213 / 258
第14章 羨望
第207話 詮索
しおりを挟む
「そうか。俺も前にドーファン先生から、その試作品を貰ったよ。……それに命を助けられたしな」
かつてアティアスがセリーナに刺されたとき、その宝石のお陰で、エミリスは回復に足る魔力を得られた。
それがなければ、死んでいたのは間違いない。
その刺した本人――セリーナはすぐ目の前にいるのだが、その場にはいなかったため、直接見てはいなかった。
「魔法石と違って、魔導士にしか意味がないけど、そのぶん危険性も少ないからな。……魔法石は危険すぎた」
トリックスがそう呟くと、アティアスも同意する。
「確かにな。以前、魔法石をいくつも同時に使って、すごく強力な魔法になったことがあった。あれは……本当に危険だよ」
「そのことなんだけどな。……実はな、今の魔法石ひとつでも、それと同じことができるんだよ」
トリックスの話に、アティアスたちは驚きを隠せなかった。
「それは……どういうやり方なんだ?」
「タネは簡単さ。そもそもひとつの魔法石には、ひとつの魔法を一度しか込められない。だから、今まで別々の魔法石を使わないといけなかった」
「ああ、そう聞いているよ」
「だが、例えば10回分の魔法を10個の石へと別々に込める。そこまではこれまでと同じだけど……。それをな、もう一度まとめて別の魔法石に移し替えるんだ。そうすると、1個で10個分の魔力入った魔法石の出来上がりだ。……準備が面倒だけどな」
そう語るトリックスの話を聞くに、何かを隠そうとするような雰囲気は感じられなかった。
「そんなことができるのか……。その話、ここの魔導士はみんな知ってるのか?」
「いいや、それは更に危険だからな。兄貴にも伏せてるよ。……ただ、誰でも思いつく可能性はあると思うが」
「そうなのか。ただ、どちらにしても、その魔法石そのものを持ってなければ、使い道はないか……」
「ああ。だから管理が大事なんだよ」
トリックスは椅子の背に深く背中を預け、頭の後ろで両手を組んだ。
そして、しばらく考え込む様子を見せたあと、口を開いた。
「なぁ……。アティアスがここに来たのは、俺たちを疑ってるからだろ?」
「……!」
アティアスたち3人の中で、エミリスだけは表情を変えなかった。
しかし、アティアスとウィルセアはわずかに顔に出てしまう。
「やっぱりな。……いや、いいんだ。疑われるのも理解できる。夏に街で起こった爆発事件の話も聞いてる。アティアスがその場にいたことも、魔法石が使われた可能性が高いってこともな。さっきのダリアン侯爵の話もそうだ。どこからか魔法石が出回るとしたら、真っ先に俺たちが疑われるのは当然だからな」
「兄さん……」
「まぁ、信じてくれとしか言いようがないが、俺は魔法石をそんなことのために使いたくはないよ。あれは攻めるものじゃなくて、攻められないように使うべきものだからな」
トリックスはまっすぐアティアスの目を見た。
その目が嘘をついているようには見えなくて、アティアスは小さく頷く。
「そうか、わかったよ。すまない。……それはそうと、最後にひとつだけ教えてくれ」
「ああ、構わないが……」
「この城の裏の倉庫に、新しく雇ったって魔導士が居るだろう? その男について教えて欲しいんだ」
アティアスがカノーザのことを切り出すと、トリックスは思い出したように「ああ……」と頷いた。
「確か……流しの魔導士って言ってたな。魔力もかなりあるし、動物を意のままに操れるって聞いて、何か役に立つかと思って雇ったんだ」
「実はさっきその男に会ってきたんだ。……俺は以前その男に会ったことがあったからな」
その話を聞いて、トリックスは訝しむような目を見せた。
「以前会ったことがある……ってのは? 確か、王都の方から来たと聞いていたんだが……」
アティアスはセリーナをちらっと観察しつつ、ゆっくりと口を開く。
「……以前会ったのは、昨年テンセズで、だ。テンセズが攻められたとき、マッキンゼ側の部隊を指揮していたファモス殿のすぐ横にいた。それを覚えている」
「なんだと……! ファモス殿の……? 本当か⁉︎」
トリックスは寝耳に水だったようで、驚きの声を上げた。
ファモスはセリーナの父親であり、当然よく知っていたからだ。
「ええ、間違いないです。……顔だけなら似ている、という場合もありますけど、私は魔力の特徴で判別できますから、間違えることはあり得ません」
「……そうか。――もしかして、セリーナは知っていたのか……?」
エミリスの話に頷いたトリックスは、セリーナの方に顔を向けた。
戸惑うような表情をしていたセリーナだったが、ぽつりぽつりと話し始める。
「……ええ、知っていました。あの男……カノーザは、かつて父の腹心のような立場でした。昔、魔獣や獣を意のままに操って戦力にしようと。そういう研究にずっと取り組んでいて、その成果で取り立てられたはずです。……直接の関係はありませんけど、私も顔を合わせたことがあります」
「そうなのか……」
「……彼が有能なのは事実です。ただ……それをあなたに伝えるべきなのか悩んで……言わなかったのです」
セリーナの話を聞いて、トリックスは頭を抱えて首を振った。
「……わかった。それはまぁ良いだろう。……アティアス、その男のことについて聞いたのは何か理由があるな?」
改めてアティアスに向き合って、トリックスは尋ねる。
「ああ……。実は、魔法石を仕込まれた犬に、昨日襲われてな。それも、普通の魔導士が出せる程度の魔法の威力じゃなかったんだ……」
かつてアティアスがセリーナに刺されたとき、その宝石のお陰で、エミリスは回復に足る魔力を得られた。
それがなければ、死んでいたのは間違いない。
その刺した本人――セリーナはすぐ目の前にいるのだが、その場にはいなかったため、直接見てはいなかった。
「魔法石と違って、魔導士にしか意味がないけど、そのぶん危険性も少ないからな。……魔法石は危険すぎた」
トリックスがそう呟くと、アティアスも同意する。
「確かにな。以前、魔法石をいくつも同時に使って、すごく強力な魔法になったことがあった。あれは……本当に危険だよ」
「そのことなんだけどな。……実はな、今の魔法石ひとつでも、それと同じことができるんだよ」
トリックスの話に、アティアスたちは驚きを隠せなかった。
「それは……どういうやり方なんだ?」
「タネは簡単さ。そもそもひとつの魔法石には、ひとつの魔法を一度しか込められない。だから、今まで別々の魔法石を使わないといけなかった」
「ああ、そう聞いているよ」
「だが、例えば10回分の魔法を10個の石へと別々に込める。そこまではこれまでと同じだけど……。それをな、もう一度まとめて別の魔法石に移し替えるんだ。そうすると、1個で10個分の魔力入った魔法石の出来上がりだ。……準備が面倒だけどな」
そう語るトリックスの話を聞くに、何かを隠そうとするような雰囲気は感じられなかった。
「そんなことができるのか……。その話、ここの魔導士はみんな知ってるのか?」
「いいや、それは更に危険だからな。兄貴にも伏せてるよ。……ただ、誰でも思いつく可能性はあると思うが」
「そうなのか。ただ、どちらにしても、その魔法石そのものを持ってなければ、使い道はないか……」
「ああ。だから管理が大事なんだよ」
トリックスは椅子の背に深く背中を預け、頭の後ろで両手を組んだ。
そして、しばらく考え込む様子を見せたあと、口を開いた。
「なぁ……。アティアスがここに来たのは、俺たちを疑ってるからだろ?」
「……!」
アティアスたち3人の中で、エミリスだけは表情を変えなかった。
しかし、アティアスとウィルセアはわずかに顔に出てしまう。
「やっぱりな。……いや、いいんだ。疑われるのも理解できる。夏に街で起こった爆発事件の話も聞いてる。アティアスがその場にいたことも、魔法石が使われた可能性が高いってこともな。さっきのダリアン侯爵の話もそうだ。どこからか魔法石が出回るとしたら、真っ先に俺たちが疑われるのは当然だからな」
「兄さん……」
「まぁ、信じてくれとしか言いようがないが、俺は魔法石をそんなことのために使いたくはないよ。あれは攻めるものじゃなくて、攻められないように使うべきものだからな」
トリックスはまっすぐアティアスの目を見た。
その目が嘘をついているようには見えなくて、アティアスは小さく頷く。
「そうか、わかったよ。すまない。……それはそうと、最後にひとつだけ教えてくれ」
「ああ、構わないが……」
「この城の裏の倉庫に、新しく雇ったって魔導士が居るだろう? その男について教えて欲しいんだ」
アティアスがカノーザのことを切り出すと、トリックスは思い出したように「ああ……」と頷いた。
「確か……流しの魔導士って言ってたな。魔力もかなりあるし、動物を意のままに操れるって聞いて、何か役に立つかと思って雇ったんだ」
「実はさっきその男に会ってきたんだ。……俺は以前その男に会ったことがあったからな」
その話を聞いて、トリックスは訝しむような目を見せた。
「以前会ったことがある……ってのは? 確か、王都の方から来たと聞いていたんだが……」
アティアスはセリーナをちらっと観察しつつ、ゆっくりと口を開く。
「……以前会ったのは、昨年テンセズで、だ。テンセズが攻められたとき、マッキンゼ側の部隊を指揮していたファモス殿のすぐ横にいた。それを覚えている」
「なんだと……! ファモス殿の……? 本当か⁉︎」
トリックスは寝耳に水だったようで、驚きの声を上げた。
ファモスはセリーナの父親であり、当然よく知っていたからだ。
「ええ、間違いないです。……顔だけなら似ている、という場合もありますけど、私は魔力の特徴で判別できますから、間違えることはあり得ません」
「……そうか。――もしかして、セリーナは知っていたのか……?」
エミリスの話に頷いたトリックスは、セリーナの方に顔を向けた。
戸惑うような表情をしていたセリーナだったが、ぽつりぽつりと話し始める。
「……ええ、知っていました。あの男……カノーザは、かつて父の腹心のような立場でした。昔、魔獣や獣を意のままに操って戦力にしようと。そういう研究にずっと取り組んでいて、その成果で取り立てられたはずです。……直接の関係はありませんけど、私も顔を合わせたことがあります」
「そうなのか……」
「……彼が有能なのは事実です。ただ……それをあなたに伝えるべきなのか悩んで……言わなかったのです」
セリーナの話を聞いて、トリックスは頭を抱えて首を振った。
「……わかった。それはまぁ良いだろう。……アティアス、その男のことについて聞いたのは何か理由があるな?」
改めてアティアスに向き合って、トリックスは尋ねる。
「ああ……。実は、魔法石を仕込まれた犬に、昨日襲われてな。それも、普通の魔導士が出せる程度の魔法の威力じゃなかったんだ……」
0
あなたにおすすめの小説
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~
さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』
誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。
辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。
だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。
学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる
これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。
パワハラで会社を辞めた俺、スキル【万能造船】で自由な船旅に出る~現代知識とチート船で水上交易してたら、いつの間にか国家予算レベルの大金を稼い
☆ほしい
ファンタジー
過労とパワハラで心身ともに限界だった俺、佐伯湊(さえきみなと)は、ある日異世界に転移してしまった。神様から与えられたのは【万能造船】というユニークスキル。それは、設計図さえあれば、どんな船でも素材を消費して作り出せるという能力だった。
「もう誰にも縛られない、自由な生活を送るんだ」
そう決意した俺は、手始めに小さな川舟を作り、水上での生活をスタートさせる。前世の知識を活かして、この世界にはない調味料や保存食、便利な日用品を自作して港町で売ってみると、これがまさかの大当たり。
スキルで船をどんどん豪華客船並みに拡張し、快適な船上生活を送りながら、行く先々の港町で特産品を仕入れては別の町で売る。そんな気ままな水上交易を続けているうちに、俺の資産はいつの間にか小国の国家予算を軽く超えていた。
これは、社畜だった俺が、チートな船でのんびりスローライフを送りながら、世界一の商人になるまでの物語。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さくら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
モフモフテイマーの、知識チート冒険記 高難易度依頼だって、知識とモフモフモンスターでクリアします!
あけちともあき
ファンタジー
無能テイマーとしてSランクパーティをクビになったオース。
モフモフテイマーという、モフモフモンスター専門のテイマーであった彼は、すぐに最強モンスター『マーナガルム』をテイムするが……。
実はオースこそが、Sランクパーティを支える最強メンバーだったのだ。
あらゆるモンスターへの深い知識。
様々なクラスを持つことによる、並外れた器用さ。
自由になったオースは、知識の力で最高の冒険者へと成り上がっていく。
降って湧いた凶悪な依頼の数々。
オースはこれを次々に解決する。
誰もがオースを最高の冒険者だと認めるようになっていく。
さらに、新たなモフモフモンスターが現れて、仲間も増えて……。
やがて、世界を巻き込む陰謀にオースは関わっていくのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる