【完結】朝になれば同級生なんか他人だからさ

染西 乱

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「痛いよね? ごめん、このまま……あの、動かないから……」

眉間に皺を寄せながら、へらへらと笑ってみせる池内は、余裕のあるところを見せたいんだろうと思う。
が、ただただ狭い肉の穴を掘削されたな、という感覚しかない私からすれば、早く出して終わってくれ、と言う時短的な気持ちだけだ。

「あー、まぁ痛いけど、いいよ、動けば?」

動けば気持ち良くなってすぐに出すんでしょ?
とまでは言わないが、おそらく私の顔には快楽のかの字も出ていない。

「えっ、でも……」

「もーいーから。早く腰振って……出してよ」

おっと言葉に出すと早く奥まで欲しがってる女みたいなセリフになってしまっている。
ただ単にはやく出して終わってほしいだけなんだけどな。言葉のマジックだ。
池内は、私の言葉を聞いてそっと腰を押し出す。

そうしてじわじわと奥までそれを納め切ると、ハァハァと短距離でも走り切ったような滝汗をかいて息を乱している。
劣情に染まる瞳は、ぐつぐつと煮えたぎり瞳孔は丸く開いている。
池内の下生えが肌にひっついてこそばゆいなと思い僅かに腰を捻る。

「ぁっ」

か細い明らかな嬌声が池内の喉から絞り出された。

池内は、顔を赤くして「ごめん、変な声、でた……7と言い口元をしきりに隠そうとしている。

女を組み敷いていると言うのに、自分の方が喘いじゃうなんてなんだかかわいい。

「ほら、早く動いて」

覆い被さって来ている池内の腰に足を回して、腰を押し付けると最後の余白の部分がずぶ、と奥まで入り込んできた。

「う、わ……あ……奥ッ、すご……」
 
池内は恍惚とした顔になり、腰を振立て始めた。

「ぅ…ぁっ、ごめっ、……俺っ気持ちよくてッ……ぁ、すごぃ……あったかい……っ、ぅう、ァッ、腰止まらなっ……」

喘ぎながら私の浮き出た腰骨の少し上のあたりを手で押さえつけてへこへこと腰を動かす。
自分の性欲をコントロール出来ないのか、気持ちいい気持ちいいと言いながら目に涙を浮かべている。
その姿はみっともなくて情けない。

「はぁっ、ぁ……もうっ、でるッ……ぁ……ウッ」

池内は顔を真っ赤に染めて、だらしなく口を開いたままゴムの中に精を吐いた。

「……わ、出た? 終わり?」

私は呆然としたままの池内の肩を押して体の上からどかせた。

ゴム付きの半ば萎えた鬼頭の部分にわずかに赤いものがほんとに血がつくのかと驚く。
私が地位の高い処女厨の一族ならこの血を証しとして持ち帰ったりするのだろうが、私はただの普通の学生。そんなものは必要がない。
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