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「おそらく生きているだろうな。こんなにも頻繁に悪魔が現れるんだ。日常的に召喚を行っているんだろう。まぁ悪魔除けの魔法陣やらは一応陰陽道にもある。それをどうにかして利用しているのかもしれない」
話を聞く限り、悪魔召喚自体は難しいものではないが、命令を聞かせて使役することが難しいと言うことらしい。
サイリはコヨミの言葉通りに、悪魔よけのための魔法陣の中で見知らぬ誰がが悪魔を召喚する様を想像する。悪魔を使役できないその人へ、悪魔はすぐに牙を剥く。それを魔法陣の力で弾き返して事なきを得たところで、悪魔はその人が陣から出るのを近くで待つだろう。悪魔は食事も排泄も睡眠もさして必要ではないのだから、脆弱な人間が何らかの理由で陣を出たら……
「……その場合召喚者は魔法陣から出たら殺されるってことなんですよね?」
「そうだ」
コヨミ様はこともなげに頷く。
「ぁぁ、そうか、召喚者が一人とは限らないな。ならば十中八九死んでいるだろうな」
コヨミは声すらも整っているが、なんの感慨もないらしい様子で言う。
こうやって人の生き死に頓着がないのは、それらが幼いころから身近だったからか、コヨミが特別平坦なのかわからない。
サイリはごく普通の感覚をしているので、誰かが死んだなんて言う話を聞けばたとえそれが知らない人間であってもかわいそうだなと思ってしまう。
しかし、今回の事件については不特定多数の人間に害を及ぼす悪人なのだから自らが召喚した悪魔に殺されるなんていうのは因果応報でしかないので、仕方ないかなぁとは感じてしまう。
サイリは現実的なのだ。
「それにしても案外悪魔って律儀なんですね。ちゃんと召喚者を殺しに来るなんて」
力が弱く、悪魔を使役できなかった人間なんて悪魔側からすれば路傍の石以下の存在だろうに……
放っておきそうなものだけれど、わざわざ殺しに来るなんて不思議な話だ。
「召喚者は悪魔を縛る枷でしかないからな。たとえ使役できずとも召喚まではしているのだから悪魔側からすれば微々たるものでも一応は気になるものだよう」
「なるほど」
自由にしたいと思えばこそ万が一にでも自分を使うことの出来る召喚者の存在が面倒で疎ましく思うのか。
サイリは悪魔ではないが、その考えには納得せざるを得ない。
話を聞く限り、悪魔召喚自体は難しいものではないが、命令を聞かせて使役することが難しいと言うことらしい。
サイリはコヨミの言葉通りに、悪魔よけのための魔法陣の中で見知らぬ誰がが悪魔を召喚する様を想像する。悪魔を使役できないその人へ、悪魔はすぐに牙を剥く。それを魔法陣の力で弾き返して事なきを得たところで、悪魔はその人が陣から出るのを近くで待つだろう。悪魔は食事も排泄も睡眠もさして必要ではないのだから、脆弱な人間が何らかの理由で陣を出たら……
「……その場合召喚者は魔法陣から出たら殺されるってことなんですよね?」
「そうだ」
コヨミ様はこともなげに頷く。
「ぁぁ、そうか、召喚者が一人とは限らないな。ならば十中八九死んでいるだろうな」
コヨミは声すらも整っているが、なんの感慨もないらしい様子で言う。
こうやって人の生き死に頓着がないのは、それらが幼いころから身近だったからか、コヨミが特別平坦なのかわからない。
サイリはごく普通の感覚をしているので、誰かが死んだなんて言う話を聞けばたとえそれが知らない人間であってもかわいそうだなと思ってしまう。
しかし、今回の事件については不特定多数の人間に害を及ぼす悪人なのだから自らが召喚した悪魔に殺されるなんていうのは因果応報でしかないので、仕方ないかなぁとは感じてしまう。
サイリは現実的なのだ。
「それにしても案外悪魔って律儀なんですね。ちゃんと召喚者を殺しに来るなんて」
力が弱く、悪魔を使役できなかった人間なんて悪魔側からすれば路傍の石以下の存在だろうに……
放っておきそうなものだけれど、わざわざ殺しに来るなんて不思議な話だ。
「召喚者は悪魔を縛る枷でしかないからな。たとえ使役できずとも召喚まではしているのだから悪魔側からすれば微々たるものでも一応は気になるものだよう」
「なるほど」
自由にしたいと思えばこそ万が一にでも自分を使うことの出来る召喚者の存在が面倒で疎ましく思うのか。
サイリは悪魔ではないが、その考えには納得せざるを得ない。
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