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11話:監査官、嫉妬する(自覚なし)
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拍手の翌日は、王都が“祭りの翌日の顔”をしていた。
紙吹雪の残り。提灯の余韻。昨日の噂の尾ひれ。「最高コンビ!」の声が、まだ街の空気に薄く残っている。
にこにこ企画堂も、少しだけ静かだった。
……静かなのに、落ち着かない。
レオンは監査官席で、報告書の下書きを整えていた。
『全域ランタン網の連鎖トラブル発生。指揮により収束。人的被害なし。軽微な物損あり。再発防止:オーナーによる勝手な拡張禁止。』
書類はいつも通り冷たい。いつも通りでないのは――店の前に、見慣れない人影が増えていることだった。
「失礼します、にこにこ企画堂さんはこちらで?」
「ミアさんにお会いしたくて」
「昨日の指揮、見事でした。協賛の件で……」
協賛。
その単語が、レオンの耳にひっかかった。
ミアは、店先でぺこぺこと頭を下げている。笑顔で、相手の話を聞いている。目がきらきらしている。今日は事故じゃなく、評価で。
商店街の組合長。屋台連合の代表。酒場の主人。布屋の女将。花屋の若旦那。なぜか宝飾店。
そして――やたらと身なりのいい男たち。
「ミアさん、うちの店の宣伝もぜひ」
「君の“星灯の道”は、王都の新しい文化になるよ」
「いやあ、君みたいな若い才能が必要だ。うちの支援を――」
支援。協賛。褒め言葉。
昨日の拍手が、今日の“寄ってくる”に変わっている。
レオンは、ペン先が止まるのを感じた。
(仕事だ。これは仕事。監査官の仕事は、危険が増える前に止めることだ)
そう思った瞬間、胸の奥に別の音が混ざる。
――うるさい。
レオンは机の上の書類を整えすぎるくらい整えた。
*ーーー*
昼過ぎ。
ミアがようやく店内に戻ってきた。
手には名刺の束。紙袋。試作品の布。甘い焼き菓子の差し入れ。全部が“好意”だ。
「監査官さん! すごいんです! 協賛が……!」
「……気をつけろ」
「え?」
「うまい話は危険だ」
正論だ。監査官らしい。完璧なツッコミ。
……なのに、ミアの目からきらきらが少し消えた。
「……はい。気をつけます」
ミアはそれでも笑おうとしたが、笑いが少しだけ薄い。
その薄さに気づいて、レオンの苛立ちが増した。
(なぜ俺が苛立つ)
協賛者の一人が、店の扉から顔を出した。
「ミアさん、今夜、会食の件――」
ミアが慌てて手を振る。
「あっ、それは、まだ……」
男が笑う。
「遠慮しなくていい。君の才能には、相応の――」
その瞬間、レオンの口が勝手に動いた。
「監査の観点から言えば、不透明な会食は避けた方がいい」
場が、一瞬凍る。
男が眉を上げる。
「……監査官さん、でしたか」
「はい」
「あなたが口を出す筋合いは?」
「あります。店が暴走すると王都が終わるので」
正論で殴った。殴り方が硬い。
男は鼻で笑い、肩をすくめた。
「まあ、真面目な方だ。ミアさん、また」
男は去った。
ミアは、扉の方を見たまま、しばらく動かなかった。
レオンは、胸の奥がざらついた。
(……刺さった。言い方が刺さった)
でも、止めるべきだった。危ない。そうだ。危ないから。
そう言い訳しながら、レオンはペンを持ち直した。
だが、ミアがぽつりと言った。
「……監査官さん」
「何だ」
「今日、ツッコミが……痛いです」
「……そうか」
そうか、しか言えない自分が腹立たしい。
ミアは名刺の束を机に置き、指で整えながら、声を小さくする。
「わたし、あの夜のこと、すごく嬉しかったんです。怒られて、でも差し入れしてくれて……監査官さんが“遠くならない”って言ってくれて」
「……」
「だから、今日、ちょっと、怖い」
レオンは黙った。
怖い。
その言葉が、胸に落ちる。
ミアは続けた。
「……嫌いになりました?」
レオンのペンが、止まった。
監査官としての脳が、答えを作ろうとする。
『嫌いではない。業務上の判断だ。リスク管理だ』
そんな文言。
公文書みたいな慰め。
――違う。
今、ミアが欲しいのは、それじゃない。
レオンは息を吸って、初めて“仕事以外”の言葉を探した。
探して、出てきたのは、短いのだった。
「嫌いじゃない」
ミアが瞬きをする。
「……ほんと?」
「ほんとだ」
レオンは視線を逸らしたまま、続けた。
「お前を褒める奴が増えるのは……いいことだ」
「……」
「でも、ああいう奴らは、褒め方が軽い」
「軽い?」
「才能を褒めて、都合よく動かそうとする。……それが腹立つ」
腹立つ。
レオンは言ってしまってから、気づいた。
腹立つのは、そいつらに対してだ。
……本当に?
胸の奥が、きゅ、と縮む。
ミアが小さく笑った。
「監査官さん、怒ってくれたんですね。わたしのために」
「……監査のためだ」
「今のは監査じゃないです」
ミアの言葉が鋭い。優しい鋭さ。
レオンは、苦し紛れに言った。
「……刺さり気味だったのは悪かった」
ミアが首を振る。
「いいです。刺さっても。だって、ちゃんと見てくれてるって分かるから」
そう言われると、余計に苦しい。
レオンは机の引き出しから、昨日もらった焼き菓子の余りを出して、ミアの前に置いた。
「……食うか」
ミアの目が丸くなる。
「慰めが、お菓子……」
「文句あるか」
「ないです」
ミアがくすっと笑い、包みを開ける。
甘い匂いが広がる。
その匂いの中で、レオンはぽつりと言った。
「……俺は、嫌いになってない」
「うん」
「……たぶん、逆だ」
「え?」
「いや、言うな」
言いかけて、止めた。
自覚のない嫉妬は、自覚した瞬間に“仕事”ではなくなる。
レオンはそれが怖かった。
ミアは焼き菓子を一口食べて、ふわっと笑う。
「監査官さん」
「何だ」
「ツッコミがまた痛くなったら……また、夜に差し入れしてください」
「……毎回やると思うな」
「やる顔してます」
「してない」
ミアは笑っている。
レオンの胸のざらつきが、少しだけ溶けた。
……それでも。
店の外から、また声がする。
「ミアさん! 協賛の件で――」
ミアが立ち上がる。
レオンは思わず、彼女の手首を掴みそうになって――やめた。
代わりに、短く言う。
「行け」
「はい。でも……」
ミアは扉の前で振り返り、少しだけ照れた顔をした。
「嫌いじゃないって、もう一回言って」
レオンは、ため息をついて、視線を逸らしたまま言った。
「……嫌いじゃない」
「うん!」
ミアはそれを胸にしまうみたいに頷いて、外へ出た。
レオンは一人になった店内で、書類の余白を見つめる。
監査官は、余白に感情を書けない。
でも今日は、余白がやけにうるさかった。
紙吹雪の残り。提灯の余韻。昨日の噂の尾ひれ。「最高コンビ!」の声が、まだ街の空気に薄く残っている。
にこにこ企画堂も、少しだけ静かだった。
……静かなのに、落ち着かない。
レオンは監査官席で、報告書の下書きを整えていた。
『全域ランタン網の連鎖トラブル発生。指揮により収束。人的被害なし。軽微な物損あり。再発防止:オーナーによる勝手な拡張禁止。』
書類はいつも通り冷たい。いつも通りでないのは――店の前に、見慣れない人影が増えていることだった。
「失礼します、にこにこ企画堂さんはこちらで?」
「ミアさんにお会いしたくて」
「昨日の指揮、見事でした。協賛の件で……」
協賛。
その単語が、レオンの耳にひっかかった。
ミアは、店先でぺこぺこと頭を下げている。笑顔で、相手の話を聞いている。目がきらきらしている。今日は事故じゃなく、評価で。
商店街の組合長。屋台連合の代表。酒場の主人。布屋の女将。花屋の若旦那。なぜか宝飾店。
そして――やたらと身なりのいい男たち。
「ミアさん、うちの店の宣伝もぜひ」
「君の“星灯の道”は、王都の新しい文化になるよ」
「いやあ、君みたいな若い才能が必要だ。うちの支援を――」
支援。協賛。褒め言葉。
昨日の拍手が、今日の“寄ってくる”に変わっている。
レオンは、ペン先が止まるのを感じた。
(仕事だ。これは仕事。監査官の仕事は、危険が増える前に止めることだ)
そう思った瞬間、胸の奥に別の音が混ざる。
――うるさい。
レオンは机の上の書類を整えすぎるくらい整えた。
*ーーー*
昼過ぎ。
ミアがようやく店内に戻ってきた。
手には名刺の束。紙袋。試作品の布。甘い焼き菓子の差し入れ。全部が“好意”だ。
「監査官さん! すごいんです! 協賛が……!」
「……気をつけろ」
「え?」
「うまい話は危険だ」
正論だ。監査官らしい。完璧なツッコミ。
……なのに、ミアの目からきらきらが少し消えた。
「……はい。気をつけます」
ミアはそれでも笑おうとしたが、笑いが少しだけ薄い。
その薄さに気づいて、レオンの苛立ちが増した。
(なぜ俺が苛立つ)
協賛者の一人が、店の扉から顔を出した。
「ミアさん、今夜、会食の件――」
ミアが慌てて手を振る。
「あっ、それは、まだ……」
男が笑う。
「遠慮しなくていい。君の才能には、相応の――」
その瞬間、レオンの口が勝手に動いた。
「監査の観点から言えば、不透明な会食は避けた方がいい」
場が、一瞬凍る。
男が眉を上げる。
「……監査官さん、でしたか」
「はい」
「あなたが口を出す筋合いは?」
「あります。店が暴走すると王都が終わるので」
正論で殴った。殴り方が硬い。
男は鼻で笑い、肩をすくめた。
「まあ、真面目な方だ。ミアさん、また」
男は去った。
ミアは、扉の方を見たまま、しばらく動かなかった。
レオンは、胸の奥がざらついた。
(……刺さった。言い方が刺さった)
でも、止めるべきだった。危ない。そうだ。危ないから。
そう言い訳しながら、レオンはペンを持ち直した。
だが、ミアがぽつりと言った。
「……監査官さん」
「何だ」
「今日、ツッコミが……痛いです」
「……そうか」
そうか、しか言えない自分が腹立たしい。
ミアは名刺の束を机に置き、指で整えながら、声を小さくする。
「わたし、あの夜のこと、すごく嬉しかったんです。怒られて、でも差し入れしてくれて……監査官さんが“遠くならない”って言ってくれて」
「……」
「だから、今日、ちょっと、怖い」
レオンは黙った。
怖い。
その言葉が、胸に落ちる。
ミアは続けた。
「……嫌いになりました?」
レオンのペンが、止まった。
監査官としての脳が、答えを作ろうとする。
『嫌いではない。業務上の判断だ。リスク管理だ』
そんな文言。
公文書みたいな慰め。
――違う。
今、ミアが欲しいのは、それじゃない。
レオンは息を吸って、初めて“仕事以外”の言葉を探した。
探して、出てきたのは、短いのだった。
「嫌いじゃない」
ミアが瞬きをする。
「……ほんと?」
「ほんとだ」
レオンは視線を逸らしたまま、続けた。
「お前を褒める奴が増えるのは……いいことだ」
「……」
「でも、ああいう奴らは、褒め方が軽い」
「軽い?」
「才能を褒めて、都合よく動かそうとする。……それが腹立つ」
腹立つ。
レオンは言ってしまってから、気づいた。
腹立つのは、そいつらに対してだ。
……本当に?
胸の奥が、きゅ、と縮む。
ミアが小さく笑った。
「監査官さん、怒ってくれたんですね。わたしのために」
「……監査のためだ」
「今のは監査じゃないです」
ミアの言葉が鋭い。優しい鋭さ。
レオンは、苦し紛れに言った。
「……刺さり気味だったのは悪かった」
ミアが首を振る。
「いいです。刺さっても。だって、ちゃんと見てくれてるって分かるから」
そう言われると、余計に苦しい。
レオンは机の引き出しから、昨日もらった焼き菓子の余りを出して、ミアの前に置いた。
「……食うか」
ミアの目が丸くなる。
「慰めが、お菓子……」
「文句あるか」
「ないです」
ミアがくすっと笑い、包みを開ける。
甘い匂いが広がる。
その匂いの中で、レオンはぽつりと言った。
「……俺は、嫌いになってない」
「うん」
「……たぶん、逆だ」
「え?」
「いや、言うな」
言いかけて、止めた。
自覚のない嫉妬は、自覚した瞬間に“仕事”ではなくなる。
レオンはそれが怖かった。
ミアは焼き菓子を一口食べて、ふわっと笑う。
「監査官さん」
「何だ」
「ツッコミがまた痛くなったら……また、夜に差し入れしてください」
「……毎回やると思うな」
「やる顔してます」
「してない」
ミアは笑っている。
レオンの胸のざらつきが、少しだけ溶けた。
……それでも。
店の外から、また声がする。
「ミアさん! 協賛の件で――」
ミアが立ち上がる。
レオンは思わず、彼女の手首を掴みそうになって――やめた。
代わりに、短く言う。
「行け」
「はい。でも……」
ミアは扉の前で振り返り、少しだけ照れた顔をした。
「嫌いじゃないって、もう一回言って」
レオンは、ため息をついて、視線を逸らしたまま言った。
「……嫌いじゃない」
「うん!」
ミアはそれを胸にしまうみたいに頷いて、外へ出た。
レオンは一人になった店内で、書類の余白を見つめる。
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