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第十八話 「告白未満の告白」
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私
彼が手を繋いだ瞬間、彼の身体から力が抜けるのが分かった。
ああ、これだ。
彼は“言葉”より“温度”で安心する。
手放したくない。
帰ってきてほしい。
それは「好き」よりずっと彼らしい告白で、
だからこそ胸に刺さる。
私は軽く返した。
軽く返すのは、彼を守るため。
重く返すと、彼が怖がるから。
でも軽いだけじゃなくて、確定も渡す。
「帰ってくる」
「来られない日は先に言う」
続くための、形。
そして私は思った。
ここまで来たら、もう両想いは確定だ。
言葉の上ではまだ“好き”を言っていない。
でも、言っているのと同じ。
彼は言った。
「好きより、先に言いたかった」
私は笑って頷いた。
うん。あなたらしい。
その臆病も、誠実さも、全部。
私は彼の手を握ったまま、静かに言った。
「玲央。手放さないで」
これは、私の確定。
私も主導する。
受け取るだけじゃなく、言う。
彼は「はい」と答えた。
短いのに、強い。
ベンチの上で、私たちは手を繋いだまま、しばらく黙っていた。
風が冷たい。
でも、手が温かい。
今日の分は、もう“今日”だけじゃない。
未来の分が、ここに混ざっている。
彼が手を繋いだ瞬間、彼の身体から力が抜けるのが分かった。
ああ、これだ。
彼は“言葉”より“温度”で安心する。
手放したくない。
帰ってきてほしい。
それは「好き」よりずっと彼らしい告白で、
だからこそ胸に刺さる。
私は軽く返した。
軽く返すのは、彼を守るため。
重く返すと、彼が怖がるから。
でも軽いだけじゃなくて、確定も渡す。
「帰ってくる」
「来られない日は先に言う」
続くための、形。
そして私は思った。
ここまで来たら、もう両想いは確定だ。
言葉の上ではまだ“好き”を言っていない。
でも、言っているのと同じ。
彼は言った。
「好きより、先に言いたかった」
私は笑って頷いた。
うん。あなたらしい。
その臆病も、誠実さも、全部。
私は彼の手を握ったまま、静かに言った。
「玲央。手放さないで」
これは、私の確定。
私も主導する。
受け取るだけじゃなく、言う。
彼は「はい」と答えた。
短いのに、強い。
ベンチの上で、私たちは手を繋いだまま、しばらく黙っていた。
風が冷たい。
でも、手が温かい。
今日の分は、もう“今日”だけじゃない。
未来の分が、ここに混ざっている。
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