『猫の手も借りたいのです!〜王宮御用達和菓子屋の恋菓祭繁忙記〜』

星乃和花

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登場人物

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◆ユズ(ヒロイン)

王宮御用達・老舗和菓子屋《鶴の屋》王都支店の支店長。
天然で可愛く、明るく、忙しさの中でも笑顔を運ぶ人。口ぐせは「和菓子は幸せを運ぶのです」。
仕事としての責任感が強いのに、肝心なところで照れて“支店長命令”に逃げがち。
恋菓祭(バレンタイン)の最終箱で、自分の本音に追いついていく。

好き:番茶、練り切りの端切れ、可愛い包み紙
弱点:紐結び(焦ると手元が迷子)
必殺技:支店長命令(ただし効かなくなる)



◆カイ(ヒーロー)

元・武器職人。戦が終わり仕事を失ってやつれ、行き場をなくしていたところをユズに拾われ、和菓子屋の厨房へ。
基本無口。けれど視線が雄弁で、必要な言葉だけを“いちばん刺さる場所”に落とすタイプ。
和菓子職人として再生しながら、ユズのそばで「守る」「ここで、ずっと」を覚えていく。

得意:型・刃物・道具の扱い、結び目(ほどけないのにほどける)
苦手:言葉での告白(砂糖紙に逃げる)
癖:危ない気配がすると、半歩前に出る



◆番頭(ベテラン)

《鶴の屋》王都支店の現場を回す冷静な要。
支店長の暴走(=幸せ宣言)を淡々と受け止め、数字と段取りで店を守る。
ただし観測力が高すぎて、二人の距離の変化を秒で把握し、要所で刺す。

役割:ツッコミ/現場指揮/支店長のストッパー
口ぐせ:「違います」「仕事をしろ」「観測です」
実は:店の空気が柔らかくなるのを一番評価している



◆見習い(新人)

恋菓祭当日に「紐結びミス事件」を起こしかけたが、支店長の優しさと現場の連携で救われる。
素直で一生懸命、成長が早い。
厨房の空気が甘くなるとすぐ気づくタイプ。

特徴:反省が深い/声が大きい/支店長を尊敬
将来:一人前の“幸せを結べる”職人を目指す



◆職人たち(王都支店の厨房メンバー)

恋菓祭の戦場を支える頼れる面々。
支店長の掛け声で士気が上がり、番頭の一言で背筋が伸びる。
無口なカイの“言葉が増える瞬間”を見守る(騒ぎたいのを堪えながら)。

担当例:蒸し/餡練り/練り切り成形/箱・包み
共通点:噂話が早い(でも仕事は早い)



◆花霞堂の店主(ライバル枠)

王都の別の菓子屋の店主。商売敵として《鶴の屋》を意識し、時々ちくりと牽制してくる。
ただし本気で悪い人ではなく、職人としての矜持が強いだけ。
二人の“静かな肯定”に、だんだん言葉を失っていく。

役割:外からの刺激/二人の関係を浮き彫りにする存在
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