鈴守ヒロインに過保護ロックされました ーー不器用な愛が、転ばない世界を導く

星乃和花

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第7話 王都の噂と、過保護参謀の日常

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 王都の城壁が、近づくほどに高く見えてくる。

 石を積み上げた灰色の壁。
 見慣れてきたはずの景色なのに、今日は少し違って見えた。

(……ここから、噂になる)

 シグレさんがそう言っていた通り、
 城門の手前から、すでに人々の視線がこちらに集まっているのがわかった。

 行軍の先頭を行く騎士たち。
 その少し後ろ、参謀ユキシロ・シグレ。
 そして更に後方に、神殿から来た“鈴守”のーー

 私の位置は、いつもより少しだけ、後ろに下がっている。

「戻ったぞ。門を開けろ」

 隊長の声に、門番たちが姿勢を正す。
 鉄の蝶番が軋み、分厚い扉が内側に開いた。

「おかえりなさいませ、参謀殿」

「ご無事で何よりです」

 門番たちは、まずシグレさんに向かって頭を下げる。
 その視線が、彼の足元で一瞬止まった。

 そこには、薄く光る輪がひとつ。
 石畳とほとんど同じ色の、かすかな輪。

 馬の前脚が、わずかにつまずきかけた。
 けれど、輪がふわりと盛り上がり、蹄をそっと押し返す。

 馬は何事もなかったように歩みを進め、
 シグレさんは、当たり前の顔で手綱を操り続ける。

「…………」

 門番ふたりが、同時に瞬きをした。
 一拍置いて、目を合わせる。

「今、見えました?」

「見えたけど、見なかったことにしよう」

「……はい」

 そんな小さなやりとりが、
 鈴を握る私の耳にもかすかに届いてきて、
 胸の奥がきゅっと縮んだ。

(やっぱり、王都でも目立っちゃうよね……)

 鈴が、袂の中で小さく震える。
 しゃり、と控えめな音。

 ごめんね、と心の中で呟くけれど、
 謝る相手が違うことは、もうわかっていた。



 政庁に戻ると、
 いつもの石の廊下と、書類の匂いが迎えてくれた。

 長い机が並ぶ執務室。
 棚いっぱいに並ぶ巻物や帳簿。
 人の気配と紙の擦れる音が、忙しなく混じり合っている。

 その中を歩いていく参謀の姿は、
 いつも通り……と言いたいところだけれど、
 どうしても“いつも通り”とはいかなかった。

「参謀殿、お戻りです。こちら、昨夜までに届いた案件の束です」

 若い書記官が、山のような書類を抱えて駆け寄る。
 シグレさんがそれを受け取ろうと手を伸ばした瞬間――

 どさり。

「……」

 書類の束が、その腕に乗る前に、ふわふわと浮いた。
 まるで見えないクッションに支えられたみたいに。
 ゆっくりと、机の上に軟着陸する。

「……?」

 書記官は、両手に感じたはずの重さを一瞬見失い、
 自分の腕をまじまじと見つめた。

「今、確かに参謀殿にお渡ししようと――」

「見なかったことにしろ」

 シグレさんは、淡々とした声で言った。
 ペン立てに手を伸ばす。
 すると今度は、ペンの方がすっと跳ね上がり、
 彼の指先まで“お迎え”に来てしまう。

 周囲の空気が、微妙に固まった。

「……参謀殿」

「なんだ」

「仕事が、しづらそうですね」

「今に始まったことではない」

「いえ、あの、今まで以上に、という意味でして」

 書記官が困ったように笑う。
 私も、部屋の隅からこっそりそれを見ていて、
 いたたまれなくなった。

(これはさすがに……やりすぎだよ、鈴)

 鈴は、胸元で微かに震えた。
 でも私の「困った」という音より、
 シグレさんの「諦め」が勝っているのか、
 輪はふわふわと彼の周りに漂い続けている。

 机の角に頭をぶつけそうになれば、
 角だけ丸くなるように透き通った膜が現れ。

 高い棚から書類箱が落ちかければ、
 空中で速度がふにゃりと失われて、
 参謀の頭の上をかすめるように別方向へ飛んでいく。

「……あの」

 隣の課の隊長が、そっと耳打ちしているのが聞こえた。

「ユキシロ参謀、絶対に怪我しないんじゃないですかね、これ」

「いやまあ、命がいくつあっても足りない仕事だからいいんだけどさ」

「でも、あそこだけ別世界みたいで、近づきづらいです」

「“影の参謀”改め、“過保護殿”になりそうだな」

「声が大きい」

 シグレさんが、片眉を上げた。
 隊長は肩をすくめ、慌てて口を押さえる。

 ……笑いながら、みんな見ている。
 それが、余計に苦しかった。

(本当は、笑い事じゃないのに)

 作戦が、ひとつ潰れた。
 敵は逃げた。
 その結果として生まれた「過保護」を、
 日常の中でみんなが少しずつ受け入れようとしている。

 その優しさに甘えてしまいそうになる自分もいて、
 それがまた嫌だった。



 私はと言えば、
 政庁の一角に設けられた神殿の“出張部屋”――
 小さな祈りの間兼、鈴守用待機室に、
 また逆戻りしていた。

 王都の鈴守たちがたまに顔を出すだけの、
 ひっそりした部屋。
 白い布をかけた小さな祭壇と、
 祈りの言葉が刻まれた板。
 窓の外には政庁の中庭が見える。

 そこに、寝泊まり用の簡素な寝台と机が足されただけの空間。
 以前は「仮住まい」としか思っていなかったけれど、
 今はやけに、隔離部屋みたいに感じられた。

「アサ殿、少し休んだ方がいい」

 山から戻った翌日、
 シグレさんはそう言って、
 私の任務を一時的に“待機”扱いにした。

「鈴の状態も確認が必要だ。
 神殿側の者とも相談しなければならない」

「……はい」

 反論する言葉が見つからなかった。
 事実、鈴はまだときどき勝手に震える。
 シグレさんの気配が近づくと、とくに。

(だからって、距離を取るの、ずるいかな)

 窓辺に座って、鈴を撫でながら、
 何度も同じことを考える。

 本当は、彼のそばで
 また安全域を広げたいのに。
 また隣で、足場の色を読み上げたいのに。

 近づけば近づくほど、
 鈴はきっと「一番」を思い出してしまう。

 ――“ユキシロ・シグレ”。

 それが怖くて、
 政庁の廊下で彼の姿を見かけると、
 ついとっさに方向を変えてしまう。

 遠くで声が聞こえた。

「アサ殿、さっきも参謀殿とすれ違い……いや、すれ違う前に角を曲がっておられましたよね」

 警備の騎士が、休憩時間に私に苦笑いを向ける。

「気のせいです……」

「三回とも同じ角だったので、さすがに」

「…………」

 バレていた。
 さすが王都の警備は目がいい。

「参謀殿、ちょっと寂しそうでしたよ」

「えっ」

「いや、顔はいつもの参謀殿なんですけど。
 輪がですね、その……」

「輪が?」

「アサ殿を見失った瞬間、しょんぼりした形に」

「輪に、しょんぼりとかあるんですか」

「なんとなく、そう見えたんです」

 そういうものだろうか。
 でも、鈴の内側には確かに“気分”みたいなものがある、
 ように思える。

「……ごめんなさい」

 誰にともなく呟くと、
 騎士は慌てて首を振った。

「いや、責めてるわけじゃ……!
 アサ殿だって、まだ大変な状況でしょうし」

「大変、というか」

 言葉を探して、見つからなくて、
 結局、鈴をぎゅっと握りしめる。

「怖いだけです。
 また鈴が暴れたらどうしようって」

 そう言うと、騎士は少しだけ黙り、
 それからそっと笑った。

「じゃあ、僕らのことも、少し怖がってください」

「え?」

「参謀殿だけじゃなくて、僕らが落ちそうなときも、
 “やだ”って思ってもらえるように」

 冗談半分の言葉に、
 胸の奥が、じん、と熱くなった。

「……そうですね」

 かすかに笑い返す。

「怖いまま、欲張ってもいいのかな」

「欲張りな鈴守、いいじゃないですか。
 影の参謀殿には、お似合いですよ」

 そう言い残して、騎士は持ち場に戻っていった。

 窓の外、
 中庭を横切る黒い影。

 ユキシロ・シグレが、書類を挟んだ板を片手に歩いている。
 少し先の段差で足がもつれかけ、
 すぐに輪がふわりと膨らんで、彼の足首を支えた。

(……やっぱり、見てしまう)

 見たくない、と思うくせに。
 目は勝手に追いかけてしまう。

 鈴が、胸元で小さく鳴った。
 しゃん、と、柔らかい音。

 「見てるね」と、
 からかわれているような気がした。



 噂は、思ったよりも早く広がった。

「知ってるか。山の作戦、参謀殿だけ異様に守られてたって話」

「“過保護ロック”だろ。
 鈴守の加護が、参謀殿に集中したとかなんとか」

「国の鈴が、ひとりだけを守るってのはどうなんだ」

「まあ、参謀殿が死んだら国が困るのも事実だしな」

「それを言われると、何も言い返せないんだよなあ」

 政庁の廊下。
 隅っこを歩いていると、
 耳に入ってくるのはそんな話ばかり。

 中には、もっと刺々しい声もあった。

「神殿の鈴守、まだ子どもだろ。
 感情に鈴を振り回されてたら、いつか本当に大事な場面で……」

「上層部の中には、“鈴を封じるべき”って言ってる奴もいるらしいぞ」

「参謀殿も、さすがに今回は擁護しきれないんじゃないか」

 足が止まりそうになる。
 でも、止まってしまったら、
 その場で崩れてしまいそうで。

 鈴を強く握りしめながら、
 そのまま通り過ぎた。

 政庁の奥――
 政務の中心に近い方角から、
 重い扉の開く音がした。

「神殿代表の方がお見えです」

 誰かの声。
 胸の奥で、鈴がどくん、と鳴った気がした。



 夕方。
 出張部屋の扉が、静かに叩かれた。

「アサ。入ってもよろしいかしら」

 聞き慣れた、柔らかな声。
 神殿から王都に派遣されている年長の鈴守――
 イリアさんだ。

「どうぞ」

 扉が開く。
 淡い青の神官服をまとった彼女が、
 少し疲れた顔で立っていた。

「お疲れさま。戻ったって聞いたから、顔を見にきたの」

「イリアさん……」

 思わず立ち上がると、
 彼女は「座って」と手振りで制した。

 椅子に腰かけると、
 向かいの椅子にイリアさんも腰を下ろす。
 机の上の鈴に、そっと視線を落とした。

「だいぶ、濃くなったわね」

 鈴の金属部分。
 以前は薄い銀にも見えたそれが、
 今は少し琥珀色を帯びている。

「暴走……と言えばそうだけど。
 あなたの鈴は、よく働いたんだと思う」

「作戦、失敗したのに?」

「失敗だけを見れば、ね」

 イリアさんは微笑んだ。

「でも、誰も死ななかったのでしょう?」

「はい……」

「鈴守の守り方としては、それ以上ないくらい優秀よ」

 そう言って、目元だけが寂しそうに笑う。

「ただ、政治は別の物差しで動くから、厄介なの」

「……厄介、ですか」

「ええ」

 イリアさんは、椅子の背にもたれながら天井を一瞥した。

「今日、神殿と政庁の上の人たちが集まって、
 あなたの鈴――“過保護ロック”について話し合っていたわ」

「……」

「『暴走した鈴をどう扱うべきか』ってね。
 封印するか、神殿に戻すか、
 あるいは参謀殿から切り離すか」

 鈴が、手の中で冷たくなった気がした。

「わたし、戻されちゃいますか」

 震える声で問うと、
 イリアさんは少しだけ目を細めた。

「まだ、決まってはいないわ。
 ただひとつだけ確かなのは――」

 彼女は、ゆっくりと言葉を選ぶように続けた。

「ユキシロ参謀は、“あなたを戦力として必要だ”って、はっきり言ったそうよ」

「……え」

「『暴走ではなく、未熟な制御だ。
 時間をかければ改善できる』って。
 おまけに、『作戦が台無しになったのは自分の判断の甘さだ』ともね」

 そんなこと、
 本人の口からは一言も聞いていない。

 あの人らしい、と言えばそうなのかもしれない。
 でも、胸の奥が熱くなるのを止められなかった。

「……ずるい人ですね」

 思わず、昨日と同じ言葉がこぼれる。
 イリアさんは「ふふ」と静かに笑った。

「あなた、最近それ言うわね」

「だって、本当にずるいんです」

「そうね。
 でも、ずるい人って、案外“守られるのが下手な人”でもあるのよ」

 守られるのが、下手。

 あの鉄壁の輪に囲まれた姿を思い出して、
 ちょっとだけ笑いたくなる。
 でも、笑えない。

 あの輪は、
 私の「守りたい」が、行き場を間違えた結果なのだから。

「……で、神殿の結論は?」

 恐る恐る尋ねると、
 イリアさんは少しだけ表情を引き締めた。

「正式な結論は、数日のうちに文書で降りてくる。
 でも、その前に――」

 彼女の視線が、まっすぐ私を射抜いた。

「アサ。
 あなた自身の“本心”を、聞かせてもらえるかしら」

「……本心、ですか」

「ええ。
 『国のため』『神殿の務め』じゃなくて。
 あなたが、鈴をどうしたいのか」

 鈴を――どうしたいか。

 手の中の鈴が、じんと熱くなる。
 答えは、もうとっくに心の中にある。

 ただ、それを言葉にするのが、怖いだけで。

「……」

 沈黙が、部屋を満たす。
 窓の外で、夕陽が城壁を赤く染めている。

 やがて、私はゆっくりと息を吸い込んだ。

「手放したくないです」

 自分の声が、小さく震えた。

「この鈴を、手放したくありません。
 怖いけど……怖いままでも、鳴らしていたいです」

 イリアさんの目が、優しく細められた。

「そう。
 じゃあ、そこから始めましょう」

「そこから……?」

「うん。
 “怖いけど、手放したくない”。
 そのわがまま、神殿も政庁も、
 簡単には否定できないわ」

 私の中の何かが、少しだけほどけるのを感じた。

 イリアさんは立ち上がり、
 祭壇の方へと歩いていく。

「数日後、神殿で正式な“聞き取り”があるはずよ。
 そこで、同じことを言う準備をしておきなさい」

「同じこと……」

「それから、もうひとつ」

 彼女は振り返り、いたずらっぽく微笑んだ。

「できれば、そのときまでに、
 “誰を一番守りたいのか”も、ちゃんと認めておきなさい」

「っ……!」

 顔が、熱で爆発しそうになる。
 イリアさんは、あえてそれ以上は踏み込まず、
 軽く手を振って扉の方へ向かった。

「大丈夫。
 鈴は、欲張りな願いが好きよ」

 扉が閉まる。

 部屋にひとり残されて、
 私はゆっくりと鈴を握りしめた。

「……聞いてたよね」

 小さな金属の体に、そっと額を寄せる。

「怖いけど、手放したくないんだって」

 鈴が、胸の中で小さく鳴いた。

 しゃらん。

 その音は、どこか嬉しそうで、
 「知ってたよ」と笑っているようでもあった。

 王都のどこかでは、
 今も「過保護参謀」の噂が広がっているだろう。

 その中心で、
 私の鈴は今日も、彼をふわふわに守っている。

(……日常だけなら、いいのかな)

 ふと浮かんだその考えは、
 まだ口に出すには早すぎる気がして、
 胸の奥にそっと仕舞い込んだ。

 数日後。
 神殿での聞き取りと、
 「本心の音」をめぐる少し騒がしいお茶会が待っていることを、
 今の私はまだ知らない。

 でも、ひとつだけはっきりしている。

 怖いままで、
 手放さないと決めた。

 それだけでも、
 昨日までの私より、ほんの少しだけ前に進めた気がした。
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