらく凍結したほうがいいかも)
甘えていい、という言葉が、急に怖くなった。
甘えれば甘えるほど、後で離れるときが大変になる気がして。
(先生だって、きっと困るよね)
寄付者との関係を保ちながら、学院を運営し、学生たちの環境を守る。
その上で、自分みたいな借り物の婚約者に、これ以上負担をかけるわけにはいかない。
(少し……距離を取ろう)
そう決めた。
◇
私は、自分なりの“安全策”を取ることにした。
それは、簡単に言えば、“役割に戻る”ことだった。
当初の通りに、ちゃんと。
「甘えていい」という条文も、思い出も、一旦棚の上に戻す。
(もともと私は、“学院のため”の借景としてここにいるんだし)
そうやって、心に線を引いた。
◇
具体的に何をしたかというと――
「この書類、君にも目を通しておいてほしいのですが」
「家政学科の先生にも共有したほうが良さそうなので、まずはそちらに回しますね」
以前なら、セドリック様と二人で内容を確認してから先生に渡していたところを、先に“公的ルート”を通す。
廊下でばったり会っても――
「あ、お疲れさまです」
「お疲れさまです、フェンネル嬢」
以前のように「先生、今いいですか」と立ち止まるのではなく、丁寧に会釈だけして足早に通り過ぎる。
(うん、これでいい)
距離を測るように、丁寧にラインを引く。
そのおかげで、噂に振り回されずにいられる……はずだった。
◇
「……どう見ても、“振り回されてる”だろ」
ある日の夕方。
奨学生仲間のルークに、あっさり見抜かれてしまった。
「別に、振り回されてないよ?」
「その台詞を、目そらしながら言うのやめな」
寮の共同スペースで、ルークはため息をつく。
「最近、“学院長代理様関連の案件”から、きれいに自分を外してるだろ」
「そんなことないよ」
「じゃあ、さっきの生徒会との打ち合わせは?」
「家政科代表の子がいるから、私は……」
「ほらね」
即座に切り返される。
「だって……」
それでも、少しだけ本音が漏れる。
「甘えすぎたら、困らせちゃうでしょ」
「誰を」
「先生を。学院を」
ルークは、一瞬だけ目を細めた。
「“甘える”の意味、ずいぶん広く解釈してない?」
「え?」
「手伝いに行くこととか、話をしに行くこととか。
それ、全部“甘え”扱いにしてたら、そりゃ何もできなくなるだろ」
「……」
「つーか、お前が距離取ってんの、あっちからも丸見えだと思うぞ」
「えっ」
思わず、顔を上げる。
「とりあえずひとつだけ言っとく」
「うん」
「“役割に戻っておけば安全”って考え方は、ぜんぜん安全じゃない」
「……そう、かな」
「役割ってのはうまく使えば盾になるけど、長く続けると鎧にもなる。
着たまま動けなくなる前に、一回くらい脱いでみてもいいんじゃねーの」
どこか遠い目で言うその口調に、胸を突かれた。
「……ルークも、そういうのあったの?」
「さあね」
彼は、それ以上は何も言わなかった。
◇
すれ違いは、少しずつ積もっていった。
夜、旧館の前でばったり会ったときも――
「フェンネル嬢、こんな時間まで?」
「書庫の整理をしていました。――もう終わったので、帰ります」
「送りますよ」
「大丈夫です。寮はすぐそこなので」
かつてなら、喜んでいたであろう場面でさえ。
(私は、何をしているの?)
自分で突き放しておいて、
追ってこない彼に、ホッとするよりも、
こころもとない、なんて。
「どっちの?」
「もちろん、学院長代理様のほうよ」
昼休み、廊下の端にある小さなサロン。
花の刺繍が施されたクッションと、レースのカーテン。
そこは、貴族子女たちがよく集まる“お茶会スペース”だった。
普段は立ち入らない場所。
だけど偶然、頼まれごとで通りかかったところで。
(……あ、これ、聞いちゃいけないやつでは)
そう思ったときには、すでに遅かった。
「やっぱり、仮の婚約なんですって」
「やっぱり?」
「母が言ってたもの。父上の食卓で、“寄付者へのメッセージとしては良いけれど、いずれ相応しい方と正式にご結婚なさるでしょう”って話していたって」
「まあ……やっぱりそうよねぇ。奨学生がそのまま正妻なんて、現実的じゃないもの」
くすくすと笑う声。
「ほら、あの子、何て言ったかしら。家政学科の――」
「フェンネルさん?」
「そう、その子。婚約者っていうより、“しばらくのあいだの象徴”って感じじゃなくて?」
「仮の舞台装置、ってこと?」
「言い方!」
笑い声が弾む。
私はスカートをきゅっとつまむ。
(……象徴)
それは、最初にセドリック様から聞いた言葉と、確かにどこか重なっていた。
『学院の理念を示す“象徴”として、君の存在が必要なんです』
あのときは、まだうまく飲み込めなかったその言葉。
(本当に、そういうことなんだよね。きっと)
胸の奥が、じわりと痛くなる。
「でも、見た感じ、ずいぶん真剣そうだったって聞いたわよ」
「外向きには、そうするでしょう? 安定を演出しているのに“仮ですから”なんて言えないじゃない」
「そうねぇ。“本気です”って言っておけば、印象が良いでしょうし」
「そうしておいて、後から“やむを得ない事情で”って言えば、だいたいなんとかなるのよ」
「まあ、さすが伯爵家の情報網」
くすくすと笑いが重なる。
「でも、少し可哀想ね。その奨学生さん」
「そうかしら? 学院長代理様の婚約者って、一生自慢できるわよ?」
「たとえ“元”がついても?」
「……それはそれ。卒業してから、どんな話し方だってできるじゃない」
「たしかに、“一時期、学院長代理様と婚約してて”って言えたら、どんな社交界でも話題になるわね」
優雅な笑い声が響く。
それは、当人たちに悪意がない分だけ、余計にこたえた。
(――“元婚約者”)
言葉が、胸の内側をひっかいていく。
(……仮、だもんね)
元から、わかっていたことのはずだった。
でも。
一緒に条文を作ったり、保健室でそばにいてくれたり。
いつだって優しくて。ずるいけど、頼りになって。
傘の下で、コートの裾を握って歩いたのも。
思い出が、毎日が、少しずつ“慣れてきた”感触を育てて。
(でも、慣れたからって、本物になるわけじゃない)
自分で自分に言い聞かせる。
頼まれた用事をそっと済ませて、サロンを後にした。
外の風は、まるで遠くの世界のものみたい。
「……フェンネルさん?」
不意に名前を呼ばれ、肩がはねる。
振り向くと、家政学科の友人が、心配そうな顔でこちらを見ていた。
「あ、ごめん! ええっと」
「顔、ちょっと青い。大丈夫?」
「だ、だいじょうぶ……」
慌てて笑ってみせる。
「ちょっと、考え事してただけで」
「考え事?」
「うん。あの、書庫の整理のこととか……」
苦しい言い訳だったけれど、友人はそれ以上追及しなかった。
「無理しないでね。――何かあったら言ってよ」
「ありがとう」
その優しさが、また胸にじんと染みた。
◇
噂は、思った以上に早く広がった。
廊下ですれ違った貴族子女が、ふと笑みを貼り付けたまま距離を取る。
直接的な嫌がらせではない。
ただ、ごく自然に、“境界線”が引かれていく感じ。
(……わかりやすいなあ)
笑ってしまいそうだった。
婚約する前も、奨学生として矢印付きの境界線はあった。
今はそれに、“学院長代理の婚約者”という矢印が、別方向から追加されたようなものだ。
(私は、どっちの矢印にも、完全には属してないんだよね)
奨学生の仲間といるときの自分と。
学院長代理の隣にいるときの自分。
そのあいだで、足場を探している感覚。
「……借景、か」
ぽつりとこぼれた言葉に、自分で苦笑する。
自分で言うな、と何度も注意された言葉。
だけど今は、それが一番しっくりきてしまう。
(借りている景色に、欲張っちゃいけない)
胸ポケットの中で、小さな紙切れが擦れる。
『臨時追加条項
第○条 雨がひどい日は、リラ・フェンネルは、アーデン・セドリックに甘えてよい。
ただし、本人がびっくりしすぎない範囲で。』
(……この条文、しばらく凍結したほうがいいかも)
甘えていい、という言葉が、急に怖くなった。
甘えれば甘えるほど、後で離れるときが大変になる気がして。
(先生だって、きっと困るよね)
寄付者との関係を保ちながら、学院を運営し、学生たちの環境を守る。
その上で、自分みたいな借り物の婚約者に、これ以上負担をかけるわけにはいかない。
(少し……距離を取ろう)
そう決めた。
◇
私は、自分なりの“安全策”を取ることにした。
それは、簡単に言えば、“役割に戻る”ことだった。
当初の通りに、ちゃんと。
「甘えていい」という条文も、思い出も、一旦棚の上に戻す。
(もともと私は、“学院のため”の借景としてここにいるんだし)
そうやって、心に線を引いた。
◇
具体的に何をしたかというと――
「この書類、君にも目を通しておいてほしいのですが」
「家政学科の先生にも共有したほうが良さそうなので、まずはそちらに回しますね」
以前なら、セドリック様と二人で内容を確認してから先生に渡していたところを、先に“公的ルート”を通す。
廊下でばったり会っても――
「あ、お疲れさまです」
「お疲れさまです、フェンネル嬢」
以前のように「先生、今いいですか」と立ち止まるのではなく、丁寧に会釈だけして足早に通り過ぎる。
(うん、これでいい)
距離を測るように、丁寧にラインを引く。
そのおかげで、噂に振り回されずにいられる……はずだった。
◇
「……どう見ても、“振り回されてる”だろ」
ある日の夕方。
奨学生仲間のルークに、あっさり見抜かれてしまった。
「別に、振り回されてないよ?」
「その台詞を、目そらしながら言うのやめな」
寮の共同スペースで、ルークはため息をつく。
「最近、“学院長代理様関連の案件”から、きれいに自分を外してるだろ」
「そんなことないよ」
「じゃあ、さっきの生徒会との打ち合わせは?」
「家政科代表の子がいるから、私は……」
「ほらね」
即座に切り返される。
「だって……」
それでも、少しだけ本音が漏れる。
「甘えすぎたら、困らせちゃうでしょ」
「誰を」
「先生を。学院を」
ルークは、一瞬だけ目を細めた。
「“甘える”の意味、ずいぶん広く解釈してない?」
「え?」
「手伝いに行くこととか、話をしに行くこととか。
それ、全部“甘え”扱いにしてたら、そりゃ何もできなくなるだろ」
「……」
「つーか、お前が距離取ってんの、あっちからも丸見えだと思うぞ」
「えっ」
思わず、顔を上げる。
「とりあえずひとつだけ言っとく」
「うん」
「“役割に戻っておけば安全”って考え方は、ぜんぜん安全じゃない」
「……そう、かな」
「役割ってのはうまく使えば盾になるけど、長く続けると鎧にもなる。
着たまま動けなくなる前に、一回くらい脱いでみてもいいんじゃねーの」
どこか遠い目で言うその口調に、胸を突かれた。
「……ルークも、そういうのあったの?」
「さあね」
彼は、それ以上は何も言わなかった。
◇
すれ違いは、少しずつ積もっていった。
夜、旧館の前でばったり会ったときも――
「フェンネル嬢、こんな時間まで?」
「書庫の整理をしていました。――もう終わったので、帰ります」
「送りますよ」
「大丈夫です。寮はすぐそこなので」
かつてなら、喜んでいたであろう場面でさえ。
(私は、何をしているの?)
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