異世界大家族〜お母さんは大変です

メタボ戦士

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第9話 子供視点⑥

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『アイス、ケーキ、シュークリーム、チョコレート、プリン…たくさんあって幸せ。どこを見てもお菓子やスイーツがあるから見ても飽きないな。』

『·················』

『何か聞こえるうるさいな、せっかく好きなものに囲まれて幸せなのに。あれ…今度は何か揺れてきたぞ、地震か。』

 どんどん揺れが強くなっていき地面が割れて僕は割れ目に落ちた。

『わぁー…』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 死んだと思ったら子供部屋にいた。

「夢か。良かった。」

 ホッとしていたら長男のアインスが、
「アーニム、本当起きないよな。僕が起こそうとして20分経ったぞ。」と呆れた顔をしていた。

アーニム 「夢の中で地震が起きたのはアインスが揺らしたからか?」

アインス 「たぶんそうだぞ、お前が起きなかったから。毎日起こしてあげているから感謝してほしいよ。」

アーニム 「ありがとう。でも、夢の中で死にかけたからもう少し優しく起こしてくれよ。」

アインス 「お前が起きないからだよ。まぁ夢の中で死ぬのは目覚める合図らしいからいいんじゃないか。」

アーニム 「そうか、じゃあいいか。」

アインス 「ほら朝食食べに行くぞ。」

アーニム 「うん。」

 こんなタイミングで失礼。
 おいらの名前はアーニム·ヌーヴァ(7)、7つ子の4男。

 性格はマイペースで甘いものが大好き。

 クラスの人にはスイーツ豚と呼ばれている。

 体型がオークに似ているからって失礼なものだ。

 まぁ聞き流しているからどうでもいいけど。

 話を戻して。

 朝食を食べにダイニングに向かった。

 食べ終わったら、身支度。そして学校に向かう。

 学校にはワイバーンで向かう。

 おいらはきょうだい達よりも体重が重いのでひとまわり大きいワイバーン。

「プディン(おいらが乗るワイバーンの名前)いつも重くてごめん。」

「ギョギャーギュゲ、ギャギャウッ」

 別に余裕だから任せろと言っている気がした。

 学校に向かって到着した。

 ワイバーンは馬屋に預けた。

 いつもはこの後自分の教室に向かうけど今日は違う。 

 何故なら遠足があるから。

 だからこのまま学校の校庭の方に向かう。

 校庭に来たらクラスメイトが全員いた。
 
7つ子 「おはよう、」

他 「おはよう。」

 しばらくして先生が来た。

 軽く朝の会をしたらほうきに乗って目的地の近くの山に向かった。
 
 遠くまでほうきで向かうことはなかったし、体重が重いから途中で落ちないかドキドキした。

 目的地に到着した。

 空気が澄んでいて爽やかだった。
 しかし小さい虫がたくさんいてウザかった。

 それから午前中は薬草採取をしたり、小型魔物の観察をして終わった。

 お昼になった。

 お昼はいつもは食堂のランチだが、今日は家からお弁当を持参した。

 お母さんが気合を入れて作ったオークとヒポグリフのカツサンドだった。

 クラスメイトが羨ましそうに見ていたので1つあげたら代わりにバジリスクの卵焼きをもらった。
 
 美味しかった。

 午後は学校に戻って普通に授業をした。

 そして放課後になった。

 放課後はおいらと同じ甘いもの好き仲間と学校近くのカフェでスイーツを食べ比べて語り合う。

 今日は新製品ジャンボペガサスパフェを食べて感想を言い合った。
 味は普通のフルーツパフェだった。
 しかし形はペガサスみたいで女子が好きそうな見た目だった。
 仲間達に感想を聞いたら概ね好評だった。

 今度可愛いもの好きのトロワにここに連れてきておすすめしようと思う。
 
 しばらくして夕方になったので解散した。

 きょうだい達と合流して家に帰った。

 家に到着したらいい匂いがした。

 ·····今日は肉野菜炒めか、それにデザートにプリン。

 家の中に入った。 

7つ子 「ただいま。」

ナーダ 「おかえり。今日の夕食はオーク肉の野菜炒め、デザートはバジリスクのプリンよ。さっさと風呂に入っちゃいなさい。」

7つ子 「はーい。」
  
 風呂に入り終わって夕食。

ナーダ 「はい、手を合わさていただきます。」

7つ子 「いただきます。」

 食べ終わったら、歯磨きをして子供部屋に向かう。

 宿題を片付けて眠った。
 
 今日食べたジャンボペガサスパフェが増え続けて押しつぶされる夢を見た。
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