46 / 97
第十章〜天使と悪魔〜④
しおりを挟む
その後、人が出払った中央教会は、廊下に響く足音だけがやけに大きく感じられた。
夜の帳が降り、教会の廊下には灯りがまばらに灯っている。
「……おやすみ、マリア。イーネ。」
「エルクたちも、おやすみ。今日もありがとう」
マリアとイーネを部屋に送り届けたあと、エルクとライナスは廊下に残っていた。
柔らかな灯りに照らされた扉が静かに閉じられたあと、夜番の教会員たちが現れる。
「このあとは、我々が担当します。しばらくお休みください」
丁寧に告げられたその言葉に、エルクとライナスは頷いた。
そして、交代の準備が完全に整ったことを確認し、彼らは廊下をゆっくりと歩き出したのだ。
その足取りには、悔しさと自分への問いが感じられる。
「俺たちじゃ……まだ足りないんだな」
ライナスがぼそりと呟くと、エルクは拳を握ったまま頷いた。
そして、二人が無言のまま歩いていくと、彼らに向かって近づいて来る足音がひとつ、廊下の奥から響いてきたのだ。
振り返ると、そこにロイドの姿がある。
「エルク、ライナス。少し来てくれ。話がある」
その声音には、いつもと違うどこか切実な響きがあった。
二人は無言で頷き、並んで廊下を歩き始める。
夜の教会は静まり返っており、時折、外を吹き抜ける風の音だけが窓をかすかに揺らしていた。
そして、しばらく歩いたのち、ロイドが口を開く。
「……お前たち二人には、そろそろ伝えなければならないと思っていたんだ。この先、俺もいつ命を落とすかわからんからな」
あまりに唐突な言葉に、エルクとライナスは思わず顔を見合わせる。
「何の話だよ」
「意味がわからないんだけど……」
困惑の表情を浮かべる二人にロイドは立ち止まり、振り返った。
そして、二人にある質問を投げかける。
「俺の名前はなんだ?」
「は?名前って……『ロイド=フリージア』だろ?」
エルクが戸惑いながら答えると、ロイドはわずかに笑みを浮かべた。
「『表向きは』な。だが、本当の名は―――『ロイド=フリードマン』だ」
その言葉に、エルクとライナスの周りの空気が止まる。
まるで、空間そのものが一瞬凍りついたかのように、二人の表情から言葉が消えたのだ。
聞き間違いなどではなく、エルクたちと同じ『フリードマン』という姓が、たしかにそこにあった。
「お、おい……それ、どういう―――」
「俺たちと……同じ……」
まるで冗談のような話に、理解が追いつかない。
「な、何言ってるんだよ、そんな冗談……」
エルクが苦笑いするものの、ロイドは真剣な眼差しではっきりと言った。
「冗談ではないし、嘘でもない。俺は―――お前たちの父親だ。ずっと隠していて、すまなかった」
その瞬間、二人は時が止まってしまったかのように息をするのを忘れた。
「は……?」
エルクは一瞬、まばたきすらも忘れ、そして―――
「はぁ!?何言ってんだよ、いきなり……!!」
と、声を上げてロイドに詰め寄ったのだ。
「意味がわからねぇ!俺たちには物心ついたときから父親なんていなかった!母さんとライナスと三人でずっと暮らしてきたんだ!今さら……今さら父親だなんて言われて、納得できるわけねぇだろ!!」
顔を真っ赤にして叫ぶエルクの隣でライナスも唇を引き結び、怒りを滲ませる。
「なんで今……そんな話を……?」
ライナスの言葉に、ロイドは二人の視線を正面から受け止め、ゆっくりと語り始める。
「……俺は元々『神持ち』のサマナーとしてリーンズ村の祠を守る任に就いていたんだ」
その言葉に、エルクとライナスは目を見開いた。
自分たちの故郷の名がロイドの口から出るとは思ってもみなかったのだ。
「そこで出会ったのが、お前たちの母親―――『ラファエル』のサマナー、リーシャだ」
告げられたその名に、二人は思わず息を呑んだ。
母の名を、ロイドが知っている―――それだけで『作り話』ではないとわかってしまったのだ。
「俺たちは惹かれ合い、結婚した。そして……エルク、お前が生まれ、翌年にはライナスがリーシャの腹にいた」
「……っ」
二人は言葉が出なかった。
自分たちの生まれに、こんな物語があったなど想像したこともなかったのだ。
「だが―――その矢先、中央教会である異変が起きた。……当時の教皇が崩御し、混乱のなか次期教皇候補として俺の名が挙がったんだ」
ロイドはオーディンと契約していることから、教会のなかでも最上級の『神持ち』として教会から求められる立場にあった。
「オーディンって……」
「同じころ、教会はリーシャが『美徳の天使』のサマナーであることに気づいた。彼女が契約していた謙虚のラファエルは、教会にとってあまりにも大きすぎる存在だったんだ」
その言葉のあと、ロイドはふと顔を上げた。
夜の教会の窓には、ほのかに月明かりが差し込んでいる。
その光に照らされながら、彼はまるで遥か昔の景色を見るかのように、遠くを見つめた。
「そして……教会は俺に『選択』を迫ったんだ。家族を取るか―――それとも『教皇』としての使命を取るか、とな」
静かながらも、その言葉には明らかな苦味がある。
まるで、そのときの選択を悔いるかのように、ロイドは目を伏せた。
「俺は……迷った。どちらを選んでも、誰かを傷つけることになる。……だが、リーシャは俺に言ってくれたんだ。『私はここで祠を守るから、あなたはあなたの使命を果たして』ってな」
その後、教皇としての任を受け入れたロイドは、改革のために奔走したと語った。
夜の教会は、相変わらず静かで、廊下にある灯りが廊下の影をゆっくりと揺らしている。
その光のなか、ロイドの声だけが低く響いていたのだ。
「当時の枢機卿たちは、己の保身ばかり考える連中だった。責任は押しつけ合い、民の命よりも自分の座を守ることに必死だったのだ。……教皇という立場も、正直『与えられた』というより『押しつけられた』ようなものだった。
苦笑しながらも、その瞳には深い疲れが滲んでいた。
それは、立つものが背負うものの重さ、そして家族を残してきた男の後悔の色でもあったのだ。
「それでも……やっぱり心配だった。リーシャとお前たちのことが」
ふいに視線を戻したロイドは、エルクとライナスに視線を合わせた。
それは、『教皇』としての視線ではなく、ただの……『父親』のように見える。
「だから俺は、オーディンに頼み込んだ。二人の子に、それぞれ『神の見張り』を―――」
「見張り……?」
「あぁ。エルクには『狡知神ロキ』、ライナスには『雷神トール』。お前たちのそばに、常に神の目があるようにしてもらったんだ。いざというときには、その目が導いてくれるように、と」
エルクは目を見開き、そしてぽつりと呟いた。
「……だから、俺たちみたいなガキでも神と契約できたのか……ライナスがこうなったときも……」
その言葉に、ロイドは頷く。
「そうだ。教会を立て直すことばかりに夢中になって……ロキやトールにお前たちのすべてを任せきりにしてしまった。そして、三年前のあの日、リーンズ村で災害が起きた」
その瞬間、ライナスが小さく息を呑んだ。
ロイドの声が、さらに低くなる。
「あの日、すぐに西支部のバズに連絡を取り現地に向かわせた。だが……そこはもう、ほとんど何も残っていなかった」
ロイドの拳に力が入る。
その目には、あの日を追体験しているかのような痛みが見えそうだった。
「エルクとフィールが生き残ったと聞き、俺は決めたんだ。今度こそ、この手で守って見せる、と」
そう言ってロイドはエルクとライナスに向き直り、深く―――頭を下げた。
「二人とも、本当に悪かった。不甲斐ない父で……すまない」
その姿に、エルクとライナスは初めて『父』を見た気がした。
しばらくのあいだ沈黙が流れ、エルクは強く握っていた拳を緩める。
そして―――
「……『父さん』、でいいのか……?」
その声は、怒りでも疑念でもなかった。
ただ―――確かめたかっただけだった。
その声に続くように、ライナスも声を震わせながら言う。
「……父さん」
二人から初めて言われた『父』という言葉に、ロイドはゆっくりと顔を上げた。
目元にはうっすらと涙が滲んでいるものの、表情は笑顔だ。
「ああ……」
その一言に、張り詰めていた空気が解けていく。
まるで、長い旅路の果てにようやくたどり着いたようなぬくもりが、そこにあったのだ。
だが―――その穏やかな時間は、突如として破られることになる。
「へぇー……なるほどね。彼も面白いことを考えるなぁ……」
夜の帳が降り、教会の廊下には灯りがまばらに灯っている。
「……おやすみ、マリア。イーネ。」
「エルクたちも、おやすみ。今日もありがとう」
マリアとイーネを部屋に送り届けたあと、エルクとライナスは廊下に残っていた。
柔らかな灯りに照らされた扉が静かに閉じられたあと、夜番の教会員たちが現れる。
「このあとは、我々が担当します。しばらくお休みください」
丁寧に告げられたその言葉に、エルクとライナスは頷いた。
そして、交代の準備が完全に整ったことを確認し、彼らは廊下をゆっくりと歩き出したのだ。
その足取りには、悔しさと自分への問いが感じられる。
「俺たちじゃ……まだ足りないんだな」
ライナスがぼそりと呟くと、エルクは拳を握ったまま頷いた。
そして、二人が無言のまま歩いていくと、彼らに向かって近づいて来る足音がひとつ、廊下の奥から響いてきたのだ。
振り返ると、そこにロイドの姿がある。
「エルク、ライナス。少し来てくれ。話がある」
その声音には、いつもと違うどこか切実な響きがあった。
二人は無言で頷き、並んで廊下を歩き始める。
夜の教会は静まり返っており、時折、外を吹き抜ける風の音だけが窓をかすかに揺らしていた。
そして、しばらく歩いたのち、ロイドが口を開く。
「……お前たち二人には、そろそろ伝えなければならないと思っていたんだ。この先、俺もいつ命を落とすかわからんからな」
あまりに唐突な言葉に、エルクとライナスは思わず顔を見合わせる。
「何の話だよ」
「意味がわからないんだけど……」
困惑の表情を浮かべる二人にロイドは立ち止まり、振り返った。
そして、二人にある質問を投げかける。
「俺の名前はなんだ?」
「は?名前って……『ロイド=フリージア』だろ?」
エルクが戸惑いながら答えると、ロイドはわずかに笑みを浮かべた。
「『表向きは』な。だが、本当の名は―――『ロイド=フリードマン』だ」
その言葉に、エルクとライナスの周りの空気が止まる。
まるで、空間そのものが一瞬凍りついたかのように、二人の表情から言葉が消えたのだ。
聞き間違いなどではなく、エルクたちと同じ『フリードマン』という姓が、たしかにそこにあった。
「お、おい……それ、どういう―――」
「俺たちと……同じ……」
まるで冗談のような話に、理解が追いつかない。
「な、何言ってるんだよ、そんな冗談……」
エルクが苦笑いするものの、ロイドは真剣な眼差しではっきりと言った。
「冗談ではないし、嘘でもない。俺は―――お前たちの父親だ。ずっと隠していて、すまなかった」
その瞬間、二人は時が止まってしまったかのように息をするのを忘れた。
「は……?」
エルクは一瞬、まばたきすらも忘れ、そして―――
「はぁ!?何言ってんだよ、いきなり……!!」
と、声を上げてロイドに詰め寄ったのだ。
「意味がわからねぇ!俺たちには物心ついたときから父親なんていなかった!母さんとライナスと三人でずっと暮らしてきたんだ!今さら……今さら父親だなんて言われて、納得できるわけねぇだろ!!」
顔を真っ赤にして叫ぶエルクの隣でライナスも唇を引き結び、怒りを滲ませる。
「なんで今……そんな話を……?」
ライナスの言葉に、ロイドは二人の視線を正面から受け止め、ゆっくりと語り始める。
「……俺は元々『神持ち』のサマナーとしてリーンズ村の祠を守る任に就いていたんだ」
その言葉に、エルクとライナスは目を見開いた。
自分たちの故郷の名がロイドの口から出るとは思ってもみなかったのだ。
「そこで出会ったのが、お前たちの母親―――『ラファエル』のサマナー、リーシャだ」
告げられたその名に、二人は思わず息を呑んだ。
母の名を、ロイドが知っている―――それだけで『作り話』ではないとわかってしまったのだ。
「俺たちは惹かれ合い、結婚した。そして……エルク、お前が生まれ、翌年にはライナスがリーシャの腹にいた」
「……っ」
二人は言葉が出なかった。
自分たちの生まれに、こんな物語があったなど想像したこともなかったのだ。
「だが―――その矢先、中央教会である異変が起きた。……当時の教皇が崩御し、混乱のなか次期教皇候補として俺の名が挙がったんだ」
ロイドはオーディンと契約していることから、教会のなかでも最上級の『神持ち』として教会から求められる立場にあった。
「オーディンって……」
「同じころ、教会はリーシャが『美徳の天使』のサマナーであることに気づいた。彼女が契約していた謙虚のラファエルは、教会にとってあまりにも大きすぎる存在だったんだ」
その言葉のあと、ロイドはふと顔を上げた。
夜の教会の窓には、ほのかに月明かりが差し込んでいる。
その光に照らされながら、彼はまるで遥か昔の景色を見るかのように、遠くを見つめた。
「そして……教会は俺に『選択』を迫ったんだ。家族を取るか―――それとも『教皇』としての使命を取るか、とな」
静かながらも、その言葉には明らかな苦味がある。
まるで、そのときの選択を悔いるかのように、ロイドは目を伏せた。
「俺は……迷った。どちらを選んでも、誰かを傷つけることになる。……だが、リーシャは俺に言ってくれたんだ。『私はここで祠を守るから、あなたはあなたの使命を果たして』ってな」
その後、教皇としての任を受け入れたロイドは、改革のために奔走したと語った。
夜の教会は、相変わらず静かで、廊下にある灯りが廊下の影をゆっくりと揺らしている。
その光のなか、ロイドの声だけが低く響いていたのだ。
「当時の枢機卿たちは、己の保身ばかり考える連中だった。責任は押しつけ合い、民の命よりも自分の座を守ることに必死だったのだ。……教皇という立場も、正直『与えられた』というより『押しつけられた』ようなものだった。
苦笑しながらも、その瞳には深い疲れが滲んでいた。
それは、立つものが背負うものの重さ、そして家族を残してきた男の後悔の色でもあったのだ。
「それでも……やっぱり心配だった。リーシャとお前たちのことが」
ふいに視線を戻したロイドは、エルクとライナスに視線を合わせた。
それは、『教皇』としての視線ではなく、ただの……『父親』のように見える。
「だから俺は、オーディンに頼み込んだ。二人の子に、それぞれ『神の見張り』を―――」
「見張り……?」
「あぁ。エルクには『狡知神ロキ』、ライナスには『雷神トール』。お前たちのそばに、常に神の目があるようにしてもらったんだ。いざというときには、その目が導いてくれるように、と」
エルクは目を見開き、そしてぽつりと呟いた。
「……だから、俺たちみたいなガキでも神と契約できたのか……ライナスがこうなったときも……」
その言葉に、ロイドは頷く。
「そうだ。教会を立て直すことばかりに夢中になって……ロキやトールにお前たちのすべてを任せきりにしてしまった。そして、三年前のあの日、リーンズ村で災害が起きた」
その瞬間、ライナスが小さく息を呑んだ。
ロイドの声が、さらに低くなる。
「あの日、すぐに西支部のバズに連絡を取り現地に向かわせた。だが……そこはもう、ほとんど何も残っていなかった」
ロイドの拳に力が入る。
その目には、あの日を追体験しているかのような痛みが見えそうだった。
「エルクとフィールが生き残ったと聞き、俺は決めたんだ。今度こそ、この手で守って見せる、と」
そう言ってロイドはエルクとライナスに向き直り、深く―――頭を下げた。
「二人とも、本当に悪かった。不甲斐ない父で……すまない」
その姿に、エルクとライナスは初めて『父』を見た気がした。
しばらくのあいだ沈黙が流れ、エルクは強く握っていた拳を緩める。
そして―――
「……『父さん』、でいいのか……?」
その声は、怒りでも疑念でもなかった。
ただ―――確かめたかっただけだった。
その声に続くように、ライナスも声を震わせながら言う。
「……父さん」
二人から初めて言われた『父』という言葉に、ロイドはゆっくりと顔を上げた。
目元にはうっすらと涙が滲んでいるものの、表情は笑顔だ。
「ああ……」
その一言に、張り詰めていた空気が解けていく。
まるで、長い旅路の果てにようやくたどり着いたようなぬくもりが、そこにあったのだ。
だが―――その穏やかな時間は、突如として破られることになる。
「へぇー……なるほどね。彼も面白いことを考えるなぁ……」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる