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良く見えるようにとご丁寧に尻の肉をも手で左右に開き、ユイカが犯すべき穴を示す。
きゅうとしまった穴を見たユイカは、はぁはぁと荒い息をついて、導かれるようにヴァ―レンの足の間に身体を置いた。実用的な細身の筋肉がついた足をユイカ自らの手で左右に開き、その場所に舌を這わせた。
「……舐めるのか?」
何年もユイカに好意を向けられていたため、人間の交配については軽く調べている。しかし何となく知っているものの、そこまでの詳細を確認したわけではない。
大体交配なんてものは中に入れて出すというのが基本であることは変わらないからだ。
ユイカは黙ったままその窄まりの周りをなめしゃぶり、舌先をすぼめて穴の中まで侵入させた。
「……なんか甘い」
ユイカは不思議な甘さを嚥下しながら、指を差し込み中を探る。
「発情してるからな……蜜が出てるんだ……いつ入れてもいいんだぞ?」
「え? 馴らさなくていいのか?」
人間の営みには慣らすという手順が必要らしい。
「馴らす? いや、だから別に発情してるのだからいつでも……入れればいい」
「え? いつ入れてもいいの?」
目を丸くしながらも、ユイカの指はヴァーレンの穴をぐちぐちと音を鳴らしながら弄っている。
「だからそう言ってる」
「会っていきなりずぶっと入れてもいいの?」
「まぁ……人目があるのは嫌だが……好きにすればいい」
「え、えっ………なにそれ、えっちじゃん……」
ユイカの反り返った性器がべちっとユイカの腹まで反り返る。
元気だな。さすが繁殖適齢期だけある。
「入れないのか?」
ヴァ―レンに問いかけられ、はぁはぁと息を荒くしてごくんと唾液を飲んだ。ユイカは「入れる……」とだけ言い、性急な動きで穴にペニスの先端を押し当てて一気に腰を沈めた。
「ぅあ゛ッ」
ヴァーレンの言う通りすでに準備が出来ていたのか、その穴はずぶずぶとユイカの長大なものを飲み込みきる。ユイカの下生えが、ヴァーレンの尻に付く。
「ウッ……あ、すごッ……」
ユイカはすぐに暴発してしまいそうなのをどうにかこらえ、周りからも大きいと言われていた自分のものをぴったりとくわえ込んでしまったその柔らかな肉の感触にぞくぞくと背を震わせた。
「なか、熱くて……ぬるぬるだ…」
「発情して分泌液が出てる、から、な……」
見ればヴァ―レンの頬がいつもより高揚している。
瞳もいつもよりも潤んでいるし、その呼吸も浅く、はぁはぁと肩で息をしている。
まるで、気持ちいいみたいな……
ユイカは、本能どおりにヴァ―レンの足を持ち上げてもっと深くを穿ちたいと腰を前後に振り立てる。ぬちゃっ、ぬちゃっと結合部からぬめった音が鳴る。それがヴァ―レンの発情からきている音なのだと思うと妙に嬉しくユイカは、えへへと声を上げて笑うしかない。
「んっ……ぁッ……ッ」
穴を突かれて声が出るのは人間と同じ原理だろうか、それとも感じてくれているからだろうか。
奥の奥まで腰を沈め切り、その先端に硬い感触を感じ、ユイカはそれをこすりあげるようにぐりぐりと奥を虐める。
「あ! アァッ……ッ!」
びくんとヴァ―レンが身体を反らした。
「ヴァ―レン? おい……?」
「ぁ……そこ……その奥……あの……、ヤ……ッあ!」
「ここ? ここが気持ちいトコ?」
ユイカは、先ほどの硬い部分をとんとんとごく軽く突きあげる。
「ぅ……ァ……あ、んッ……」
甘く悩まし気な声を上げるヴァ―レンに気をよくしたユイカは執拗にそこを突き上げ、ぐりぐりと押し上げ擦る。
「ここって、……前立腺ってやつ?」
でも前もって予習してきた場所とはかなり違う気もする。
「アッ! あぁッ……ぅッ……おッ、あぁッ」
もがくように体をくねらせるヴァ―レンの白い肌がきれいで、ユイカはその痴態に見とれる。
ユイカのくびきから逃れようとしているくせにもっと奥までと中の肉壁は誘うように蠢いていて、少しでも腰を引けば惜しむようにしがみついてくるその淫猥さにユイカは、悦びに笑いながら、灼熱に燃えそうな性器を押し込む。
「は、ぁ、やらしい……ヴァ―レン……えっちだね……いつもあんなつまらなさそうな顔して澄ましてるのに……!」
「んぁ! あぁッ……! ぅ、ぁッ!」
ずちゅゅと音がなる。脈動するようにユイカを締め付けてくる中の動きは明らかにユイカを射精させようとしている動きだ。
しゃぶりついてきて、もっと奥まできてとばかりに引き込まれる。
「気持ちいいんだ?」
ユイカは安堵と興奮を混ぜ込んだ瞳をヴァーレンに向ける。
「はぁ、好き……ヴァーレンッ…」
甘く囁いて、腰を前後に振り奥までたどり着くとそこわや亀頭でぐりぐりとえぐるように擦り付ける。
きゅうとしまった穴を見たユイカは、はぁはぁと荒い息をついて、導かれるようにヴァ―レンの足の間に身体を置いた。実用的な細身の筋肉がついた足をユイカ自らの手で左右に開き、その場所に舌を這わせた。
「……舐めるのか?」
何年もユイカに好意を向けられていたため、人間の交配については軽く調べている。しかし何となく知っているものの、そこまでの詳細を確認したわけではない。
大体交配なんてものは中に入れて出すというのが基本であることは変わらないからだ。
ユイカは黙ったままその窄まりの周りをなめしゃぶり、舌先をすぼめて穴の中まで侵入させた。
「……なんか甘い」
ユイカは不思議な甘さを嚥下しながら、指を差し込み中を探る。
「発情してるからな……蜜が出てるんだ……いつ入れてもいいんだぞ?」
「え? 馴らさなくていいのか?」
人間の営みには慣らすという手順が必要らしい。
「馴らす? いや、だから別に発情してるのだからいつでも……入れればいい」
「え? いつ入れてもいいの?」
目を丸くしながらも、ユイカの指はヴァーレンの穴をぐちぐちと音を鳴らしながら弄っている。
「だからそう言ってる」
「会っていきなりずぶっと入れてもいいの?」
「まぁ……人目があるのは嫌だが……好きにすればいい」
「え、えっ………なにそれ、えっちじゃん……」
ユイカの反り返った性器がべちっとユイカの腹まで反り返る。
元気だな。さすが繁殖適齢期だけある。
「入れないのか?」
ヴァ―レンに問いかけられ、はぁはぁと息を荒くしてごくんと唾液を飲んだ。ユイカは「入れる……」とだけ言い、性急な動きで穴にペニスの先端を押し当てて一気に腰を沈めた。
「ぅあ゛ッ」
ヴァーレンの言う通りすでに準備が出来ていたのか、その穴はずぶずぶとユイカの長大なものを飲み込みきる。ユイカの下生えが、ヴァーレンの尻に付く。
「ウッ……あ、すごッ……」
ユイカはすぐに暴発してしまいそうなのをどうにかこらえ、周りからも大きいと言われていた自分のものをぴったりとくわえ込んでしまったその柔らかな肉の感触にぞくぞくと背を震わせた。
「なか、熱くて……ぬるぬるだ…」
「発情して分泌液が出てる、から、な……」
見ればヴァ―レンの頬がいつもより高揚している。
瞳もいつもよりも潤んでいるし、その呼吸も浅く、はぁはぁと肩で息をしている。
まるで、気持ちいいみたいな……
ユイカは、本能どおりにヴァ―レンの足を持ち上げてもっと深くを穿ちたいと腰を前後に振り立てる。ぬちゃっ、ぬちゃっと結合部からぬめった音が鳴る。それがヴァ―レンの発情からきている音なのだと思うと妙に嬉しくユイカは、えへへと声を上げて笑うしかない。
「んっ……ぁッ……ッ」
穴を突かれて声が出るのは人間と同じ原理だろうか、それとも感じてくれているからだろうか。
奥の奥まで腰を沈め切り、その先端に硬い感触を感じ、ユイカはそれをこすりあげるようにぐりぐりと奥を虐める。
「あ! アァッ……ッ!」
びくんとヴァ―レンが身体を反らした。
「ヴァ―レン? おい……?」
「ぁ……そこ……その奥……あの……、ヤ……ッあ!」
「ここ? ここが気持ちいトコ?」
ユイカは、先ほどの硬い部分をとんとんとごく軽く突きあげる。
「ぅ……ァ……あ、んッ……」
甘く悩まし気な声を上げるヴァ―レンに気をよくしたユイカは執拗にそこを突き上げ、ぐりぐりと押し上げ擦る。
「ここって、……前立腺ってやつ?」
でも前もって予習してきた場所とはかなり違う気もする。
「アッ! あぁッ……ぅッ……おッ、あぁッ」
もがくように体をくねらせるヴァ―レンの白い肌がきれいで、ユイカはその痴態に見とれる。
ユイカのくびきから逃れようとしているくせにもっと奥までと中の肉壁は誘うように蠢いていて、少しでも腰を引けば惜しむようにしがみついてくるその淫猥さにユイカは、悦びに笑いながら、灼熱に燃えそうな性器を押し込む。
「は、ぁ、やらしい……ヴァ―レン……えっちだね……いつもあんなつまらなさそうな顔して澄ましてるのに……!」
「んぁ! あぁッ……! ぅ、ぁッ!」
ずちゅゅと音がなる。脈動するようにユイカを締め付けてくる中の動きは明らかにユイカを射精させようとしている動きだ。
しゃぶりついてきて、もっと奥まできてとばかりに引き込まれる。
「気持ちいいんだ?」
ユイカは安堵と興奮を混ぜ込んだ瞳をヴァーレンに向ける。
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甘く囁いて、腰を前後に振り奥までたどり着くとそこわや亀頭でぐりぐりとえぐるように擦り付ける。
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