1 / 14
序章:監査官、祭りの王都に着任する
しおりを挟む
王都の門をくぐった瞬間、彼――監査官レオンの眉間は、職務上の習性として自然に寄った。
石畳は花びらで彩られ、通りには旗がはためき、屋台からは甘い匂いと香ばしい匂いと、なぜか薬草っぽい匂いが一度に押し寄せてくる。見上げれば、空に小さな紙吹雪が舞っていた。風が吹くたび、キラキラと光る。
――平日だよな?
胸元の手帳を開く。赴任の辞令。日付は今日。目的地は王都役所監査課。担当は「祭事条例違反の是正および監督」。
つまり、祭りの街の“ブレーキ役”。
レオンは深く息を吸い、吐いた。息が甘い。空気にまで砂糖を混ぜる気か、この王都は。
「ようこそ、年中お祭りの王都へ! 着任祝いだよ!」
すれ違いざまに、知らない子どもが花の輪をレオンの腕にひっかけて走り去った。追いかける暇もない。代わりに、背後から紙吹雪が第二波として降ってきて、肩章にきれいに貼りつく。
レオンは紙吹雪を摘まみ、無言でポケットに入れた。捨てる場所を探すのが面倒だったのではない。監査官は証拠を残す。そういう仕事だ。
役所へ向かう道すがら、彼は早くも三件の「これは条例に触れるのでは?」を目撃した。
一件目。屋台の看板が空に浮いている。ふわふわ浮遊看板。ひもは……ない。しかも、ふわふわしているくせに妙に精密な字で「本日のおすすめ:笑うサクサク星パイ」と書かれている。字が上手すぎて腹が立つ。
二件目。道の真ん中に“演出用”と書かれた小さな噴水がある。噴水は噴水でも、出ているのが水ではなく金色の泡。泡はぷかぷか飛び、触った人の頬をむにっと押して笑わせる。子どもたちがきゃあきゃあ、いや、ふふふふ、している。
三件目。道案内の矢印が動く。しかも、矢印が「こっち!」と言っている。矢印が喋るな。
レオンは手帳を閉じ、そこにあるはずの頭痛を、先に予感した。
役所の塔が見えてきた。鐘楼の影。ようやく静かな空気が――と思った、そのとき。
「どーん!」
乾いた、軽い音がした。爆発音にしては、妙にかわいい。
続いて、ぽんぽんぽん、と小気味よい破裂音が連鎖して、通りの端っこから虹色の煙がもくもくと上がった。
煙は、もくもくのくせに、ハート形になった。空にハートがぷかりと浮かぶ。遅れて、キラキラの紙片が、雨のように降ってきた。
そしてなぜか、甘い匂いがする。焼き菓子の匂い。焦げてはいない。むしろ、香ばしい。
「……爆発、か?」
レオンが足を止めると、周囲の市民は拍手していた。
「今日の演出もいいわねえ」
「うちの子、これ見ると元気になるのよ」
「ほら、落ちてきた。食べられる紙だ」
食べられる紙。
レオンは、監査官としての職務により、落ちてきた紙片を拾った。薄い。軽い。舌に触れる前から、砂糖の香りがする。
食べられる紙片には、こう印刷されていた。
《着任おめでとうございます! 監査官さまへ》
……いや、待て。
レオンの視線が、ハート煙の下――発生源へ向く。
そこには、小さな店があった。看板には手描きの文字でこう書かれている。
《王都祭の企画屋 にこにこ企画堂》
店先には、屋台用の道具が山積みになっていて、紙吹雪用の筒、浮遊看板の部品、虹色の粉袋、なぜか巨大なゴム風船。危険物と可愛いものが仲良く同居している。
そして、店の前に立っていたのは――
ひとりの少女だった。
エプロン姿。髪はふわっとまとめていて、頬に粉がついている。目は星みたいにきらきら。口元には、やらかした直後の人間が浮かべるにはあまりに無邪気な笑み。
少女は、空に浮かぶハート煙を見上げ、満足そうに頷いた。
「うん、今日も上出来。……あ、煙のハート、ちょっと右に寄ったな。風かな」
“ちょっと右に寄ったな”で済ませることではない。
レオンは歩き出した。まっすぐ店へ。人混みが自然に道を開ける。なぜなら、彼の制服が“役所”で、しかも“監査”だからだ。王都の人々は自由だが、自由はなぜか監査官だけには逆らえない。そういう街の空気がある。
店先に着く。レオンは、まず落ち着いて、深呼吸を一つ。
「この演出の責任者は」
「はーい!」
少女が元気よく手を挙げた。ひょい、と。小学生の挙手みたいに。
「わたしです! 企画屋の看板娘、ミアです。えへへ。着任おめでとうございます!」
「……俺は祝われに来たんじゃない。監査に来た」
レオンが言うと、ミアはぱち、と瞬きをした。理解していない目ではない。むしろ理解しようとしていない目。好奇心で満ちている。
レオンは手帳を開き、冷静に言葉を選んだ。
「今のは、軽く爆発したな」
「軽くです!」
胸を張った。
「軽く爆発させました。危なくないように、音は“ぽん”で、煙は“ふわ”で、紙は“ぱら”です。みんな笑ってました!」
「笑っていたら合法、じゃない」
レオンが言うと、ミアは首を傾げる。
「え? でも、楽しいのが一番ですよね?」
「楽しいのは否定しない。だが――」
レオンは紙片を一枚、指で摘まんで見せた。
「これは何だ。食べられる紙だとしても、空から降らせるなら衛生管理の申請がいる。第二に、煙の形状演出。第三に、音響。第四に、役所塔の近くでの発火性粉末の使用。第五に――」
「わあ……」
ミアの目がさらに輝いた。
「いっぱい見てくれてる!」
違う。そこは反省するところだ。
レオンは、言い聞かせるように、低く息を吐いた。
「お前……反省してるか?」
「もちろんです!」
即答した。
「次はもっと右に寄らないようにします!」
レオンの眉間が、さっきより深く寄った。
「……そうじゃない」
ミアは、今度こそ本当に分からない顔をした。けれど、それでも笑っている。怒られているのに、嬉しそうなのだ。まるで、面白い人に話しかけられているみたいに。
レオンは、その表情を見てしまって、言葉が一拍遅れた。
そして、口から出たのは、予想していなかった一言だった。
「反省してない目だな?」
ミアは、ぱちぱち、と瞬きをして――
次の瞬間、にこっと、世界一の“反省してなさ”で笑った。
「はい! だって、監査官さんが来てくれたら、もっと良い祭りになる気がするんです!」
その言葉が、妙にまっすぐで。
レオンは一瞬だけ、胸の奥に“ぽん”と軽い破裂音を聞いた気がした。もちろん、これは演出ではない。煙も出ないし、紙吹雪も降らない。
ただ、心のどこかが、ほんの少しだけ。
ふわ、と。
「……」
レオンは咳払いを一つして、仕事の顔を取り戻した。
「まず、責任者――つまりお前に、是正命令を出す。今日の演出は中止。回収。あと、店の中を見せろ。危険物の管理状況を確認する」
「はーい!」
ミアは元気よく返事をして、店の扉を開けた。
扉が開いた瞬間、店内から出てきたのは――
虹色の紙吹雪ではなく、巨大な風船でもなく。
「おお、来たか監査官! 歓迎するぞ!」
奥から、店主――オーナーが現れた。腕を広げている。なぜか頭に花輪。なぜか背中に花火の筒。
レオンは、すでに嫌な予感でいっぱいになった。
「待て。お前がオーナーか」
「そうとも! 王都祭は大きいほどいい! 監査官が来たなら、もっと大きくできるな!」
「できない」
レオンは即答した。
ミアが横で、きらきらの目で頷く。
「わたしも、もっと大きくしたいです!」
「頷くな」
レオンのツッコミが、今日初めて、王都の空気に馴染んだ。
こうして、監査官レオンの“祭りの王都勤務”は――
軽い爆発と、反省してない瞳と、胃痛の予感とともに。
華やかに開幕した。
石畳は花びらで彩られ、通りには旗がはためき、屋台からは甘い匂いと香ばしい匂いと、なぜか薬草っぽい匂いが一度に押し寄せてくる。見上げれば、空に小さな紙吹雪が舞っていた。風が吹くたび、キラキラと光る。
――平日だよな?
胸元の手帳を開く。赴任の辞令。日付は今日。目的地は王都役所監査課。担当は「祭事条例違反の是正および監督」。
つまり、祭りの街の“ブレーキ役”。
レオンは深く息を吸い、吐いた。息が甘い。空気にまで砂糖を混ぜる気か、この王都は。
「ようこそ、年中お祭りの王都へ! 着任祝いだよ!」
すれ違いざまに、知らない子どもが花の輪をレオンの腕にひっかけて走り去った。追いかける暇もない。代わりに、背後から紙吹雪が第二波として降ってきて、肩章にきれいに貼りつく。
レオンは紙吹雪を摘まみ、無言でポケットに入れた。捨てる場所を探すのが面倒だったのではない。監査官は証拠を残す。そういう仕事だ。
役所へ向かう道すがら、彼は早くも三件の「これは条例に触れるのでは?」を目撃した。
一件目。屋台の看板が空に浮いている。ふわふわ浮遊看板。ひもは……ない。しかも、ふわふわしているくせに妙に精密な字で「本日のおすすめ:笑うサクサク星パイ」と書かれている。字が上手すぎて腹が立つ。
二件目。道の真ん中に“演出用”と書かれた小さな噴水がある。噴水は噴水でも、出ているのが水ではなく金色の泡。泡はぷかぷか飛び、触った人の頬をむにっと押して笑わせる。子どもたちがきゃあきゃあ、いや、ふふふふ、している。
三件目。道案内の矢印が動く。しかも、矢印が「こっち!」と言っている。矢印が喋るな。
レオンは手帳を閉じ、そこにあるはずの頭痛を、先に予感した。
役所の塔が見えてきた。鐘楼の影。ようやく静かな空気が――と思った、そのとき。
「どーん!」
乾いた、軽い音がした。爆発音にしては、妙にかわいい。
続いて、ぽんぽんぽん、と小気味よい破裂音が連鎖して、通りの端っこから虹色の煙がもくもくと上がった。
煙は、もくもくのくせに、ハート形になった。空にハートがぷかりと浮かぶ。遅れて、キラキラの紙片が、雨のように降ってきた。
そしてなぜか、甘い匂いがする。焼き菓子の匂い。焦げてはいない。むしろ、香ばしい。
「……爆発、か?」
レオンが足を止めると、周囲の市民は拍手していた。
「今日の演出もいいわねえ」
「うちの子、これ見ると元気になるのよ」
「ほら、落ちてきた。食べられる紙だ」
食べられる紙。
レオンは、監査官としての職務により、落ちてきた紙片を拾った。薄い。軽い。舌に触れる前から、砂糖の香りがする。
食べられる紙片には、こう印刷されていた。
《着任おめでとうございます! 監査官さまへ》
……いや、待て。
レオンの視線が、ハート煙の下――発生源へ向く。
そこには、小さな店があった。看板には手描きの文字でこう書かれている。
《王都祭の企画屋 にこにこ企画堂》
店先には、屋台用の道具が山積みになっていて、紙吹雪用の筒、浮遊看板の部品、虹色の粉袋、なぜか巨大なゴム風船。危険物と可愛いものが仲良く同居している。
そして、店の前に立っていたのは――
ひとりの少女だった。
エプロン姿。髪はふわっとまとめていて、頬に粉がついている。目は星みたいにきらきら。口元には、やらかした直後の人間が浮かべるにはあまりに無邪気な笑み。
少女は、空に浮かぶハート煙を見上げ、満足そうに頷いた。
「うん、今日も上出来。……あ、煙のハート、ちょっと右に寄ったな。風かな」
“ちょっと右に寄ったな”で済ませることではない。
レオンは歩き出した。まっすぐ店へ。人混みが自然に道を開ける。なぜなら、彼の制服が“役所”で、しかも“監査”だからだ。王都の人々は自由だが、自由はなぜか監査官だけには逆らえない。そういう街の空気がある。
店先に着く。レオンは、まず落ち着いて、深呼吸を一つ。
「この演出の責任者は」
「はーい!」
少女が元気よく手を挙げた。ひょい、と。小学生の挙手みたいに。
「わたしです! 企画屋の看板娘、ミアです。えへへ。着任おめでとうございます!」
「……俺は祝われに来たんじゃない。監査に来た」
レオンが言うと、ミアはぱち、と瞬きをした。理解していない目ではない。むしろ理解しようとしていない目。好奇心で満ちている。
レオンは手帳を開き、冷静に言葉を選んだ。
「今のは、軽く爆発したな」
「軽くです!」
胸を張った。
「軽く爆発させました。危なくないように、音は“ぽん”で、煙は“ふわ”で、紙は“ぱら”です。みんな笑ってました!」
「笑っていたら合法、じゃない」
レオンが言うと、ミアは首を傾げる。
「え? でも、楽しいのが一番ですよね?」
「楽しいのは否定しない。だが――」
レオンは紙片を一枚、指で摘まんで見せた。
「これは何だ。食べられる紙だとしても、空から降らせるなら衛生管理の申請がいる。第二に、煙の形状演出。第三に、音響。第四に、役所塔の近くでの発火性粉末の使用。第五に――」
「わあ……」
ミアの目がさらに輝いた。
「いっぱい見てくれてる!」
違う。そこは反省するところだ。
レオンは、言い聞かせるように、低く息を吐いた。
「お前……反省してるか?」
「もちろんです!」
即答した。
「次はもっと右に寄らないようにします!」
レオンの眉間が、さっきより深く寄った。
「……そうじゃない」
ミアは、今度こそ本当に分からない顔をした。けれど、それでも笑っている。怒られているのに、嬉しそうなのだ。まるで、面白い人に話しかけられているみたいに。
レオンは、その表情を見てしまって、言葉が一拍遅れた。
そして、口から出たのは、予想していなかった一言だった。
「反省してない目だな?」
ミアは、ぱちぱち、と瞬きをして――
次の瞬間、にこっと、世界一の“反省してなさ”で笑った。
「はい! だって、監査官さんが来てくれたら、もっと良い祭りになる気がするんです!」
その言葉が、妙にまっすぐで。
レオンは一瞬だけ、胸の奥に“ぽん”と軽い破裂音を聞いた気がした。もちろん、これは演出ではない。煙も出ないし、紙吹雪も降らない。
ただ、心のどこかが、ほんの少しだけ。
ふわ、と。
「……」
レオンは咳払いを一つして、仕事の顔を取り戻した。
「まず、責任者――つまりお前に、是正命令を出す。今日の演出は中止。回収。あと、店の中を見せろ。危険物の管理状況を確認する」
「はーい!」
ミアは元気よく返事をして、店の扉を開けた。
扉が開いた瞬間、店内から出てきたのは――
虹色の紙吹雪ではなく、巨大な風船でもなく。
「おお、来たか監査官! 歓迎するぞ!」
奥から、店主――オーナーが現れた。腕を広げている。なぜか頭に花輪。なぜか背中に花火の筒。
レオンは、すでに嫌な予感でいっぱいになった。
「待て。お前がオーナーか」
「そうとも! 王都祭は大きいほどいい! 監査官が来たなら、もっと大きくできるな!」
「できない」
レオンは即答した。
ミアが横で、きらきらの目で頷く。
「わたしも、もっと大きくしたいです!」
「頷くな」
レオンのツッコミが、今日初めて、王都の空気に馴染んだ。
こうして、監査官レオンの“祭りの王都勤務”は――
軽い爆発と、反省してない瞳と、胃痛の予感とともに。
華やかに開幕した。
0
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎
王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。
……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。
追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。
無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」
騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!
妹の身代わりだった私に「本命は君だ」――王宮前で王子に抱き潰され、溺愛がバレました。~私が虐げられるきっかけになった少年が、私と王子を結び付
唯崎りいち
恋愛
妹の身代わりとして王子とデートすることになった私。でも王子の本命は最初から私で――。長年虐げられ、地味でみすぼらしい私が、王子の愛と溺愛に包まれ、ついに幸せを掴む甘々ラブファンタジー。妹や家族との誤解、影武者の存在も絡み、ハラハラと胸キュンが止まらない物語。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
◆平民出身令嬢、断罪されて自由になります◆~故郷で待つ幼馴染のもとへ~
ささい
恋愛
「え、帰ってくんの?」
「え、帰れないの?」
前世の記憶が蘇ったニーナは気づいた。
ここは乙女ゲームの世界で、自分はピンク髪のヒロインなのだと。
男爵家に拾われ学園に通うことになったけれど、貴族社会は息苦しくて、
幼馴染のクローにも会えない。
乙女ゲームの世界を舞台に悪役令嬢が活躍して
ヒロインをざまあする世界じゃない!?
なら、いっそ追放されて自由になろう——。
追放上等!私が帰りたいのはミッカン畑です。
守護契約のはずが、精霊騎士の距離が近すぎて心拍がもちません―― 距離ゼロで溺愛でした。
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済:全8話⭐︎
ーー条項:心拍が乱れたら抱擁せよ(やめて)
村育ちの鈍感かわいい癒し系ヒロイン・リリィは、王都を目指して旅に出たはずが――森で迷子になった瞬間、精霊騎士エヴァンに“守護契約”されてしまう!
問題は、この騎士さまの守護距離が近すぎること。
半歩どころか背後ぴったり、手を繋ぐのも「当然」、心拍が乱れたら“抱擁条項”発動!?
周囲は「恋人だろ!」と総ツッコミなのに、本人たちは「相棒です!」で通常運転。
守護(と言い張る)密着が止まらない、じわ甘コメディ異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる