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第3話:王都で噂が爆誕しました(“密着護衛”)
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王都は、でっかかった。
「わぁ……!」
リリィは城壁の前で立ち止まり、見上げてしまった。
石造りの巨大な門。行き交う人の多さ。空気のにおいも、村とは違う。
パンの匂い。
香辛料の匂い。
金属の匂い。
そして、誰かの笑い声。
「ほんとに都会だぁ……」
「そうだ」
背後から即答が来た。
――近い。
振り向かなくてもわかる。
距離が、いつも通り近い。
しかも今日も、手を繋いだまま。
街道を歩いている間ずっと、エヴァンはリリィの手を離さなかった。
危険がないところでも。
何も起きてないところでも。
「えっと……エヴァン、手……」
「危険だ」
「門の前だよ?」
「人が多い」
「……それは、確かに……」
リリィは、反論しきれずに頷いた。
王都の人の波は、村の祭りよりずっと密度が濃い。
うっかりすると押し流されそうだ。
リリィはふと、ぎゅっと握られた手の温かさに安心してしまっている自分に気づいて、
また少しだけ顔が熱くなった。
(守護って、すごいなぁ……)
うん。
守護。
守護だから。
リリィは心の中で、何度目かの“結論”を出した。
♢
門をくぐると、そこはもう別世界だった。
石畳の道。
大きな噴水。
露店で売られている果物や布や剣や…何かわからないキラキラしたもの。
「すごい……すごい……!」
リリィは何度も呟いた。
そのたびに、エヴァンが背後で短く返す。
「そうだ」
それが、やけに落ち着く。
リリィがきょろきょろしていると、右側から子どもが走ってきた。
ぶつかる――と思った瞬間。
エヴァンが、リリィを引いた。
ふわ、と体が動いて、リリィはエヴァンの胸の前に収まる。
「わっ……!」
近い。
胸板。
そして、片腕が自然に回っている。
子どもは「ごめんなさーい!」と走り去っていった。
リリィは赤い顔のまま、顔を上げる。
「だ、大丈夫です……ありがとうございます……」
「当然だ」
それも当然なんだ。
リリィが「当然」って便利な言葉だなぁと思っていると、
通りすがりの女性ふたりが、こちらを見て囁いた。
「見て、あの人……護衛騎士じゃない?」
「すごい……あんなに自然に守るの、恋人みたい……」
リリィはピクッとした。
「こ、恋人……!?」
聞こえてしまった。
聞こえてしまったし、心が変な音を立ててしまった。
エヴァンは何も反応しない。
いつも通り。無表情。
ただ“守護姿勢”のまま。
(違うよ!相棒だよ!)
叫びたい。
でも街中で叫ぶ勇気はない。
リリィは、ひそひそ声で言った。
「えっと……エヴァン、今の聞こえた?」
「何が」
「えっと……恋人って……」
「聞こえた」
「……!」
聞こえたんだ!?
リリィの顔がさらに熱くなる。
しかし、エヴァンは冷静に続けた。
「誤解されることはある」
「あるの!?」
「お前が鈍いから」
「えっ」
リリィはショックを受けた。
「え、えっと……私、鈍いの!?」
「危険察知が鈍い」
「そっち!?」
リリィはちょっと安心して、でも拗ねた。
「私、危険察知は……たしかに……」
「だから守る」
淡々とした言葉。
だけど、そこに迷いがない。
リリィは小さく笑ってしまった。
「……うん。ありがとう」
エヴァンは、ほんの少しだけ目を細めた――気がした。
たぶん、気のせいじゃない。
でも確信はない。
だって、リリィは鈍いから。
♢
目的地は“冒険者ギルド”。
王都で仕事を得るならまず登録。
村の知り合いに言われていた。
ギルドの建物は大きくて、扉も分厚い。
中からは笑い声と、酒の匂いと、剣のぶつかる音。
リリィは緊張して、背筋を伸ばした。
「よし……入ろう……!」
「入る」
背後が近いまま言った。
……よし、守護があるなら大丈夫。
リリィは気合いを入れて扉を開けた。
その瞬間。
視線が、集まった。
どっ、と。
何十人もの冒険者が、同時にこちらを見た気配がした。
一瞬で空気が変わる。
リリィは固まった。
(えっ、えっ、なんで……!?)
ただの新人登録だよ!?
そんなに注目されることある!?
しかし、視線が集まる理由はすぐにわかった。
――エヴァンが、目立ちすぎる。
外套の質感。
剣の気配。
そして、人間じゃないほど静かな圧。
しかも。
リリィと手を繋いでる。
そのままギルドに入ってきた。
「……えっ」
リリィは心の中で叫んだ。
(王都のギルド、手を繋いで入る場所なの!?)
そんなわけない。
絶対ない。
でも、エヴァンは当然のように歩く。
リリィは引っ張られるように受付まで行った。
受付カウンターの女性が、笑顔で迎えた。
「いらっしゃいませ~。新規登録ですね?」
声が明るい。
そして――目が、にやにやしている。
(この人、絶対わかってる……!)
リリィは慌てて手を離そうとした。
しかし。
エヴァンの手が、離れない。
ぎゅ。
リリィの手が、しっかり握られたまま。
「……エヴァン?」
「離すな」
「えっ、ここ、受付だよ……?」
「人が多い」
「もう、そんなに多くないよ……!」
「可能性がある」
可能性で握り続ける。
リリィは、声にならない声を出した。
「……あの……」
受付嬢は、満足そうに頷いた。
「はいはい、わかりますよぉ。
仲良しですねぇ」
「ち、違います!相棒です!」
リリィは慌てて言った。
すると受付嬢は、もっとにやにやした。
「相棒、ねぇ。いいですねぇ。
最近そういう呼び方、流行ってますからねぇ」
「流行ってないです!」
リリィが必死に否定している横で、エヴァンは真顔で頷いた。
「相棒だ」
受付嬢の笑みが深くなった。
「はいはいはい。では、お名前を」
「リリィです!」
「リリィさん。職種希望は?」
「えっと……魔力は弱いけど、癒し系……だと思います……」
「癒し系~。可愛いですねぇ」
リリィが顔を赤くしていると、受付嬢がちらっとエヴァンを見た。
「そちらの方は?」
「精霊騎士、エヴァン」
エヴァンが淡々と名乗ると、
ギルド内の空気が一段階ざわついた。
「精霊騎士……?」
「え、あれ本物?」
「やばくない?」
リリィは耳を澄ませてしまった。
どうやらすごい存在らしい。
(えっ……私、森で迷子になっただけなのに……)
受付嬢も目を丸くしたが、すぐ笑顔に戻る。
「……なるほど。契約者さん、ですね?」
リリィはぱちぱち瞬きをした。
「けいやくしゃ……私?」
「はい。精霊騎士さまが人間と一緒にいる時点で、そういうことです」
受付嬢は穏やかに言った。
でも目だけが面白がっている。
「契約って……えっと……守護契約です!」
リリィが説明すると、受付嬢は「うんうん」と頷いた。
「守護契約……ええ、わかります。
ただ――」
受付嬢は、ちらっとリリィの手を見た。
「通常、守護契約は“手は繋ぎません”」
「えっ!!!?」
リリィが叫びそうになって、慌てて口を塞いだ。
「えっ、繋がないの!?」
「はい。必要な時だけですねぇ」
「必要な時って……今……?」
「今、必要なんですか?精霊騎士さま」
受付嬢が、明るくエヴァンに聞いた。
エヴァンは、迷いなく答えた。
「必要だ」
受付嬢「ふふっ」
リリィ「えっ」
ギルド内「ざわっ」
リリィは、自分の手を見た。
まだ繋がれている。
しかもエヴァンの手は、少し強く握られている気がする。
「えっと……エヴァン……?」
「お前が緊張している」
その言葉が、すとんと落ちた。
リリィの心臓が、また変な音を立てた。
「そ、そう……かな……?」
「心拍が乱れている」
「やめてぇ……!」
受付嬢が、楽しそうに頬杖をついた。
「精霊騎士さま。契約条項に“緊張時も手を繋ぐ”って書いてあります?」
「……ない」
「ですよねぇ?」
受付嬢は、わざとらしくため息をついた。
「でもまぁ。
相棒なら、いいかぁ」
いいの!?
リリィが頭を抱えたくなったところで、
受付嬢が登録札を差し出した。
「はい、リリィさん。
これであなたはギルド登録完了です。
今後とも――」
そこで受付嬢は一拍置き、にっこりした。
「――お幸せに」
「違います!!」
リリィが即ツッコミを入れる。
しかしエヴァンは、淡々と頷いた。
「承知した」
「承知しないで!!」
リリィの声がギルドに響いて、
周囲の冒険者たちがどっと笑った。
「おいおい新人、面白いじゃねぇか!」
「精霊騎士連れてくるとか反則だろ!」
「いやそれより距離が近い!」
リリィの顔は真っ赤になった。
でも――
手は繋がれたまま。
リリィが小さくため息をつくと、エヴァンが低い声で言った。
「……慣れろ」
「慣れられないよぉ……!」
そう言いながらも、
リリィの指は、握られた手を拒まなかった。
だって、怖くない。
むしろ、安心する。
(これが相棒ってことなのかなぁ……)
リリィの鈍感な結論に、
エヴァンは何も言わず――
ただ、手を離さなかった。
その日から。
王都でひっそりと噂が広まった。
『精霊騎士が連れている、あの癒し系の子。
……絶対、恋人だろ』
リリィだけが、それを知らなかった。
「わぁ……!」
リリィは城壁の前で立ち止まり、見上げてしまった。
石造りの巨大な門。行き交う人の多さ。空気のにおいも、村とは違う。
パンの匂い。
香辛料の匂い。
金属の匂い。
そして、誰かの笑い声。
「ほんとに都会だぁ……」
「そうだ」
背後から即答が来た。
――近い。
振り向かなくてもわかる。
距離が、いつも通り近い。
しかも今日も、手を繋いだまま。
街道を歩いている間ずっと、エヴァンはリリィの手を離さなかった。
危険がないところでも。
何も起きてないところでも。
「えっと……エヴァン、手……」
「危険だ」
「門の前だよ?」
「人が多い」
「……それは、確かに……」
リリィは、反論しきれずに頷いた。
王都の人の波は、村の祭りよりずっと密度が濃い。
うっかりすると押し流されそうだ。
リリィはふと、ぎゅっと握られた手の温かさに安心してしまっている自分に気づいて、
また少しだけ顔が熱くなった。
(守護って、すごいなぁ……)
うん。
守護。
守護だから。
リリィは心の中で、何度目かの“結論”を出した。
♢
門をくぐると、そこはもう別世界だった。
石畳の道。
大きな噴水。
露店で売られている果物や布や剣や…何かわからないキラキラしたもの。
「すごい……すごい……!」
リリィは何度も呟いた。
そのたびに、エヴァンが背後で短く返す。
「そうだ」
それが、やけに落ち着く。
リリィがきょろきょろしていると、右側から子どもが走ってきた。
ぶつかる――と思った瞬間。
エヴァンが、リリィを引いた。
ふわ、と体が動いて、リリィはエヴァンの胸の前に収まる。
「わっ……!」
近い。
胸板。
そして、片腕が自然に回っている。
子どもは「ごめんなさーい!」と走り去っていった。
リリィは赤い顔のまま、顔を上げる。
「だ、大丈夫です……ありがとうございます……」
「当然だ」
それも当然なんだ。
リリィが「当然」って便利な言葉だなぁと思っていると、
通りすがりの女性ふたりが、こちらを見て囁いた。
「見て、あの人……護衛騎士じゃない?」
「すごい……あんなに自然に守るの、恋人みたい……」
リリィはピクッとした。
「こ、恋人……!?」
聞こえてしまった。
聞こえてしまったし、心が変な音を立ててしまった。
エヴァンは何も反応しない。
いつも通り。無表情。
ただ“守護姿勢”のまま。
(違うよ!相棒だよ!)
叫びたい。
でも街中で叫ぶ勇気はない。
リリィは、ひそひそ声で言った。
「えっと……エヴァン、今の聞こえた?」
「何が」
「えっと……恋人って……」
「聞こえた」
「……!」
聞こえたんだ!?
リリィの顔がさらに熱くなる。
しかし、エヴァンは冷静に続けた。
「誤解されることはある」
「あるの!?」
「お前が鈍いから」
「えっ」
リリィはショックを受けた。
「え、えっと……私、鈍いの!?」
「危険察知が鈍い」
「そっち!?」
リリィはちょっと安心して、でも拗ねた。
「私、危険察知は……たしかに……」
「だから守る」
淡々とした言葉。
だけど、そこに迷いがない。
リリィは小さく笑ってしまった。
「……うん。ありがとう」
エヴァンは、ほんの少しだけ目を細めた――気がした。
たぶん、気のせいじゃない。
でも確信はない。
だって、リリィは鈍いから。
♢
目的地は“冒険者ギルド”。
王都で仕事を得るならまず登録。
村の知り合いに言われていた。
ギルドの建物は大きくて、扉も分厚い。
中からは笑い声と、酒の匂いと、剣のぶつかる音。
リリィは緊張して、背筋を伸ばした。
「よし……入ろう……!」
「入る」
背後が近いまま言った。
……よし、守護があるなら大丈夫。
リリィは気合いを入れて扉を開けた。
その瞬間。
視線が、集まった。
どっ、と。
何十人もの冒険者が、同時にこちらを見た気配がした。
一瞬で空気が変わる。
リリィは固まった。
(えっ、えっ、なんで……!?)
ただの新人登録だよ!?
そんなに注目されることある!?
しかし、視線が集まる理由はすぐにわかった。
――エヴァンが、目立ちすぎる。
外套の質感。
剣の気配。
そして、人間じゃないほど静かな圧。
しかも。
リリィと手を繋いでる。
そのままギルドに入ってきた。
「……えっ」
リリィは心の中で叫んだ。
(王都のギルド、手を繋いで入る場所なの!?)
そんなわけない。
絶対ない。
でも、エヴァンは当然のように歩く。
リリィは引っ張られるように受付まで行った。
受付カウンターの女性が、笑顔で迎えた。
「いらっしゃいませ~。新規登録ですね?」
声が明るい。
そして――目が、にやにやしている。
(この人、絶対わかってる……!)
リリィは慌てて手を離そうとした。
しかし。
エヴァンの手が、離れない。
ぎゅ。
リリィの手が、しっかり握られたまま。
「……エヴァン?」
「離すな」
「えっ、ここ、受付だよ……?」
「人が多い」
「もう、そんなに多くないよ……!」
「可能性がある」
可能性で握り続ける。
リリィは、声にならない声を出した。
「……あの……」
受付嬢は、満足そうに頷いた。
「はいはい、わかりますよぉ。
仲良しですねぇ」
「ち、違います!相棒です!」
リリィは慌てて言った。
すると受付嬢は、もっとにやにやした。
「相棒、ねぇ。いいですねぇ。
最近そういう呼び方、流行ってますからねぇ」
「流行ってないです!」
リリィが必死に否定している横で、エヴァンは真顔で頷いた。
「相棒だ」
受付嬢の笑みが深くなった。
「はいはいはい。では、お名前を」
「リリィです!」
「リリィさん。職種希望は?」
「えっと……魔力は弱いけど、癒し系……だと思います……」
「癒し系~。可愛いですねぇ」
リリィが顔を赤くしていると、受付嬢がちらっとエヴァンを見た。
「そちらの方は?」
「精霊騎士、エヴァン」
エヴァンが淡々と名乗ると、
ギルド内の空気が一段階ざわついた。
「精霊騎士……?」
「え、あれ本物?」
「やばくない?」
リリィは耳を澄ませてしまった。
どうやらすごい存在らしい。
(えっ……私、森で迷子になっただけなのに……)
受付嬢も目を丸くしたが、すぐ笑顔に戻る。
「……なるほど。契約者さん、ですね?」
リリィはぱちぱち瞬きをした。
「けいやくしゃ……私?」
「はい。精霊騎士さまが人間と一緒にいる時点で、そういうことです」
受付嬢は穏やかに言った。
でも目だけが面白がっている。
「契約って……えっと……守護契約です!」
リリィが説明すると、受付嬢は「うんうん」と頷いた。
「守護契約……ええ、わかります。
ただ――」
受付嬢は、ちらっとリリィの手を見た。
「通常、守護契約は“手は繋ぎません”」
「えっ!!!?」
リリィが叫びそうになって、慌てて口を塞いだ。
「えっ、繋がないの!?」
「はい。必要な時だけですねぇ」
「必要な時って……今……?」
「今、必要なんですか?精霊騎士さま」
受付嬢が、明るくエヴァンに聞いた。
エヴァンは、迷いなく答えた。
「必要だ」
受付嬢「ふふっ」
リリィ「えっ」
ギルド内「ざわっ」
リリィは、自分の手を見た。
まだ繋がれている。
しかもエヴァンの手は、少し強く握られている気がする。
「えっと……エヴァン……?」
「お前が緊張している」
その言葉が、すとんと落ちた。
リリィの心臓が、また変な音を立てた。
「そ、そう……かな……?」
「心拍が乱れている」
「やめてぇ……!」
受付嬢が、楽しそうに頬杖をついた。
「精霊騎士さま。契約条項に“緊張時も手を繋ぐ”って書いてあります?」
「……ない」
「ですよねぇ?」
受付嬢は、わざとらしくため息をついた。
「でもまぁ。
相棒なら、いいかぁ」
いいの!?
リリィが頭を抱えたくなったところで、
受付嬢が登録札を差し出した。
「はい、リリィさん。
これであなたはギルド登録完了です。
今後とも――」
そこで受付嬢は一拍置き、にっこりした。
「――お幸せに」
「違います!!」
リリィが即ツッコミを入れる。
しかしエヴァンは、淡々と頷いた。
「承知した」
「承知しないで!!」
リリィの声がギルドに響いて、
周囲の冒険者たちがどっと笑った。
「おいおい新人、面白いじゃねぇか!」
「精霊騎士連れてくるとか反則だろ!」
「いやそれより距離が近い!」
リリィの顔は真っ赤になった。
でも――
手は繋がれたまま。
リリィが小さくため息をつくと、エヴァンが低い声で言った。
「……慣れろ」
「慣れられないよぉ……!」
そう言いながらも、
リリィの指は、握られた手を拒まなかった。
だって、怖くない。
むしろ、安心する。
(これが相棒ってことなのかなぁ……)
リリィの鈍感な結論に、
エヴァンは何も言わず――
ただ、手を離さなかった。
その日から。
王都でひっそりと噂が広まった。
『精霊騎士が連れている、あの癒し系の子。
……絶対、恋人だろ』
リリィだけが、それを知らなかった。
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