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閑話5 運営さんは横に置く
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朝の始業開始。
そのときに、運営チームでは短時間の朝礼が行われる。
サーバートラブルに対応するために、いつも誰かが夜勤で監視をする運営チームだ。皆が仕事を始めるときに帰る、夜勤当番の職員が必ず一人いる。
そのため、朝礼は全員が集まる唯一のタイミングでもある。
とは言っても、普段の朝礼に特別な話題はない。
連絡事項があればそれを、何もなく挨拶だけで終わることも多い。
その日はたまたま、連絡事項があった。
「連絡事項だが、開発チームから不正なログインが行われているとの連絡を受けた」
少しの沈黙と困惑。
誰も言葉には出していないが、表情が少し変わる。
「開発チームで確認したのは、街の中での戦闘行為。そして監視カメラの破壊だ。NPC殺害との関連は不明だが、街の中での戦闘行為が確認された以上、NPCの殺害も可能だろうということだ」
「えっと、班長」
「なんだ」
「不正ログインってどういうことっすか」
「ああ、その相手は、開発チームが直接確認している。だが、プレイヤーIDが存在しなかったそうだ」
「IDなしって、どうやって」
班長が首を振る。
「分からん。そっちは開発チームの仕事だ。正規ユーザーではないのにログインする方法があるんだろう」
このゲームのログイン方法は至って平凡だ。
ユーザーIDとパスワードを入力して、ログインする。
サーバー側では、ユーザーIDで接続するアバターを特定する。
アバターも所持品も、全てはサーバー上のデータに過ぎない。
不正ログインと言われるものは、大体のところ、他人のユーザーID,パスワードを使った不正アクセスだ。
存在しないものに接続することは出来ない。
ユーザーIDの存在しないアバターもまた、存在しない。そのはずだ。
「不正ログインについては開発チームが調べる。運営チームの仕事は別だ。ユーザーから不正アクセスに関連する問い合わせが来るかもしれん。今まで以上に、不正行為には注意を払ってくれ」
「班長」
「なんだ」
「注意って、具体的にはどうするんすか」
班長は首を竦める。
「開発チームに連絡すればいい」
そのときに、運営チームでは短時間の朝礼が行われる。
サーバートラブルに対応するために、いつも誰かが夜勤で監視をする運営チームだ。皆が仕事を始めるときに帰る、夜勤当番の職員が必ず一人いる。
そのため、朝礼は全員が集まる唯一のタイミングでもある。
とは言っても、普段の朝礼に特別な話題はない。
連絡事項があればそれを、何もなく挨拶だけで終わることも多い。
その日はたまたま、連絡事項があった。
「連絡事項だが、開発チームから不正なログインが行われているとの連絡を受けた」
少しの沈黙と困惑。
誰も言葉には出していないが、表情が少し変わる。
「開発チームで確認したのは、街の中での戦闘行為。そして監視カメラの破壊だ。NPC殺害との関連は不明だが、街の中での戦闘行為が確認された以上、NPCの殺害も可能だろうということだ」
「えっと、班長」
「なんだ」
「不正ログインってどういうことっすか」
「ああ、その相手は、開発チームが直接確認している。だが、プレイヤーIDが存在しなかったそうだ」
「IDなしって、どうやって」
班長が首を振る。
「分からん。そっちは開発チームの仕事だ。正規ユーザーではないのにログインする方法があるんだろう」
このゲームのログイン方法は至って平凡だ。
ユーザーIDとパスワードを入力して、ログインする。
サーバー側では、ユーザーIDで接続するアバターを特定する。
アバターも所持品も、全てはサーバー上のデータに過ぎない。
不正ログインと言われるものは、大体のところ、他人のユーザーID,パスワードを使った不正アクセスだ。
存在しないものに接続することは出来ない。
ユーザーIDの存在しないアバターもまた、存在しない。そのはずだ。
「不正ログインについては開発チームが調べる。運営チームの仕事は別だ。ユーザーから不正アクセスに関連する問い合わせが来るかもしれん。今まで以上に、不正行為には注意を払ってくれ」
「班長」
「なんだ」
「注意って、具体的にはどうするんすか」
班長は首を竦める。
「開発チームに連絡すればいい」
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