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第十章〜天使と悪魔〜①
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アースヘルムへと戻ったエルク、フィール、ライナス、ベルは、それぞれの荷を解く間もなく、中央教会へと足を運んでいた。
ヴァンはエクソシスト本部へと別れを告げ、まっすぐに歩いて行ったがその背にもう迷いはない。
四人は、中央教会の荘厳な扉をくぐり抜けたあと、まず礼拝堂に向かうことにした。
そこには変わらずに祈りを捧げるマリアの姿がある。
「……ただいま、マリア」
エルクが声をかけると、マリアはゆっくりと顔を上げて笑みを浮かべた。
「おかえりなさい。無事に戻ってきてくれて……本当にありがとう」
その言葉に、四人は自然と並び立ち、マリアとともに感謝を祈った。
祭の華やかさとは異なる静かで厳かなひとときに、心を落ち着かせる四人。
だが、それは同時に彼らにとって『始まりの時間』でもある。
「あれ?エルク、背が伸びた?」
「んな数日で伸びるかよ」
「でも、前まで私よりちょっと大きいくらいだったのに、結構差ができてない?」
そう言って、マリアは自身の身体をずいっとエルクに寄せた。
不意に距離を詰められたエルクは、思わず肩を引きつつ顔を赤らめる。
「ちょ、ちょっとマリア……近いって……!」
「え?なにが?測ってるだけよ?」
にこにこと屈託のない笑みを浮かべるマリアに、エルクはますます居心地が悪そうに視線を彷徨わせる。
「いや、そのっ……あまり近いと俺が困るっていうか……!」
すると、そのやりとりを見ていたライナスが腕を組みながらため息を漏らした。
「ほんっと、不器用だよな。兄貴って」
「うん、でも見てて和むよねー」
フィールも穏やかに笑い、ベルに至っては小声で「青春……」と呟いていた。
「背ぇ、伸びてねーから……!もういいだろっ……!」
顔を真っ赤にして取り乱すエルクの姿に、礼拝堂の空気は自然と柔らかな笑いに包まれた。
けれど、そんな穏やかなひとときは、まるで空気の温度が一変するかのように―――ある足音によって破られる。
「お前たち四人、そしてマリア―――大切な話がある」
そう言って礼拝堂に入ってきたのはロイドだった。
隣にはバールの姿もあり、二人は並んで静かに歩を進めてきたのだ。
「執務室へ来なさい。すぐにだ」
ロイドの言葉は、いつも通りの穏やかな調子だった。
だが、その奥にある『異変』を、誰もが感じ取る。
「……わかった」
エルクたちの笑顔が、すっと引き締まった。
ライナスも腕を組み直し、ベルは言葉を飲み込むように押し黙る。
そしてマリアが神前に一礼すると、一同は礼拝堂をあとにした。
礼拝堂の扉が閉まる音が遠くに聞こえ、それはまるで穏やかな日常が幕を閉じた合図のように感じる。
「執務室には先客がいる。お前たちもよく知ってる人だ」
ロイドはそう言いながら、執務室の扉を開けた。
エルクたちが中に入ると、そこに―――『イーネ』の姿があったのだ。
「なんでイーネが……?」
疑問に思うエルクたちに、ロイドは座るよう指示。
訝しげに視線を交わしながらも、彼らは腰を下ろした。
「まずはお前たちが見てきたことを―――順を追って話してくれ。ラインバーグからだ」
その一言に、空気がぴんと張り詰めた。
そしてフィールが頷き、ゆっくりと口を開いた。
「一週間ほど前、ラインバーグに調査に行ったときにマモンとクロスに襲われました。そこで……バレンシアさんというサマナーを失いました」
フィールは言葉を丁寧に紡ぎ、淡々と語った。
エルクが隣で拳を握りしめるのを肌で感じつつも、割り切るように語り続けたのだ。
「クロスは、影を操ってマモンと一緒に行動していました。けれど、交戦中に動きが鈍ったりと、彼自身、完全に組織に染まっていたわけではなかった……そう思います」
フィールの言葉に続くように、ライナスも言う。
「それとあのとき、赤い髪の男を思い出した。三年前に祠で見た奴だ、間違いない」
バールは「ココル村の調査でも目撃されている」と低く呟き、ロイドは頷きながらライナスの言葉に鋭い視線を向けた。
「その男の存在が確かなら、崇拝教は確実に『同じ型』の儀式を繰り返していることになる」
すると、ぐっと拳を握りしめていたエルクが少し視線を上げた。
その目はある一点を見据えている。
「……俺たちの故郷を潰したやつが……まだ動いてるってことだな」
その言葉には、静かな怒りが宿っていた。
そんなエルクを暴走させないように、フィールが淡々と説明を続ける。
「それに、ココル村では壊れた祠の跡と、大量の虫の死骸、獣の体毛が確認されました。バレンシアさんが亡くなったとき、東の空で落雷があったのを確認しています。おそらくそこで、『対となる存在』の封印が解かれたのではないかと。バレンシアさんは―――ウリエルのサマナーだったので」
そのとき、マリアの肩がピクリと震えた。
そして、次のロイドの言葉がそれを裏付ける。
「……その件に関して、お前たちに明かさねばならぬことがある」
その声は―――今までにないほど重く静かだった。
『伝える』ではなく『明かさねばならぬ』という言葉に、一同は重みを感じたのだ。
ロイドはマリアに視線を向け、その視線をエルクにずらしてこう告げたのだ。
「マリアは―――美徳の天使『忍耐のアズラエル』と契約をしている天使のサマナーだ」
ヴァンはエクソシスト本部へと別れを告げ、まっすぐに歩いて行ったがその背にもう迷いはない。
四人は、中央教会の荘厳な扉をくぐり抜けたあと、まず礼拝堂に向かうことにした。
そこには変わらずに祈りを捧げるマリアの姿がある。
「……ただいま、マリア」
エルクが声をかけると、マリアはゆっくりと顔を上げて笑みを浮かべた。
「おかえりなさい。無事に戻ってきてくれて……本当にありがとう」
その言葉に、四人は自然と並び立ち、マリアとともに感謝を祈った。
祭の華やかさとは異なる静かで厳かなひとときに、心を落ち着かせる四人。
だが、それは同時に彼らにとって『始まりの時間』でもある。
「あれ?エルク、背が伸びた?」
「んな数日で伸びるかよ」
「でも、前まで私よりちょっと大きいくらいだったのに、結構差ができてない?」
そう言って、マリアは自身の身体をずいっとエルクに寄せた。
不意に距離を詰められたエルクは、思わず肩を引きつつ顔を赤らめる。
「ちょ、ちょっとマリア……近いって……!」
「え?なにが?測ってるだけよ?」
にこにこと屈託のない笑みを浮かべるマリアに、エルクはますます居心地が悪そうに視線を彷徨わせる。
「いや、そのっ……あまり近いと俺が困るっていうか……!」
すると、そのやりとりを見ていたライナスが腕を組みながらため息を漏らした。
「ほんっと、不器用だよな。兄貴って」
「うん、でも見てて和むよねー」
フィールも穏やかに笑い、ベルに至っては小声で「青春……」と呟いていた。
「背ぇ、伸びてねーから……!もういいだろっ……!」
顔を真っ赤にして取り乱すエルクの姿に、礼拝堂の空気は自然と柔らかな笑いに包まれた。
けれど、そんな穏やかなひとときは、まるで空気の温度が一変するかのように―――ある足音によって破られる。
「お前たち四人、そしてマリア―――大切な話がある」
そう言って礼拝堂に入ってきたのはロイドだった。
隣にはバールの姿もあり、二人は並んで静かに歩を進めてきたのだ。
「執務室へ来なさい。すぐにだ」
ロイドの言葉は、いつも通りの穏やかな調子だった。
だが、その奥にある『異変』を、誰もが感じ取る。
「……わかった」
エルクたちの笑顔が、すっと引き締まった。
ライナスも腕を組み直し、ベルは言葉を飲み込むように押し黙る。
そしてマリアが神前に一礼すると、一同は礼拝堂をあとにした。
礼拝堂の扉が閉まる音が遠くに聞こえ、それはまるで穏やかな日常が幕を閉じた合図のように感じる。
「執務室には先客がいる。お前たちもよく知ってる人だ」
ロイドはそう言いながら、執務室の扉を開けた。
エルクたちが中に入ると、そこに―――『イーネ』の姿があったのだ。
「なんでイーネが……?」
疑問に思うエルクたちに、ロイドは座るよう指示。
訝しげに視線を交わしながらも、彼らは腰を下ろした。
「まずはお前たちが見てきたことを―――順を追って話してくれ。ラインバーグからだ」
その一言に、空気がぴんと張り詰めた。
そしてフィールが頷き、ゆっくりと口を開いた。
「一週間ほど前、ラインバーグに調査に行ったときにマモンとクロスに襲われました。そこで……バレンシアさんというサマナーを失いました」
フィールは言葉を丁寧に紡ぎ、淡々と語った。
エルクが隣で拳を握りしめるのを肌で感じつつも、割り切るように語り続けたのだ。
「クロスは、影を操ってマモンと一緒に行動していました。けれど、交戦中に動きが鈍ったりと、彼自身、完全に組織に染まっていたわけではなかった……そう思います」
フィールの言葉に続くように、ライナスも言う。
「それとあのとき、赤い髪の男を思い出した。三年前に祠で見た奴だ、間違いない」
バールは「ココル村の調査でも目撃されている」と低く呟き、ロイドは頷きながらライナスの言葉に鋭い視線を向けた。
「その男の存在が確かなら、崇拝教は確実に『同じ型』の儀式を繰り返していることになる」
すると、ぐっと拳を握りしめていたエルクが少し視線を上げた。
その目はある一点を見据えている。
「……俺たちの故郷を潰したやつが……まだ動いてるってことだな」
その言葉には、静かな怒りが宿っていた。
そんなエルクを暴走させないように、フィールが淡々と説明を続ける。
「それに、ココル村では壊れた祠の跡と、大量の虫の死骸、獣の体毛が確認されました。バレンシアさんが亡くなったとき、東の空で落雷があったのを確認しています。おそらくそこで、『対となる存在』の封印が解かれたのではないかと。バレンシアさんは―――ウリエルのサマナーだったので」
そのとき、マリアの肩がピクリと震えた。
そして、次のロイドの言葉がそれを裏付ける。
「……その件に関して、お前たちに明かさねばならぬことがある」
その声は―――今までにないほど重く静かだった。
『伝える』ではなく『明かさねばならぬ』という言葉に、一同は重みを感じたのだ。
ロイドはマリアに視線を向け、その視線をエルクにずらしてこう告げたのだ。
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