Lilac

アカアシトカゲ

文字の大きさ
28 / 33
Chapter 9. 決戦

episode 28. 今度は…

しおりを挟む
銀河警備隊・第一旗艦《プロトス》艦橋。

艦橋の隊員たちは、銃を構えたヴァルガルド兵にぐるりと囲まれていた。
カミルも軍刀を床に置き、両手をゆっくりと上げる。

シグラが楽しげな顔でメインコンソールに歩み寄り、ホロを展開する。
《プロトス》の軌道が書き換えられ、艦隊の隊列からじわじわと外れ始めた。

オルカカは、何も言わずにそのホロを見つめていた。

シグラは、その横顔を目の端で捉え、口元だけで笑う。

「“なぜ”などと思っているんでしょう?」

オルカカはシグラを見やり、静かにため息を吐く。

「あなたが、私の忠告や進言を少しでも聞き入れてくれていれば――違ったかもしれないですね」

シグラは肩をすくめ、わざとらしく天井を仰いだ。

「それでも、やはり『武器に対して武器を持てば、敵はさらなる武器を持つ』ですか。そんな綺麗事で、何が守れたと言うんです」

「それでもだ」
オルカカは目を細める。

「武器を積み上げていけば、いつか自分たちが最大の脅威になる。私は、それが怖かっただけだよ、シグラ」

シグラはふっと笑い、指を滑らせてコンソール操作の速度を上げる。

「これで《プロトス》は、オルビタスの障壁の“外”に出ます。蜂の巣になるまで、そう時間はかからないでしょう。――私たちも、巻き込まれる前に撤退するとしましょうか」

《プロトス》が、ゆっくりと旋回を始める。
オルビタスのシールド傘の外縁を越えようとした、その瞬間だった。

ドン――。

バスティオン側から、凶悪な衝撃波が宙域全体に走った。
近くに展開していた艦隊すべてが大きく揺さぶられ、《プロトス》も例外ではなかった。

艦橋が激しく軋み、床が跳ねる。
シグラもヴァルガルド兵も、思わず体勢を崩す。

「――今だ!!」

カミルが叫び、腰のホルスターから抜いた銃で、目の前の兵士の胸を撃ち抜いた。

第一部隊の隊員たちも、ほとんど反射で動き出す。
近くの兵に飛びかかり、一斉に銃や格闘でねじ伏せていく。

シグラはよろめきながらも持ち直し、即座にオルカカへ銃口を向けた。
引き金に指がかかる。

バシュッ。
バシュッ。

二つの発砲音が、ほぼ同時に艦橋に響いた。

倒れたのは、シグラの方だった。

シグラの放った弾丸は、オルカカの頬をかすめ、背後の壁に焦げ跡を残す。

オルカカのすぐ横で、銃を構えたカミルが肩で息をしていた。

すぐにシグラの元へ駆け寄り、足先でその手から銃を蹴り飛ばす。

オルカカもゆっくりと歩み寄った。

仰向けになったシグラは、かろうじて動く視線だけをオルカカに向ける。

「……私は、銀河を……守りたかった、だけなのに」

かすれた声が漏れる。

そのまま、シグラの意識はぷつりと途切れた。

オルカカは、ほんの一瞬だけ俯く。
すぐに顔を上げた。

「《プロトス》を再配置。艦隊隊列へ復帰させろ。――すぐに第三フェーズに移行する」

「了解!」

艦橋のクルーが一斉に動き出す。

「先ほどの揺れ、とんでもない出力でしたね……」
カミルがバスティオンの方を見つめながら呟く。

オルカカは短く頷いた。
 
「レリック同士が正面からぶつかった衝撃だろう」
「ガルザードと、総司令官が……」

カミルの表情が険しくなる。
あの巨躯に比べれば、総司令官はあまりにも細く、脆く見えた。

「勝てるのでしょうか」

オルカカは答えられなかった。
 
(勝ってくれ――)
もう、祈ることしかできない。

ふと、その視界の端を、一機のガンシップがかすめる。

見覚えのある機影だった。

「……まさか」

思わず、オルカカは目を見開く。

《プロトス》と《アルケテス》は旋回を続け、バスティオンのドック側へと照準を向けていく。

外では、なおも膠着状態の砲火が交錯していた。

――その上を、一筋の“乱入者”が駆け抜けようとしていた。


——


バスティオン中枢部。

ガルザードが、高周波の刃を飛ばす。
 
エルは口元の血を乱暴に拭い、よろめきながらもヴェイルを持ち上げた。銃口に光が集まる。

出力を落とした低い一射。飛来する光刃を、下から撫で上げるように弾く。

軌道が逸れ、天井が抉れた。
バラバラと破片が降り注ぎ、高い天井には大きな穴が空く。そこから、かすかな星の光が覗いていた。

エルの手から、ヴェイルが滑り落ちる。
視界の端が欠けていく。音が遠のく。

「ぬぅ……」
ガルザードも一瞬、ふらついた。
レリックの呪いは、平等に二人の身体を蝕んでいる。

ガルザードは、それでも愉快そうに笑った。

「フフフ……もう一度だ」

マウルの刃先に、再び高周波の光を集め始める。

エルは片膝をつきながら、床に落ちたヴェイルのグリップを引き寄せる。

(ガルザードは力比べを楽しんでいる。引く気がないなら――)
 
肺の中の空気を、いったん全部吐き出す。
焼けるような痛みに顔を歪めながら、新しい酸素を思い切り吸い込んだ。

(だったら、こっちも全力で潰す。ゼロ・コーラスごと全部破壊してやる)
 
ヴェイルが、鈍い脈動を伴って光を帯びる。

(五年前。オルドスであの化け物を焼いた時より――もっと、強く)

光が一層強くなる。

ガルザードが斧を振り上げるのが見えた。
エルはそっと目を閉じる。

(これで、最後だ)

引き金に指をかけた、その刹那――

ガルザードとエルの間の空間が、ぐにゃりと歪んだ。

一拍置いて、ガルザードの腹部に紫の焼け跡。
身を包んでいた装甲が斜めにバキと割れる。

「ぐ、はっ……!」

マウルが手から滑り落ちる音と同時に、ヴェイルの銃口に集まっていた光の中へ影が降ってきた。

ヴェイルの光を収束させる。
 
少しウェーブした薄紫の髪。
白いフード付きのロングコート。
 
セリオンが、エルの前に立っていた。
 
エルの思考が、ふっと止まる。

「……っ」
 
喉まで名前が込み上げてきて、そこで引っかかった。
声にならない。
視界が、じんわりと滲む。

「今度は間に合った」
 
セリオンが振り返り、困ったように、けれどどこか安心したように笑った。

「なんて顔してんだよ、エル」
 
ふざけているような口調なのに、その目だけは真剣だった。
差し出された手。エルは反射的に、その手を見つめる。

「……なんで」

ようやく零れた言葉は、意図したものとはまるで違う響きになっていた。

「なんで――来た」

怒鳴るつもりだった。
なのに、耳に届いた自分の声は、ひどくかすれて震えていた。

セリオンは一瞬だけ目を瞬かせ、それから肩をすくめる。

「なんかさ。俺――」

言いかけた時、背筋を撫でるような殺気。

ガルザードの光刃が飛んでくる。

「……っぶね!」
セリオンはエルの肩を抱き寄せ、そのまま横に跳んだ。
さっきまで二人がいた場所を、白い光が薙ぎ払う。
 

「セリオン・アスター……<ライラック>か……」
ガルザードが、斜めに割れた腹を押さえながら低く唸る。
 
「その呼び方、やめろって。ダサいから」
セリオンは体勢を整え立ち上がる。

「我が兵器になりに来たか」
ガルザードが低く笑う。
玉座横のホロを立ち上げ、一つのコマンドに指を滑らせる。

『――共鳴シーケエンス、再開』

冷たい機械音声が響き、中枢部全体がうなりを上げた。

途端に、セリオンの身体から紫の光が噴き上がる。
瞳が、鮮やかな紫に輝く。

「セリオン!!」
 
エルの叫びが、中枢部に響いた。

ゆっくりと、セリオンがエルの方を振り向く。

一瞬の静止。
そして、ニカっと、いつもの無鉄砲な笑み。

「ほら、効かないだろ?」
 
拳を握り、肩を回す。

「だったら、行くしかないだろ」

そう言うなり、ガルザードへ飛び込んだ。

まだ距離がある段階で、踏み込んだ足を振り上げる。
二人の間の空間が歪む。
鈍い衝撃音。
顎に紫の衝撃派が走り、ガルザードの巨体が仰け反る。

セリオンは空中で体勢を入れ替え、横薙ぎに拳を振る。
脇腹の装甲が、バキッと嫌な音を立てて割れた。

着地。

「やっぱ硬ぇな」
苦笑いを零す。

ガルザードは、怒りに歪んだ顔でゆっくりと立ち上がる。
「虫ケラが……」

マウルが再び光を纏う。縦に振りかぶり一閃。
 
「うぉっ!」
セリオンはまともに食らい、後ろへ吹き飛んだ。
背中から壁に叩きつけられ、壁にヒビが走る。

「……ってて……」

呻き声を上げるセリオンに、ガルザードが追撃のため斧を振りかぶる。
 
乾いた銃声が二つ弾ける。
エルの放った弾丸が、マウルの柄の付け根に当たり、バチバチと装甲に火花が散る。

「油断してんな!」
エルが叫びながら、セリオンの前に飛び出して立つ。

「んだよ」
 
セリオンが、壁にもたれたまま口を尖らせる。

「さっきまで、泣きそうな顔してたくせに」

「してない」

即答。むすっとした横顔。

「してたね、完全に」

「してない」

睨み合いになりかけた、そのほんの一瞬のあいだに――
ガルザードの光刃が唸りを上げて迫る。

二人は左右に跳んで避けた。

エルが銃撃でガルザードの注意を引きつける。
そのわずかな隙に、セリオンが一気に間合いを詰め、拳を腹に直接叩き込んだ。

外側からの衝撃と、内側からエコーの衝撃。
二重の負荷に、ガルザードの膝ががくりと落ちる。

「うぐぅ……!」

それでもガルザードはマウルを手放さない。
セリオンの目の前で、刃先に高周波の光が集中していく。

「うわ、近っ――」
「セリオン、下がれ!」

エルが叫ぶ、その時。

ドン、と鈍い衝撃音が中枢部に響いた。
地面が揺れる。

ガルザードが、思わず手を止めた。
わずかに顔を上げる。

ドン、と二度目。
中枢部を囲んでいた絶対防御の障壁に、網目状のヒビが走る。

バリッ――。

光の壁が炸裂し、外からは絶対に開かないはずの障壁がこじ開けられた。

割れた障壁の向こうから、影がゆらりと歩み出てくる。

ガルザードの表情が、初めてはっきりと歪んだ。

「……シルバースター」

セリオンは口の端を上げた。
 
「ラスボス登場だ」

障壁の残滓を踏みしめながら、アイノが中枢部へ入ってくる。
担いだランスを、ゆっくりとガルザードへ向けた。

「さて」

顎をしゃくり、ニヤリと笑う。
 
「ゴミ掃除の時間だ」


——


バスティオン周辺では、なおもガンシップ同士の撃ち合いが続いていた。

そんな中、《プロトス》のドックには、《アストレイカー》が静かに降り立っている。

――艦橋区画。

『オルビタスのメイン障壁、もう持ちません。サブ障壁を展開します!』
『第四部隊より通達。ヴァルガルドのガンシップ、落としても落としても湧いて出やがる。このままだと、こっちが先に消耗する』

「ザックレイ!一旦オルビタスの後ろまで引け!無理するな!」
 
カミルが通信に向かって怒鳴る。

オルカカは眉間に皺を寄せ、前面スクリーンに映る宙域をじっと見つめていた。

「敵本陣の真上だ。長引けば長引くほど、こちらが不利になる」

低く呟いた、その時――
艦橋区画のドアが、プシュ、と音を立てて開く。

センカカが入ってきた。

「オルカカ」
「……センカカか。やはり来たか」

センカカは短く頷く。
「アイノが行ったから、ガルザードは大丈夫なはずだよ。エルも――きっと無事だ」

オルカカは静かに息を吐いた。
「あとは、ゼロ・コーラスか」

センカカが、彼の隣に並んで前方を見上げる。
「それも、多分大丈夫だよ」

オルカカが視線だけをセンカカに向ける。

「セリオンは、リリカル・ハウンドのα個体のエコーを持っている。ゼロ・コーラスと、まったく同じ系統のエコーだ」

オルカカの目が、わずかに見開かれた。

センカカはホロに指を滑らせながら続ける。
「私の計算だと、エコー濃度は――別の個体から“分けてもらっている”セリオンの方が高い。つまり、ぶつかり合えば、ゼロ・コーラスの“声”を、セリオンが打ち消せるはずだよ」

拳を握りしめる。その指先が、かすかに震えていた。
「……そう、信じるしかない、ってやつなんだけどね。あと問題は――」
「浮上シーケンス前に止める、だな」
オルカカがバスティオンを見据える。
「バスティオンが浮上シークエンスに入ったら、もう止められない。呼応と共鳴が銀河中に響いてしまう」
 
センカカは俯く。
(アイノ、セリオン、エル……急いで)
祈るしかなかった。
 
突如、窓の外でオルビタスのサブ障壁が大きく揺れる。
その余波で、プロトスの床もわずかに軋んだ。

『こちらオルビタス!サブ障壁への切り替えがヴァルガルド側に察知された模様!ガンシップとバスティオン本体からの砲撃が集中しています!このままだと、サブ障壁も長くは保ちません!』

リーリアナの悲痛な声が艦橋に響く。

「……我々が、ここで踏ん張らねばならんな」
オルカカが考え込んだ、その瞬間だった。

プロトスの斜め前方――宇宙空間の一角が、大きく歪む。

次の瞬間、真っ白な艦体を持つ巨大な旗艦と、その周囲を取り巻く白いガンシップ群が、宙域に躍り出た。

「……あれは、ラダマス!?」
センカカが叫ぶ。

オルカカの瞳が大きく見開かれた。
「イシュターラの旗艦《ラダマス》か……!」

ラダマスは滑らかにオルビタスの前へと割って入り、光り輝く透明な障壁を展開する。
続いてメイン砲塔が開き、ヴァルガルドのガンシップを次々と撃ち落としていった。

オルカカは呆然と、その光景を見つめる。

「まさか……あのイシュターラが、援軍に……」

通信が入る。
『こちら、イシュターラ軍・旗艦ラダマス艦長、バスカカだ』
「バスカカ!来てくれるとは!」
センカカが思わず声を上げる。

『そちらにはヌル戦での“借り”があるからな』
 
「……バスカカ、なぜ――」
オルカカが呟く。

『オルカカ。ヴァルガルドはα銀河全体への脅威だ。脅威に立ち向かうには、一点の武に頼るのではなく、一丸となれ。そちらの総司令官にそう言われたのでな』

オルカカは小さく目を伏せ、それから真っ直ぐ前を見据えた。

「……そうか。援軍、心から感謝する」
 
『イシュターラの障壁は硬い。守りは任せろ、銀河警備隊』

通信が切れる。

オルカカは顔を上げ、艦内通信を開いた。

「三旗艦、展開しろ。主砲で敵のメイン砲台とガンシップを、片っ端から叩け。第四部隊はイシュターラ軍のガンシップを援護、一機たりとも落とさせるな!」

『了解!!』
応答の声が重なり合う。

宇宙の戦いの“潮目”は――
思いがけない援軍の登場によって、ゆっくりとこちら側へ傾き始めていた。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

金の野獣と薔薇の番

むー
BL
結季には記憶と共に失った大切な約束があった。 ❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎ 止むを得ない事情で全寮制の学園の高等部に編入した結季。 彼は事故により7歳より以前の記憶がない。 高校進学時の検査でオメガ因子が見つかるまでベータとして養父母に育てられた。 オメガと判明したがフェロモンが出ることも発情期が来ることはなかった。 ある日、編入先の学園で金髪金眼の皇貴と出逢う。 彼の纒う薔薇の香りに発情し、結季の中のオメガが開花する。 その薔薇の香りのフェロモンを纏う皇貴は、全ての性を魅了し学園の頂点に立つアルファだ。 来るもの拒まずで性に奔放だが、番は持つつもりはないと公言していた。 皇貴との出会いが、少しずつ結季のオメガとしての運命が動き出す……? 4/20 本編開始。 『至高のオメガとガラスの靴』と同じ世界の話です。 (『至高の〜』完結から4ヶ月後の設定です。) ※シリーズものになっていますが、どの物語から読んでも大丈夫です。 【至高のオメガとガラスの靴】  ↓ 【金の野獣と薔薇の番】←今ココ  ↓ 【魔法使いと眠れるオメガ】

聖者の愛はお前だけのもの

いちみりヒビキ
BL
スパダリ聖者とツンデレ王子の王道イチャラブファンタジー。 <あらすじ> ツンデレ王子”ユリウス”の元に、希少な男性聖者”レオンハルト”がやってきた。 ユリウスは、魔法が使えないレオンハルトを偽聖者と罵るが、心の中ではレオンハルトのことが気になって仕方ない。 意地悪なのにとても優しいレオンハルト。そして、圧倒的な拳の破壊力で、数々の難題を解決していく姿に、ユリウスは惹かれ、次第に心を許していく……。 全年齢対象。

青い炎

瑞原唯子
BL
今日、僕は同時にふたつの失恋をした——。 もともと叶うことのない想いだった。 にもかかわらず、胸の内で静かな激情の炎を燃やし続けてきた。 これからもこの想いを燻らせていくのだろう。 仲睦まじい二人を誰よりも近くで見守りながら。

旦那様と僕

三冬月マヨ
BL
旦那様と奉公人(の、つもり)の、のんびりとした話。 縁側で日向ぼっこしながらお茶を飲む感じで、のほほんとして頂けたら幸いです。 本編完結済。 『向日葵の庭で』は、残酷と云うか、覚悟が必要かな? と思いまして注意喚起の為『※』を付けています。

ブレスレットが運んできたもの

mahiro
BL
第一王子が15歳を迎える日、お祝いとは別に未来の妃を探すことを目的としたパーティーが開催することが発表された。 そのパーティーには身分関係なく未婚である女性や歳の近い女性全員に招待状が配られたのだという。 血の繋がりはないが訳あって一緒に住むことになった妹ーーーミシェルも例外ではなく招待されていた。 これまた俺ーーーアレットとは血の繋がりのない兄ーーーベルナールは妹大好きなだけあって大いに喜んでいたのだと思う。 俺はといえば会場のウェイターが足りないため人材募集が貼り出されていたので応募してみたらたまたま通った。 そして迎えた当日、グラスを片付けるため会場から出た所、廊下のすみに光輝く何かを発見し………?

昨日の自分にサヨナラ

林 業
BL
毎晩会えるだけで幸せだった。 いつか一緒に過ごせたらと夢を見る。 目が覚めれば現実は残酷だと思い知る。 隣に貴方がいればそれだけでいいのにと願う。

【完結】言えない言葉

未希かずは(Miki)
BL
 双子の弟・水瀬碧依は、明るい兄・翼と比べられ、自信がない引っ込み思案な大学生。  同じゼミの気さくで眩しい如月大和に密かに恋するが、話しかける勇気はない。  ある日、碧依は兄になりすまし、本屋のバイトで大和に近づく大胆な計画を立てる。  兄の笑顔で大和と心を通わせる碧依だが、嘘の自分に葛藤し……。  すれ違いを経て本当の想いを伝える、切なく甘い青春BLストーリー。 第1回青春BLカップ参加作品です。 1章 「出会い」が長くなってしまったので、前後編に分けました。 2章、3章も長くなってしまって、分けました。碧依の恋心を丁寧に書き直しました。(2025/9/2 18:40)

【完結】浮薄な文官は嘘をつく

七咲陸
BL
『薄幸文官志望は嘘をつく』 続編。 イヴ=スタームは王立騎士団の経理部の文官であった。 父に「スターム家再興のため、カシミール=グランティーノに近づき、篭絡し、金を引き出せ」と命令を受ける。 イヴはスターム家特有の治癒の力を使って、頭痛に悩んでいたカシミールに近づくことに成功してしまう。 カシミールに、「どうして俺の治癒をするのか教えてくれ」と言われ、焦ったイヴは『カシミールを好きだから』と嘘をついてしまった。 そう、これは─── 浮薄で、浅はかな文官が、嘘をついたせいで全てを失った物語。 □『薄幸文官志望は嘘をつく』を読まなくても出来る限り大丈夫なようにしています。 □全17話

処理中です...